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本編
観光プランB③
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妖精の世界は面白い物で溢れています。
シャボンポリンの公園を後にした三巳達は妖精達に連れられて、次なる面白い物を目指して飛んでいます。
次の目的地までは妖精界を眼下に、妖精の粉での遊覧飛行を楽しんでいます。
「いやー、さっきのリリは凄かったなー。
まさかあそこで大回転三段跳びの大技が出るとは思わなかったぞ」
三巳はシャボンポリンの公園を思い出して、笑いが止まりません。
「ふふふっ、私もあれは怖かったわ。
思いの外高く跳んで、どうしようって無我夢中だったから」
怖いと言いながら、リリも楽しそうに笑います。
隣を飛ぶロダもリリの雄姿に惚れ直して、思い出しては憧憬を込めて頷いています。
「凄いよ凄いね♪」
「あれはぶっちぎりで凄い♪」
『流石はユトの加護を持つ人間だモー』
「がおっ」
みんなが手放しで褒めるので、リリは誇らしくも照れ臭くなって顔を隠してしまいました。
「ありがとう」
リリは消え入りそうな声で、真っ赤な顔してお礼を言いました。
そうこうしている内に、次なる目的地が見えてきた様です。
妖精達に連れられて降り立った場所は、とっても良い匂いがする場所でした。
「凄い!甘い匂いがする!」
『美味しそうな草がいっぱいだモー!』
「がう!」
リリとタウろんが胸いっぱいに匂いを嗅いでいます。
それもその筈。辺りにはカラフルで大きなお花が、まるで森の様に生えています。お陰で辺りはお花の匂いでいっぱいです。
「ふっふーん♪ここは僕達のとっておき♪」
「幸せになれる場所♪」
「「「蜜の森♪」」」
お菓子が大好きな妖精達は、舌舐めずりで自慢します。中でもポッチャリ黄色い妖精は、涎が滝の様に流れています。
「花によって色んな甘さの蜜が食べ放題なんだよ」
三巳が補足説明をすれば、リリ達は「おおー」と目を大きく開けて輝かせました。
「因みに花……草自体は食べない様になー」
『ガーンだモー!』
花を食べそうな勢いだったタウろんは、三巳の無情の一言にガックリ項垂れました。
それでも花の蜜を食べ始めれば、すっかり笑顔で蜜の食べ比べをしています。
熊五郎なんて某黄色い熊の蜂蜜好きの勢いで、次から次に口いっぱいに蜜を含ませています。
「けどこんなに甘いの有るなら、お菓子なんて要らないんじゃないの?」
酸味の含んだレモン色の花の蜜に舌鼓を打ちながら、ロダは最もな疑問を口にしました。
「いるよ!?」
「全然いるいる!」
「蜜とお菓子は違うよ!」
お菓子に関しては死活問題だったのか、妖精達は物凄い勢いで捲し立てます。
「え?でも甘い物に甘い物じゃ、胸焼けしそう……」
「しないよ!」
「花の蜜はお砂糖や蜂蜜と一緒だよ!」
「人間達だって蜂蜜ばっかりよりお菓子のが良いだろう!?」
「あ、うん。ソウダネ」
ドアップで迫る妖精達に、タジタジになったロダは、取り敢えず流されるままに同意をしました。
納得はしていないロダに、三巳はフムと顎に手を当てて考えます。
「ロダは蜂蜜が有ればリリの手作りお菓子要らないのか?」
「!欲しい!あるの!?」
「「「あるの!?」」」
三巳の言葉に、ロダも妖精達も目と鼻の先まで接近して目を爛々と輝かせました。
「いや無いけど」
そして素気無く否定をされて足から砕け落ちました。
「でもお菓子屋さんのお菓子は沢山持ってきたぞ」
「「「!わーい♪」」」
何時もの如く尻尾から大量のお菓子を取り出した途端、妖精達は我先にとお菓子に群がります。
「ふふふっ、そんなに慌てなくてもまだあるわ」
「「「きゃー♪」」」
それを見たリリも、リュックに入るだけ詰め込んだお菓子を取り出しました。
そしてあっと言う間にリリは群がる妖精達によって、その姿が見えなくなってしまいました。
「リリー!」
「ロダは無いのん?♪」
「クンクンクンクン。匂うよ♪」
「匂ったね♪」
「え?え?っうわあぁー……!」
ロダは視界から消えたリリを思う間も無く、匂いを嗅ぎつけた妖精達に群がられてそれどころでは無くなりました。
そんな三巳達を尻目にタウろんと熊五郎は、のんびりゆったり花の蜜を堪能しています。
『草の蜜美味しいモー』
「がう」
タウろんと熊五郎は、言葉は通じなくとも気持ちはわかり合っているようです。美味しい花の蜜を見つけると、お互いに勧め合っています。
「あらあら、まあまあ。気に入って貰えて嬉しいわぁ」
マッタリしていたタウろんと熊五郎に、何時の間にか神秘のベールに包まれた女性が立っていました。
妖精の羽根をその背に携えてはいますが、小さな小さな妖精達と違って、人間の大人程の背丈があります。
静かに微笑む美しい女性に、タウろんは何故か心の底が畏怖の念で震えるのを感じました。
それもその筈です。
「あっ!女王様だ!」
「こんにちはー♪」
女性は妖精達の女王だったのです。
女王に気付いた妖精達が、各々お菓子を手にして集まって来ました。
「あらあら、まあまあ、うふふふふ。
みんないっぱいお菓子を貰ったのね。
お礼はちゃんと言えたかしら」
「「「あ!」」」
妖精の女王は澄み渡る湖面の様に、おっとりと静かに微笑みを称えています。
集まった妖精達は、妖精の女王に言われて、一斉に三巳達に振り返りました。
「「「ありがとー♪」」」
「おー、どういたしましてー」
「ふふふっ、こちらこそありがとう」
三巳は何時もの事と泰然と構えて尻尾を緩く振ります。
リリはキラッキラの満面の良い笑顔で緩むほっぺを抑えます。
ロダは真っ白に燃え尽きて崩折れています。ボロボロの体を見るに、此処ぞとばかりにたかられた様です。
ロダは近寄って来たタウろんと熊五郎に、「ドンマイ」と言わんばかりにポンと肩を叩かれ慰められました。
「うっうっ、妖精よりモンスターのが優しひ」
ヨヨヨと泣き崩れるロダですが、ただ単に無抵抗で揶揄い甲斐がある為に、無邪気な妖精達に弄ばれただけです。
「人間にしては妙に懐かれたなー。
妖精達が此処まで人間に容赦無く絡むの珍しいんだぞ」
三巳に関心されましたが、ロダは喜んで良いのか悲しんで良いのか、複雑な心境になるのでした。
***オマケ話***
「三巳の四次元尻尾相変わらず凄いね♪」
「うん♪でもあれ三巳無意識でしょ?」
「そーみたーい♪モフモフに全て収まってるって思ってるんだよー♪」
「ウケるー♪」
「そんな訳無いのにねー♪」
「神様尻尾が亜空間と繋がってるだけなのにー♪」
「人間の魔法鞄、無限ポケットの上位互換♪」
「と、言うより人間達が神様達の亜空間真似てるんだけどねー♪」
「一体いつになったら気付くんだろうね♪」
それは神のみぞ知る世界。いや、神のみが知らない世界。
シャボンポリンの公園を後にした三巳達は妖精達に連れられて、次なる面白い物を目指して飛んでいます。
次の目的地までは妖精界を眼下に、妖精の粉での遊覧飛行を楽しんでいます。
「いやー、さっきのリリは凄かったなー。
まさかあそこで大回転三段跳びの大技が出るとは思わなかったぞ」
三巳はシャボンポリンの公園を思い出して、笑いが止まりません。
「ふふふっ、私もあれは怖かったわ。
思いの外高く跳んで、どうしようって無我夢中だったから」
怖いと言いながら、リリも楽しそうに笑います。
隣を飛ぶロダもリリの雄姿に惚れ直して、思い出しては憧憬を込めて頷いています。
「凄いよ凄いね♪」
「あれはぶっちぎりで凄い♪」
『流石はユトの加護を持つ人間だモー』
「がおっ」
みんなが手放しで褒めるので、リリは誇らしくも照れ臭くなって顔を隠してしまいました。
「ありがとう」
リリは消え入りそうな声で、真っ赤な顔してお礼を言いました。
そうこうしている内に、次なる目的地が見えてきた様です。
妖精達に連れられて降り立った場所は、とっても良い匂いがする場所でした。
「凄い!甘い匂いがする!」
『美味しそうな草がいっぱいだモー!』
「がう!」
リリとタウろんが胸いっぱいに匂いを嗅いでいます。
それもその筈。辺りにはカラフルで大きなお花が、まるで森の様に生えています。お陰で辺りはお花の匂いでいっぱいです。
「ふっふーん♪ここは僕達のとっておき♪」
「幸せになれる場所♪」
「「「蜜の森♪」」」
お菓子が大好きな妖精達は、舌舐めずりで自慢します。中でもポッチャリ黄色い妖精は、涎が滝の様に流れています。
「花によって色んな甘さの蜜が食べ放題なんだよ」
三巳が補足説明をすれば、リリ達は「おおー」と目を大きく開けて輝かせました。
「因みに花……草自体は食べない様になー」
『ガーンだモー!』
花を食べそうな勢いだったタウろんは、三巳の無情の一言にガックリ項垂れました。
それでも花の蜜を食べ始めれば、すっかり笑顔で蜜の食べ比べをしています。
熊五郎なんて某黄色い熊の蜂蜜好きの勢いで、次から次に口いっぱいに蜜を含ませています。
「けどこんなに甘いの有るなら、お菓子なんて要らないんじゃないの?」
酸味の含んだレモン色の花の蜜に舌鼓を打ちながら、ロダは最もな疑問を口にしました。
「いるよ!?」
「全然いるいる!」
「蜜とお菓子は違うよ!」
お菓子に関しては死活問題だったのか、妖精達は物凄い勢いで捲し立てます。
「え?でも甘い物に甘い物じゃ、胸焼けしそう……」
「しないよ!」
「花の蜜はお砂糖や蜂蜜と一緒だよ!」
「人間達だって蜂蜜ばっかりよりお菓子のが良いだろう!?」
「あ、うん。ソウダネ」
ドアップで迫る妖精達に、タジタジになったロダは、取り敢えず流されるままに同意をしました。
納得はしていないロダに、三巳はフムと顎に手を当てて考えます。
「ロダは蜂蜜が有ればリリの手作りお菓子要らないのか?」
「!欲しい!あるの!?」
「「「あるの!?」」」
三巳の言葉に、ロダも妖精達も目と鼻の先まで接近して目を爛々と輝かせました。
「いや無いけど」
そして素気無く否定をされて足から砕け落ちました。
「でもお菓子屋さんのお菓子は沢山持ってきたぞ」
「「「!わーい♪」」」
何時もの如く尻尾から大量のお菓子を取り出した途端、妖精達は我先にとお菓子に群がります。
「ふふふっ、そんなに慌てなくてもまだあるわ」
「「「きゃー♪」」」
それを見たリリも、リュックに入るだけ詰め込んだお菓子を取り出しました。
そしてあっと言う間にリリは群がる妖精達によって、その姿が見えなくなってしまいました。
「リリー!」
「ロダは無いのん?♪」
「クンクンクンクン。匂うよ♪」
「匂ったね♪」
「え?え?っうわあぁー……!」
ロダは視界から消えたリリを思う間も無く、匂いを嗅ぎつけた妖精達に群がられてそれどころでは無くなりました。
そんな三巳達を尻目にタウろんと熊五郎は、のんびりゆったり花の蜜を堪能しています。
『草の蜜美味しいモー』
「がう」
タウろんと熊五郎は、言葉は通じなくとも気持ちはわかり合っているようです。美味しい花の蜜を見つけると、お互いに勧め合っています。
「あらあら、まあまあ。気に入って貰えて嬉しいわぁ」
マッタリしていたタウろんと熊五郎に、何時の間にか神秘のベールに包まれた女性が立っていました。
妖精の羽根をその背に携えてはいますが、小さな小さな妖精達と違って、人間の大人程の背丈があります。
静かに微笑む美しい女性に、タウろんは何故か心の底が畏怖の念で震えるのを感じました。
それもその筈です。
「あっ!女王様だ!」
「こんにちはー♪」
女性は妖精達の女王だったのです。
女王に気付いた妖精達が、各々お菓子を手にして集まって来ました。
「あらあら、まあまあ、うふふふふ。
みんないっぱいお菓子を貰ったのね。
お礼はちゃんと言えたかしら」
「「「あ!」」」
妖精の女王は澄み渡る湖面の様に、おっとりと静かに微笑みを称えています。
集まった妖精達は、妖精の女王に言われて、一斉に三巳達に振り返りました。
「「「ありがとー♪」」」
「おー、どういたしましてー」
「ふふふっ、こちらこそありがとう」
三巳は何時もの事と泰然と構えて尻尾を緩く振ります。
リリはキラッキラの満面の良い笑顔で緩むほっぺを抑えます。
ロダは真っ白に燃え尽きて崩折れています。ボロボロの体を見るに、此処ぞとばかりにたかられた様です。
ロダは近寄って来たタウろんと熊五郎に、「ドンマイ」と言わんばかりにポンと肩を叩かれ慰められました。
「うっうっ、妖精よりモンスターのが優しひ」
ヨヨヨと泣き崩れるロダですが、ただ単に無抵抗で揶揄い甲斐がある為に、無邪気な妖精達に弄ばれただけです。
「人間にしては妙に懐かれたなー。
妖精達が此処まで人間に容赦無く絡むの珍しいんだぞ」
三巳に関心されましたが、ロダは喜んで良いのか悲しんで良いのか、複雑な心境になるのでした。
***オマケ話***
「三巳の四次元尻尾相変わらず凄いね♪」
「うん♪でもあれ三巳無意識でしょ?」
「そーみたーい♪モフモフに全て収まってるって思ってるんだよー♪」
「ウケるー♪」
「そんな訳無いのにねー♪」
「神様尻尾が亜空間と繋がってるだけなのにー♪」
「人間の魔法鞄、無限ポケットの上位互換♪」
「と、言うより人間達が神様達の亜空間真似てるんだけどねー♪」
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