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ワカラナイ気持ち
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本日は華金、明日から土日の休みなので思いっきり羽根を伸ばせるはずだ。・・・本来ならな。
「明日はいよいよ、先輩とのデートの日です!」
「そうだな」
「そうだね」
テンションぶち上げの四月に対して、俺と水無月は相変わらずの反応だった。
まあ、楽しみなのは四月だけだしな。
別に俺達にイベントがある訳でもない。
「ちょっとちょっと、2人ともテンション低いよ~」
「そんなことねーよ」
「いぇーい」
明らかな嘘を俺は吐き、明らかな棒読みを水無月はする。
何気、俺達の連携って合ってるんじゃね?
だが、その事が気に食わなかったのか、四月は頬を膨らませていた。
「2人とも、これはデートだけど、戦いでもあるんだよ!」
ビシッと指を指しながら、俺達に言ってくる四月。
だが、それを隣にいる水無月が容赦なくぶっ叩く。
「七の戦いでしょ? あたし達関係ないじゃん」
完全なるド正論をぶちかまされた四月は、少し泣きそうになっている。
すると、1人で冷蔵庫に向かっていく。
そして冷蔵庫を開け、1つの袋を取り出した。
「お前人ん家の冷蔵庫をって・・・それ俺のシュークリームじゃねーか!」
「うるさい! こんなもの、こうしてやるっ!」
俺が駆けつけるも、時すでに遅しで、俺の大好物のシュークリームは、無残にも四月の口の中へ入っていったのだった。
「お前八つ当たりすんなよ・・・シュークリームに罪はないだろ」
「ふんだ! 美味しかったもん!」
シュークリームの美味しさと、俺への復讐が上手くいったからか、四月は上機嫌になっていた。
「あ、七、結局どこ行くの?」
言われてみれば、どこでデートするかは四月には言われていなかった。遊園地か? 動物園か?
「水族館!」
俺の予想は見事に外れ、且つ予想外の回答が返ってきた。
水族館デートか、思いつきはしなかったが、中々に悪くないな、とも思った。
「普通に良さそうじゃん。ちなみに、誰の案だ?」
「もちろん、先輩!」
まあ、そうだろうなとは思ったけどな。
「先輩、女慣れしてる感じするね」
「そうか?」
「だって、普通初デートで水族館とか、そんなオシャレな所出てくる?」
「出てくるんじゃないか?」
「あんた想像すらしてなかったでしょ?」
「何、水無月ってエスパーなの?」
水無月とそんな掛け合いをしていると、四月が俺達に向かって言葉をかけてきた。
「如月くんと六日って付き合ってるの?」
全く悪びれもせず、むしろ同じ同士を見つけたかのような期待の眼差しでそう問いかけてくる。
俺と水無月が?
いや、まずあり得ないだろ。
ってか、今のどこに恋人らしい掛け合いがあったんだよ。
「んな訳ないだろ」
俺はすぐにそれを否定した。
事実ではないからな。
だが、隣からは、否定の言葉も抗議の言葉も、罵倒すらも聞こえてこなかった。
ただ、ジト目で俺を見てくる水無月の姿があっただけだった。
「な、なんだよ?」
少し怖い水無月に、あまり刺激しないよう、恐る恐る声をかける。
「別に、何でもない・・・」
そう言って俺から視線を離す水無月。
いや、明らかに何でもなくないだろうに・・・。
だが、これ以上聞くのも地雷な気がしたので、俺は言葉を紡ぐのをやめた。
結局、その後は特に大した話もなく、四月が1人で燃えているだけだった。
・
「明日の準備があるから私は先に帰るね!」
そう言って四月は帰ろうとしていた。
っとなると、当然水無月も帰るだろう。
そうすれば、俺は1人の時間を優雅に過ごす事が出来る。
さあ、2人とも早く帰るんだ。
「そっか。またね、七」
「あれ? 六日はまだ帰らないの?」
「うん。もう少しここにいるよ」
「いや、帰れよ」
「ふんっ」
「痛っ! 足を踏むな足を!」
四月が帰るならてっきり水無月も帰ると思っていたが、予想に反して水無月はここに残ると言ってきた。
むしろ、俺と2人っきりとか話す事あんのかよ・・・。
「まあいいや! 如月くんは六日に手を出したら私が許さないからね!」
「出さねーから」
こうして四月は帰り、この家には俺と水無月の2人だけになった。
っと言っても、別にやましい雰囲気になどなったりしない。
俺は普段と変わらず、ソファーに座りながらスマホをいじっている。
水無月は水無月で、ソファーのクッションを抱きしめながら、部屋に掛けてある時計を見つめていた。
「・・・ねぇ、つまんない」
「知るか、なら帰れよ」
勝手に残るとか言っといて、勝手につまんないとか抜かすなよ・・・。
なんで四月と一緒に帰らなかったんだ。
そんな疑問が俺の頭をよぎった。
「七、上手くいくかな」
「あ? んなの知るかよ」
「冷たいね。応援してないの?」
「してない訳じゃないけど、本人次第だろ。そんなもん」
応援は勿論しているが、それと上手くいくかは別物だろ。
俺が応援して上手くいくってんならそりゃ、ちゃんと応援するさ。
「七がこのまま上手くいったら、私たちはどうなるんだろうね」
「決まってるだろ、前みたいに何もない関係に戻るだけだ」
俺は四月の恋愛の手助けをしてるだけだ。
当然、それが終われば俺と四月が絡む必要はなくなる。
それに、彼氏ができたなら、他の男と絡むなんて余裕も暇もないだろう。
「自分で言ってて悲しくない、ソレ?」
「・・・別に」
俺はスマホから目を逸らさずにそう答える。
きっと、今のままなら大丈夫だ。
すっと受け入れられる気がする。
だが、これ以上関わっていたら、きっと悲しくなるとは思う。
すると、水無月の一言で俺はスマホを動かす手が止まってしまった。
「あんたさ、もしかして七の事好きだったりするの?」
水無月はどうして急にそんな事を言ってきたのだろうか。
そんなはずはない。
俺が四月を好きな事実はないはずだ。
だが、俺はそう答えられなかった。
沈黙は肯定と同じじゃないか・・・。
「何でそんな事聞くんだ・・・?」
何か言葉を返さなきゃと思い、咄嗟に出た言葉がそれだった。
否定でも肯定でもない。
いや、ある種の肯定とも言えるのだろうか。
すぐに否定できなかった俺に、もう逃げ道は存在しなかった。
「七と一緒にいるあんたが楽しそうだし」
「そんなの、根拠にならないだろ」
誰かと一緒に居て楽しそうにするなんか、ざらにあるだろう。
水無月の理屈なら、この世界のほとんどの人が老若男女問わずに恋してる事になる。
「だからだよ」
「あ? 何を言って・・・」
俺は思わず言葉を詰まらせてしまった。
俺を見てくる水無月の、真っ直ぐな水無月の瞳。
それに似合わず、彼女は悲しそうな表情で俺を見てきた。
「普段は楽しそうなのに、七が先輩の話をしてる時のあんた、すっごい辛そうな顔してるから」
そんな事はない、そんなはずはない。
あいつの前ならどんな時も普通で、冷静でいたはずだ。
現に、四月からは変な疑いはかけられていない。
これはカマか? 誘導尋問的な何かだろうか。
だが、目の前の少女が、そんな試すような事をしてる風には見えなかった。
「・・・気のせいだろ」
そんな風に思っても、俺はこんな取り留めのない言葉しか返せなかった。
この気持ちは、四月の恋愛相談を乗るにあたって、絶対に抱いてはいけない感情だったからだ。
その後ら、暫く沈黙が続く。
俺も水無月も、お互いに何も話さないし話しかけない。
そんな時間が、5分、10分、15分が過ぎていく。
そして、沈黙を破ったのは水無月の方からだった。
「明日さ、一緒に出かけない?」
「明日?」
「うん。なんかさ、普段行かない所行こうよ。2人で」
「・・・わかった」
余計な思考は一切働かなかった。
無駄な考えも一切しなかった。
ただ、その言葉はすんなりと出てきた。
別に水無月が好きだからって訳じゃない。
四月が先輩とデートの日だから、その寂しさを忘れようとしたのかもしれない。
未だに自分でもこの感情を認めようとしなかった。
何も思っていないなら、なんでこんなに苦しいんだ?
何も思っていないなら、なんでこんなに悲しいんだ?
「・・・無理しないでよ」
気がつくと、1人俯く俺の目の前に立つ水無月。
そして、その言葉を発して自分の手を俺の頭の上に乗せてくる。
同情なんかして欲しくない、慰めて欲しい訳じゃない。
だが、その乗せられた手の温もりが、悲しい程に温かくて心地よくて・・・苦しかった・・・。
「明日はいよいよ、先輩とのデートの日です!」
「そうだな」
「そうだね」
テンションぶち上げの四月に対して、俺と水無月は相変わらずの反応だった。
まあ、楽しみなのは四月だけだしな。
別に俺達にイベントがある訳でもない。
「ちょっとちょっと、2人ともテンション低いよ~」
「そんなことねーよ」
「いぇーい」
明らかな嘘を俺は吐き、明らかな棒読みを水無月はする。
何気、俺達の連携って合ってるんじゃね?
だが、その事が気に食わなかったのか、四月は頬を膨らませていた。
「2人とも、これはデートだけど、戦いでもあるんだよ!」
ビシッと指を指しながら、俺達に言ってくる四月。
だが、それを隣にいる水無月が容赦なくぶっ叩く。
「七の戦いでしょ? あたし達関係ないじゃん」
完全なるド正論をぶちかまされた四月は、少し泣きそうになっている。
すると、1人で冷蔵庫に向かっていく。
そして冷蔵庫を開け、1つの袋を取り出した。
「お前人ん家の冷蔵庫をって・・・それ俺のシュークリームじゃねーか!」
「うるさい! こんなもの、こうしてやるっ!」
俺が駆けつけるも、時すでに遅しで、俺の大好物のシュークリームは、無残にも四月の口の中へ入っていったのだった。
「お前八つ当たりすんなよ・・・シュークリームに罪はないだろ」
「ふんだ! 美味しかったもん!」
シュークリームの美味しさと、俺への復讐が上手くいったからか、四月は上機嫌になっていた。
「あ、七、結局どこ行くの?」
言われてみれば、どこでデートするかは四月には言われていなかった。遊園地か? 動物園か?
「水族館!」
俺の予想は見事に外れ、且つ予想外の回答が返ってきた。
水族館デートか、思いつきはしなかったが、中々に悪くないな、とも思った。
「普通に良さそうじゃん。ちなみに、誰の案だ?」
「もちろん、先輩!」
まあ、そうだろうなとは思ったけどな。
「先輩、女慣れしてる感じするね」
「そうか?」
「だって、普通初デートで水族館とか、そんなオシャレな所出てくる?」
「出てくるんじゃないか?」
「あんた想像すらしてなかったでしょ?」
「何、水無月ってエスパーなの?」
水無月とそんな掛け合いをしていると、四月が俺達に向かって言葉をかけてきた。
「如月くんと六日って付き合ってるの?」
全く悪びれもせず、むしろ同じ同士を見つけたかのような期待の眼差しでそう問いかけてくる。
俺と水無月が?
いや、まずあり得ないだろ。
ってか、今のどこに恋人らしい掛け合いがあったんだよ。
「んな訳ないだろ」
俺はすぐにそれを否定した。
事実ではないからな。
だが、隣からは、否定の言葉も抗議の言葉も、罵倒すらも聞こえてこなかった。
ただ、ジト目で俺を見てくる水無月の姿があっただけだった。
「な、なんだよ?」
少し怖い水無月に、あまり刺激しないよう、恐る恐る声をかける。
「別に、何でもない・・・」
そう言って俺から視線を離す水無月。
いや、明らかに何でもなくないだろうに・・・。
だが、これ以上聞くのも地雷な気がしたので、俺は言葉を紡ぐのをやめた。
結局、その後は特に大した話もなく、四月が1人で燃えているだけだった。
・
「明日の準備があるから私は先に帰るね!」
そう言って四月は帰ろうとしていた。
っとなると、当然水無月も帰るだろう。
そうすれば、俺は1人の時間を優雅に過ごす事が出来る。
さあ、2人とも早く帰るんだ。
「そっか。またね、七」
「あれ? 六日はまだ帰らないの?」
「うん。もう少しここにいるよ」
「いや、帰れよ」
「ふんっ」
「痛っ! 足を踏むな足を!」
四月が帰るならてっきり水無月も帰ると思っていたが、予想に反して水無月はここに残ると言ってきた。
むしろ、俺と2人っきりとか話す事あんのかよ・・・。
「まあいいや! 如月くんは六日に手を出したら私が許さないからね!」
「出さねーから」
こうして四月は帰り、この家には俺と水無月の2人だけになった。
っと言っても、別にやましい雰囲気になどなったりしない。
俺は普段と変わらず、ソファーに座りながらスマホをいじっている。
水無月は水無月で、ソファーのクッションを抱きしめながら、部屋に掛けてある時計を見つめていた。
「・・・ねぇ、つまんない」
「知るか、なら帰れよ」
勝手に残るとか言っといて、勝手につまんないとか抜かすなよ・・・。
なんで四月と一緒に帰らなかったんだ。
そんな疑問が俺の頭をよぎった。
「七、上手くいくかな」
「あ? んなの知るかよ」
「冷たいね。応援してないの?」
「してない訳じゃないけど、本人次第だろ。そんなもん」
応援は勿論しているが、それと上手くいくかは別物だろ。
俺が応援して上手くいくってんならそりゃ、ちゃんと応援するさ。
「七がこのまま上手くいったら、私たちはどうなるんだろうね」
「決まってるだろ、前みたいに何もない関係に戻るだけだ」
俺は四月の恋愛の手助けをしてるだけだ。
当然、それが終われば俺と四月が絡む必要はなくなる。
それに、彼氏ができたなら、他の男と絡むなんて余裕も暇もないだろう。
「自分で言ってて悲しくない、ソレ?」
「・・・別に」
俺はスマホから目を逸らさずにそう答える。
きっと、今のままなら大丈夫だ。
すっと受け入れられる気がする。
だが、これ以上関わっていたら、きっと悲しくなるとは思う。
すると、水無月の一言で俺はスマホを動かす手が止まってしまった。
「あんたさ、もしかして七の事好きだったりするの?」
水無月はどうして急にそんな事を言ってきたのだろうか。
そんなはずはない。
俺が四月を好きな事実はないはずだ。
だが、俺はそう答えられなかった。
沈黙は肯定と同じじゃないか・・・。
「何でそんな事聞くんだ・・・?」
何か言葉を返さなきゃと思い、咄嗟に出た言葉がそれだった。
否定でも肯定でもない。
いや、ある種の肯定とも言えるのだろうか。
すぐに否定できなかった俺に、もう逃げ道は存在しなかった。
「七と一緒にいるあんたが楽しそうだし」
「そんなの、根拠にならないだろ」
誰かと一緒に居て楽しそうにするなんか、ざらにあるだろう。
水無月の理屈なら、この世界のほとんどの人が老若男女問わずに恋してる事になる。
「だからだよ」
「あ? 何を言って・・・」
俺は思わず言葉を詰まらせてしまった。
俺を見てくる水無月の、真っ直ぐな水無月の瞳。
それに似合わず、彼女は悲しそうな表情で俺を見てきた。
「普段は楽しそうなのに、七が先輩の話をしてる時のあんた、すっごい辛そうな顔してるから」
そんな事はない、そんなはずはない。
あいつの前ならどんな時も普通で、冷静でいたはずだ。
現に、四月からは変な疑いはかけられていない。
これはカマか? 誘導尋問的な何かだろうか。
だが、目の前の少女が、そんな試すような事をしてる風には見えなかった。
「・・・気のせいだろ」
そんな風に思っても、俺はこんな取り留めのない言葉しか返せなかった。
この気持ちは、四月の恋愛相談を乗るにあたって、絶対に抱いてはいけない感情だったからだ。
その後ら、暫く沈黙が続く。
俺も水無月も、お互いに何も話さないし話しかけない。
そんな時間が、5分、10分、15分が過ぎていく。
そして、沈黙を破ったのは水無月の方からだった。
「明日さ、一緒に出かけない?」
「明日?」
「うん。なんかさ、普段行かない所行こうよ。2人で」
「・・・わかった」
余計な思考は一切働かなかった。
無駄な考えも一切しなかった。
ただ、その言葉はすんなりと出てきた。
別に水無月が好きだからって訳じゃない。
四月が先輩とデートの日だから、その寂しさを忘れようとしたのかもしれない。
未だに自分でもこの感情を認めようとしなかった。
何も思っていないなら、なんでこんなに苦しいんだ?
何も思っていないなら、なんでこんなに悲しいんだ?
「・・・無理しないでよ」
気がつくと、1人俯く俺の目の前に立つ水無月。
そして、その言葉を発して自分の手を俺の頭の上に乗せてくる。
同情なんかして欲しくない、慰めて欲しい訳じゃない。
だが、その乗せられた手の温もりが、悲しい程に温かくて心地よくて・・・苦しかった・・・。
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