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66.眠った後までなんて…!
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「ん……はっ!」
目を覚ましパッと身体を起こすと、彼がキッチンから出て来たところだった。
「起きたか」
「私、いつから眠って…」
「2回目の中出しした直後」
ナカ出し…!
真顔でそう返してくる彼に、思わず顔を逸らした。
そうだった。
この前と同じ体勢になったと思ったら、この前よりもガンガンと良いところを突かれて…何回もイかされて…!
「ぐったりして起きなかったし、仕方ないから掻き出して一応最低限の処理はした」
そのままにしておくと良くないって聞いたからなどと呟かれるも、一瞬頭にハテナが浮かんだ。
「か、掻き出しって…!?」
「文字通り、ナカから指で出せるだけ精子を…」
「や、やぁ…!」
恥ずかしくて、言葉を遮り顔を隠した。
そんなこと、寝てる間にされてしまったの!?
「ちゃんと奥に注いだから、タイミングが合えば受精は出来る」
「そ、そういう意味ではなくて…んっ!」
身体が、無意識にビクンと揺れる。
ナカがヒクついて、まるでまだ最中のようだ。
何も入ってないのに…!
「寝ててもイくから……」
「何したんですか私に!」
「あまりにもあんたがイき過ぎてシーツもビショビショだったから洗って今外に干してる」
「うっ……」
恥ずかしさでもうダメそう。
いっそのことこのまま眠ってしまいたい。
「怒ったか?」
「だって…シン、あんなに体調悪かったのに…」
「結奈とセックスしたら完治した」
良い汗かいたとばかりに、いつもよりも良い表情をする彼が、堪らなくキュンとまた身体を刺激する。
「シンは動かないようにって、言ったのに…」
「女にされるばかりは、好きじゃない」
「でも…」
「その為の看病だろ?」
髪を掬って、キスをされる。
髪の毛を通じて、頭皮にビリビリとキスの刺激を感じて、またキュンと身体が反応する。
「…シンがこんなにえっちだなんて…知りませんでした」
「…俺も知らない」
「はい……っ?」
手の甲を、彼の手が包む。
「生でしたのも、中に出したのも、結奈が初めてだから」
「え……?」
「……まぁ、当たり前だけど。
結奈を孕ませるなら…大事にしなきゃと、思っただけ」
「っ……」
そっと、彼の唇が私のに触れる。
伏せたまつ毛が、とても綺麗だ。
今日はやけに、名前を呼ばれる。
いつもは“あんた”と、突き放されるのに。
それにこのキスは…どういう意味の、キス、なのだろう?
これから行為に及ぶわけでも、無いだろうに……
こんな、優しいキス……。
そっと唇が離れて、彼の額がコツンと当たる。
胸の奥が、じわりと熱くなるのを感じた。
この感覚は、どこかで覚えがある。
とても、懐かしい。
なんだかまるで……愛されてるような…………。
「……シン…は、私がもしシンとの子供を妊娠したら、私と結婚してくれるのですか?」
目を覚ましパッと身体を起こすと、彼がキッチンから出て来たところだった。
「起きたか」
「私、いつから眠って…」
「2回目の中出しした直後」
ナカ出し…!
真顔でそう返してくる彼に、思わず顔を逸らした。
そうだった。
この前と同じ体勢になったと思ったら、この前よりもガンガンと良いところを突かれて…何回もイかされて…!
「ぐったりして起きなかったし、仕方ないから掻き出して一応最低限の処理はした」
そのままにしておくと良くないって聞いたからなどと呟かれるも、一瞬頭にハテナが浮かんだ。
「か、掻き出しって…!?」
「文字通り、ナカから指で出せるだけ精子を…」
「や、やぁ…!」
恥ずかしくて、言葉を遮り顔を隠した。
そんなこと、寝てる間にされてしまったの!?
「ちゃんと奥に注いだから、タイミングが合えば受精は出来る」
「そ、そういう意味ではなくて…んっ!」
身体が、無意識にビクンと揺れる。
ナカがヒクついて、まるでまだ最中のようだ。
何も入ってないのに…!
「寝ててもイくから……」
「何したんですか私に!」
「あまりにもあんたがイき過ぎてシーツもビショビショだったから洗って今外に干してる」
「うっ……」
恥ずかしさでもうダメそう。
いっそのことこのまま眠ってしまいたい。
「怒ったか?」
「だって…シン、あんなに体調悪かったのに…」
「結奈とセックスしたら完治した」
良い汗かいたとばかりに、いつもよりも良い表情をする彼が、堪らなくキュンとまた身体を刺激する。
「シンは動かないようにって、言ったのに…」
「女にされるばかりは、好きじゃない」
「でも…」
「その為の看病だろ?」
髪を掬って、キスをされる。
髪の毛を通じて、頭皮にビリビリとキスの刺激を感じて、またキュンと身体が反応する。
「…シンがこんなにえっちだなんて…知りませんでした」
「…俺も知らない」
「はい……っ?」
手の甲を、彼の手が包む。
「生でしたのも、中に出したのも、結奈が初めてだから」
「え……?」
「……まぁ、当たり前だけど。
結奈を孕ませるなら…大事にしなきゃと、思っただけ」
「っ……」
そっと、彼の唇が私のに触れる。
伏せたまつ毛が、とても綺麗だ。
今日はやけに、名前を呼ばれる。
いつもは“あんた”と、突き放されるのに。
それにこのキスは…どういう意味の、キス、なのだろう?
これから行為に及ぶわけでも、無いだろうに……
こんな、優しいキス……。
そっと唇が離れて、彼の額がコツンと当たる。
胸の奥が、じわりと熱くなるのを感じた。
この感覚は、どこかで覚えがある。
とても、懐かしい。
なんだかまるで……愛されてるような…………。
「……シン…は、私がもしシンとの子供を妊娠したら、私と結婚してくれるのですか?」
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