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夜ご飯買って帰るね

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今日はさくらと仕事が終わる時間が
ほぼ一緒だったので
さくらと一緒に
夜ご飯の材料を買って帰る事にした

スーパーの近くの
待ち合わせスポットで待ち合わせた


私の方が早く着いて
さくらを待っている間
3人のグループチャットで
らむに向けて連絡を送信した





『みちる』さくらとスーパー寄って帰るね!
『みちる』らむ、今日何食べたい?

『らむ』了解!
『らむ』今日早く上がれて今帰って来た所!

『みちる』おっ!おかえり!
『みちる』じゃあ、帰ったらいるんだね(*'▽'*)

『さくら』今待ち合わせ場所向かってる~!
『さくら』らむたんらむたーん♪おかえり♪

『らむ』ただいまぁ(*´∇`*)
『らむ』早く買い物して帰ってこーい!
『らむ』私は今日はオムライス食べたい気分!

『みちる』さくら、了解!
『みちる』らむのリクエスト、オムライス…
『みちる』……受理(`・ω・´)

『らむ』やた(๑╹ω╹๑ )





さくら
「みっちるー!お待たせー!」

3人でチャットしてる間に
さくらが走って来た


「さくら!お疲れ様っ」


『みちる』さくらと合流したから
     これから買い物して帰るね!

『さくら』良い子にして待ってて( ´∀`)笑

『らむ』それはどうかな……笑
『らむ』気をつけて帰って来てね(^^)



「よし、行こっか!」

さくら
「うん!行こ!待った?」


「ううん、そんなに待ってないよ」


グループチャットを終え
さくらとスーパーに向かった

よくこうして時間が合えば一緒に
買い物をして帰る
こう言うのが私達の中では日常と化してる
そしてこの日常がとてつもなく幸せで
いつまでもいつまでも続くようにと願う


さくら
「今日お客さんにね、ネイル褒められたの!」


「ええ、嬉しいね!見せて?」

さくら
「めちゃくちゃ嬉しかった!
だってらむがしてくれたネイルだもんね!」


私達はネイリストのらむに
いつも可愛いネイルをしてもらっている


「私も職場の人にネイル変える度に
褒められるから嬉しい!らむも褒めてもらってるって思うと余計嬉しいよね」

さくら
「うん!さすがネイリストだよね。
だっていつも可愛いネイルしてくれるし本当に上手」


私達の恋人が第三者に褒められる事は
この上なく嬉しい事だ
らむは自慢の恋人だ

もちろんさくらも
私の可愛い自慢の恋人

いつも優しくて可愛くて
太陽のような笑顔
落ち込んだ時もさくらがいると
フワッと気持ちが軽くなる


そんな欠点なんて無い
完璧な2人が私の恋人だなんて
私には勿体ないくらいだ

本当に私は幸せ者だなと
今改めて思った


さくら
「今日はオムライスでしょ?
さっさと買ってさっさと帰ろう!」


「卵とケチャップはまだあったから、、、
お肉と玉ねぎとあとデザートでも買うか!」

さくら
「いいね!」

さくらは私の手を取って
スーパーへ向かって早く早くと歩くのを早めた



「分かったから、ほら、転んじゃうよ」




スーパーでオムライスの材料を
素早くカゴにいれたが
デザートになると時間がかかってしまうのは
女性の性なのか…

かれこれ5分はスイーツコーナーの前で
2人して悩んでいた



「プリンもいいな…でもこのチーズケーキも…」

さくら
「もう、決めた!これにする!チョコタルト!
……ああああでも、ダブルのシュークリームもいいな…」


私もさくらも優柔不断だった
らむならコレ!コレ!と瞬時に決めてくれただろう


「この際さ、食べたいやつ…全部買っちゃう……?」

禁断の『大人買い』の切り札を出した

さくら
「…何っ?!…望むもの全てって事……?!」


「この手は極力使いたくなかったけど…
時間もそう待ってはくれないし……私達には…
待ってる人がいる…」

さくら
「…こればっかりは、仕方ないな……
優柔不断が招いた結果だ……よし、買おう、全部!」


茶番を終えた所で会計を済ませて
さくらと手を繋ぎ、しりとりをしながら帰った



『さくら』買い物、終了ー!
『さくら』これから帰るね!待ってて!


らむからの返事は無かった


さくら
「らむ、風呂かな?」


「そうかもね。それかトイレ!
もしかしたら、寝てるかもしれないね」

さくら
「うたた寝してそう、らむ!」


「よし、早く帰ろう」



幸せを噛み締めながら
恋人と手を繋ぎ
足早に恋人が待ってる家へと向かった








「ただいまぁー」

さくら
「ただいまなりー」


家に帰ると思った通り
らむはスマホを持ちながらソファで寝ていた



さくら
「やっぱり、寝ちゃってたか」


「うたた寝ですねぇ~」

小声でらむの寝顔を見てから
さくらは買った物を冷蔵庫に入れに行った


らむを起こそうとした時に
らむが持っていたスマホの画面が見えた


「はっ!」

どうやら
私は見てはいけない物を見てしまったようだ
見てしまって申し訳ない気持ちと
好奇心が入り混じってドキドキした


らむの密かな楽しみなのかもしれない
誰が何に興味を示そうと個人の自由だ


私は見なかった事にして
らむを起こした


「らむちゃーん、帰ったよー」

らむ
「ぅ…?あ、おかえり……はっ!!!!」

らむはうっかりスマホの画面を
そのままにして寝てしまって焦っているようだった
見られてないかこちらをチラチラと気にしている

私はアウターをハンガーにかけながら
どうしたの?と言う顔をして普段通り接した

らむはホッとしたようだ


らむ
「おかえりっ!さくらは?」


「手洗ってるわ。私も洗わなきゃ」

らむ
「ご飯炊いておいた!
あ、違う!あと、5分で炊ける!」


「わあ、ありがとう!
お腹空いたよね、ごめんね遅くなっちゃって。
すぐ作るから、もう少し待ってて!」

らむ
「ううん、全然!」

さくらが手洗いを終えてリビング戻ってきた

さくら
「らむー!ただいま!おかえりー!」

らむ
「さくらぁー!おかえり!ただいま!」

ソファに腕を広げて座るらむの元へ
おかえりとただいまを言いながら行き抱き合う2人


それを見て写真に納めたいと思いにやけながら
オムライスを作り始める私




「はい、おまちー!」

出来たオムライスをらむとさくらの前に置く

らむ
「わーい!美味しそう♪」

さくら
「早く食べたい!!」

2人とも私の作ったオムライスに
目を輝かせている


2人は毎日のように
私が作るご飯を見て美味しそうと言ってくれる
そして食べて美味しいと言ってくれる

すごく嬉しい


らむ
「お茶飲む人ー」

冷蔵庫からお茶を取り出して呼びかけるらむに
私もさくらも「はーい」と手を挙げる

らむ
「ほいよー」


らむがお茶を人数分持って来てくれて
ご飯を食べ始めた


『いただきまーす!』




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