1 / 5
はじまりは
しおりを挟む
ぽくぽくぽくぽくコロポックル♪
僕は小さなコロポックル♪お名前は柊だよ。髪の毛がツンツン尖っててお目々が赤いから柊なんだって。柊ってなんだろう?パパは偶然通りかかった人間さんが運んでたのを見たって言ってたけど、僕はまだ一度も見た事ないんだ。
「ううん……。お家を探してたらいつか見れるかなぁ」
僕ってば今とっても困った迷子さん。此処が何処なのかさっぱりわからないんだ。
幸い人間さんとは言葉が同じだからお話聞けたら帰れるかな?
そう思ってた事は一瞬だった。
「**!***……」
なん?
今の言葉だった?
目の前で男の人間さんと女の人間さんがお話してるけど……。なんて言ってるのかさっぱりわからない!僕ってば知らない世界に来ちゃったのかなぁ!?
ええ……。ちょっと此処に来るまでの事を思い出してみよう。
今日も元気に日課の木の実探しにお家を出たよね。でもママに今日は大きな嵐が起こる気配するって言われてて……。でも僕ってば直ぐ帰るからって、昨日見つけて取っておいた木の実の所に行ったんだ。
それで両手でしっかり抱えて直ぐ帰るぞって来た道見たら……、熊さん居てビックリしたよね!僕「ぴゃっ!」ってなって直ぐに近くの木の上に登って避難したんだ。いなくなるまで待つしかなくて、でもいなくなったら風がビュービュー強く吹き始めてて、木の高い所にいた僕はその風に体ごと攫われちゃって……。
気が付いたら砂浜で寝てたんだ。
「身体もビッショリだから早くお家帰りたいんだけどなぁ」
持ってた木の実も無くしちゃうし、ママの言う通り今日は出かけない方が良かったんだね。
僕はガックシ肩を落として俯いた。
幸い砂浜は人間さんが管理してるらしくって直ぐに会えたんだけど、言葉がわからないっていうね。
さてどうしよう?
僕は小さなコロポックル♪お名前は柊だよ。髪の毛がツンツン尖っててお目々が赤いから柊なんだって。柊ってなんだろう?パパは偶然通りかかった人間さんが運んでたのを見たって言ってたけど、僕はまだ一度も見た事ないんだ。
「ううん……。お家を探してたらいつか見れるかなぁ」
僕ってば今とっても困った迷子さん。此処が何処なのかさっぱりわからないんだ。
幸い人間さんとは言葉が同じだからお話聞けたら帰れるかな?
そう思ってた事は一瞬だった。
「**!***……」
なん?
今の言葉だった?
目の前で男の人間さんと女の人間さんがお話してるけど……。なんて言ってるのかさっぱりわからない!僕ってば知らない世界に来ちゃったのかなぁ!?
ええ……。ちょっと此処に来るまでの事を思い出してみよう。
今日も元気に日課の木の実探しにお家を出たよね。でもママに今日は大きな嵐が起こる気配するって言われてて……。でも僕ってば直ぐ帰るからって、昨日見つけて取っておいた木の実の所に行ったんだ。
それで両手でしっかり抱えて直ぐ帰るぞって来た道見たら……、熊さん居てビックリしたよね!僕「ぴゃっ!」ってなって直ぐに近くの木の上に登って避難したんだ。いなくなるまで待つしかなくて、でもいなくなったら風がビュービュー強く吹き始めてて、木の高い所にいた僕はその風に体ごと攫われちゃって……。
気が付いたら砂浜で寝てたんだ。
「身体もビッショリだから早くお家帰りたいんだけどなぁ」
持ってた木の実も無くしちゃうし、ママの言う通り今日は出かけない方が良かったんだね。
僕はガックシ肩を落として俯いた。
幸い砂浜は人間さんが管理してるらしくって直ぐに会えたんだけど、言葉がわからないっていうね。
さてどうしよう?
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
【完結】もう無理して私に笑いかけなくてもいいですよ?
冬馬亮
恋愛
公爵令嬢のエリーゼは、遅れて出席した夜会で、婚約者のオズワルドがエリーゼへの不満を口にするのを偶然耳にする。
オズワルドを愛していたエリーゼはひどくショックを受けるが、悩んだ末に婚約解消を決意する。だが、喜んで受け入れると思っていたオズワルドが、なぜか婚約解消を拒否。関係の再構築を提案する。その後、プレゼント攻撃や突撃訪問の日々が始まるが、オズワルドは別の令嬢をそばに置くようになり・・・
「彼女は友人の妹で、なんとも思ってない。オレが好きなのはエリーゼだ」
「私みたいな女に無理して笑いかけるのも限界だって夜会で愚痴をこぼしてたじゃないですか。よかったですね、これでもう、無理して私に笑いかけなくてよくなりましたよ」
王妃そっちのけの王様は二人目の側室を娶る
家紋武範
恋愛
王妃は自分の人生を憂いていた。国王が王子の時代、彼が六歳、自分は五歳で婚約したものの、顔合わせする度に喧嘩。
しかし王妃はひそかに彼を愛していたのだ。
仲が最悪のまま二人は結婚し、結婚生活が始まるが当然国王は王妃の部屋に来ることはない。
そればかりか国王は側室を持ち、さらに二人目の側室を王宮に迎え入れたのだった。
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
〖完結〗その子は私の子ではありません。どうぞ、平民の愛人とお幸せに。
藍川みいな
恋愛
愛する人と結婚した…はずだった……
結婚式を終えて帰る途中、見知らぬ男達に襲われた。
ジュラン様を庇い、顔に傷痕が残ってしまった私を、彼は醜いと言い放った。それだけではなく、彼の子を身篭った愛人を連れて来て、彼女が産む子を私達の子として育てると言い出した。
愛していた彼の本性を知った私は、復讐する決意をする。決してあなたの思い通りになんてさせない。
*設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。
*全16話で完結になります。
*番外編、追加しました。
加護を疑われ婚約破棄された後、帝国皇子の契約妃になって隣国を豊かに立て直しました
黎
ファンタジー
幼い頃、神獣ヴァレンの加護を期待され、ロザリアは王家に買い取られて王子の婚約者となった。しかし、侍女を取り上げられ、将来の王妃だからと都合よく仕事を押し付けられ、一方で、公爵令嬢があたかも王子の婚約者であるかのように振る舞う。そんな風に冷遇されながらも、ロザリアはヴァレンと共にたくましく生き続けてきた。
そんな中、王子がロザリアに「君との婚約では神獣の加護を感じたことがない。公爵令嬢が加護を持つと判明したし、彼女と結婚する」と婚約破棄をつきつける。
家も職も金も失ったロザリアは、偶然出会った帝国皇子ラウレンツに雇われることになる。元皇妃の暴政で荒廃した帝国を立て直そうとする彼の契約妃となったロザリアは、ヴァレンの力と自身の知恵と経験を駆使し、帝国を豊かに復興させていき、帝国とラウレンツの心に希望を灯す存在となっていく。
*短編に続きをとのお声をたくさんいただき、始めることになりました。引き続きよろしくお願いします。
断る――――前にもそう言ったはずだ
鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」
結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。
周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。
けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。
他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。
(わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)
そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。
ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。
そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる