【完結】淫獄の玩具箱

asami

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第三十八話

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 俺は夕食の後に部屋でパソコンのスイッチを入れた。
昨日かったばかりのエロゲー「大変身魔法少女」をやるためだ。
「大変身魔法少女」は最新型のゲームパソコン向けに開発されたアダルトゲームで主人公は魔法少女に変身した女子高生だ。
魔界の魔王の手先の魔物と戦って負けるとエッチなシーンが見られるというとんでもないゲームだ。
ゲームのホームページを確かめてみたが触手で責められたり、変な道具に縛りつけられたりするイラストが沢山ある。
魔法少女は露出度の高い可愛らしいコスチュームを着ているので見ているだけでも楽しめる。
俺はさっそくゲームをはじめたが敵の魔物が弱すぎて戦うとすぐに勝ってしまう。戦闘シーンは胸が大きく揺れたり。コスチュームのスカートがめくれてパンティーが丸見えになったりと楽しめるには楽しめるのだが、肝心のエッチなシーンは簡単には見られないのだ。
魔王に負ければ魔王の奴隷にされてエッチな場面が見られるとゲームの説明書には書いてある。
俺は魔界の魔王の城の中に侵入して、魔物と戦いながら魔王を探して回ったがどこにいるのかわからない。
魔界の城を一回り全部さがしても魔王が見つからないので俺は途方にくれてしまった。
俺は諦めて寝ることにした。
布団をかぶって寝ようとしたが頭が痛くてなかなか寝られない。
ゲームをやりすぎたせいらしい。
こんな馬鹿な事をやっては居られない。
明日の朝起きたら真っ先に「大変身魔法少女」をパソコンから削除しようと固く決意した。
翌朝起きてみると部屋の様子が変だ。
いつもの俺の部屋ではない。
周りを見回してみると城の中にある寝室のベッドに寝ているらしい。
それも普通のベッドではなくお姫様が寝るような豪華なベッドだ。
俺はきっと夢を見ているのだと思った。
もう一度寝れば起きたときにはいつもの自分の部屋で目覚めるはずだ。
俺は眠くもないのに無理をしてもう一度寝た。
小一時間ほどたって目が覚めた。
もう一度辺りを見回して見たがさっきと変わらない。
自分がどこに寝ているのか場所がわからない。
俺は部屋の中を確かめてみようと思って起き上がったがどうもいつもと勝手がちがう。
なにか重いものでもぶら下げているように肩に重荷がかかっている。
変だと思って胸に手を当ててみると胸がでかい。
変だと思って自分の身体をよく見ると魔法少女が着ているのと同じ服だ。
どうやら俺は大変身魔法少女の世界に転生してしまったらしい。
ここは大変身魔法少女の舞台になってる魔界の城らしい。
どうしてこんなことになったのか理由がわからないが、他に説明がつかない。
俺はこんな所に長居はできないと思った。
魔界の魔王に捕まるとなにをされるのかわからない。
調教されたり輪姦されたりして面白いのはゲームの世界だからだ。
自分が実際に体験するなんてのはまっぴら御免だ。



 俺は寝室を出ると注意深く誰もいないのを確かめながら城を出た。
地上に戻る地下道が城の門の先にあるので、俺は地下道をゆっくりと足元に気を付けながら歩いて登った。
どこに出るのか確かめてみようと思って穴を登ると、大きなベッドの置いてある部屋に出た。
部屋の中には変な形の十字架があって、木馬らしい道具も置いてある。
もとの地下道に戻ろうとすると穴が急に小さく縮むと消えてしまった。
突然「おい遅かったじゃないか」と男の声が聞こえて俺は後ろを振り返った。
全裸の大柄の男がちょうどバスルームから出てくる所だ。
どうやらこの部屋はホテルか何かの部屋らしい。
だが普通のホテルにしては置いてある家具がなんだか変だ。
俺はラブホテルには入ったことはないがここはラブホテルの部屋らしい。
「素敵なセーラー服じゃないか。いい女だぜ。たっぷり可愛がってやるぜ」と男が言うので俺は男がなにか勘違いしてるんだと思った。
「せっかく高い金を払ったんだから、そのぶんサービスをしてもらうからな」と男が言うのを聞いてどうやら俺は援助交際で呼び出された女子高生かなにかと間違えられたらしいと気がついた。
「私違うんです。魔法少女なんです」と俺は男に言ってみた。
「魔法少女はみんな可愛いからね、俺はいつも魔法少女を呼んでいるんだ」と男に言われてどうも変だと俺は思った。
「魔法少女は魔界の魔物と戦うのが仕事なんです」と俺は男に言い返した。
「もちろんだよ、魔界の魔物は強いからね、いつも魔界の魔物に負けちゃうのが魔法少女なんだよ」と男が言うので俺は困ってしまった。
「魔界の魔物に可愛がってもらうと気持ちいいんだよ、一度体験したら気持ちよくて魔法少女がやめられなくなっちゃうんだ」と男が変なことを言いだした。
とてもこんな男を相手にはしていられない。
「じゃあ、はじめようか、その服を脱いでもらおうか」と男に命じられて俺は逃げるしかないと思った。
「私帰ります」と言って俺は部屋を出ようとしたが、男の手が私の身体を引き寄せてベッドに押し倒そうとしてきた。
「やめてください、私は魔法が使えるんです」と言いながら俺はさっきみたいに両手を組んで前に突き出した。
「得意の魔法はどんな魔法かな。魔法が使えるならどんなことでもできるよね」と男が笑顔で言いながら俺を変な形の椅子に押さえつけて縛り始めた。
俺は魔法が使えるはずだと思って、必死で両手を何度も組んでみたが何も起こらない。
「魔法が使いたいなら、好きなだけ使っていいんだよ。気持ちよくなる魔法が得意なんだろう。すぐ気持ちよくしてあげるからね」と男が馬鹿にしたような口調で言うのを聞いて俺はもう男に言い返せなかった
手首と足首をきつく縛られると俺は身動きができなくなった。
「じゃあ、魔法の椅子でたっぷり楽しんでもらおうか」と男が言うと椅子の横のハンドルを廻し始めた。
椅子の足がハンドルの動きに合わせて左右に開くと俺のオXXコが男の前で丸見えになった。
「かわいいオXXコしてるね。魔法少女だけあってオXXコも最高に可愛いよ」と男が言うと腰を屈めてオXンXンの先端を俺のオXXコに押しつけてきた。
このままだったら大変なことになると思ったがもうとても男には逆らえない。
男が椅子の横のスイッチをいれると椅子全体が小刻みに揺れはじめた。
オXンXンの先端が震える俺のオXXコに押し込まれてくるととんでもない快感が俺の身体を襲った。
「凄いじゃないかさすがに魔法少女だけあって、締まりが凄いぜ」と男が俺をなじった。
俺の身体を襲う欲望は、嵐のような激しさだった。
俺の身体はゆっくりとした動きで、永遠の時の底に沈み始めた。
終わることのない永遠の時が、俺の支配者に与えられた時間だった。
竜巻のような激しい勢いで吹き抜ける嵐の中では、もう逃げることもできなかった。
俺の体は意志のない人形のようにもてあそばれて引き裂かれた。
時計の針が止まると、永遠の時間が俺の体を支配していた。
空高くまで舞い上がった俺の身体は、燃え尽きそうになりながら空をさまよい続けた。
心を失って震え続ける俺の身体を、男は最後の一突きで貫き通した。
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