37 / 104
36.撮られてる…
しおりを挟む
グチュグチュグチュグチュ……
水音がやけに大きく聞こえる。
「もっとだ液でグチョグチョにして…?そう…はぁ…いいよ結奈…可愛い…気持ちいい」
頭を何度も撫でながら、カメラ目線を促す彼。
撮られている。
このグロテスクなものを口に咥えているそんな私の姿を、この人は動画に残している。
決して、気持ちのいいものではない。
こんな醜態を形に残されてしまうなんて。
いつの間にか呼び方も変わっていて、声音は優しいのに力は強い。
何の為に…
「一回抜いて、周りを舐めて?」
さっきからこの調子だ。
何度も抜いて、舐めて、口に入れての繰り返し。
どのタイミングでも彼の先端からは何かの液体が分泌され、その度に私の口の中が汚れていく。
呼吸がしづらくて息が苦しい。
それを興奮と捉えているのか、彼は嬉しそうに動画を撮りながら私の頭を撫でている。
「はぁはぁ…気持ちいいよ結奈…そろそろイきそう…いい?出すよ?」
「んっ…!」
急に後頭部を押さえつけられ、彼がガンガンと腰を振った。
律動に合わせて口の中で彼が動き回る。
喉の奥まで何度も圧迫され、キスの方がマシだと思ってしまった。
口も、顎も、姿勢も、全部痛い。
「結奈の口の中気持ちいい…はぁ…っ…出るっ!出すよっ!結奈っ!あっ!」
「んぐっ!…んんっ…!!」
ドピュッ…ドピュッ…と、脈打つソレが喉の奥にたくさん何かを打ち付けた。
またすごい臭いがして、その上に息が苦しくて、早く離れたいのに、離してはもらえない。
「はっ…はっ…出しちゃダメだよ?口の中見せて?」
ゆっくり放され、すぐ垂れてきそうな大量のソレを飲み込まないように慎重に口を開けると、彼はカメラを近づけて口の中を撮影した。
「はぁはぁ。うん。ありがとう。
じゃあそれを零さないように飲み込んで?」
「ん…ゴクッ…」
指示通り、手で零さないように口元を覆いながら、ソレを飲み込んだ。
まるでノリを飲んだかのような、変な味と食感。
グルメと呼ばれようがゲテモノを口にしてこなかった私としては、不快なものでしかなかった。
「偉いね。結奈。
ちゃんと俺の精子、飲み込めたね」
彼はそう言って満足そうに頭を撫でる。
カメラは私を何度も映した後、赤ランプを止め彼のポケットに戻っていった。
これが、精子の味……。
苦くて、どこかしょっぱくて、舌触りは最悪で、本来なら子宮に注がれるもの…。
男の人は、こういうことが好きなのだろうか?
シンさんも、やって欲しかったことなのだろうか?
「結奈。ありがとう」
「ん…」
彼は私の額に一度キスをすると、また最初のようにキツく抱きしめた。
「これで結奈の彼氏っていう自信が持てたよ。
前山先輩がどう足掻こうが、結奈は俺のものだ」
俺のもの……。
「ちょっと掛け持ちの部活に顔出してくるから、明日また会おう。
またこの教室に、この時間で。
早く服着てね」
「えっ……?」
「じゃ、またね、結奈」そう言い残して、彼は清々しい表情で教室を出て行った。
セックス、しないの……?
また、って……ここで……?
大変なミスを犯したことに、放心状態が解けてからようやく気付いた。
水音がやけに大きく聞こえる。
「もっとだ液でグチョグチョにして…?そう…はぁ…いいよ結奈…可愛い…気持ちいい」
頭を何度も撫でながら、カメラ目線を促す彼。
撮られている。
このグロテスクなものを口に咥えているそんな私の姿を、この人は動画に残している。
決して、気持ちのいいものではない。
こんな醜態を形に残されてしまうなんて。
いつの間にか呼び方も変わっていて、声音は優しいのに力は強い。
何の為に…
「一回抜いて、周りを舐めて?」
さっきからこの調子だ。
何度も抜いて、舐めて、口に入れての繰り返し。
どのタイミングでも彼の先端からは何かの液体が分泌され、その度に私の口の中が汚れていく。
呼吸がしづらくて息が苦しい。
それを興奮と捉えているのか、彼は嬉しそうに動画を撮りながら私の頭を撫でている。
「はぁはぁ…気持ちいいよ結奈…そろそろイきそう…いい?出すよ?」
「んっ…!」
急に後頭部を押さえつけられ、彼がガンガンと腰を振った。
律動に合わせて口の中で彼が動き回る。
喉の奥まで何度も圧迫され、キスの方がマシだと思ってしまった。
口も、顎も、姿勢も、全部痛い。
「結奈の口の中気持ちいい…はぁ…っ…出るっ!出すよっ!結奈っ!あっ!」
「んぐっ!…んんっ…!!」
ドピュッ…ドピュッ…と、脈打つソレが喉の奥にたくさん何かを打ち付けた。
またすごい臭いがして、その上に息が苦しくて、早く離れたいのに、離してはもらえない。
「はっ…はっ…出しちゃダメだよ?口の中見せて?」
ゆっくり放され、すぐ垂れてきそうな大量のソレを飲み込まないように慎重に口を開けると、彼はカメラを近づけて口の中を撮影した。
「はぁはぁ。うん。ありがとう。
じゃあそれを零さないように飲み込んで?」
「ん…ゴクッ…」
指示通り、手で零さないように口元を覆いながら、ソレを飲み込んだ。
まるでノリを飲んだかのような、変な味と食感。
グルメと呼ばれようがゲテモノを口にしてこなかった私としては、不快なものでしかなかった。
「偉いね。結奈。
ちゃんと俺の精子、飲み込めたね」
彼はそう言って満足そうに頭を撫でる。
カメラは私を何度も映した後、赤ランプを止め彼のポケットに戻っていった。
これが、精子の味……。
苦くて、どこかしょっぱくて、舌触りは最悪で、本来なら子宮に注がれるもの…。
男の人は、こういうことが好きなのだろうか?
シンさんも、やって欲しかったことなのだろうか?
「結奈。ありがとう」
「ん…」
彼は私の額に一度キスをすると、また最初のようにキツく抱きしめた。
「これで結奈の彼氏っていう自信が持てたよ。
前山先輩がどう足掻こうが、結奈は俺のものだ」
俺のもの……。
「ちょっと掛け持ちの部活に顔出してくるから、明日また会おう。
またこの教室に、この時間で。
早く服着てね」
「えっ……?」
「じゃ、またね、結奈」そう言い残して、彼は清々しい表情で教室を出て行った。
セックス、しないの……?
また、って……ここで……?
大変なミスを犯したことに、放心状態が解けてからようやく気付いた。
10
お気に入りに追加
533
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
大嫌いな歯科医は変態ドS眼鏡!
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
……歯が痛い。
でも、歯医者は嫌いで痛み止めを飲んで我慢してた。
けれど虫歯は歯医者に行かなきゃ治らない。
同僚の勧めで痛みの少ない治療をすると評判の歯科医に行ったけれど……。
そこにいたのは変態ドS眼鏡の歯科医だった!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる