異世界転生 転生後は自由気ままに〜

第27話 突っ伏してる

トントンと控えめに肩の辺りを叩かれる。

これはシズが俺を起こす時の合図みたいなものだ。

『ありがとうシズ』

『ん、どういたしまして』

授業が始まる前にこうしてシズに起こしてもらい、俺は授業を受ける。

でも正直俺はあんまり授業を受けていないというか寝てることの方が多い。授業って正直よく昔は受けてられたなと思うくらい眠くて字の読み書きの授業以外ほとんど寝てる。

でも、一応周辺の街や村の名前やこの世界の歴史の授業は頑張って寝ずに受けた。

…………でも机で寝るのってなんでこんなに気持ちいいんだろうなーと俺がうとうとしてると

『ちょっと！そこのあんた！！私の話しを聞いているの！？』

誰かが誰かに怒ってるようだ。

よしこれなら俺は寝てても大丈夫だよな。俺は目を瞑っていた仮眠りから本格的に寝ようと頭を机に伏せる。

『あ、あんた、良い度胸ね！！』

俺は内心近くかぁ……うるさいなぁと思いながら寝てると……

『あんたよ！あんた！！』

バンッ！ 

大きな音とともに机に衝撃が走る。

あ、これ俺か。

どうやら机に突っ伏してるオレに対してキレているようだ。