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純潔を捧げた夜
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「瑠璃、僕もしっかり見ていなかったので責任がありますが、真珠さんの肌にわざとかけましたね?」
「あ、ごめん。綺麗な肌だから、汚したくなって……」
「謝って済む問題ですか。すぐにお湯と手拭いを持ってきなさい」
「はーい。お姉さん、ごめんね?」
「……うん」
瑠璃がベッドを降り、部屋から出て行った。これで少し休憩ができる、と真珠は気を緩めた。達した後というのは、こんなにも身体が重くなってしまうのか。今度は、玻璃の相手をしなければならないことを考えて、真珠は冷や汗をかき始めた。
「真珠さん、肌がしっとりしてきましたね」
「あの……もうやめにしませんか?」
「んー、すみません。それはできなさそうです」
「でも私、身体が持たないかも……」
「せめて、僕の相手まで頑張ってください。その代わり、あなたをどんな危機からも守ると誓いますから」
その言葉を援護するかのように、真珠の臀部に玻璃のものが押しつけられた。玻璃もまた浴衣を着たままだが、布の上からでも明らかに大きいのが分かる。恐らくは、瑠璃よりも。
「あの……」
「なんでしょう」
「お、大きく、ないですか?」
「ふふ。褒め言葉ですね。ありがとうございます」
「ちがっ! 絶対、無理ですよ!」
そんなものを受け入れたら壊れてしまう。真珠が震えていると、玻璃が真珠の手を取って指を絡めた。
「あっ……」
「大丈夫。女性はもともと、受け入れられるようにできているんですよ。ちゃんと解せば、の話ですが」
「そうなんですか?」
「はい。もう充分に解していますから、心配しないで」
指と指の間ですら敏感になっているようで、触られると微かな快感が腕を這い上がっていく。玻璃がこめかみと頬にキスを落とし、真珠の力を抜かせようとしていた。そこに彼なりの配慮が見えて、真珠は絆されていく。
「お待たせー」
「早くしてください」
瑠璃が桶を手に戻ってきた。桶の上で手拭いを絞り、それを真珠のお腹に乗せて拭き始める。布が温かくて、真珠の肌も一緒になって火照っていった。
「お姉さんってさ、真珠って名前の通り、肌白くて綺麗だよね」
「えっ? は、初めて言われた……」
「そうなんですか? 真珠さんの周りの男は何をやっていたんです?」
「名前と見た目が釣り合ってないって、散々からかわれましたけど」
思い出したくもない、苦い過去。それが原因で、この名前がコンプレックスになったというのに。もっとも、読みは『まみ』なのだが。
「その男ども、むかつくけどさ。多分、お姉さんの気を引きたかったんだと思うよ」
「えっ」
「そうですね。真珠さんは、自分が思っているよりずっと魅力的ですよ。もっと自信を持っていいと思います」
「……そ、それは……ありがとう、ございます」
こんな状況にも関わらず、真珠は長年の思い込みとコンプレックスを覆されて、救われる思いがした。同時に、王子様とアイドルのような二人に褒められ、舞い上がってしまったようだ。
「はい、拭き終わった」
「ご苦労様でした。では」
「わっ」
真珠は玻璃に背中を押され、ベッドの上にうつ伏せになった。起き上がるよりも前に、玻璃に腰を持ち上げられ、膝を立てさせられる。
「あっ、玻璃さんっ」
「ゆっくり、しますね」
「あっ!」
まだ潤っていた蜜口に、玻璃のものが挿ってくる。しかし、ほんの少し進んだところで、真珠はそれ以上受けきれなかった。
「はっ……キツい……」
「んんっ、いっ……」
「真珠さん、力抜いて」
「無理ですっ」
真珠にとっては、意識的に力を抜くのが高度な技のようだった。やはり、玻璃のものを受け入れるには、時期が早かったのでは。
そう思っていると、突然、瑠璃が真珠の脇腹をくすぐった。
「ひゃあっ! あっ……」
「これで、力抜けそうじゃない?」
「ああ、良さそうです、瑠璃」
「さっき協力してくれたお礼。お姉さん、息をしっかり吐いて」
瑠璃の言う通り、真珠は身体をくすぐられて、力を抜いていった。息を吐くと、その隙に玻璃が奥へと潜らせてくる。
「あと、もう少し……はあ、全部入りました」
「あっ、んっ……」
「真珠さんのここ、すごく吸い付いてきます」
玻璃が腰を折り、真珠の背中の上へと被さってきた。うなじ、肩、背中の順にキスを落とされる。それすらも快感として拾ってしまうのだから、体中が敏感になっている証明だった。
(お腹の中、苦しい……)
あんなに大きなものを受け入れていれば当然だ。これ以上されたら壊れてしまいそうなのに、真珠の心の中は恐怖と好奇心が綯い交ぜになっていた。
「真珠さん、動きますよ」
「あっ、あっ……もっと、やさしくっ……してっ」
「おねだりですか? 可愛いですね」
玻璃が律動を始めた。狭い間隔で中を擦るようにし、まずは真珠に慣れさせていく。その間も揺れる乳房を両方の手のひらに収め、ぐにぐにと刺激した。ぴんと立ち上がった先端が、玻璃の指とシーツに擦れて、真珠の下腹部へと快感を集約していく。
「あっ、あんっ……」
「真珠さん。瑠璃のと、僕の、どっちが気持ちいいですか?」
「兄貴、それ、俺の心が折れるからやめて」
「わっ、分かんな……いっ……ああっ」
「そうですか。どっちも気持ちいいと? 真珠さんは、見た目によらず淫らなんですね」
「ちがっ……あっ!」
玻璃の腰の動きが激しくなり、比例するように結合部の音が大きくなった。瑠璃の時と同じように、愛液が溢れ、太腿を伝っていく。今の玻璃の言葉で、奥がきゅんとなってしまったのは、真珠にとっても不覚だった。
「今ので中がうねりましたね。もしかして、苛められて感じる方ですか?」
「し、知らない、ですっ……」
「あーあ、始まった。さっき俺には『からかうな』って言ったくせに」
「瑠璃」
「分かってるよ。それは兄貴の十八番だもんね」
兄弟の会話の内容を、真珠はぼんやりと聞いていた。玻璃の嗜虐的な発言は、普段から存在するようで、弟の瑠璃もそれを理解している。
(やっぱり、サディストだ……!)
しかし、言葉に反して真珠を酷いようには扱わなかった。最初の約束は守ってくれているようだ。
真珠の中の痛みは次第に鈍くなり、背中を震わせて恍惚に浸り始めていた。
「ああ、滑りがよくなってきました。真珠さん、どこがいいですか? 奥?」
「んっ……ああっ……」
「返事をしてください」
真珠の喉は、喘ぎ疲れてからからに乾いている。唾を飲むと、耳元で玻璃から返事を催促された。故意に低い声で囁かれ、同時に最奥を突かれ、真珠は背中を反らせた。
「ひぁ! あんっ、そこっ……」
「ここですね」
「やんっ、ああっ、あっ……」
「ふふ、可愛い。真珠さん、今あなたは、誰のどんなものに突かれて喘いでいるんですか?」
玻璃の言葉で、真珠は赤らめていた顔を更に上気させた。急速に、全身の血の巡りがよくなっていく。
「ほら、言ってください。言ってくれたら、もっと気持ちよくしてあげます」
「あ……玻璃さんの……」
「僕の?」
真珠の頭の中は鈍くなりすぎて、正常な判断ができなくなっていた。真珠自身もそれをいいことに、快楽に溺れていく。恥ずかしさよりも、自分を気持ちよくしてほしい一心で、口を開いた。
「硬くて、熱くて……おっきいの……」
「はぁっ……合格、ですね。ありがとうございます」
玻璃は真珠の腰を引き寄せて身体を起こさせると、自身が胡坐を組んだ膝の上へと乗せた。
「えっ、なにっ?」
「あと少し、頑張ってください」
真珠の背中と玻璃の引き締まった胸板がくっつき、顔と顔が極端に近くなる。真珠が戸惑っている間に、玻璃は真珠の両脚を抱え上げて開かせた。まるで、結合部を瑠璃に見せつけるかのように。
「うわ……すごい眺め」
「いやっ……瑠璃くん、見ないでっ……」
「本当に、あなたは苛められると濡れるみたいです」
「やだっ……ああっ!」
玻璃が腰を動かせば、ぬちゅっぬちゅっと淫靡な水音が響いた。部屋全体にいやらしく甘い匂いが漂っているようだ。深く繋がったそこを玻璃が擦り、首筋に顔を埋められる。柔らかく熱い唇が、真珠の肌を味わっていく。
真珠は、三度目の限界を迎えようとしていた。
「兄貴、俺も触っていい?」
「どうぞ。真珠さん、そろそろですか?」
「もっ……だめっ……!」
瑠璃が真珠に近付き、胸の先端に迷いなく吸い付いた。ただでさえ玻璃に与えられる刺激で精一杯だというのに、瑠璃は舌を器用に動かし、赤い蕾を転がしていく。時折甘噛みされ、ちゅうっと吸われると、真珠の身体は従順に反応した。
「あんっ……あっ、あっ……!」
「真珠さん、気持ちいいですか?」
「気持ちいっ……も、だめぇっ!」
真珠の肌から玉のような汗が噴き出していく。腰の上を滑らせるようにして、玻璃の手がその肌を撫でた。直後、玻璃が打ちつけるように腰を動かす。
「イッて、くださいっ」
「やっ、ああっ……ああぁぁんっ!」
真珠は喉の奥を震わせ、脳内でチカチカと火花の散るような感覚を覚えた後、脱力して玻璃の胸へと倒れ込んだ。
「あ、ごめん。綺麗な肌だから、汚したくなって……」
「謝って済む問題ですか。すぐにお湯と手拭いを持ってきなさい」
「はーい。お姉さん、ごめんね?」
「……うん」
瑠璃がベッドを降り、部屋から出て行った。これで少し休憩ができる、と真珠は気を緩めた。達した後というのは、こんなにも身体が重くなってしまうのか。今度は、玻璃の相手をしなければならないことを考えて、真珠は冷や汗をかき始めた。
「真珠さん、肌がしっとりしてきましたね」
「あの……もうやめにしませんか?」
「んー、すみません。それはできなさそうです」
「でも私、身体が持たないかも……」
「せめて、僕の相手まで頑張ってください。その代わり、あなたをどんな危機からも守ると誓いますから」
その言葉を援護するかのように、真珠の臀部に玻璃のものが押しつけられた。玻璃もまた浴衣を着たままだが、布の上からでも明らかに大きいのが分かる。恐らくは、瑠璃よりも。
「あの……」
「なんでしょう」
「お、大きく、ないですか?」
「ふふ。褒め言葉ですね。ありがとうございます」
「ちがっ! 絶対、無理ですよ!」
そんなものを受け入れたら壊れてしまう。真珠が震えていると、玻璃が真珠の手を取って指を絡めた。
「あっ……」
「大丈夫。女性はもともと、受け入れられるようにできているんですよ。ちゃんと解せば、の話ですが」
「そうなんですか?」
「はい。もう充分に解していますから、心配しないで」
指と指の間ですら敏感になっているようで、触られると微かな快感が腕を這い上がっていく。玻璃がこめかみと頬にキスを落とし、真珠の力を抜かせようとしていた。そこに彼なりの配慮が見えて、真珠は絆されていく。
「お待たせー」
「早くしてください」
瑠璃が桶を手に戻ってきた。桶の上で手拭いを絞り、それを真珠のお腹に乗せて拭き始める。布が温かくて、真珠の肌も一緒になって火照っていった。
「お姉さんってさ、真珠って名前の通り、肌白くて綺麗だよね」
「えっ? は、初めて言われた……」
「そうなんですか? 真珠さんの周りの男は何をやっていたんです?」
「名前と見た目が釣り合ってないって、散々からかわれましたけど」
思い出したくもない、苦い過去。それが原因で、この名前がコンプレックスになったというのに。もっとも、読みは『まみ』なのだが。
「その男ども、むかつくけどさ。多分、お姉さんの気を引きたかったんだと思うよ」
「えっ」
「そうですね。真珠さんは、自分が思っているよりずっと魅力的ですよ。もっと自信を持っていいと思います」
「……そ、それは……ありがとう、ございます」
こんな状況にも関わらず、真珠は長年の思い込みとコンプレックスを覆されて、救われる思いがした。同時に、王子様とアイドルのような二人に褒められ、舞い上がってしまったようだ。
「はい、拭き終わった」
「ご苦労様でした。では」
「わっ」
真珠は玻璃に背中を押され、ベッドの上にうつ伏せになった。起き上がるよりも前に、玻璃に腰を持ち上げられ、膝を立てさせられる。
「あっ、玻璃さんっ」
「ゆっくり、しますね」
「あっ!」
まだ潤っていた蜜口に、玻璃のものが挿ってくる。しかし、ほんの少し進んだところで、真珠はそれ以上受けきれなかった。
「はっ……キツい……」
「んんっ、いっ……」
「真珠さん、力抜いて」
「無理ですっ」
真珠にとっては、意識的に力を抜くのが高度な技のようだった。やはり、玻璃のものを受け入れるには、時期が早かったのでは。
そう思っていると、突然、瑠璃が真珠の脇腹をくすぐった。
「ひゃあっ! あっ……」
「これで、力抜けそうじゃない?」
「ああ、良さそうです、瑠璃」
「さっき協力してくれたお礼。お姉さん、息をしっかり吐いて」
瑠璃の言う通り、真珠は身体をくすぐられて、力を抜いていった。息を吐くと、その隙に玻璃が奥へと潜らせてくる。
「あと、もう少し……はあ、全部入りました」
「あっ、んっ……」
「真珠さんのここ、すごく吸い付いてきます」
玻璃が腰を折り、真珠の背中の上へと被さってきた。うなじ、肩、背中の順にキスを落とされる。それすらも快感として拾ってしまうのだから、体中が敏感になっている証明だった。
(お腹の中、苦しい……)
あんなに大きなものを受け入れていれば当然だ。これ以上されたら壊れてしまいそうなのに、真珠の心の中は恐怖と好奇心が綯い交ぜになっていた。
「真珠さん、動きますよ」
「あっ、あっ……もっと、やさしくっ……してっ」
「おねだりですか? 可愛いですね」
玻璃が律動を始めた。狭い間隔で中を擦るようにし、まずは真珠に慣れさせていく。その間も揺れる乳房を両方の手のひらに収め、ぐにぐにと刺激した。ぴんと立ち上がった先端が、玻璃の指とシーツに擦れて、真珠の下腹部へと快感を集約していく。
「あっ、あんっ……」
「真珠さん。瑠璃のと、僕の、どっちが気持ちいいですか?」
「兄貴、それ、俺の心が折れるからやめて」
「わっ、分かんな……いっ……ああっ」
「そうですか。どっちも気持ちいいと? 真珠さんは、見た目によらず淫らなんですね」
「ちがっ……あっ!」
玻璃の腰の動きが激しくなり、比例するように結合部の音が大きくなった。瑠璃の時と同じように、愛液が溢れ、太腿を伝っていく。今の玻璃の言葉で、奥がきゅんとなってしまったのは、真珠にとっても不覚だった。
「今ので中がうねりましたね。もしかして、苛められて感じる方ですか?」
「し、知らない、ですっ……」
「あーあ、始まった。さっき俺には『からかうな』って言ったくせに」
「瑠璃」
「分かってるよ。それは兄貴の十八番だもんね」
兄弟の会話の内容を、真珠はぼんやりと聞いていた。玻璃の嗜虐的な発言は、普段から存在するようで、弟の瑠璃もそれを理解している。
(やっぱり、サディストだ……!)
しかし、言葉に反して真珠を酷いようには扱わなかった。最初の約束は守ってくれているようだ。
真珠の中の痛みは次第に鈍くなり、背中を震わせて恍惚に浸り始めていた。
「ああ、滑りがよくなってきました。真珠さん、どこがいいですか? 奥?」
「んっ……ああっ……」
「返事をしてください」
真珠の喉は、喘ぎ疲れてからからに乾いている。唾を飲むと、耳元で玻璃から返事を催促された。故意に低い声で囁かれ、同時に最奥を突かれ、真珠は背中を反らせた。
「ひぁ! あんっ、そこっ……」
「ここですね」
「やんっ、ああっ、あっ……」
「ふふ、可愛い。真珠さん、今あなたは、誰のどんなものに突かれて喘いでいるんですか?」
玻璃の言葉で、真珠は赤らめていた顔を更に上気させた。急速に、全身の血の巡りがよくなっていく。
「ほら、言ってください。言ってくれたら、もっと気持ちよくしてあげます」
「あ……玻璃さんの……」
「僕の?」
真珠の頭の中は鈍くなりすぎて、正常な判断ができなくなっていた。真珠自身もそれをいいことに、快楽に溺れていく。恥ずかしさよりも、自分を気持ちよくしてほしい一心で、口を開いた。
「硬くて、熱くて……おっきいの……」
「はぁっ……合格、ですね。ありがとうございます」
玻璃は真珠の腰を引き寄せて身体を起こさせると、自身が胡坐を組んだ膝の上へと乗せた。
「えっ、なにっ?」
「あと少し、頑張ってください」
真珠の背中と玻璃の引き締まった胸板がくっつき、顔と顔が極端に近くなる。真珠が戸惑っている間に、玻璃は真珠の両脚を抱え上げて開かせた。まるで、結合部を瑠璃に見せつけるかのように。
「うわ……すごい眺め」
「いやっ……瑠璃くん、見ないでっ……」
「本当に、あなたは苛められると濡れるみたいです」
「やだっ……ああっ!」
玻璃が腰を動かせば、ぬちゅっぬちゅっと淫靡な水音が響いた。部屋全体にいやらしく甘い匂いが漂っているようだ。深く繋がったそこを玻璃が擦り、首筋に顔を埋められる。柔らかく熱い唇が、真珠の肌を味わっていく。
真珠は、三度目の限界を迎えようとしていた。
「兄貴、俺も触っていい?」
「どうぞ。真珠さん、そろそろですか?」
「もっ……だめっ……!」
瑠璃が真珠に近付き、胸の先端に迷いなく吸い付いた。ただでさえ玻璃に与えられる刺激で精一杯だというのに、瑠璃は舌を器用に動かし、赤い蕾を転がしていく。時折甘噛みされ、ちゅうっと吸われると、真珠の身体は従順に反応した。
「あんっ……あっ、あっ……!」
「真珠さん、気持ちいいですか?」
「気持ちいっ……も、だめぇっ!」
真珠の肌から玉のような汗が噴き出していく。腰の上を滑らせるようにして、玻璃の手がその肌を撫でた。直後、玻璃が打ちつけるように腰を動かす。
「イッて、くださいっ」
「やっ、ああっ……ああぁぁんっ!」
真珠は喉の奥を震わせ、脳内でチカチカと火花の散るような感覚を覚えた後、脱力して玻璃の胸へと倒れ込んだ。
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