358 / 358
本編
参上!山のリュウ戦隊!
しおりを挟む
『山の秩序を守る為!争いの火蓋は消し止める!
さあ!人の子よ!武器を収めて握手を交わすのだ!』
正義の味方として緑レンジャーが指をビシーッと余所者冒険者達にさしています。長く鋭い爪が攻撃的に見えるのに、言っている事は平和そのものです。
「かっ、格好良い!」
指されたリーダー冒険者は両手に持つ剣を震わせて、はわわと感動します。
「な、何よ!?怖くなんて無いんだからね!?」
魔法使い冒険者は内股で震え、両手で握りしめる杖を緑レンジャーに向けます。
「止めなよ。シルフィスだけじゃなくてサラマンダーにリヴァイアサンなんて僕達だけで敵う訳無いでしょ。てか怒らせちゃダメな相手」
小人族冒険者は冷静に魔法使い冒険者の杖を押さえ込みます。
他冒険者達は警戒しながらも武器を収めて後退しました。
「すげー!ちょっと道に迷っただけなのにすげーのに会えた!俺凄くない!?」
リーダー冒険者は仲間の空気も読まずに緑レンジャーに指を向けてはしゃぎます。同意を得ようと後ろを振り返って警戒心なんてまるでありません。
『ふふーん?人の子にしては見る目あるじゃん。良いね気に入ったよ』
けれども大丈夫です。緑レンジャーも悦に入って様々なポージングを決め始めましたからね。
「何を見せられてるんだ」
どうやら一触即発どころか茶番が始まった気配にログは構えていた竿を下ろしました。
三巳も杞憂だった事を悟りちょっぴし恥ずかしく思いながらお座り待機します。
(何とかレンジャーは甥っ子が見てたやつ)
男の子向け番組は見ていませんが、甥っ子のごっこ遊びには付き合った事があります。結構容赦なく紙の剣で叩かれた事を思い出して尻尾を股に潜らせました。
「それで、結局あんたらは迷い込んで警戒して武器構えてただけって事で良いのか」
ログの問いに、後退して様子を伺っていた余所者冒険者が神妙に頷きます。
「ああ。街道を進んでいたんだが、予期せない事態に森に逃げ込んだんだ」
「そしたら進んでも進んでも同じ景色で進むのも戻るのもわからなくなっちゃいました」
本当にただの迷子だったようです。
三巳は状況をちゃんと把握する前に慌てた自分がちょっぴし恥ずかしくなりました。そっぽを向いて鼻を鳴らして誤魔化しています。
「あの。貴方は此処に詳しい人ですか?」
「この山の民だ。ここは篩の森。獣神の結界で守られているから他所の者は迷いやすい」
ログはそう言うと後退している方の余所者冒険者に近寄ります。
三巳も立ち上がってその横を付いて行きました。
レオは同じ位置で様子を伺っています。
「結界……。だから迷ったのか。ここの人なら出方わかるか?」
「勿論。だが今逃げたばかりなら暫く時間を置いてから戻った方が良いだろう」
「でも、良いのか?俺達不法侵入してるみたいなもんだろ」
「さてな。三巳が何も言わんから大丈夫だろう」
「三巳?ってそちらの獣神様ですか?」
急に敬った調子で視線を向けられて、お座りしていた三巳の背がゾワワと寒くなります。あまりの寒さに尻尾どころか全身の毛が膨らんでいます。
『三巳は三巳だよ。働くの嫌ーだから敬うの止めて欲しいんだよ』
そそそとログの背に隠れてニート宣言です。
膨らんだモフモフに隠れられて、余所者冒険者は分かり易く傷付きます。
「す、すみません!でも、なら何とお呼びすれば良いのでしょうか」
『三巳は三巳って呼んで欲しい』
「え゛。……敬称無しで?」
『うぬ』
鼻に皺を寄せて神妙に頷く三巳に、余所者冒険者は円陣を組んで話し合いを始めました。
何を話し合っているのか耳の良い三巳は聞こえています。けれども折角の内緒話を本人が聞くものでは無いでしょう。ですからその間に、知らない間に山の住竜になっていた風竜を見る事にしました。
(シルフィスってシルフと幻竜の子の子孫か)
シルフィスって何だろ?と疑問に思ったら獣神としての知識が教えてくれました。シルフならお友達にもいるので何となくわかります。
(だから風竜なのかー)
その風竜ことシルフィスこと緑レンジャーは、相変わらず余所者リーダーの前でポージングを決めています。更に技まで披露し始めたのでサラちゃんに怒られていました。
『うにゅ。楽しいは正義』
という訳で、勝手に住み着いていた緑レンジャーも正式に山の住竜と認めます。
「分かりまし、分かった。それじゃあ街道に戻れるまで邪魔をするな、三巳」
心の中で緑レンジャーの渾名はシーちゃんに決定させている間に余所者冒険者の覚悟も決まった様です。神の気紛れでやっぱ駄目ー!って言われても受け入れる覚悟です。
勿論そんな内心なんて知らない三巳は、ニコーっと犬歯を見せて笑うと尻尾を振って飛び掛かりました。
いきなり飛び掛かられた余所者冒険者でしたが全く体幹がブレていません。バランスの取れた筋肉と道着っぽい装備から恐らく武闘家なのでしょう。
丈夫そうな体に三巳の遊びたいメーターがはち切れました。
『うにゅー♪一緒に遊ぶんだよ♪』
大きく尻尾をブンブカ振る三巳に、今まで戦々恐々としていた余所者冒険者もやっと一息付けたのでした。
さあ!人の子よ!武器を収めて握手を交わすのだ!』
正義の味方として緑レンジャーが指をビシーッと余所者冒険者達にさしています。長く鋭い爪が攻撃的に見えるのに、言っている事は平和そのものです。
「かっ、格好良い!」
指されたリーダー冒険者は両手に持つ剣を震わせて、はわわと感動します。
「な、何よ!?怖くなんて無いんだからね!?」
魔法使い冒険者は内股で震え、両手で握りしめる杖を緑レンジャーに向けます。
「止めなよ。シルフィスだけじゃなくてサラマンダーにリヴァイアサンなんて僕達だけで敵う訳無いでしょ。てか怒らせちゃダメな相手」
小人族冒険者は冷静に魔法使い冒険者の杖を押さえ込みます。
他冒険者達は警戒しながらも武器を収めて後退しました。
「すげー!ちょっと道に迷っただけなのにすげーのに会えた!俺凄くない!?」
リーダー冒険者は仲間の空気も読まずに緑レンジャーに指を向けてはしゃぎます。同意を得ようと後ろを振り返って警戒心なんてまるでありません。
『ふふーん?人の子にしては見る目あるじゃん。良いね気に入ったよ』
けれども大丈夫です。緑レンジャーも悦に入って様々なポージングを決め始めましたからね。
「何を見せられてるんだ」
どうやら一触即発どころか茶番が始まった気配にログは構えていた竿を下ろしました。
三巳も杞憂だった事を悟りちょっぴし恥ずかしく思いながらお座り待機します。
(何とかレンジャーは甥っ子が見てたやつ)
男の子向け番組は見ていませんが、甥っ子のごっこ遊びには付き合った事があります。結構容赦なく紙の剣で叩かれた事を思い出して尻尾を股に潜らせました。
「それで、結局あんたらは迷い込んで警戒して武器構えてただけって事で良いのか」
ログの問いに、後退して様子を伺っていた余所者冒険者が神妙に頷きます。
「ああ。街道を進んでいたんだが、予期せない事態に森に逃げ込んだんだ」
「そしたら進んでも進んでも同じ景色で進むのも戻るのもわからなくなっちゃいました」
本当にただの迷子だったようです。
三巳は状況をちゃんと把握する前に慌てた自分がちょっぴし恥ずかしくなりました。そっぽを向いて鼻を鳴らして誤魔化しています。
「あの。貴方は此処に詳しい人ですか?」
「この山の民だ。ここは篩の森。獣神の結界で守られているから他所の者は迷いやすい」
ログはそう言うと後退している方の余所者冒険者に近寄ります。
三巳も立ち上がってその横を付いて行きました。
レオは同じ位置で様子を伺っています。
「結界……。だから迷ったのか。ここの人なら出方わかるか?」
「勿論。だが今逃げたばかりなら暫く時間を置いてから戻った方が良いだろう」
「でも、良いのか?俺達不法侵入してるみたいなもんだろ」
「さてな。三巳が何も言わんから大丈夫だろう」
「三巳?ってそちらの獣神様ですか?」
急に敬った調子で視線を向けられて、お座りしていた三巳の背がゾワワと寒くなります。あまりの寒さに尻尾どころか全身の毛が膨らんでいます。
『三巳は三巳だよ。働くの嫌ーだから敬うの止めて欲しいんだよ』
そそそとログの背に隠れてニート宣言です。
膨らんだモフモフに隠れられて、余所者冒険者は分かり易く傷付きます。
「す、すみません!でも、なら何とお呼びすれば良いのでしょうか」
『三巳は三巳って呼んで欲しい』
「え゛。……敬称無しで?」
『うぬ』
鼻に皺を寄せて神妙に頷く三巳に、余所者冒険者は円陣を組んで話し合いを始めました。
何を話し合っているのか耳の良い三巳は聞こえています。けれども折角の内緒話を本人が聞くものでは無いでしょう。ですからその間に、知らない間に山の住竜になっていた風竜を見る事にしました。
(シルフィスってシルフと幻竜の子の子孫か)
シルフィスって何だろ?と疑問に思ったら獣神としての知識が教えてくれました。シルフならお友達にもいるので何となくわかります。
(だから風竜なのかー)
その風竜ことシルフィスこと緑レンジャーは、相変わらず余所者リーダーの前でポージングを決めています。更に技まで披露し始めたのでサラちゃんに怒られていました。
『うにゅ。楽しいは正義』
という訳で、勝手に住み着いていた緑レンジャーも正式に山の住竜と認めます。
「分かりまし、分かった。それじゃあ街道に戻れるまで邪魔をするな、三巳」
心の中で緑レンジャーの渾名はシーちゃんに決定させている間に余所者冒険者の覚悟も決まった様です。神の気紛れでやっぱ駄目ー!って言われても受け入れる覚悟です。
勿論そんな内心なんて知らない三巳は、ニコーっと犬歯を見せて笑うと尻尾を振って飛び掛かりました。
いきなり飛び掛かられた余所者冒険者でしたが全く体幹がブレていません。バランスの取れた筋肉と道着っぽい装備から恐らく武闘家なのでしょう。
丈夫そうな体に三巳の遊びたいメーターがはち切れました。
『うにゅー♪一緒に遊ぶんだよ♪』
大きく尻尾をブンブカ振る三巳に、今まで戦々恐々としていた余所者冒険者もやっと一息付けたのでした。
10
お気に入りに追加
113
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(109件)
あなたにおすすめの小説
地上最強ヤンキーの転生先は底辺魔力の下級貴族だった件
フランジュ
ファンタジー
地区最強のヤンキー・北条慎吾は死後、不思議な力で転生する。
だが転生先は底辺魔力の下級貴族だった!?
体も弱く、魔力も低いアルフィス・ハートルとして生まれ変わった北条慎吾は気合と根性で魔力差をひっくり返し、この世界で最強と言われる"火の王"に挑むため成長を遂げていく。
神様のお楽しみ!
薫
ファンタジー
気がつくと星が輝く宇宙空間にいた。目の前には頭くらいの大きさだろうか、綺麗な星が一つ。
「君は神様の仲間入りをした。だから、この星を君に任せる」
これは、新米神様に転生した少年が創造した世界で神様として見守り、下界に降りて少年として冒険したりする物語。
第一章 神編は、三十三話あります!
第二章 婚約破棄編は、二十話しかありません!(6/18(土)投稿)
第三章 転生編は、三十三話です!(6/28(火)投稿)
第四章 水の楽園編(8/1(月)投稿)
全六章にしようと思っているので、まだまだ先は長いです!
更新は、夜の六時過ぎを目安にしています!
第一章の冒険者活動、学園、飲食店の詳細を書いてないのは、単純に書き忘れと文章力のなさです。書き終えて「あっ」ってなりました。第二章の話数が少ないのも大体同じ理由です。
今書いている第四章は、なるべく細かく書いているつもりです。
ストック切れでしばらくの間、お休みします。第五章が書き終え次第投稿を再開します。
よろしくお願いしますm(_ _)m
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
異世界着ぐるみ転生
こまちゃも
ファンタジー
旧題:着ぐるみ転生
どこにでもいる、普通のOLだった。
会社と部屋を往復する毎日。趣味と言えば、十年以上続けているRPGオンラインゲーム。
ある日気が付くと、森の中だった。
誘拐?ちょっと待て、何この全身モフモフ!
自分の姿が、ゲームで使っていたアバター・・・二足歩行の巨大猫になっていた。
幸い、ゲームで培ったスキルや能力はそのまま。使っていたアイテムバッグも中身入り!
冒険者?そんな怖い事はしません!
目指せ、自給自足!
*小説家になろう様でも掲載中です
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
おぉ…迷ってただけなのか
悪い人じゃなくてよかったねー
まぁ…前話のリーダーの反応で悪い人じゃないのは分かりきってたけど
感想ありがとうございます。
バレてた……。
レオ「そりゃそーだ」
三巳「んにゅう。三巳だって、別に焦ってたからわかんなかっただけで、普段ならわかってたんだよっ」
レオが疑心に満ちた思いを笑みに隠して三巳の頭を撫でました。普段からチャランポランな三巳の行動などお見通しなのです。
そもそもこの話に真の悪人が出てこないっていう。
母獣『神族たる三巳が心の底から望む安寧なのじゃ。人族程度が抗える訳なかろう」
知らぬは三巳だけな事実……かもしれませんね♪
おぉー!久しぶりのレンジャー登場!
風龍…新しい顔だ…
感想ありがとうございます!
辰年終わる前に出せました!ギリ(笑)
新しい仲間はモフモフです♪
三巳の山はまだもう暫く辰年が続くので、緑レンジャーが頑張って他の竜か龍を勧誘してくれる事でしょう。
緑レンジャー『紅一点のピンクとカレー好きなイエローは外せないし、癒し属性のホワイトと寡黙キャラなブラックも欲しい』
風を使って常に仲間募集中なので我こそは!という竜か龍の応募をお待ちしております♪
こあい人!大丈夫かなぁ…
…三巳の山に入れてるってことは悪い人ではなさそうだけど
感想ありがとうございます!
篩の森は入り口までなら誰でも入れちゃうんですよ……。ただ悪者さんは絶対に迷って先に進めなくなるけど。
さて、彼等はそうなのか、違うのか。
レオ「まあ、どっちに転んでも山の民相手にする方が可哀想な気がするけどな」
ダンジョンで山の民の為人(主にロウ村長とロン)を目の当たりにしたレオが呟きます。
その声が聞こえているのか、いないのか。三巳は次週に向けて走るのでした。
三巳『ログ!無事でいて欲しいんだよ!』