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サクちゃんとボーナスステージ 中編
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「ぷはぁ、ご主人様のって、やっぱり私が一番知っているのに似てると思います。何度もこうやって咥えてたし、舌の引っ掛かりとかもそっくりなんですよね。でも、なんかご主人様の方が私に合ってるような気もするんですけど、確かめてみたらダメですかね?」
「確かめるって、どういう風に確かめるのかな?」
「その、私の中に先っぽだけ入れて確かめたいんですけど、ダメですか?」
「この椅子に座っている状態だったら無理じゃないかな。俺の手が邪魔でサクちゃんが上手に乗れないと思うし、そんなんじゃ良くないと思うから俺の拘束を解いてもらってもいいかな?」
「それはダメです。絶対にダメです。だって、ご主人様の拘束を解いてしまったら、私はご主人様のテクニックで絶対におかしくなってしまいますもん。この世界に来る前にサキュバスさん達から買った映像で何度も確認してきたんですよ。ご主人様に主導権を握らせたらサクは絶対に耐えられなくなっちゃうと思いますもん。だから、ご主人様の拘束はこのままで絶対に解きませんからね。そんな目で見てもダメですよ。サクは絶対にご主人様の拘束を解いたりなんてしないんですからね」
そう言いながらもサクちゃんは俺のモノを大事そうに両手でさすっていた。何度も確かめるように眺めては少しだけ口に含んでまた両手でしごきだすという動きを繰り返されていた。ここで俺が普通の人だったらとっくの昔にぶちまけていたんだろうとは思うのだが、俺にかけられた呪いのせいでぶちまけることが出来ないのだ。
最近判明したことではあるのだが、俺は相手を限界まで追い込まないとイクことが出来なくなっているようなのだ。別にそこが最終目的ではないので俺自身はどうでもいいことなのだけれど、相手にとってみれば俺が不発に終わってしまうのは感じの良いモノではないだろう。そう思ってみたけれど、限界までとはいかなくても快感の海に流されている上程でそれに気が付くのかという疑問もあったりする。が、どんなに限界を超えていたとしてもほとんどの人が抜いた後に口元に近付けると美味しそうに舐めてくれるという事実もあったりはするのだ。参考までに覚えておいて欲しい。
「ご主人様のモノが欲しいです。この状態でも構いません。そうだ、やっぱり先っぽだけでも入れていいですか。ねえ、いいですよね。先っぽだけなんだから大丈夫ですよね。ほら、先っぽだけ入れさせてくださいよ。ご主人様のだったらこの状態でも先っぽだけなら入ると思いますし、いいですよね?」
「いや、さすがにそれは厳しいでしょ。乱暴にしたりしないから拘束を解いてごらんよ」
「ダメです、絶対にダメです。今の状態でも大丈夫だと思うんですけど、とりあえずまたがってみますね」
そう言いながらもサクちゃんは足を大きく広げて俺の腕の上に腰を下ろした。そのままサクちゃんは俺のモノを左手で誘導して、右手で開いている自分の中へと導いていた。
さすがにこの距離では入ることも無いだろうと思っていたのだけれど、サクちゃんが腰を思いっ切り下ろしたのと、俺が少しだけ腰を浮かせたことで奇跡的に先っぽだけサクちゃんの中に入ってしまったのだ。正直に言ってしまえば入るとは思っていなかったし、サクちゃんもきっとそれは思っていただろう。だが、俺の腕の位置が先ほどよりも下に下がっていたこともあって何とか先っぽだけでも入れることが出来たのだ。
でも、先っぽだけでもいいから入れたいというのは男がよく言うセリフだと思うし、実際にサクちゃんは先っぽだけでも満足しているようだった。自分の中に入れたまままた時が止まってしまったかのように固まっているのだが、俺と目があったサクちゃんは気まずそうな表情をしてすぐに目を逸らしてしまっていた。
「ご主人様のって気持ち良すぎます。先っぽだけしか入ってないのに、頭の中からとろけてしまいそうになってしまいますよ。でも、これ以上は我慢しないとダメなんです。それに、ご主人様に主導権を渡すわけにはいかないんです。サクが頑張れがフラン様から今よりもいっぱいお金も貰えるんだもん」
「お金がそんなに必要なの?」
「お金は必要ですよ。って、質問しながら腰を浮かせて奥まで入れようとするのはやめてください。それ以上入れられたら私も我慢出来なくなっちゃいます……って、ン。ダメですって。もう、いったん下に降りますね」
「そんなにお金が欲しいんだったら俺が勇者の代わりにあげようか?」
「え、どうしてそんなこと言うんですか?」
「どうしてって、俺は魔王だからね。魔王たるもの勇者の嫌がることを積極的にやるべきでしょ。金持ちって事しか取り柄のない勇者よりも先にお付きのメイドにお金をあげて奪っちゃうのってさ、いかにも魔王っぽくていいでしょ。最近はあんまり魔王っぽいことしてないなって思っちゃったんだよね。で、どれくらい必要なわけ?」
「それなんですけど、私の夫をこの世界に呼び出すのに結構なお金が必要っぽいんですよ。まだ生きている人をこの世界に呼び寄せるのって普通にやっても無理なんだって言われたんです。そこで、私の夫をこっちに呼び寄せるために必要な道具を揃えるのにもお金がかかるって言われちゃったし、私が飛ばされた世界にはないモノもあったりするからいろんな世界に行ったり来たりしないといけないんですよね。フラン様は頼りないけどどの世界でもお金を稼ぐことだけは出来るし、私と鳥の介君がいれば大体の戦闘はどうにかなりますからね。だから、ご主人様にお金を貰うにしてもいくら必要なのかもわからないんです」
「その感じだとどれだけあっても足りないだろうね。勇者フランの稼ぐ能力ってのは案外強みになるのかもしれないな。でもさ、要はサクちゃんの旦那をこの世界に呼び出せばいいって事なんでしょ?」
「そうなんですけど、呼び出すことなんて出来るんですか?」
「俺はその方法は知らないけどさ、知ってるやつを探して呼び出せるようにすることは出来ると思うよ。だって、俺の配下の魔物って他の世界とか行ったり来たり出来るからね。サクちゃん達の他にもこの世界に色々と呼び出したりしてるやつもいたりするしさ、どんな人かわかれば出来ると思うんだよな」
「本当ですか?」
「俺がやるわけじゃないから時間はかかるかもしれないけどさ、俺も元の世界からこの世界にいない動物を呼び出してもらったことがあるからね。魔王城の一角に猫カフェがあるのはそういう事なんだよ」
「猫を呼び出せるって事は、もしかしたら私の夫も呼び出してもらえるって事ですよね。嬉しいな。でも、本当にそんなこと出来るんですか?」
「時間はかかるかもしれないけど、出来るとは思うよ。サクちゃんがそれを望むんだったらね」
「望みます望みます。第一希望から第三希望まで全部同じことを望みます」
「そっか、そんなに旦那さんに会いたいって事なんだね」
「はい、実は私も結婚したてでこっちの世界に呼ばれちゃったんです。主人と買い物に行く途中に車にはねられたのは覚えているんですけど、その後の記憶はこっちの世界で戦闘メイドとしての記憶しかないんです。だから、夫に会えたら前みたいに穏やかな日々を過ごせるんじゃないかなって思ってまして、早く夫に会いたいなって気持ちで一杯です」
「サクちゃんの気持ちはよく分かったよ。俺も協力出来ることがあったら何でも力になるよ。立場は違えど勇者フランも鳥の介も同じ気持ちなんじゃないかな。でもさ、そんなに旦那さんの事を思っているのに、俺のモノにずっと頬ずりしてるのってどうしてかな?」
「え?」
サクちゃんは俺の言葉を聞いて自分のやっていたことを理解したようだ。無意識のうちに俺のモノを大事に扱っていたという事なのだろうか。心はきっと旦那さんのものなのだろうが、体は徐々に俺を求めて離れられなくなっているのだろう。先っぽだけしか入れていないという事なのだが、その先っぽだけでもサクちゃんは俺の虜になっているに違いない。
「確かめるって、どういう風に確かめるのかな?」
「その、私の中に先っぽだけ入れて確かめたいんですけど、ダメですか?」
「この椅子に座っている状態だったら無理じゃないかな。俺の手が邪魔でサクちゃんが上手に乗れないと思うし、そんなんじゃ良くないと思うから俺の拘束を解いてもらってもいいかな?」
「それはダメです。絶対にダメです。だって、ご主人様の拘束を解いてしまったら、私はご主人様のテクニックで絶対におかしくなってしまいますもん。この世界に来る前にサキュバスさん達から買った映像で何度も確認してきたんですよ。ご主人様に主導権を握らせたらサクは絶対に耐えられなくなっちゃうと思いますもん。だから、ご主人様の拘束はこのままで絶対に解きませんからね。そんな目で見てもダメですよ。サクは絶対にご主人様の拘束を解いたりなんてしないんですからね」
そう言いながらもサクちゃんは俺のモノを大事そうに両手でさすっていた。何度も確かめるように眺めては少しだけ口に含んでまた両手でしごきだすという動きを繰り返されていた。ここで俺が普通の人だったらとっくの昔にぶちまけていたんだろうとは思うのだが、俺にかけられた呪いのせいでぶちまけることが出来ないのだ。
最近判明したことではあるのだが、俺は相手を限界まで追い込まないとイクことが出来なくなっているようなのだ。別にそこが最終目的ではないので俺自身はどうでもいいことなのだけれど、相手にとってみれば俺が不発に終わってしまうのは感じの良いモノではないだろう。そう思ってみたけれど、限界までとはいかなくても快感の海に流されている上程でそれに気が付くのかという疑問もあったりする。が、どんなに限界を超えていたとしてもほとんどの人が抜いた後に口元に近付けると美味しそうに舐めてくれるという事実もあったりはするのだ。参考までに覚えておいて欲しい。
「ご主人様のモノが欲しいです。この状態でも構いません。そうだ、やっぱり先っぽだけでも入れていいですか。ねえ、いいですよね。先っぽだけなんだから大丈夫ですよね。ほら、先っぽだけ入れさせてくださいよ。ご主人様のだったらこの状態でも先っぽだけなら入ると思いますし、いいですよね?」
「いや、さすがにそれは厳しいでしょ。乱暴にしたりしないから拘束を解いてごらんよ」
「ダメです、絶対にダメです。今の状態でも大丈夫だと思うんですけど、とりあえずまたがってみますね」
そう言いながらもサクちゃんは足を大きく広げて俺の腕の上に腰を下ろした。そのままサクちゃんは俺のモノを左手で誘導して、右手で開いている自分の中へと導いていた。
さすがにこの距離では入ることも無いだろうと思っていたのだけれど、サクちゃんが腰を思いっ切り下ろしたのと、俺が少しだけ腰を浮かせたことで奇跡的に先っぽだけサクちゃんの中に入ってしまったのだ。正直に言ってしまえば入るとは思っていなかったし、サクちゃんもきっとそれは思っていただろう。だが、俺の腕の位置が先ほどよりも下に下がっていたこともあって何とか先っぽだけでも入れることが出来たのだ。
でも、先っぽだけでもいいから入れたいというのは男がよく言うセリフだと思うし、実際にサクちゃんは先っぽだけでも満足しているようだった。自分の中に入れたまままた時が止まってしまったかのように固まっているのだが、俺と目があったサクちゃんは気まずそうな表情をしてすぐに目を逸らしてしまっていた。
「ご主人様のって気持ち良すぎます。先っぽだけしか入ってないのに、頭の中からとろけてしまいそうになってしまいますよ。でも、これ以上は我慢しないとダメなんです。それに、ご主人様に主導権を渡すわけにはいかないんです。サクが頑張れがフラン様から今よりもいっぱいお金も貰えるんだもん」
「お金がそんなに必要なの?」
「お金は必要ですよ。って、質問しながら腰を浮かせて奥まで入れようとするのはやめてください。それ以上入れられたら私も我慢出来なくなっちゃいます……って、ン。ダメですって。もう、いったん下に降りますね」
「そんなにお金が欲しいんだったら俺が勇者の代わりにあげようか?」
「え、どうしてそんなこと言うんですか?」
「どうしてって、俺は魔王だからね。魔王たるもの勇者の嫌がることを積極的にやるべきでしょ。金持ちって事しか取り柄のない勇者よりも先にお付きのメイドにお金をあげて奪っちゃうのってさ、いかにも魔王っぽくていいでしょ。最近はあんまり魔王っぽいことしてないなって思っちゃったんだよね。で、どれくらい必要なわけ?」
「それなんですけど、私の夫をこの世界に呼び出すのに結構なお金が必要っぽいんですよ。まだ生きている人をこの世界に呼び寄せるのって普通にやっても無理なんだって言われたんです。そこで、私の夫をこっちに呼び寄せるために必要な道具を揃えるのにもお金がかかるって言われちゃったし、私が飛ばされた世界にはないモノもあったりするからいろんな世界に行ったり来たりしないといけないんですよね。フラン様は頼りないけどどの世界でもお金を稼ぐことだけは出来るし、私と鳥の介君がいれば大体の戦闘はどうにかなりますからね。だから、ご主人様にお金を貰うにしてもいくら必要なのかもわからないんです」
「その感じだとどれだけあっても足りないだろうね。勇者フランの稼ぐ能力ってのは案外強みになるのかもしれないな。でもさ、要はサクちゃんの旦那をこの世界に呼び出せばいいって事なんでしょ?」
「そうなんですけど、呼び出すことなんて出来るんですか?」
「俺はその方法は知らないけどさ、知ってるやつを探して呼び出せるようにすることは出来ると思うよ。だって、俺の配下の魔物って他の世界とか行ったり来たり出来るからね。サクちゃん達の他にもこの世界に色々と呼び出したりしてるやつもいたりするしさ、どんな人かわかれば出来ると思うんだよな」
「本当ですか?」
「俺がやるわけじゃないから時間はかかるかもしれないけどさ、俺も元の世界からこの世界にいない動物を呼び出してもらったことがあるからね。魔王城の一角に猫カフェがあるのはそういう事なんだよ」
「猫を呼び出せるって事は、もしかしたら私の夫も呼び出してもらえるって事ですよね。嬉しいな。でも、本当にそんなこと出来るんですか?」
「時間はかかるかもしれないけど、出来るとは思うよ。サクちゃんがそれを望むんだったらね」
「望みます望みます。第一希望から第三希望まで全部同じことを望みます」
「そっか、そんなに旦那さんに会いたいって事なんだね」
「はい、実は私も結婚したてでこっちの世界に呼ばれちゃったんです。主人と買い物に行く途中に車にはねられたのは覚えているんですけど、その後の記憶はこっちの世界で戦闘メイドとしての記憶しかないんです。だから、夫に会えたら前みたいに穏やかな日々を過ごせるんじゃないかなって思ってまして、早く夫に会いたいなって気持ちで一杯です」
「サクちゃんの気持ちはよく分かったよ。俺も協力出来ることがあったら何でも力になるよ。立場は違えど勇者フランも鳥の介も同じ気持ちなんじゃないかな。でもさ、そんなに旦那さんの事を思っているのに、俺のモノにずっと頬ずりしてるのってどうしてかな?」
「え?」
サクちゃんは俺の言葉を聞いて自分のやっていたことを理解したようだ。無意識のうちに俺のモノを大事に扱っていたという事なのだろうか。心はきっと旦那さんのものなのだろうが、体は徐々に俺を求めて離れられなくなっているのだろう。先っぽだけしか入れていないという事なのだが、その先っぽだけでもサクちゃんは俺の虜になっているに違いない。
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