4 / 81
第四話
しおりを挟む
大学に合格したあと、東京にでてきて最初にアパート探しをしました。
最初どうしていいのかわからなかったのですが、大学の掲示板にアパートの紹介業者がいくつか掲示されているので、そこに言ってみました。
大学の近くの方がいいですよね、ちょうと今年卒業して空く部屋があるからと案内されました。
お風呂がなかったのですが、銭湯は近くにあるからと言われました。
大学の授業が始まってからしばらくして、夕飯のおかずを買いに近所のスーパーにいきました。
スーパーのなかを買い物カゴをさげて行ったりきたりしていると、すぐ目の前に見覚えのある女性が買い物をしていました。
コーラス部の先輩の野口さんでした。
野口さんも私にきがついたらしくて、驚いたような顔をして「どうしてこんなところにいるの」と私に声をかけてきました。
私が「アパートが近くなんです」と答えると、もっと驚いた顔をしていました。
「ちょうどよかった、これから講演会に来ない」と野口さんが言います。
私はこれから講演会にとか急に言われてびっくりしまた。
「とても有名な歌手の講演会でとてもためになるから」と言います。
確かに私もテレビでよく見る歌手の名前でした。
「すぐ近所で見れるから、ここから5分でいけるの、絶対きて」と言われて、夕食のおかずを持ったまま講演会に行くことにしました。
案内されてついていくと、連れて行かれた場所は近所の市民会館のような建物でした。
中にはいると、広い講堂になっていて床は絨毯でそのまま座るようになっていました。
私は野口さんと一緒に、空いている所に座りました。
しばらくして、司会の人が挨拶をしました。
しかし、どうもどっかの宗教団体の人のようでした。
紹介されて歌手の人が舞台に登場しました。
たしかに、テレビでよくみる有名な歌手に間違いありませんでした。
いったいなんの話が始まるのかと思って聞いていると、始まったのは宗教の話でした。
この宗教にであって、いかに自分が生まれ変わってすばらしい人生を歩むようになったかの話が延々と続きました。
私はすこし退屈になり、なんとか早めにでようと思いましたが、野口さんは「全部聞いていきましょう、こんな機会はもう二度とありませんから」と言ってゆずりませんでした。
ようやく講演が終わって私が帰ろうとすると青年部長さんに紹介されました。
私はまた話が長くなると思って「じゃあ失礼します」と言って早めに出ようとしました。
帰りに、青年部長さんが私のアパートまで送ってくれました。
ちょっと素敵な感じの男性だったので、お茶でもと誘って部屋に上がってもらうと、また宗教団体に入りませんかと誘われました。
私は断わりましたが、繰り返し繰り返し同じ話を繰り返して、いつまで立っても帰ってくれませんでした。
話を聞いている内こんなに熱心に誘ってくれるのなら入った方がいいと思えてきました。
しかし、やっぱりよく考えた方がいいし、宗教など絶対いいことはないと思いました。
でも、青年部長さんは結構素敵だし、入ればいつも一緒にいられるのかと思うと心が迷いました。
夜の12時近くになってもまだ帰らないので、私はどうしようかと思いました。
私はお布団を敷けば、さすがにもう帰ってくれるだろうと思いつきました。
それで押入をあけてお布団を出して、青年部長さんの目の前にわざとしきました。
しかし、青年部長さんは平然とした顔でまだ話を続けていました。
いったいどうやって帰ってもらおうかと思案していると急に青年部長さんの携帯が鳴り「あ、今すぐ行きます」と青年部長さんが返事をして電話を切りました。
私はやれやれこれでやっと解放されると思って、青年部長さんが出て行ったあとパジャマに着替えてお布団の中に入ろうとしました。
ちょうど枕元に黒い鞄がありさっき青年部長さんが置き忘れていったらしいと気が付きました。
すると急に玄関のベルが鳴りました。
私はきっと青年部長さんが忘れ物を取りに来たと思って、パジャマ姿のまま玄関のドアを開けました。
ドアの前に立っていたのは見知らぬ男で手に洗剤を持っていました。
「奥さん、洗剤いらない、新聞とってくれたらタダで上げるよ」と言いながら男は部屋の様子を伺いました。
部屋に布団が敷いてあるのを見つけると男の視線は私のパジャマの胸に注がれてきました。
男は私を押しのけるようにして部屋に上がり込むと、私をお布団の上に押し倒してきました。
逃げられない時は従うしかないと、子宮が命じる声が私の身体に響いてきました。
私の身体を包み込んだ欲望の渦は、すぐには激しくならずに、私の感触を楽しんでいるようでした。
しだいに激しさを増す欲望には抵抗する気力もなくなるほどの荒々しさがありました。
支配者の欲望に従順に従うことだけが、私に許された最後の希望でした。
逃げることの出来ない快楽の時が始まったことを私は思い知らされました。
子宮からあふれる潮の流れがつま先から頭のてっぺんまでを奔流となって走り抜けていきました。
支配者に従属するのが女の宿命だと私は心のそこから思い知らされました。
男の繰り返す律動は最後の時が間近だと私の身体に告げると、震えながらしっかりと奧まで届いてきました。
廃墟となった私の身体を、男は最後の一突きで貫き通しました。
最初どうしていいのかわからなかったのですが、大学の掲示板にアパートの紹介業者がいくつか掲示されているので、そこに言ってみました。
大学の近くの方がいいですよね、ちょうと今年卒業して空く部屋があるからと案内されました。
お風呂がなかったのですが、銭湯は近くにあるからと言われました。
大学の授業が始まってからしばらくして、夕飯のおかずを買いに近所のスーパーにいきました。
スーパーのなかを買い物カゴをさげて行ったりきたりしていると、すぐ目の前に見覚えのある女性が買い物をしていました。
コーラス部の先輩の野口さんでした。
野口さんも私にきがついたらしくて、驚いたような顔をして「どうしてこんなところにいるの」と私に声をかけてきました。
私が「アパートが近くなんです」と答えると、もっと驚いた顔をしていました。
「ちょうどよかった、これから講演会に来ない」と野口さんが言います。
私はこれから講演会にとか急に言われてびっくりしまた。
「とても有名な歌手の講演会でとてもためになるから」と言います。
確かに私もテレビでよく見る歌手の名前でした。
「すぐ近所で見れるから、ここから5分でいけるの、絶対きて」と言われて、夕食のおかずを持ったまま講演会に行くことにしました。
案内されてついていくと、連れて行かれた場所は近所の市民会館のような建物でした。
中にはいると、広い講堂になっていて床は絨毯でそのまま座るようになっていました。
私は野口さんと一緒に、空いている所に座りました。
しばらくして、司会の人が挨拶をしました。
しかし、どうもどっかの宗教団体の人のようでした。
紹介されて歌手の人が舞台に登場しました。
たしかに、テレビでよくみる有名な歌手に間違いありませんでした。
いったいなんの話が始まるのかと思って聞いていると、始まったのは宗教の話でした。
この宗教にであって、いかに自分が生まれ変わってすばらしい人生を歩むようになったかの話が延々と続きました。
私はすこし退屈になり、なんとか早めにでようと思いましたが、野口さんは「全部聞いていきましょう、こんな機会はもう二度とありませんから」と言ってゆずりませんでした。
ようやく講演が終わって私が帰ろうとすると青年部長さんに紹介されました。
私はまた話が長くなると思って「じゃあ失礼します」と言って早めに出ようとしました。
帰りに、青年部長さんが私のアパートまで送ってくれました。
ちょっと素敵な感じの男性だったので、お茶でもと誘って部屋に上がってもらうと、また宗教団体に入りませんかと誘われました。
私は断わりましたが、繰り返し繰り返し同じ話を繰り返して、いつまで立っても帰ってくれませんでした。
話を聞いている内こんなに熱心に誘ってくれるのなら入った方がいいと思えてきました。
しかし、やっぱりよく考えた方がいいし、宗教など絶対いいことはないと思いました。
でも、青年部長さんは結構素敵だし、入ればいつも一緒にいられるのかと思うと心が迷いました。
夜の12時近くになってもまだ帰らないので、私はどうしようかと思いました。
私はお布団を敷けば、さすがにもう帰ってくれるだろうと思いつきました。
それで押入をあけてお布団を出して、青年部長さんの目の前にわざとしきました。
しかし、青年部長さんは平然とした顔でまだ話を続けていました。
いったいどうやって帰ってもらおうかと思案していると急に青年部長さんの携帯が鳴り「あ、今すぐ行きます」と青年部長さんが返事をして電話を切りました。
私はやれやれこれでやっと解放されると思って、青年部長さんが出て行ったあとパジャマに着替えてお布団の中に入ろうとしました。
ちょうど枕元に黒い鞄がありさっき青年部長さんが置き忘れていったらしいと気が付きました。
すると急に玄関のベルが鳴りました。
私はきっと青年部長さんが忘れ物を取りに来たと思って、パジャマ姿のまま玄関のドアを開けました。
ドアの前に立っていたのは見知らぬ男で手に洗剤を持っていました。
「奥さん、洗剤いらない、新聞とってくれたらタダで上げるよ」と言いながら男は部屋の様子を伺いました。
部屋に布団が敷いてあるのを見つけると男の視線は私のパジャマの胸に注がれてきました。
男は私を押しのけるようにして部屋に上がり込むと、私をお布団の上に押し倒してきました。
逃げられない時は従うしかないと、子宮が命じる声が私の身体に響いてきました。
私の身体を包み込んだ欲望の渦は、すぐには激しくならずに、私の感触を楽しんでいるようでした。
しだいに激しさを増す欲望には抵抗する気力もなくなるほどの荒々しさがありました。
支配者の欲望に従順に従うことだけが、私に許された最後の希望でした。
逃げることの出来ない快楽の時が始まったことを私は思い知らされました。
子宮からあふれる潮の流れがつま先から頭のてっぺんまでを奔流となって走り抜けていきました。
支配者に従属するのが女の宿命だと私は心のそこから思い知らされました。
男の繰り返す律動は最後の時が間近だと私の身体に告げると、震えながらしっかりと奧まで届いてきました。
廃墟となった私の身体を、男は最後の一突きで貫き通しました。
0
お気に入りに追加
10
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
大嫌いな歯科医は変態ドS眼鏡!
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
……歯が痛い。
でも、歯医者は嫌いで痛み止めを飲んで我慢してた。
けれど虫歯は歯医者に行かなきゃ治らない。
同僚の勧めで痛みの少ない治療をすると評判の歯科医に行ったけれど……。
そこにいたのは変態ドS眼鏡の歯科医だった!?
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる