42 / 100
第四十二話 同じ女の子と二回目のデートをするのは初めてだ
しおりを挟む
二日連続で同じ女の子と二人っきりでご飯を食べに行ったのは初めてかもしれない。母親とだって二人だけで二日続けて外食したことなんて無かったのだけれどなぜか俺は今日も唯のいとこの千雪ちゃんと一緒にご飯を食べに来ているのだ。
「右近君って凄くモテてるってお姉ちゃんから聞いてるんだけど、千雪は右近君がどうしてそんなにモテるのかわからないんだよね。見た目は凄くかっこいいし優しいし思いやりもあって素敵だなって思うんだけど、何となく男として意識してみることが出来ないんだよね。なんか、千雪から見るとテレビとかで芸能人を見てる感覚に近いのかも。でも、お姉ちゃんの同級生とかそれくらいの年代の人は千雪では感じられない右近君の魅力ってのがわかってるのかな?」
「俺も正直に言ってなんでそこまでモテてるのかがわからないんだよね。今まで告白してきてくれた子に聞いてもイケメンだからとか付き合ってみたいって思ったとか他の人と付き合ってるなら私も付き合っておきたいとかそんな事しか言われてないんだよ」
「そうなんだ。みんな右近君の上辺だけしか見てないって事なんだね。でも、千雪にはまだ右近君の上辺すらも見えてないのかな。一緒にご飯を食べてても楽しいし友達がいれば写真とか撮って自慢出来るんだろうなって思うんだけどさ、なんか今みたいに二人っきりでいる時よりもお姉ちゃんとか愛華ちゃんとかもいた方が良い顔で笑ってるなって思うんだ。右近君は千雪と二人っきりでこうしてご飯食べてても楽しいって思ってないよね?」
「まあ、正直に言って中学生の子と一緒にこうしてご飯食べてても何していいのかわからないってのがあるかな。千雪だって俺と付き合ってみたいとか思ってるわけじゃないんでしょ?」
「うん、千雪もお姉ちゃんと一緒で右近君とは友達までだなって思ってるよ。年齢が離れてるってのもあるんだけどさ、たぶん千雪が右近君の事を好きになっても右近君は千雪の事を何とも思わないんだろうなって思うからね。だって、右近君とお姉ちゃんや愛華ちゃんの関係を見てると恋愛感情が無い方が上手く付き合える人なんだろうなってわかっちゃうもん。右近君ってさ、愛情よりも友情の方が大事って思うタイプ何じゃないかなって千雪は思うんだよね。間違ってたらごめんなさいだけど」
千雪は唯のいとこであるだけあって人を見抜く力があるのだろう。この子が言うようにみんなは俺の上辺だけを見てチヤホヤしてきてくれている。昔からそんな風に見られている事が多かったし、近寄ってくる男子もほとんどが俺に群がってくる女子目当てだったりしたのだ。俺のおこぼれにあずかれるんじゃないかなんて思う事はあるだろうし、そんな希薄で欲にまみれた姿は思春期なら当然なのかもしれないと思っていたのだけれど、そんな中で俺の周りに一切興味を持たず俺の事をちゃんと理解してくれていたのが政虎であり唯だったりするのだ。愛華はそもそも俺に興味を持っていないというのも一緒にいて気が楽だというところでもあるのだ。
「でもね、千雪は右近君がどんな人と付き合っていってどんな相手と結婚してどんな家庭を持つのか興味はあるんだよね。お姉ちゃんから聞いた話だとさ、右近君は見た目が良いだけじゃなくて頭も良くてバイト先でも人気者だって聞いてるからね。その上人の悪口とかも言わないし文句を言ってるところも誰も見た事が無いって言ってたよ。そんな風に生きてるのって凄いなって思うんだけどさ、辛いって思ったりしないのかな?」
「辛いって思ったことは無いかな。でも、それを言ったら千雪は俺よりも凄いことをしてるって思うんだけど。中学に入学して二か月で高校までに必要な単位をレポートと論文だけで取得したんでしょ。普通に生きてたらそんな事出来ないと思うんだけど、一体どんな風に過ごして来たらそんなに頭が良くなるのかな?」
「言っても信じてもらえないと思うんだけどね、千雪は他の人より記憶力が良いんだよ。パッと見たものでもすぐ記憶することが出来るんだ。それで、千雪はいろんなものを見て覚えるのが好きで小さい時からいろんな本とか辞書とか図鑑とか歴史書とか見てきたんだよ。他にもパソコンでいろんなのを見たりもしてきたし、お姉ちゃんと一緒にいろんなところに行って遊んだりもしてきたんだよね。その経験の積み重ねがたまたま勉強に繋がってるってだけなんだと思うよ。右近君が思ってる通り千雪はまだまだ子供なのかもしれないけどね、知識量だけだったら右近君にも負けたりしないって自信を持って言えるんじゃないかな。経験値は不足してるんでこれから色々と経験していきたいなって思うんだけど、千雪がこれからお姉ちゃんと一緒に二年間楽しく過ごせたら凄くいい経験が出来ると思うんだよ。もちろん、愛華ちゃんや右近君ともいろんなことをしていきたいなって思ってるんだよね」
「その中にはさ、政虎は入ってないのかな?」
ずっと思っていたのだけれど、千雪は政虎の事を意図的に避けているように思える。政虎は女子に好かれるようなタイプではないと思うのだが、千雪に対しても唯が政虎の事を悪く言うとは思えない。それどころか唯が政虎の事を説明するんだったら良いところばっかり教えていそうなものだ。それなのに、千雪は政虎の事になると話題にすら出したりしないのだ。いくら何でもそこまで避ける理由が俺にはわからない。
「お兄さんは無理かな。お姉ちゃんがお兄さんの事を好きだってのを抜いたとしても千雪はお兄さんの事を好きになれないと思う。右近君に対して好きになれないのとは違って、お兄さんとは何もかも合わないんじゃないかなって思ってるもん。ゲームとか漫画の趣味は合うんじゃないかなって思ってはいるけどさ、それとは別の深いところで千雪とお兄さんは合わないと思う。思うというか、千雪はきっとお兄さんと二人だけで同じ空間に居られないかも。たぶんなんだけど、お姉ちゃん以外の女の子はお兄さんと一緒にいると心霊スポットに行く直前とか絶叫マシンに乗る直前みたいな気持ちになっちゃうんじゃないかなって思うよ。ただ、お姉ちゃんみたいにお兄さんと波長が合う人は何の問題も無いと思うんだけどね。千雪は残念だけどお兄さんとは波長は合いそうもないんだ。右近君は何を言ってるんだろうって思うかもしれないけど、千雪の魂がお兄さんの魂を拒絶しちゃうんだよ」
「でもさ、そこまで言われるほど顔が悪いとは思わないんだけどな」
「見た目じゃないよ。なんて言えばいいのかな、お兄さんの魂と千雪の魂が合わないとでもいうのかな。たぶん右近君は理解することが出来ないと思うんだけど、ほとんどの女の人はお兄さんの魂に惹かれたりしないんだと思うよ。右近君もお兄さんと本質的には同じような感じだと思うんだけど、ほんのちょっと違うだけで受ける印象って全然違うんだなって思っちゃうよね」
千雪が言っている事は俺には理解出来そうもないのだけれど、今まで付き合ってきた女の子たちに政虎を紹介しようとしても断られることが多かった。俺の親友なんで仲良くして欲しいと言っても、それだけは無理だと拒絶されることばかりであった。俺と付き合い続ける事よりも政虎と仲良くしないといけないという事の方が嫌なのかと思っていたのだけれど、千雪が言っている魂が拒絶するという言葉を信じても良いのかなと思うくらい露骨に嫌がられていたように見えたんだよな。
大学に入るまではそこまで政虎も嫌われていなかったと思うんだけど、大人になるとそういう風に変わることもあるのかなと考えてしまった。千雪の言っている事が正しいなんて思ってはいないけれど、政虎がほとんどの女子に嫌われているのはそういう理由があるのからなのかもしれないなと少しだけ納得している俺がいたのであった。
「右近君って凄くモテてるってお姉ちゃんから聞いてるんだけど、千雪は右近君がどうしてそんなにモテるのかわからないんだよね。見た目は凄くかっこいいし優しいし思いやりもあって素敵だなって思うんだけど、何となく男として意識してみることが出来ないんだよね。なんか、千雪から見るとテレビとかで芸能人を見てる感覚に近いのかも。でも、お姉ちゃんの同級生とかそれくらいの年代の人は千雪では感じられない右近君の魅力ってのがわかってるのかな?」
「俺も正直に言ってなんでそこまでモテてるのかがわからないんだよね。今まで告白してきてくれた子に聞いてもイケメンだからとか付き合ってみたいって思ったとか他の人と付き合ってるなら私も付き合っておきたいとかそんな事しか言われてないんだよ」
「そうなんだ。みんな右近君の上辺だけしか見てないって事なんだね。でも、千雪にはまだ右近君の上辺すらも見えてないのかな。一緒にご飯を食べてても楽しいし友達がいれば写真とか撮って自慢出来るんだろうなって思うんだけどさ、なんか今みたいに二人っきりでいる時よりもお姉ちゃんとか愛華ちゃんとかもいた方が良い顔で笑ってるなって思うんだ。右近君は千雪と二人っきりでこうしてご飯食べてても楽しいって思ってないよね?」
「まあ、正直に言って中学生の子と一緒にこうしてご飯食べてても何していいのかわからないってのがあるかな。千雪だって俺と付き合ってみたいとか思ってるわけじゃないんでしょ?」
「うん、千雪もお姉ちゃんと一緒で右近君とは友達までだなって思ってるよ。年齢が離れてるってのもあるんだけどさ、たぶん千雪が右近君の事を好きになっても右近君は千雪の事を何とも思わないんだろうなって思うからね。だって、右近君とお姉ちゃんや愛華ちゃんの関係を見てると恋愛感情が無い方が上手く付き合える人なんだろうなってわかっちゃうもん。右近君ってさ、愛情よりも友情の方が大事って思うタイプ何じゃないかなって千雪は思うんだよね。間違ってたらごめんなさいだけど」
千雪は唯のいとこであるだけあって人を見抜く力があるのだろう。この子が言うようにみんなは俺の上辺だけを見てチヤホヤしてきてくれている。昔からそんな風に見られている事が多かったし、近寄ってくる男子もほとんどが俺に群がってくる女子目当てだったりしたのだ。俺のおこぼれにあずかれるんじゃないかなんて思う事はあるだろうし、そんな希薄で欲にまみれた姿は思春期なら当然なのかもしれないと思っていたのだけれど、そんな中で俺の周りに一切興味を持たず俺の事をちゃんと理解してくれていたのが政虎であり唯だったりするのだ。愛華はそもそも俺に興味を持っていないというのも一緒にいて気が楽だというところでもあるのだ。
「でもね、千雪は右近君がどんな人と付き合っていってどんな相手と結婚してどんな家庭を持つのか興味はあるんだよね。お姉ちゃんから聞いた話だとさ、右近君は見た目が良いだけじゃなくて頭も良くてバイト先でも人気者だって聞いてるからね。その上人の悪口とかも言わないし文句を言ってるところも誰も見た事が無いって言ってたよ。そんな風に生きてるのって凄いなって思うんだけどさ、辛いって思ったりしないのかな?」
「辛いって思ったことは無いかな。でも、それを言ったら千雪は俺よりも凄いことをしてるって思うんだけど。中学に入学して二か月で高校までに必要な単位をレポートと論文だけで取得したんでしょ。普通に生きてたらそんな事出来ないと思うんだけど、一体どんな風に過ごして来たらそんなに頭が良くなるのかな?」
「言っても信じてもらえないと思うんだけどね、千雪は他の人より記憶力が良いんだよ。パッと見たものでもすぐ記憶することが出来るんだ。それで、千雪はいろんなものを見て覚えるのが好きで小さい時からいろんな本とか辞書とか図鑑とか歴史書とか見てきたんだよ。他にもパソコンでいろんなのを見たりもしてきたし、お姉ちゃんと一緒にいろんなところに行って遊んだりもしてきたんだよね。その経験の積み重ねがたまたま勉強に繋がってるってだけなんだと思うよ。右近君が思ってる通り千雪はまだまだ子供なのかもしれないけどね、知識量だけだったら右近君にも負けたりしないって自信を持って言えるんじゃないかな。経験値は不足してるんでこれから色々と経験していきたいなって思うんだけど、千雪がこれからお姉ちゃんと一緒に二年間楽しく過ごせたら凄くいい経験が出来ると思うんだよ。もちろん、愛華ちゃんや右近君ともいろんなことをしていきたいなって思ってるんだよね」
「その中にはさ、政虎は入ってないのかな?」
ずっと思っていたのだけれど、千雪は政虎の事を意図的に避けているように思える。政虎は女子に好かれるようなタイプではないと思うのだが、千雪に対しても唯が政虎の事を悪く言うとは思えない。それどころか唯が政虎の事を説明するんだったら良いところばっかり教えていそうなものだ。それなのに、千雪は政虎の事になると話題にすら出したりしないのだ。いくら何でもそこまで避ける理由が俺にはわからない。
「お兄さんは無理かな。お姉ちゃんがお兄さんの事を好きだってのを抜いたとしても千雪はお兄さんの事を好きになれないと思う。右近君に対して好きになれないのとは違って、お兄さんとは何もかも合わないんじゃないかなって思ってるもん。ゲームとか漫画の趣味は合うんじゃないかなって思ってはいるけどさ、それとは別の深いところで千雪とお兄さんは合わないと思う。思うというか、千雪はきっとお兄さんと二人だけで同じ空間に居られないかも。たぶんなんだけど、お姉ちゃん以外の女の子はお兄さんと一緒にいると心霊スポットに行く直前とか絶叫マシンに乗る直前みたいな気持ちになっちゃうんじゃないかなって思うよ。ただ、お姉ちゃんみたいにお兄さんと波長が合う人は何の問題も無いと思うんだけどね。千雪は残念だけどお兄さんとは波長は合いそうもないんだ。右近君は何を言ってるんだろうって思うかもしれないけど、千雪の魂がお兄さんの魂を拒絶しちゃうんだよ」
「でもさ、そこまで言われるほど顔が悪いとは思わないんだけどな」
「見た目じゃないよ。なんて言えばいいのかな、お兄さんの魂と千雪の魂が合わないとでもいうのかな。たぶん右近君は理解することが出来ないと思うんだけど、ほとんどの女の人はお兄さんの魂に惹かれたりしないんだと思うよ。右近君もお兄さんと本質的には同じような感じだと思うんだけど、ほんのちょっと違うだけで受ける印象って全然違うんだなって思っちゃうよね」
千雪が言っている事は俺には理解出来そうもないのだけれど、今まで付き合ってきた女の子たちに政虎を紹介しようとしても断られることが多かった。俺の親友なんで仲良くして欲しいと言っても、それだけは無理だと拒絶されることばかりであった。俺と付き合い続ける事よりも政虎と仲良くしないといけないという事の方が嫌なのかと思っていたのだけれど、千雪が言っている魂が拒絶するという言葉を信じても良いのかなと思うくらい露骨に嫌がられていたように見えたんだよな。
大学に入るまではそこまで政虎も嫌われていなかったと思うんだけど、大人になるとそういう風に変わることもあるのかなと考えてしまった。千雪の言っている事が正しいなんて思ってはいないけれど、政虎がほとんどの女子に嫌われているのはそういう理由があるのからなのかもしれないなと少しだけ納得している俺がいたのであった。
0
お気に入りに追加
9
あなたにおすすめの小説
漫才部っ!!
育九
青春
漫才部、それは私立木芽高校に存在しない部活である。
正しく言えば、存在はしているけど学校側から認められていない部活だ。
部員数は二名。
部長
超絶美少女系ぼっち、南郷楓
副部長
超絶美少年系ぼっち、北城多々良
これは、ちょっと元ヤンの入っている漫才部メンバーとその回りが織り成す日常を描いただけの物語。
善意一〇〇%の金髪ギャル~彼女を交通事故から救ったら感謝とか同情とか罪悪感を抱えられ俺にかまってくるようになりました~
みずがめ
青春
高校入学前、俺は車に撥ねられそうになっている女性を助けた。そこまではよかったけど、代わりに俺が交通事故に遭ってしまい入院するはめになった。
入学式当日。未だに入院中の俺は高校生活のスタートダッシュに失敗したと落ち込む。
そこへ現れたのは縁もゆかりもないと思っていた金髪ギャルであった。しかし彼女こそ俺が事故から助けた少女だったのだ。
「助けてくれた、お礼……したいし」
苦手な金髪ギャルだろうが、恥じらう乙女の前に健全な男子が逆らえるわけがなかった。
こうして始まった俺と金髪ギャルの関係は、なんやかんやあって(本編にて)ハッピーエンドへと向かっていくのであった。
表紙絵は、あっきコタロウさんのフリーイラストです。
全力でおせっかいさせていただきます。―私はツンで美形な先輩の食事係―
入海月子
青春
佐伯優は高校1年生。カメラが趣味。ある日、高校の屋上で出会った超美形の先輩、久住遥斗にモデルになってもらうかわりに、彼の昼食を用意する約束をした。
遥斗はなぜか学校に住みついていて、衣食は女生徒からもらったものでまかなっていた。その報酬とは遥斗に抱いてもらえるというもの。
本当なの?遥斗が気になって仕方ない優は――。
優が薄幸の遥斗を笑顔にしようと頑張る話です。
鷹鷲高校執事科
三石成
青春
経済社会が崩壊した後に、貴族制度が生まれた近未来。
東京都内に広大な敷地を持つ全寮制の鷹鷲高校には、貴族の子息が所属する帝王科と、そんな貴族に仕える、優秀な執事を育成するための執事科が設立されている。
物語の中心となるのは、鷹鷲高校男子部の三年生。
各々に悩みや望みを抱えた彼らは、高校三年生という貴重な一年間で、学校の行事や事件を通して、生涯の主人と執事を見つけていく。
表紙イラスト:燈実 黙(@off_the_lamp)
全体的にどうしようもない高校生日記
天平 楓
青春
ある年の春、高校生になった僕、金沢籘華(かなざわとうか)は念願の玉津高校に入学することができた。そこで出会ったのは中学時代からの友人北見奏輝と喜多方楓の二人。喜多方のどうしようもない性格に奔放されつつも、北見の秘められた性格、そして自身では気づくことのなかった能力に気づいていき…。
ブラックジョーク要素が含まれていますが、決して特定の民族並びに集団を侮蔑、攻撃、または礼賛する意図はありません。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
『俺アレルギー』の抗体は、俺のことが好きな人にしか現れない?学園のアイドルから、幼馴染までノーマスク。その意味を俺は知らない
七星点灯
青春
雨宮優(あまみや ゆう)は、世界でたった一つしかない奇病、『俺アレルギー』の根源となってしまった。
彼の周りにいる人間は、花粉症の様な症状に見舞われ、マスク無しではまともに会話できない。
しかし、マスクをつけずに彼とラクラク会話ができる女の子達がいる。幼馴染、クラスメイトのギャル、先輩などなど……。
彼女達はそう、彼のことが好きすぎて、身体が勝手に『俺アレルギー』の抗体を作ってしまったのだ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる