上 下
28 / 40
天下五分

手にした力

しおりを挟む
 ──────なぜあの女がここにいる。

 今俺の目に写った西寺らしき男の隣りにいた女、あれは間違いなく、2年生にして大学中の男に名前を知られていた女、布施光葉ふせみつはである。
 男を誑かすような容姿と振る舞い、あの女は自らを駆使し、入学から僅か1年で片手では数え切れないサークルを崩壊させ、文芸サークルに落ち着いた。
 あの女によって崩壊したサークルの話を、俺は何度も耳にしていた。
 冷たい地面から顔を上げると、自然と体が震えてきた。
 
「周郎様、大丈夫ですか」

 イヨウが俺の肩に手を添え、優しい双眸を向け、高そうな着物など気にせず膝をついた。

「ああ大丈夫⋯⋯ちょっと目眩が」
「大変、少し休みましょう」

 イヨウは手に力を込め、俺の身体を反転させた。
 されるがままの俺の頭に柔らかな感触が触れる。
 目線の先には下を向いてるイヨウの顔があり、目が合った。

「寒くなければここで少しお休みください」

 どうやら俺は膝枕されているらしい。
 こんな美少女に膝枕されるなんて、全国の男子が憧れるシチュエーションに違いないが、今は楽しんでいる余裕もない。

 さっきの女は布施光葉に違いない。
 数多のサークルクラッシュの伝説を聞き、実際あの女の毒牙が我が文芸サークルに迫ってから、俺は警戒心を高めた。
 常々あの女が何か文芸サークルの和を乱さないか警戒するあまり、いつのまにか半径10メートルの内にあの女がいるだけで気配を察知できるようになっていた。
 それだけでなく、たとえ人混みに紛れていてもあの女が50メートル先にいるだけで、その存在を認知できるようになった。
 そんな俺のセンサーが、数カ月ぶりに反応している。
 
 あの女の1番の武器は計算としか考えられない無意識な行動である。
 あの女は自らそれを分かっているのかはいざ知らず、モテ男非モテ文系理系体育会系関係なく、数多の男共を陥落させた。

 此度、俺達がこの世界に来る直前まで楽しんでいた旅行も、文芸サークルのメンバー全員に声をかけたが、あの女は誘わなかった。
 理由はシンプル。俺はあの女が怖い。

「顔色がすぐれないようですが、帰りますか?」

 イヨウが俺を心配しながら、おでこに手を添えた。
 熱を測ってくれているのだろうが熱はない。
 これは一種の神経衰弱だ。
 せっかくイヨウは楽しんでくれているのだ。ここで余計な不安など与えたくない。
 それにイヨウはサイハクの野望とも言える大望を察し、少なからず気を病んでいる。
 俺といることでそのストレスが和らぐなら、できる限り共に過ごしたい。

「大丈夫だから、ここで少し休ませて」

 身体と頭を横に向け、ただ広がる風景に目を配る。
 視界の端から消えていく3人組は気にせず、彼らが来たであろう川の向こうの山々を眺めた。
 一体何の目的で城までやってきたのかはわからないが、奴らがサイハクに謁見するつもりなら、おそらく俺にも出番はある。
 つい昨日、野盗集団については俺に任せると約束してくれたのだ。彼らが来たら俺を呼ぶはずである。

 少し目を閉じていると、震えは消え、見えないのに顔色ももとに戻っていく気がした。
 そうなれば、いつまでも膝枕されているのも恥ずかしい。
 ゆっくりと頭を上げ、胡座をかいてイヨウと向き合う。

「もうお体の方は⋯⋯」
「大丈夫だよ。ありがとう」

 イヨウの顔がぱっと華やいだ。
 布施光葉が無意識の計算で男を籠絡する怪物だとしたら、イヨウは男を無意識に惚れさせる天才だろう。
 もっとも、俺は少女に興味はない。

「なあイヨウ、少し聞いていいか⋯⋯」

 それでも、彼女のことは色々と気になる。
 特に彼女の立場上、気にしないでくださいと言われても気にしないのは不可能だ。

「はい、なんでしょうか」
「君はこうして俺なんかと今過ごしているが、縁談なんかはないのか?」
「⋯⋯」
「ああごめん、話したくなければいいんだ」

 イヨウの顔があからさまに沈む。デリカシーがないのは百も承知だ。

「いえ、周郎様に隠し事はしたくないので」 
「ん?」

 それはどういう意味なのかわからないが、イヨウは膝の上で指を遊ばせ始めた。

「お恥ずかしながら⋯⋯実は私、そういった話は一度もないのです」
「⋯⋯はい?」
「あぁ恥ずかしい⋯⋯」

 手で顔を覆いながら、イヨウは頭を何度も横に降った。
 これは意外すぎる。俺はてっきり、イヨウが縁談を断り続けているのだと思っていた。 

「おかしいですよね⋯⋯一度もそういったお話を頂いてないなんて」

 指の隙間から顔を覗かせた。
 その感覚は現代日本を生きていた俺にはよくわからない。
 だがたしかに、昔の日本でも下手をすれば子どもの内から結婚相手を決められることもあった。

「うーん、たしかに一度も無いっていうのは珍しいと思う。特にイヨウなんて、悪い金持ちが婿入りさせてでも子供とくっつけようとしそうなのに」

 俺が唸っていると、イヨウは手をおろした。

「理由は分かってるのです。この血のせいだと」
「血? それなら君は国王の娘だろう。この国にそれより上物の血はないだろう」
「いえ、これが」

 そう言うとイヨウは指で右目を大きく開いて見せた。
 美しい碧眼が、光沢を帯びて輝いている。

「その目に何が?」

 イヨウが手を下ろし、瞼を下げた。

「私の母の血は、この国⋯⋯いえ、この大陸ではあまり好まれないのです」

 たしかに、サイハクの妻イリーナも同じく青い目をしている。それにセルゲもだ。
 彼らと同じ血が、国王の娘という階級をも打ち消すほど業の深い血だというのか。
 色々と聞きたいことはあるが、あまり深堀してはイヨウを傷つけかねない。

「くだらないな」
「え?」

 無意識のうちに言葉が漏れていた。
 現代日本でも、血や人種から差別され、自らを卑下する人達は存在する。
 そんな厭悪していた現実が、この世界にもあった事が腹ただしい。

「なぜ君の母やセルゲ達の血が嫌われるのかは知らないが、同じ人間が血や種族によって差別されるなんて、これ以上にくだらないことは無い。少なくとも俺は君もセルゲも好きだ。人として、友として」

 果たしてこの2人が友人と呼べるのかは分からない。
 それにイリーナの名も出すべきだろうが、どうも俺はあの人に嫌われているようで気が重い。
 俯き黙っているイヨウが、おもむろに顔を上げ、穏やかに笑った。

「周郎様は父と同じことを申すのですね」
「サイハクと同じ?」
「ええ。母は嫁入りの際、父に同じことを言われたそうです。母から聞いた所では、父はもう少し女性に気を使った言い方をしたみたいですが」
「⋯⋯そういうのは俺に求めないでくれ」

 イヨウの笑みが、俺にプレッシャーを与えてくる。
 サイハクがイリーナに同じことを言っている場面を想像すると、サイハクがなぜこの大陸を統一したいのか、その訳の一部が垣間見えた気がする。

 冬の風が肌を刺激する。風が吹き出したが、ここには何の遮蔽物もない。
 だが、人混みもなく他に誰もいないこの場所が、イヨウと居るには1番落ち着く。

「寒くないか」
「ええ、平気です」

 イヨウの手や顔は赤くなったりしていない。
 着物も生地が良いのか、分厚いが固くなく、揺れる度に柔らかな曲線を描いた。

「それにしても、ここの冬はまだ暖かいな。毎年こんな感じなのか」
「ええまあ、周郎様の故郷の冬はどんな具合ですか」
「そうだなぁ、ここよりもっと寒いよ。地域によっては雪が腰の高さ位まで積もるし、池の水が凍ることもある」
「まあ、雪ですか」

 イヨウが両手を胸の前で重ね、その顔は好奇心に満ちている。

「私生まれてこの方一度も見たことがないのです。詩や物語の中でしか触れたことがなくて。雪ってどのようなものなのですか」
「別にいいもんじゃないよ。雪が降ると寒いし地面は滑って危ないし、雪が積もりすぎると建物が壊れたりもする」

 イヨウの表情は変わらないが、このままでは純粋無垢な少女にネガティブなイメージだけを残すことになる。

「まあでも、雪で遊ぶのは楽しいよ。雪合戦とか、雪だるま作ったり、あとはやっはりかまくらだな。俺は作ったことないけど」
「かまくら⋯⋯」

 かまくらという単語を復唱しながらイヨウが首を傾げた。

「えっと、こんなふうな形で雪で大きく部屋を作るんだ。すると不思議なことに、その中は雪なのに暖かいんだよ」

 身振り手振り加え、かまくらについて説明すると、イヨウの瞳がさらに輝きを増した。

「雪を暖かい部屋に⋯⋯その中で寝たりするのですか」
「んー、まあよくあるのは餅を焼いたり、酒を飲んだり。寝れないこともないらしいけど」
「雪の中で火を使って、なぜ雪は溶けないのです?」
「雪の断熱性が凄いからとしか言えない⋯⋯」

 随分とかまくらに興味を持っているみたいだが、見せてあげられないのが残念だ。

「1度でいいので、私もそのかまくらを体験してみたいです」
「俺もしたいよ」

 ふいにイヨウの量の手が、俺の両手に伸びた。
 冷えた手のひらの感覚が俺の手を包み、手が持ち上げられる。

「いつか、周郎様と共に」 

 イヨウの頬が鮮紅色に燃え上がり、混じり気のない期待を抱いた笑顔が向けられた。
 自然と高揚感が湧き、握られた手や顔が熱を帯びる。

「あ、ああ⋯⋯そうだな⋯⋯そ、その時が⋯⋯楽しみだ」

 体が強ばってスラスラと言葉が出ない。
 俺は元来、ラブコメの主人公にありがちな鈍感な男ではなく、女子の好意には敏感なのだ。
 それをまだ16のイヨウの前では興味のないように振舞って見せているだけだ。
 いままでもイヨウが俺に抱いている感情が、どんなものであるか察せられる状況はあった。
 だがそれを自分の中でそんなはずは無いと誤魔化し、目を背けていた。
 だが今のはこれまで以上に真っ直ぐ力強く、彼女の感情が俺の心肝に響いてしまった。

 だがそれと、俺が彼女をどう思っているのかは別問題である。
 今の所俺は彼女とどうにかなろうなどという思し召しは持っていない。 
 少し無理やりに、自分の手をイヨウから解放すると、イヨウはキョトンとして口を開いた。

「どうかなさいましたか」
「いや、なんでもない」

 俺は少しでもイヨウの顔を見なくて済むように、服に着いた埃を払うフリをし、誰かが階段を駆け上がってくる音を耳にした。

「誰か来る」

 慌てて立ち上がって階段の方を見るが、まだその姿は見えない。
 だがその足音は確実に近づいてきている。
 別に命を狙われている訳では無いし、誰かが俺を捕まえようとしている訳でもない。
 一般に開放された城壁なのだから、それこそ俺達のように男女が逢い引きに来てもおかしくない。
 現にイヨウは足音の方向を気にもせず、突如警戒を強めた俺をじっと見ている。
 階段を折り返した人物の黒光りする球体のような頭頂部が映る。
 
「なんだ衛兵か」

 その通り、上がってきたのは黒い鎧を着用した、城門前でいつも見張りをしている兵士だった。
 兵士はなぜか息が切れていて、俺とイヨウの姿を確認すると無理やり息を整え、拱手した。

「お探ししました周郎様」
「⋯⋯まさかまた王様がお呼びですか」

 またと言うのは、勿論突如戦争に呼びつけられたあの日のことである。
 だがそんなことを言っても、この衛兵はちんぷんかんぷんだろう。

「いえ、西の城門に周郎様の友人と名乗る男達がお見えなのです」

 客人と聞いて、ようやく俺の中の9割9分まで事実認定していた推測が真実となった。



 
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活

XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。

軍艦少女は死に至る夢を見る~戦時下の大日本帝国から始まる艦船擬人化物語~

takahiro
キャラ文芸
 『船魄』(せんぱく)とは、軍艦を自らの意のままに操る少女達である。船魄によって操られる艦艇、艦載機の能力は人間のそれを圧倒し、彼女達の前に人間は殲滅されるだけの存在なのだ。1944年10月に覚醒した最初の船魄、翔鶴型空母二番艦『瑞鶴』は、日本本土進攻を企てるアメリカ海軍と激闘を繰り広げ、ついに勝利を掴んだ。  しかし戦後、瑞鶴は帝国海軍を脱走し行方をくらませた。1955年、アメリカのキューバ侵攻に端を発する日米の軍事衝突の最中、瑞鶴は再び姿を現わし、帝国海軍と交戦状態に入った。瑞鶴の目的はともかくとして、船魄達を解放する戦いが始まったのである。瑞鶴が解放した重巡『妙高』『高雄』、いつの間にかいる空母『グラーフ・ツェッペリン』は『月虹』を名乗って、国家に属さない軍事力として活動を始める。だが、瑞鶴は大義やら何やらには興味がないので、利用できるものは何でも利用する。カリブ海の覇権を狙う日本・ドイツ・ソ連・アメリカの間をのらりくらりと行き交いながら、月虹は生存の道を探っていく。  登場する艦艇はなんと57隻!(2024/12/18時点)(人間のキャラは他に多数)(まだまだ増える)。人類に反旗を翻した軍艦達による、異色の艦船擬人化物語が、ここに始まる。  ――――――――――  ●本作のメインテーマは、あくまで(途中まで)史実の地球を舞台とし、そこに船魄(せんぱく)という異物を投入したらどうなるのか、です。いわゆる艦船擬人化ものですが、特に軍艦や歴史の知識がなくとも楽しめるようにしてあります。もちろん知識があった方が楽しめることは違いないですが。  ●なお軍人がたくさん出て来ますが、船魄同士の関係に踏み込むことはありません。つまり船魄達の人間関係としては百合しかありませんので、ご安心もしくはご承知おきを。かなりGLなので、もちろんがっつり性描写はないですが、苦手な方はダメかもしれません。  ●全ての船魄に挿絵ありですが、AI加筆なので雰囲気程度にお楽しみください。  ●少女たちの愛憎と謀略が絡まり合う、新感覚、リアル志向の艦船擬人化小説を是非お楽しみください。またお気に入りや感想などよろしくお願いします。  毎日一話投稿します。

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

僕が美少女になったせいで幼馴染が百合に目覚めた

楠富 つかさ
恋愛
ある朝、目覚めたら女の子になっていた主人公と主人公に恋をしていたが、女の子になって主人公を見て百合に目覚めたヒロインのドタバタした日常。 この作品はハーメルン様でも掲載しています。

天日ノ艦隊 〜こちら大和型戦艦、異世界にて出陣ス!〜 

八風ゆず
ファンタジー
時は1950年。 第一次世界大戦にあった「もう一つの可能性」が実現した世界線。1950年4月7日、合同演習をする為航行中、大和型戦艦三隻が同時に左舷に転覆した。 大和型三隻は沈没した……、と思われた。 だが、目覚めた先には我々が居た世界とは違った。 大海原が広がり、見たことのない数多の国が支配者する世界だった。 祖国へ帰るため、大海原が広がる異世界を旅する大和型三隻と別世界の艦船達との異世界戦記。 ※異世界転移が何番煎じか分からないですが、書きたいのでかいています! 面白いと思ったらブックマーク、感想、評価お願いします!!※ ※戦艦など知らない人も楽しめるため、解説などを出し努力しております。是非是非「知識がなく、楽しんで読めるかな……」っと思ってる方も読んでみてください!※

大和型戦艦、異世界に転移する。

焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。 ※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。

処理中です...