【完結】淫獄の玩具箱

asami

文字の大きさ
上 下
127 / 181

第二十七話

しおりを挟む
 俺はセンター試験の準備のため夜遅くまで勉強していた。
俺は腹がへってきたのでひとまず勉強を途中でやめてコンビニに出かけた。
助六寿司を買って部屋に戻ろうとして横断歩道を渡ろうとすると急にダンプカーが信号無視で突っ込んできた。
すぐ目の前を歩いている女子高生がトラックにひかれそうになったのを見て俺は必死で女子高生を突き飛ばした。
俺の身体はトラックにぶつかって宙に跳ね飛ばされた。
目が醒めたとき俺はベッドに寝ていた。
トラックの事故に遭ったあと病院に搬送されたらしい。
ベッドのすぐ横に見知らぬ中年の女性が立っていて「春子ちゃん気がついたのね」と声を掛けてきた。
俺の名前は春子ではなく邦夫だ、それに女の顔にも見覚えはない。
俺はベッドの周囲を見回して確かめてみたがどうやら病院の病室らしい。
周囲にいろいろな機械が置いてあるところをみると救急の患者が運ばれる集中治療室のようだ。
すこし離れたベッドには誰か寝ていて家族の人らしい数人の人影が見える。
俺はそのうちの一人が親戚の叔父であることに気がついた。
これは変だと思って人影を確かめると、俺のお母さんとお父さんもいる。
俺はお母さんに声をかけようと思ったが、どうも変だ。
お母さんが泣きながらベッドに寝ている男の身体を揺すっている。
ベッドに寝ている男はどうやら俺でもう死んでいるらしい。
しばらく様子を見ていると、男の身体はストレッチャーに載せられてどこかに運ばれていった。
俺は何がどうなっているのか分からなくて当惑した。
どうやら俺はトラックにぶつかって死んだらしいが、その時に突き飛ばした女子高生の身体に転生してしまったらしい。
そんなことあるはずがないと何度も思ったが他に説明がつかない。
俺はさっきから胸の上になにか乗っているような息苦しさを感じて変だと思って胸を触ってみた。
手の平に柔らかくて大きな肉の塊の感触がある。
俺は自分の胸が大きくなってるのに気がついた。
俺は変だと思って、下着の中に手を入れて確かめてみたがやっぱりあるはずの物がない。
俺は間違いなく女子高生の身体に転生したらしい。



 数日たって退院前に担当の医者の先生に診察を受けた。
「名前を言って貰えますか」と最初に先生に聞かれたが俺はお母さんらしい女性に春子ちゃんと呼ばれていたので春子ですと答えた。
「生年月日は」と聞かれたが答えられない。
他にも随分と沢山質問をされたが、どの質問にも答えることができなかった。
そばで聞いていた母親らしい女性が急に泣きだすのを見て俺はどうも困ったことになったらしいと気がついた。
「事故の時に頭を打った衝撃で、記憶を失っているようですね。大丈夫しばらくしたら元にもどると思います」と先生が母親に答えていた。
退院した後家に帰って部屋に案内されたがまったく見覚えがない。



 翌日学校に行こうと思って制服を着ようとすると女物のセーラー服を渡された。
俺は学園祭の余興で女装したときにセーラー服を来たことがあるがまさか本当にセーラー服を着て学校に行くとは思わなかった。
翌日学校に行くことになったが学校の名前さえ覚えていなかった。
定期券を見て地下鉄に乗ればいいらしいと気がついた。
駅まで行って電車を待っていると同じ制服を着た女の子がちらほらとホームに見えた。
少し待つと電車が来たので俺は電車に乗ると降りやすいようにドアの近くに立った。
学校のある駅に着くと電車を降りたがどこに行けばいいのか分からない。
電車で一緒だった女の子たちの後をつけるとどうやら俺の学校らしい建物の前まで来た。
どこの教室に行けばいいのか分からない。
学生証を見るとクラスの名前は分かったが場所は分からない。
順番に校舎の廊下を歩いてやっと自分の教室を見つけた。
教室のドアを開けると遅刻してしまったらしくてホームルームはもう始まっていた。
空いてる席が一つあったのでどうやらそこが俺の席らしい。
出席をとるときも俺は自分の名前を呼ばれても気がつかなくて先生に叱られてしまった。
授業が始まっても先生の顔に見覚えもないし、教科書のどこを開けばいいのかも分からなかった。



 一週間ほど経って学校での生活にも慣れてきた。
週末の日曜日になって俺は原宿に古着を買いに行くことにした。
部屋に置いてある服はみな女らしくて可愛らしい服ばかりで恥ずかしくてとても着られない。
男物の服を着る訳にはいかないが地味な服を古着屋で探そうと思った。
原宿に学校の制服を着ていく訳にもいかないと思って俺は着ていく服を探してみたが一番地味な服でも花柄のワンピースだ。
俺は仕方なくワンピースを着て原宿に行くことにした。
原宿駅前から竹下通りに入ると、細い道の左右に洋服屋が一杯並んでる。
どの店も女の子向けの可愛らしい服をたくさん飾ってある。
俺は古着屋を一軒づつ見て回って安い女物のズボンを探した。
二件目の古着屋でよさそうなズボンを見つけたが、もっと安い店があるかもしれないと思って。俺は次の店を目指して竹下通りを先に進んだ。
突然俺の目の前に男が立ちはだかると「きみ可愛いね、おしゃれでとっても素敵だよ」と声を掛けてきた。
俺は男の顔を確かめてみたが知らない顔だ。
服装は普通の大学生に見えるが眉を整えているらしいくて遊び慣れた雰囲気だ。
「いつも原宿には遊びに来ているのかな。友達と一緒に来てるの。それとも一人かな」と男に聞かれたがどう返事をしていいのか分からない。
「この近くに美味しいレストランがあるんだよかったら一緒に食事をしないか。奢ってあげるよ」と男が言葉を続けた。
俺はなんで男と一緒に食事をしなければいけないのか理由が判らなかった。
「食事のあとはカラオケなんかどうかな、それともゲームセンターでプリクラを撮ろうか」と男に言われて俺はどうやら男にナンパされているらしいと気がついた。
ナンパというのは街角で見知らぬ女の子に声を掛けることだ。
俺は男だがナンパはしたことがない。
見知らぬ女の子に声を掛けるなんてそんな度胸はないのだ。
だが女の子の中にはナンパされてラブホテルにまで連れ込まれちゃう女もいるらしい。
どうして見知らぬ男に声をかけられてラブホテルまでついて行っちゃうのか不思議に思っていた。
だが実際に自分がナンパされてみると女の子の気持が判るような気がした。
男に褒められたり誘われたりすると嬉しくて期待で胸が一杯になっちゃうらしい。
俺はせっかく女の子になったんだから男にナンパされる体験を自分の体で確かめて見たい気持になった。
男は最後には俺をラブホテルに誘うに決まっている。
だがその時は適当に言い訳をして逃げ出せばいいと思った。
「私お腹すいてたんですちょうどいいですね」と俺は遠回しな言い方で男の反応を待った。
「じゃあ一緒に行こうか。このすぐ先なんだ」と男が言うと俺の手をしっかりと握りしめてひっぱるようにして歩き始めた。
俺は女の子と手をつないだのは体育祭でやったフォークダンスくらいしかない。
男と手をつないで歩くのはなんだか変な気分だ。
男はしっかりと俺の手を握りしめて離そうとしない。
これじゃあ途中で気が変わっても逃げるに逃げられない。
なるほどこうやって女を逃がさないようにするのだと俺はすっかり感心してしまった。
しばらく歩くと高級そうなフランス料理店の前に来た。
店の中に入って席に着くとウェイトレスがメニューを持ってきた。
フランス料理など食べたことがないので何も頼んでいいのか判らない。
なんでもいいやと思って鶏肉のバスク風煮込みを頼んだ。
男と適当におしゃべりをしているうちに料理が運ばれてきた。
ワインを薦められて飲んでみたがそんなに美味しい物でもなかった。



 食事も済んだころ男に「これからカラオケに行かないか。俺はカラオケが大好きなんだ。可愛い子とカラオケをするのはとっても楽しいからね」と誘われた。
いきなりラブホテルに誘われたら断ろうと思っていたがカラオケなら一緒に行っても大丈夫だと思った。
「私もカラオケ大好きなんです」と俺が返事をすると男は嬉しそうな顔をした。
店を出て裏通りに入ると紫色の看板の出た建物の前に来た。
カラオケ店にしてはなんだか変な気がした。
「この店はね普通のカラオケ店と違って設備が凄いんだ。大きなステージがあって照明も凄くてまるでプロの歌手が歌ってるような気分になれるんだよ」と男に言われて不審な気もしたがとりあえず一緒に中に入った。
部屋に入ると男が言っていたように部屋の中央に大きなステージがあって照明も凄い。
男にマイクを渡されて歌い始めたが部屋の奥に大きなベッドがあるのが目に入った。
どうも変だ。
普通のカラオケ店にこんな大きなベッドが置いてある訳がない。
俺はラブホテルに入ったことがないので、良く知らないがもしかしてここはカラオケの出来るラブホテルかもしれないと思った。
うっかりこんな所に長居をすればなにをされるか分からない。
「私そろそろ失礼しますね。帰りが遅くなるとお母さんに叱られちゃうんです」と適当に言い訳をして俺は部屋から出ようとした。
だが男はすばやい動きで俺の腕を掴んだ。
「お前は俺の奴隷なんだ、俺の命令には何でも従ってもらうからな」と男は俺を怒鳴りつけてきた。
男は俺の腕を捩じりあげると、ベッドの上にうつ伏せに寝かせた。
「俺の言うことは何でも従うって約束してもらう。いやならお仕置きだ。分かってるな」と男がまた怒鳴りつけてきたが「お仕置き」というのは何なのか意味が分からない。
「お仕置きってなんですか」と俺は男に聞いてみた。
男は「つべこべ言うんじゃねえ、俺に口答えする気か」とまた俺を怒鳴りつけてきた。
いきなり男が俺のお尻を掌で叩きつけてきて俺は体が飛び上がった。
お仕置きというのはお尻を叩くことらしい。
男は「一つ、二つ」と数を数えながら俺のお尻を叩き始めた。
繰り返し男の手が俺のお尻に叩きつけられると痛くて死にそうになった。
「やめて下さい」と俺は必死で男に頼んだが男は止めてくれる気配はない。
男に尻を叩かれる度に俺は自分の体が変な感じになって来るのに気が付いた。
俺の体には今はオXンXンはついていないのになんだかオXンXンが大きくなったような気がする。
オXンXンの代わりに俺のオXXコが熱くなってきちゃってるらしい。
なんだかオXXコがぬるぬるしてきてるような気がする。
男が俺のお尻を叩くたびにオXXコが火箸でつつかれるような気がして体が震えだした。
どうしてお尻を叩かれてこんな気持ちになるのか訳が分からない。
男は俺の様子を見てさらに力を込めて俺のお尻を叩きつけてきた。
俺は体に襲い掛かる快感に耐え切れずに背中を仰け反らせて体中を震わせた。
男が50発俺のお尻を叩き終わると俺は痛くてお尻の感触がなくなっていた。
男はベッドの隅に腰を掛けると一休みして煙草を吸い始めた。
俺は自分のオXXコを指で探ってみた。
オXXコはびしょびしょに濡れていて、自分でもおもらしをしたと勘違いしそうなくらいだ。
俺はとても我慢できなくて指を使ってオXXコを撫ではじめた。
体中に快感が広がるともう止められない。
最初にオ×ニーをしたときも女のオ×ニーの気持ちよさにびっくりしたが、お尻を叩かれただけでオ×ニーしたくなるなんて女の身体というのはどうなってるのか理解不能だ。
しばらくして体の震えが止まると俺はまた別の場所を探り当てて気持ち良くなるのを繰り返した。
「おい。いつまでやってるんだ」と男の声が聞こえてきて俺はいきなり冷水を浴びせられたように我に返った。
男は俺がオ×ニーに夢中になってるのをずっと見てたらしい。
男だってオ×ニーしてるところを女になんか見られたくない。
女の俺が男にずっとオ×ニーしてるところを見られていたと思うとこっぱずかしくて穴があったら入りたいくらいだ。
俺はなんで自分がオ×ニーなんかやり始めたのか自分でも理由が分からなかった。
男にお仕置きだといって尻を叩かれたらいつのまにかオ×ニーを始めて止められなくなった。
男もそれが分かっていてお仕置きをしてるらしいと何となく気が付いた。
女が男に夢中になって付き合うのが止められないように仕向けるのが目的らしい。
男にそんな手を使われたら、女の体はたまったものじゃない。
何を言われても男の言いなりになるような女になるのは当たり前だ。
こんな男と付き合ったら碌なことはないと思ったがいまさら遅すぎる。
俺はもうこの男には絶対さからえないと思うとかえって気分が楽にった。
「おい、二度と俺に逆らうなよ、今度逆らったらもう二度と付き会わないからな。それが約束のはずだ」と男が俺に声をかけてきた。
男は俺に向き直ると「おい、口でやってもらおうか」と声を掛けてきた。
俺はすぐには「口でやる」という言葉の意味が分からなかった。
男は「早くしろ」と言うだけで何を言われているのか分からない。
「口で何をするんですか」と俺が聞いてみると「きまってるだろう、口でオXンXンをしゃぶるんだ」と言い出した。
男が言ってるのはフェ××オの事らしい。
「俺の命令にはなんでも従ってもらう、それが調教だ。いやなら何度でもお仕置きをするだけだ」と男に言われて俺は調教を受けるということがどうゆうことなのか少しずつ分かってきた。
男には絶対に逆らえないと思うこと自体が女にとっては快感なのだ。
どんなに嫌なことを命令されてもそれに従うしかないと諦める気持ちが女にとっては最高の幸せなんだ。
俺は男だから他の男にフェ××オしたことなんて在るわけがない。
友達の話ではフェ××オをしてもらうととっても気持ちいいらしいが、そいつも実際にフェ××オしてもらった経験はないらしい。
俺の目の前には男のオXンXンが見えて俺は戸惑った。
自分のオXンXンだったら普通に毎日目にしているが、他の男のオXンXンなんかをまじまじと見たことはない。
修学旅行で一緒にお風呂に入った時以来だ。
他の男のオXンXンは自分とどう違うのか、興味があることはあるけどじっくりと見つめるチャンスなど今までになかった。
俺は自分のオXンXンとどう違うのか、見比べてみたくて男の股間を見つめた。
目の前で大きく勃起した男のオXンXンを見て俺はただ驚くだけで声も出ない。
俺だってオ×ニーをするときは一応はオXンXンは大きくなるけど、これ程の大きさにはならない。
それに色と形も全然違う。
俺のオXンXンは普通に肌色だし、修学旅行の時にみた友達のオXンXンも普通の肌色だった。
だけど俺の目の前にあるオXンXンは薄黒い紫色で色が全然違う。
なぜこんな色をしているのか全然理由が分からない。
形も根元が太くて反り返っていて先端の縁が大きく開いていて俺のオXンXンとはまるで違う。
フェ××オは女だったら誰でもすることだ。
フェ××オが嫌いな女だって無理やりにでもやらせれば誰でも好きになるって話だ。
俺だって今は女なんだから一度でもフェ××オを体験すれば大好きになるような気がした。
お仕置きをされた後にフェ××オをさせられると屈辱感が増して快感も強くなるのが女の性らしいと俺にも分かってきた。
命令に従うことが快感になるという女の本性を自覚させる事が調教の目的なのだ。
好きか嫌いかはやってみなければ分からない。
俺は勇気をだして男の股間に口を近づけた。
舌先でそっと先端を嘗め回すとあなたは腰を寄せて俺の口いっぱいに頬張らせてきた。
舌先にまとわりつくように征服する快楽をあなたは追い続けた。
強情な程に張りつめた気分は次第になま暖かい感触に変わり、腰を振る勢いが激しさを増し続けた。
支配される快感がやがて俺の体中を満たして、次の瞬間にあふれ出てきた。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

催眠アプリ(???)

あずき
BL
俺の性癖を詰め込んだバカみたいな小説です() 暖かい目で見てね☆(((殴殴殴

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

執着攻めと平凡受けの短編集

松本いさ
BL
執着攻めが平凡受けに執着し溺愛する、似たり寄ったりな話ばかり。 疲れたときに、さくっと読める安心安全のハッピーエンド設計です。 基本的に一話完結で、しばらくは毎週金曜の夜または土曜の朝に更新を予定しています(全20作)

【連載再開】絶対支配×快楽耐性ゼロすぎる受けの短編集

あかさたな!
BL
※全話おとな向けな内容です。 こちらの短編集は 絶対支配な攻めが、 快楽耐性ゼロな受けと楽しい一晩を過ごす 1話完結のハッピーエンドなお話の詰め合わせです。 不定期更新ですが、 1話ごと読切なので、サクッと楽しめるように作っていくつもりです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 書きかけの長編が止まってますが、 短編集から久々に、肩慣らししていく予定です。 よろしくお願いします!

R指定

ヤミイ
BL
ハードです。

ヤンデレBL作品集

みるきぃ
BL
主にヤンデレ攻めを中心としたBL作品集となっています。

後輩が二人がかりで、俺をどんどん責めてくるー快楽地獄だー

天知 カナイ
BL
イケメン後輩二人があやしく先輩に迫って、おいしくいただいちゃう話です。

処理中です...