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第一部 日常生活編
ムースショコラ 作成者:前田唯
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お兄ちゃんは休みの日なのに出歩くことが多くなっていた。みさき先輩と付き合いだしてから外出が増えたのだけど、その分だけお兄ちゃんの部屋に入ることが出来るので私としてはプラスマイナスで言うと少しマイナスなだけだと思う。
今日は私も出かける用事があるので良いのだけれど、時々で良いからお兄ちゃんと遊んですごしたいなって思ってしまう。私も夏休みくらいから本格的に受験勉強をしようかとも思っているんだけど、みんなはまだ早いんじゃないかって言うんだよね。毎日コツコツと勉強しておけば、あとから楽になりそうだからなんだけど、最近はお兄ちゃんのいない時間はほとんど勉強をしながら過ごしていた。
今日は翠ちゃんの家でお菓子作りをするんだけど、私も翠ちゃんもお菓子作りが得意ではないわけで、お菓子作りが得意な人を呼ぶことになっていた。それは石川君なんだけど、女子の家に男子が一人で来るのはイヤみたいで、石川君は川崎君も呼ぶみたい。川崎君はクラスの女子に人気があるみたいなんだけど、私はその魅力がわからないんだよね。翠ちゃんは嬉しそうだけど、私は美味しいお菓子の作り方がわかれば後はどうでもいいんだよね。
お兄ちゃんはあんまりお菓子好きじゃないっぽいんだけど、みさき先輩はバカみたいにお菓子を食べていたし、餌付けしていれば私のやりやすいように行動してくれるかもしれないんだよな。みさき先輩は頭もよさそうだから計画は綿密に立てておかないとね。
私はお兄ちゃんの部屋から自分の部屋に戻って、持ち物の確認をしていたんだけれど、持っていくものはエプロンくらいしかないし、汚れてもいいような格好で良いよね。靴下は新しいやつにしたから穴の心配も無いし、今日は暖かそうだからホットパンツで良さそうね。上着はお兄ちゃんが来ていたパーカーでいいかとも思ったんだけど、粉が付いたら嫌だから自分のを着ていくことにしよう。
翠ちゃんの家は歩いて十分くらいなんだけど、男子二人が場所を知らないってことで、学校近くのコンビニで待ち合わせをする事になっていた。それにしても、今日はお兄ちゃんが何時に帰ってくるかわからないけれど、帰ってくるときにみさき先輩も一緒に遊びに来たらいいのにな。お兄ちゃんとみさき先輩にそれっぽいメッセージでも送ってみようっと。
私がコンビニについた時には誰もいなかったんだけど、五分と経たずにみんなが揃うと飲み物を適当に買っていく事になった。
翠ちゃんは私から見ても女子力が高いと思うんだけど、今日は普段町で見かける翠ちゃんよりも女の子っぽい服を着ていた。髪も纏めていていつもと雰囲気が違っている。男子が好きそうな女子って感じの格好だった。
男子は二人ともジャージ姿だったんだけど、それなら私もジャージで良かったなって思ってしまったところが、私に女子の自覚が足りないところなのだろうか。でも、お兄ちゃん以外に可愛いと思われても何とも思わないのが私の良いところだと思う。
「なあ、杉本も前田も女の子っぽい格好してるよな」
「そうだね、僕達もちゃんとした服で来た方が良かったのかな?」
「バカ、俺たちはきっと汚れちゃうからジャージの方が良いって」
「そんなもんなのかな。僕はお菓子作りを結構やるからそういう心配ないと思うんだけど」
「お前が良くても俺が一人だけジャージってのも変な話だろ」
「川崎君ってジャージ以外持ってるの?」
「そんなのはどうでもいいんだよ。それにしても、前田の脚って綺麗だよな」
後ろを歩いている男子の会話が丸聞こえなのだけど、二人は小声で話しているつもりなのだろうか。石川君は時々聞こえにくいくらいの声量なんだけど、川崎君は日常会話と何が違うのかわからないくらいの声量で話していた。私と翠ちゃんは無言だったけど、時々顔を見合わせては苦笑いをしていた。
「今日は夕方にパパとママが帰ってくるんで、それまでに片付けまで終わらせようね。私と唯ちゃんはある程度出来るとは思うんだけど、石川君のちゃんとしたつくり方を教えてね。川崎君はお菓子作り苦手そうだし、弟とゲームしてても良いからね」
「ちょっと待てよ、俺だって何か手伝わせろよ」
「何言ってるのよ。今日は真剣に作り方を学びたいのよ」
「川崎君って調理実習の時に何も出来なかったから今日は何もしなくていいと思うよ」
「なんだよ。杉本も前田も冷たいな。石川は俺の味方だよな?」
「ごめん、お菓子作りって分量とタイミングが重要だからさ。ごめんね」
川崎君もやる気みたいだけれど、調理実習の時にホットケーキを作る事になっていたんだけど、なぜか失敗してしまうという不器用な一面があったのだ。混ぜて焼くだけの簡単な作業なのに、何を間違えたのか完成したものはホットケーキには見えない何かになっていた。
その事は誰も口に出してはいないんだけど、石川君の持ってきたホットケーキミックスを見た川崎君は大人しくそれに従うしかなかった。翠ちゃんの弟は川崎君と遊べるのが嬉しいみたいで、川崎君のもとへと駆け寄ると一緒にコントローラを持ってゲームを始めていた。石川君も意外と悪い一面があるのだなと思った出来事だった。
「さ、始めようか」
石川君の説明は丁寧で、レシピには書いていないような細かいところの注意点やちょっとした作業のコツなども教えてくれていた。教えるのが上手なのは私のお兄ちゃんに通じるところがあるけれど、言葉には出来ない何かが決定的にかけている気がしていた。
何故か、翠ちゃんはクッキーを作っていて、私はムースショコラを作る事になっていた。別のモノを作る理由を聞いてみたら、大量に同じものを作っても余らせてしまいそうだし、別々のものを作った方が教え合えるんじゃないかと考えていたみたいだった。私はクッキーよりもチョコレートの方が好きなので良かったんだけど、お兄ちゃんもチョコレートなら食べてくれるかもしれない。甘いものはあんまり食べないお兄ちゃんも、毎年のバレンタインは目の間で食べてくれるからね。
溶かして混ぜて冷やすだけだと思っていたんだけれど、チョコを溶かす作業は思っていたよりも重労働で、バレンタインに手造りをしている人は本当に凄いなと思った。それでも何とか溶け切ったところで、生クリームを泡立てたり、メレンゲを作ったりと重労働が待っていた。ここだけ川崎君にやらせてあげようかと思っていたけれど、翠ちゃんの弟君と楽しそうに遊んでいるので、私が頑張る事にした。
用意しておいた容器に入れて冷蔵庫に入れている間に翠ちゃんが作っていた生地が出来ていたようだった。可愛いクッキー型で一つ一つ綺麗に成型している翠ちゃんを見ていると、女子がお菓子作りをしている姿は絵になるなと思っていた。
実は翠ちゃんが型抜きをしていたのは第二弾のクッキーだったみたいで、第一弾はちょうど焼きあがったようだった。オーブンを開ける前から甘い良い匂いが充満していると思っていたんだけど、もうすでに焼いていたわけね。手際が良いのも女子力の高さかしら。
焼きあがったクッキーを取り出して味見をさせてもらったんだけど、甘さ控えめで何個でも食べることが出来そうなくらい美味しかった。ほのかに紅茶の香りもしていたし、私に足りない女子成分が一気に溢れているように感じてしまった。
焼きあがったクッキーを紙皿に並べ終わった翠ちゃんは弟君と川崎君を呼ぶと、みんなでアイシングを始めていた。弟君と川崎君は不器用を極めているのではないかと思うくらい雑な感じで、私はそれなりに美味しそうな見た目になっていたと思う。石川君の作るものも綺麗で美味しそうだったけれど、翠ちゃんの作るものはお店にあってもおかしくないくらいの出来だった。そういえば、翠ちゃんは美術が好きだって言ってたので、その好きな気持ちが強いのかもしれない。
「なあ、俺と大樹はエプロンしてなかったけどいいのか?」
「汚れるような作業じゃないから大丈夫じゃない?」
「おい、前田の格好でエプロンしてると、下に何も履いてないみたいだな」
川崎君の言葉を聞いた弟君が私のエプロンを捲ってしまったけれど、もちろん下に何も履いてないわけがない。翠ちゃんは私に謝っていたけれど、私は特に気にしてないし謝られても特に何も思ったりしなかった。
そのうち第二弾のクッキーも焼きあがって、みんなで楽しくデコレーションなどを楽しんでいた。クッキーはその後も二回焼いていたので結構な量を一人一人に割り振る事になった。
持って帰る用のクッキーをラッピングしている間に確認したのだけれど、ムースショコラも上手に出来ているようだった。こちらは味見が出来ないけれど、見た目が美味しそうなので大丈夫だろう。
使い終わった食器や器具を洗っている時に川崎君が手伝いに来てくれたのだけれど、流しはそんなに広くないので動きにくかった。洗い物も終わって食べる用のクッキーと私の作ったムースショコラを食べて解散することになった。
ムースショコラも上手に出来ていたので安心したけれど、これは持ち帰る量を作らなかったので、今度お家で作ってお兄ちゃんに食べてもらうことにしよう。
お菓子作りは難しいイメージがあったけれど、石川君の教え方が丁寧だったので迷うところも無く美味しく完成したと思う。
食べ終わってスマホを見ても、お兄ちゃんからの返事は来ていなかった。既読にもなっていないので何かあったのかもしれないけれど、お兄ちゃんは私に黙ってそんな事をするわけがないと信じている。食べ終わったし早くお家に帰ろうかな。
今日は私も出かける用事があるので良いのだけれど、時々で良いからお兄ちゃんと遊んですごしたいなって思ってしまう。私も夏休みくらいから本格的に受験勉強をしようかとも思っているんだけど、みんなはまだ早いんじゃないかって言うんだよね。毎日コツコツと勉強しておけば、あとから楽になりそうだからなんだけど、最近はお兄ちゃんのいない時間はほとんど勉強をしながら過ごしていた。
今日は翠ちゃんの家でお菓子作りをするんだけど、私も翠ちゃんもお菓子作りが得意ではないわけで、お菓子作りが得意な人を呼ぶことになっていた。それは石川君なんだけど、女子の家に男子が一人で来るのはイヤみたいで、石川君は川崎君も呼ぶみたい。川崎君はクラスの女子に人気があるみたいなんだけど、私はその魅力がわからないんだよね。翠ちゃんは嬉しそうだけど、私は美味しいお菓子の作り方がわかれば後はどうでもいいんだよね。
お兄ちゃんはあんまりお菓子好きじゃないっぽいんだけど、みさき先輩はバカみたいにお菓子を食べていたし、餌付けしていれば私のやりやすいように行動してくれるかもしれないんだよな。みさき先輩は頭もよさそうだから計画は綿密に立てておかないとね。
私はお兄ちゃんの部屋から自分の部屋に戻って、持ち物の確認をしていたんだけれど、持っていくものはエプロンくらいしかないし、汚れてもいいような格好で良いよね。靴下は新しいやつにしたから穴の心配も無いし、今日は暖かそうだからホットパンツで良さそうね。上着はお兄ちゃんが来ていたパーカーでいいかとも思ったんだけど、粉が付いたら嫌だから自分のを着ていくことにしよう。
翠ちゃんの家は歩いて十分くらいなんだけど、男子二人が場所を知らないってことで、学校近くのコンビニで待ち合わせをする事になっていた。それにしても、今日はお兄ちゃんが何時に帰ってくるかわからないけれど、帰ってくるときにみさき先輩も一緒に遊びに来たらいいのにな。お兄ちゃんとみさき先輩にそれっぽいメッセージでも送ってみようっと。
私がコンビニについた時には誰もいなかったんだけど、五分と経たずにみんなが揃うと飲み物を適当に買っていく事になった。
翠ちゃんは私から見ても女子力が高いと思うんだけど、今日は普段町で見かける翠ちゃんよりも女の子っぽい服を着ていた。髪も纏めていていつもと雰囲気が違っている。男子が好きそうな女子って感じの格好だった。
男子は二人ともジャージ姿だったんだけど、それなら私もジャージで良かったなって思ってしまったところが、私に女子の自覚が足りないところなのだろうか。でも、お兄ちゃん以外に可愛いと思われても何とも思わないのが私の良いところだと思う。
「なあ、杉本も前田も女の子っぽい格好してるよな」
「そうだね、僕達もちゃんとした服で来た方が良かったのかな?」
「バカ、俺たちはきっと汚れちゃうからジャージの方が良いって」
「そんなもんなのかな。僕はお菓子作りを結構やるからそういう心配ないと思うんだけど」
「お前が良くても俺が一人だけジャージってのも変な話だろ」
「川崎君ってジャージ以外持ってるの?」
「そんなのはどうでもいいんだよ。それにしても、前田の脚って綺麗だよな」
後ろを歩いている男子の会話が丸聞こえなのだけど、二人は小声で話しているつもりなのだろうか。石川君は時々聞こえにくいくらいの声量なんだけど、川崎君は日常会話と何が違うのかわからないくらいの声量で話していた。私と翠ちゃんは無言だったけど、時々顔を見合わせては苦笑いをしていた。
「今日は夕方にパパとママが帰ってくるんで、それまでに片付けまで終わらせようね。私と唯ちゃんはある程度出来るとは思うんだけど、石川君のちゃんとしたつくり方を教えてね。川崎君はお菓子作り苦手そうだし、弟とゲームしてても良いからね」
「ちょっと待てよ、俺だって何か手伝わせろよ」
「何言ってるのよ。今日は真剣に作り方を学びたいのよ」
「川崎君って調理実習の時に何も出来なかったから今日は何もしなくていいと思うよ」
「なんだよ。杉本も前田も冷たいな。石川は俺の味方だよな?」
「ごめん、お菓子作りって分量とタイミングが重要だからさ。ごめんね」
川崎君もやる気みたいだけれど、調理実習の時にホットケーキを作る事になっていたんだけど、なぜか失敗してしまうという不器用な一面があったのだ。混ぜて焼くだけの簡単な作業なのに、何を間違えたのか完成したものはホットケーキには見えない何かになっていた。
その事は誰も口に出してはいないんだけど、石川君の持ってきたホットケーキミックスを見た川崎君は大人しくそれに従うしかなかった。翠ちゃんの弟は川崎君と遊べるのが嬉しいみたいで、川崎君のもとへと駆け寄ると一緒にコントローラを持ってゲームを始めていた。石川君も意外と悪い一面があるのだなと思った出来事だった。
「さ、始めようか」
石川君の説明は丁寧で、レシピには書いていないような細かいところの注意点やちょっとした作業のコツなども教えてくれていた。教えるのが上手なのは私のお兄ちゃんに通じるところがあるけれど、言葉には出来ない何かが決定的にかけている気がしていた。
何故か、翠ちゃんはクッキーを作っていて、私はムースショコラを作る事になっていた。別のモノを作る理由を聞いてみたら、大量に同じものを作っても余らせてしまいそうだし、別々のものを作った方が教え合えるんじゃないかと考えていたみたいだった。私はクッキーよりもチョコレートの方が好きなので良かったんだけど、お兄ちゃんもチョコレートなら食べてくれるかもしれない。甘いものはあんまり食べないお兄ちゃんも、毎年のバレンタインは目の間で食べてくれるからね。
溶かして混ぜて冷やすだけだと思っていたんだけれど、チョコを溶かす作業は思っていたよりも重労働で、バレンタインに手造りをしている人は本当に凄いなと思った。それでも何とか溶け切ったところで、生クリームを泡立てたり、メレンゲを作ったりと重労働が待っていた。ここだけ川崎君にやらせてあげようかと思っていたけれど、翠ちゃんの弟君と楽しそうに遊んでいるので、私が頑張る事にした。
用意しておいた容器に入れて冷蔵庫に入れている間に翠ちゃんが作っていた生地が出来ていたようだった。可愛いクッキー型で一つ一つ綺麗に成型している翠ちゃんを見ていると、女子がお菓子作りをしている姿は絵になるなと思っていた。
実は翠ちゃんが型抜きをしていたのは第二弾のクッキーだったみたいで、第一弾はちょうど焼きあがったようだった。オーブンを開ける前から甘い良い匂いが充満していると思っていたんだけど、もうすでに焼いていたわけね。手際が良いのも女子力の高さかしら。
焼きあがったクッキーを取り出して味見をさせてもらったんだけど、甘さ控えめで何個でも食べることが出来そうなくらい美味しかった。ほのかに紅茶の香りもしていたし、私に足りない女子成分が一気に溢れているように感じてしまった。
焼きあがったクッキーを紙皿に並べ終わった翠ちゃんは弟君と川崎君を呼ぶと、みんなでアイシングを始めていた。弟君と川崎君は不器用を極めているのではないかと思うくらい雑な感じで、私はそれなりに美味しそうな見た目になっていたと思う。石川君の作るものも綺麗で美味しそうだったけれど、翠ちゃんの作るものはお店にあってもおかしくないくらいの出来だった。そういえば、翠ちゃんは美術が好きだって言ってたので、その好きな気持ちが強いのかもしれない。
「なあ、俺と大樹はエプロンしてなかったけどいいのか?」
「汚れるような作業じゃないから大丈夫じゃない?」
「おい、前田の格好でエプロンしてると、下に何も履いてないみたいだな」
川崎君の言葉を聞いた弟君が私のエプロンを捲ってしまったけれど、もちろん下に何も履いてないわけがない。翠ちゃんは私に謝っていたけれど、私は特に気にしてないし謝られても特に何も思ったりしなかった。
そのうち第二弾のクッキーも焼きあがって、みんなで楽しくデコレーションなどを楽しんでいた。クッキーはその後も二回焼いていたので結構な量を一人一人に割り振る事になった。
持って帰る用のクッキーをラッピングしている間に確認したのだけれど、ムースショコラも上手に出来ているようだった。こちらは味見が出来ないけれど、見た目が美味しそうなので大丈夫だろう。
使い終わった食器や器具を洗っている時に川崎君が手伝いに来てくれたのだけれど、流しはそんなに広くないので動きにくかった。洗い物も終わって食べる用のクッキーと私の作ったムースショコラを食べて解散することになった。
ムースショコラも上手に出来ていたので安心したけれど、これは持ち帰る量を作らなかったので、今度お家で作ってお兄ちゃんに食べてもらうことにしよう。
お菓子作りは難しいイメージがあったけれど、石川君の教え方が丁寧だったので迷うところも無く美味しく完成したと思う。
食べ終わってスマホを見ても、お兄ちゃんからの返事は来ていなかった。既読にもなっていないので何かあったのかもしれないけれど、お兄ちゃんは私に黙ってそんな事をするわけがないと信じている。食べ終わったし早くお家に帰ろうかな。
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