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本編
観光プランB~次の観光スポットへ~
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お弁当食べて霧の谷を後にした三巳達は、次なる目的地を目指して観光旅行を続けます。
「生まれたての妖精さん達も可愛かった!ちっちゃくて、ほわんほわんしててなんかもぅ、はわー!って感動ものだったよっ。
妖精さん達の世界はとってもとーっても楽しかったわ」
「そう言われるとオイラ達も鼻が高いってモンだよ」
熊五郎の背に乗って、トットコトコトコ進む三巳とリリとロダ。その隣を歩くタウろん。そしてリリの肩には妖精の世界から一人付いて来た子がいました。
リリが最も懐いた物作り妖精です。彼の名は橙の妖精と言いました。ソバカスがチャームポイントな男の子です。
カラクリ作りが最も得意な橙の妖精は、自分の作った作品(子供達)をキラキラの目で褒めてくれたリリに付いて行く事にしたのです。
「うーにゅ。リリは三巳以上に人外に懐かれるなー」
「ふふふっ、小さい頃から森の動物達と過ごしてたから、きっと仲間だと思われるのかしらね」
腕を組んで妙な感心をする三巳に、リリはクスクスと擽ったそうに笑います。けれど昔を思い出したのか、直ぐに寂しそうに虚空を見つめてしまいました。
「リリ?」
「!あ、ごめんなさい。ちょっと、みんなの事、思い出して……」
心配したロダに名を呼ばれ、ハッとしたリリは空元気を出して笑みを見せました。
けれどもその笑みが矢張り寂しそうで、その場にいたみんながシンミリしてしまいます。
リリの様子を見るに、故郷でとても辛く悲しい事があったと伺い知れます。それでも前を向いて生きる姿に、みんなが助けてあげたくなるのです。
「早く次に行こー!今日の最終目的地だぞ♪」
三巳は尻尾をブンブカ振って、「しゅっぱーつしんこー」と熊五郎を急かします。
熊五郎もそれに応えるべく「がおー」と吠えると、リリを振り落とさない様に最新の注意を払いながらも、最速で山道を駆けて行きます。
急に景色が横に素早く流れ、風を切り出したので、リリも心が踊って寂しを紛らわせる事が出来ました。
その様子に三巳達もホッと一安心です。
景色は流れ、岩肌が剥き出しの木々の乏しいエリアから、鬱蒼と茂る森のエリアに戻って来ました。
熊五郎はそんな障害物を物ともせずに駆け抜けます。
その後ろからタウろんも一生懸命付いて来ています。時折木々にぶつかりそうになっていますが、なんとか寸前で回避しています。
そうこうしている内に辿り着いたのは三巳の昔の寝床、鍾乳洞のある洞窟です。
「もしかして此所って……!」
三巳の巡回話を聞いていたリリは、逸早く気付きました。
ロダもその場の雰囲気から何となく、此所が三巳の昔の住処だと察した様です。そして洞窟内から風が抜けているのを感じて、魔法の光で奥の方を照らしました。
「あ、あそこから風が流れてるみたい」
「目的はその先だよー」
ロダが横穴を発見すると、三巳が熊五郎から降りて先導します。横穴はそこそこの大きさとはいえ、そこまで広い訳ではないからです。
それに観光は自分の足で見て回るのも醍醐味の一つです。
リリも降りると三巳の横を歩きます。橙の妖精は肩に止まったままです。
ロダも降りてちゃっかりリリの横を陣取ります。ちょっぴり橙の妖精に焼き餅を焼いています。
その後を熊五郎とタウろんがのんびりと続きます。此所が誰の住処か知っていますが、今回は三巳もリリもいるので何の心配もありません。
「ふわああああっ」
暫く進むとリリの口から感嘆の声が漏れました。
「凄い!光鍾乳石がこんなに沢山!光苔と乱反射して幻想的!」
鍾乳石と光苔が優しく足元を照らしてくれるエリアに着いたのです。青白い光と緑の光が互いに溶け込み、周囲を仄かに照らし出しています。時折落ちる水滴が、光を受けてキラキラ宝石の様な輝きを魅せてくれます。
洞窟内は大興奮のリリの声が反響して、まるでオーケストラの様に賑やかになりました。
思った通り喜んでくれたリリに、三巳も大満足で尻尾をブンブカ振っています。
「三巳っ、三巳ちょっと洞窟内だから抑えてっ」
『モーっ当たるモーっ』
大きな尻尾は背後は勿論リリを挟んで隣にいたロダの元まで届いた様です。堪らず抗議の声を上げるロダとタウろんに、三巳は「しまった」という顔でピタリと止まりました。
「ゴメン。感情が抑えらんなかった」
三巳の尻尾は正直者なのです。テヘッと舌を出して謝る三巳ですが、多分またやりそうです。
「がぅ……」
地に伏せて難を逃れていた熊五郎は、「ヤレヤレ」と呆れた溜息を漏らしました。
「ふふふふふっ!三巳可愛い!ああっもう楽しすぎて、私こんなに幸せで良いのかしら」
リリはムギューっと三巳を抱きしめて笑います。そしてふと声のトーンを落とすと、遠くに想いを馳せる様に呟きました。
「当たり前だ。何ならもっともっと幸せになっても良いんだよ」
三巳もリリをギューっと抱きしめて、頭を優しく撫でてあげました。
リリはその温もりに涙が出そうになります。
「そうだよっ、僕がもっとリリを幸せにするよ!」
場のしんみりとした空気に触発されたのか、ロダが大胆な告白をしました。
流石にこの直球な告白に、リリは真っ赤になってロダを凝視します。
「大胆だなー、ロダ」
「へ?」
カラカラ笑う三巳に、ロダは素っ頓狂な声を上げました。どうやら自分が言った言葉の意味を理解していなかった様です。
ロダはニンマリ笑顔の三巳と、恥ずかしそうに『モー』と鳴いて顔を塞ぐ(しかし目は出してる)タウろんと、鼻に皺を寄せて威嚇する熊五郎と、指笛吹いて囃す橙の妖精を順繰りに見回します。そして最後に真っ赤な顔で戦慄くリリを見て、改めて自分の言った言葉を反芻しました。
「!」
そして自分の言った言葉が、何処かプロポーズ染みていた事に漸く気付きました。途端に全身を赤く染めて湯気を噴き出します。
「ちっ、違……あいや違くは無いけどそんなつもりで無くてっでも出来ればそうなれたら嬉し……ってああああ何言ってるんだ僕はあああっ」
パニックに陥ったロダがワタワタして、リリが更に真っ赤になって俯いてしまいます。
「最近こんなんばっかだなー」
そんな二人の初々しい反応に、三巳はにゃははと笑います。
「ほれほれ、先はまだ長いぞー。今日の観光旅行はこれで終わりじゃないんだぞー」
ほっといたらいつ迄もモジモジしてそうなので、三巳は心を鬼にして先を促すのでした。
「生まれたての妖精さん達も可愛かった!ちっちゃくて、ほわんほわんしててなんかもぅ、はわー!って感動ものだったよっ。
妖精さん達の世界はとってもとーっても楽しかったわ」
「そう言われるとオイラ達も鼻が高いってモンだよ」
熊五郎の背に乗って、トットコトコトコ進む三巳とリリとロダ。その隣を歩くタウろん。そしてリリの肩には妖精の世界から一人付いて来た子がいました。
リリが最も懐いた物作り妖精です。彼の名は橙の妖精と言いました。ソバカスがチャームポイントな男の子です。
カラクリ作りが最も得意な橙の妖精は、自分の作った作品(子供達)をキラキラの目で褒めてくれたリリに付いて行く事にしたのです。
「うーにゅ。リリは三巳以上に人外に懐かれるなー」
「ふふふっ、小さい頃から森の動物達と過ごしてたから、きっと仲間だと思われるのかしらね」
腕を組んで妙な感心をする三巳に、リリはクスクスと擽ったそうに笑います。けれど昔を思い出したのか、直ぐに寂しそうに虚空を見つめてしまいました。
「リリ?」
「!あ、ごめんなさい。ちょっと、みんなの事、思い出して……」
心配したロダに名を呼ばれ、ハッとしたリリは空元気を出して笑みを見せました。
けれどもその笑みが矢張り寂しそうで、その場にいたみんながシンミリしてしまいます。
リリの様子を見るに、故郷でとても辛く悲しい事があったと伺い知れます。それでも前を向いて生きる姿に、みんなが助けてあげたくなるのです。
「早く次に行こー!今日の最終目的地だぞ♪」
三巳は尻尾をブンブカ振って、「しゅっぱーつしんこー」と熊五郎を急かします。
熊五郎もそれに応えるべく「がおー」と吠えると、リリを振り落とさない様に最新の注意を払いながらも、最速で山道を駆けて行きます。
急に景色が横に素早く流れ、風を切り出したので、リリも心が踊って寂しを紛らわせる事が出来ました。
その様子に三巳達もホッと一安心です。
景色は流れ、岩肌が剥き出しの木々の乏しいエリアから、鬱蒼と茂る森のエリアに戻って来ました。
熊五郎はそんな障害物を物ともせずに駆け抜けます。
その後ろからタウろんも一生懸命付いて来ています。時折木々にぶつかりそうになっていますが、なんとか寸前で回避しています。
そうこうしている内に辿り着いたのは三巳の昔の寝床、鍾乳洞のある洞窟です。
「もしかして此所って……!」
三巳の巡回話を聞いていたリリは、逸早く気付きました。
ロダもその場の雰囲気から何となく、此所が三巳の昔の住処だと察した様です。そして洞窟内から風が抜けているのを感じて、魔法の光で奥の方を照らしました。
「あ、あそこから風が流れてるみたい」
「目的はその先だよー」
ロダが横穴を発見すると、三巳が熊五郎から降りて先導します。横穴はそこそこの大きさとはいえ、そこまで広い訳ではないからです。
それに観光は自分の足で見て回るのも醍醐味の一つです。
リリも降りると三巳の横を歩きます。橙の妖精は肩に止まったままです。
ロダも降りてちゃっかりリリの横を陣取ります。ちょっぴり橙の妖精に焼き餅を焼いています。
その後を熊五郎とタウろんがのんびりと続きます。此所が誰の住処か知っていますが、今回は三巳もリリもいるので何の心配もありません。
「ふわああああっ」
暫く進むとリリの口から感嘆の声が漏れました。
「凄い!光鍾乳石がこんなに沢山!光苔と乱反射して幻想的!」
鍾乳石と光苔が優しく足元を照らしてくれるエリアに着いたのです。青白い光と緑の光が互いに溶け込み、周囲を仄かに照らし出しています。時折落ちる水滴が、光を受けてキラキラ宝石の様な輝きを魅せてくれます。
洞窟内は大興奮のリリの声が反響して、まるでオーケストラの様に賑やかになりました。
思った通り喜んでくれたリリに、三巳も大満足で尻尾をブンブカ振っています。
「三巳っ、三巳ちょっと洞窟内だから抑えてっ」
『モーっ当たるモーっ』
大きな尻尾は背後は勿論リリを挟んで隣にいたロダの元まで届いた様です。堪らず抗議の声を上げるロダとタウろんに、三巳は「しまった」という顔でピタリと止まりました。
「ゴメン。感情が抑えらんなかった」
三巳の尻尾は正直者なのです。テヘッと舌を出して謝る三巳ですが、多分またやりそうです。
「がぅ……」
地に伏せて難を逃れていた熊五郎は、「ヤレヤレ」と呆れた溜息を漏らしました。
「ふふふふふっ!三巳可愛い!ああっもう楽しすぎて、私こんなに幸せで良いのかしら」
リリはムギューっと三巳を抱きしめて笑います。そしてふと声のトーンを落とすと、遠くに想いを馳せる様に呟きました。
「当たり前だ。何ならもっともっと幸せになっても良いんだよ」
三巳もリリをギューっと抱きしめて、頭を優しく撫でてあげました。
リリはその温もりに涙が出そうになります。
「そうだよっ、僕がもっとリリを幸せにするよ!」
場のしんみりとした空気に触発されたのか、ロダが大胆な告白をしました。
流石にこの直球な告白に、リリは真っ赤になってロダを凝視します。
「大胆だなー、ロダ」
「へ?」
カラカラ笑う三巳に、ロダは素っ頓狂な声を上げました。どうやら自分が言った言葉の意味を理解していなかった様です。
ロダはニンマリ笑顔の三巳と、恥ずかしそうに『モー』と鳴いて顔を塞ぐ(しかし目は出してる)タウろんと、鼻に皺を寄せて威嚇する熊五郎と、指笛吹いて囃す橙の妖精を順繰りに見回します。そして最後に真っ赤な顔で戦慄くリリを見て、改めて自分の言った言葉を反芻しました。
「!」
そして自分の言った言葉が、何処かプロポーズ染みていた事に漸く気付きました。途端に全身を赤く染めて湯気を噴き出します。
「ちっ、違……あいや違くは無いけどそんなつもりで無くてっでも出来ればそうなれたら嬉し……ってああああ何言ってるんだ僕はあああっ」
パニックに陥ったロダがワタワタして、リリが更に真っ赤になって俯いてしまいます。
「最近こんなんばっかだなー」
そんな二人の初々しい反応に、三巳はにゃははと笑います。
「ほれほれ、先はまだ長いぞー。今日の観光旅行はこれで終わりじゃないんだぞー」
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