5 / 6
5
しおりを挟む
魔法の属性が分かり自分なりに特訓するして行こう思う。
だが、どうやって訓練して行こう。
とりあえず、目の方に魔力を持っていこうとするけども途切れてしまう。
シュティーアの場合彼女が作った空間にいててプラス眼球のどこがどう魔力が流れていないのかを知った上で僕に魔力を流したんだろうな。
本当に彼女には感服するばかりだ。
丁度、シャーフが用事が終わって帰ってきた。僕が帰って来たのをすぐにわかるように腰に鈴を付けている。
「ねえ、シャーフは何属性なの?」
「私ですか。私は地でございます。」
地か。僕も他属性を使えるかもしれないからコツを聞いておこうかな。
「魔法を使うのに何かコツはある?」
「コツですか。まず、大雑把でいいので使ってみること。あとは精密に扱えるように鍛錬するのみじゃないですかね。」
「そっか。大変そうだね。」
「ですから、魔法師の金の卵達は学園で学び鍛錬するのですよ。きっとシュティーア様もお勉強なさっている頃ですよ。」
「そうだね。とりあえず僕に出来ることからしようかな。シャーフ悪いけどこの本の文章を読み上げてくれない?」
「ええ、喜んでしますよ。」
いつも本を読み上げてくれるシャーフは本当に頼りになる。
嫌な声ひとつ出さずに。僕に給金の権限があるのなら本当にボーナスをあげたいくらい。
そんなことを考えていると外から爆発音が聞こえた。
シャーフに窓を見てもらうと少し呆れた声で
「ゲーゼン皇太子様ですね。」
ゲーゼンは僕の2個下の弟で第1妃の息子だ。健康にそして母親の傾いた愛情により育った結果わがまま王子の完成したのである。
そして、自分の子供が皇太子に選ばれると母への嫌がらせは無くなり、最近では母もよく笑っているそうだ。とても良い方向に向いて来て大変喜ばしい。
しかし、最近ではゲーゼンの属性が炎だと分かるとすぐに火の球を飛ばしていて庭を焼き払っているらしい。
幸いなことに怪我人は出ておらずゲーセンがやってくると皆僕の住む離宮に退避しているようだ。絶対ここには入らないように第1妃から言われているようで会ったこともない。
たった2個しか変わらないのだからもう少し大人になってと思う。
「ヒンメル殿下眉間に皺が寄っておりますよ。」
シャーフにそう言われて気づいた。知らないうちに力んでいたのだろう。
「気を取り直して本を続けて読みますか?それとも一旦紅茶でも淹れますか?」
「紅茶を淹れてもらいたいかな。」
「承知いたしました。すぐにご用意いたしますのでお待ちください。」
シャーフは鈴を鳴らしながら部屋を出ていった。
だが、どうやって訓練して行こう。
とりあえず、目の方に魔力を持っていこうとするけども途切れてしまう。
シュティーアの場合彼女が作った空間にいててプラス眼球のどこがどう魔力が流れていないのかを知った上で僕に魔力を流したんだろうな。
本当に彼女には感服するばかりだ。
丁度、シャーフが用事が終わって帰ってきた。僕が帰って来たのをすぐにわかるように腰に鈴を付けている。
「ねえ、シャーフは何属性なの?」
「私ですか。私は地でございます。」
地か。僕も他属性を使えるかもしれないからコツを聞いておこうかな。
「魔法を使うのに何かコツはある?」
「コツですか。まず、大雑把でいいので使ってみること。あとは精密に扱えるように鍛錬するのみじゃないですかね。」
「そっか。大変そうだね。」
「ですから、魔法師の金の卵達は学園で学び鍛錬するのですよ。きっとシュティーア様もお勉強なさっている頃ですよ。」
「そうだね。とりあえず僕に出来ることからしようかな。シャーフ悪いけどこの本の文章を読み上げてくれない?」
「ええ、喜んでしますよ。」
いつも本を読み上げてくれるシャーフは本当に頼りになる。
嫌な声ひとつ出さずに。僕に給金の権限があるのなら本当にボーナスをあげたいくらい。
そんなことを考えていると外から爆発音が聞こえた。
シャーフに窓を見てもらうと少し呆れた声で
「ゲーゼン皇太子様ですね。」
ゲーゼンは僕の2個下の弟で第1妃の息子だ。健康にそして母親の傾いた愛情により育った結果わがまま王子の完成したのである。
そして、自分の子供が皇太子に選ばれると母への嫌がらせは無くなり、最近では母もよく笑っているそうだ。とても良い方向に向いて来て大変喜ばしい。
しかし、最近ではゲーゼンの属性が炎だと分かるとすぐに火の球を飛ばしていて庭を焼き払っているらしい。
幸いなことに怪我人は出ておらずゲーセンがやってくると皆僕の住む離宮に退避しているようだ。絶対ここには入らないように第1妃から言われているようで会ったこともない。
たった2個しか変わらないのだからもう少し大人になってと思う。
「ヒンメル殿下眉間に皺が寄っておりますよ。」
シャーフにそう言われて気づいた。知らないうちに力んでいたのだろう。
「気を取り直して本を続けて読みますか?それとも一旦紅茶でも淹れますか?」
「紅茶を淹れてもらいたいかな。」
「承知いたしました。すぐにご用意いたしますのでお待ちください。」
シャーフは鈴を鳴らしながら部屋を出ていった。
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
〖完結〗その子は私の子ではありません。どうぞ、平民の愛人とお幸せに。
藍川みいな
恋愛
愛する人と結婚した…はずだった……
結婚式を終えて帰る途中、見知らぬ男達に襲われた。
ジュラン様を庇い、顔に傷痕が残ってしまった私を、彼は醜いと言い放った。それだけではなく、彼の子を身篭った愛人を連れて来て、彼女が産む子を私達の子として育てると言い出した。
愛していた彼の本性を知った私は、復讐する決意をする。決してあなたの思い通りになんてさせない。
*設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。
*全16話で完結になります。
*番外編、追加しました。
婚約破棄されたら魔法が解けました
かな
恋愛
「クロエ・ベネット。お前との婚約は破棄する。」
それは学園の卒業パーティーでの出来事だった。……やっぱり、ダメだったんだ。周りがザワザワと騒ぎ出す中、ただ1人『クロエ・ベネット』だけは冷静に事実を受け止めていた。乙女ゲームの世界に転生してから10年。国外追放を回避する為に、そして后妃となる為に努力し続けて来たその時間が無駄になった瞬間だった。そんな彼女に追い打ちをかけるかのように、第一王子であるエドワード・ホワイトは聖女を新たな婚約者とすることを発表した。その後はトントン拍子にことが運び、冤罪をかけられ、ゲームのシナリオ通り国外追放になった。そして、魔物に襲われて死ぬ。……そんな運命を辿るはずだった。
「こんなことなら、転生なんてしたくなかった。元の世界に戻りたい……」
あろうことか、最後の願いとしてそう思った瞬間に、全身が光り出したのだ。そして気がつくと、なんと前世の姿に戻っていた!しかもそれを第二王子であるアルベルトに見られていて……。
「……まさかこんなことになるなんてね。……それでどうする?あの2人復讐でもしちゃう?今の君なら、それができるよ。」
死を覚悟した絶望から転生特典を得た主人公の大逆転溺愛ラブストーリー!
※最初の5話は毎日18時に投稿、それ以降は毎週土曜日の18時に投稿する予定です
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
私は心を捨てました 〜「お前なんかどうでもいい」と言ったあなた、どうして今更なのですか?〜
月橋りら
恋愛
私に婚約の打診をしてきたのは、ルイス・フォン・ラグリー侯爵子息。
だが、彼には幼い頃から大切に想う少女がいたーー。
「お前なんかどうでもいい」 そうあなたが言ったから。
私は心を捨てたのに。
あなたはいきなり許しを乞うてきた。
そして優しくしてくるようになった。
ーー私が想いを捨てた後で。
どうして今更なのですかーー。
*この小説はカクヨム様、エブリスタ様でも連載しております。
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
王が気づいたのはあれから十年後
基本二度寝
恋愛
王太子は妃の肩を抱き、反対の手には息子の手を握る。
妃はまだ小さい娘を抱えて、夫に寄り添っていた。
仲睦まじいその王族家族の姿は、国民にも評判がよかった。
側室を取ることもなく、子に恵まれた王家。
王太子は妃を優しく見つめ、妃も王太子を愛しく見つめ返す。
王太子は今日、父から王の座を譲り受けた。
新たな国王の誕生だった。
もう死んでしまった私へ
ツカノ
恋愛
私には前世の記憶がある。
幼い頃に母と死別すれば最愛の妻が短命になった原因だとして父から厭われ、婚約者には初対面から冷遇された挙げ句に彼の最愛の聖女を虐げたと断罪されて塵のように捨てられてしまった彼女の悲しい記憶。それなのに、今世の世界で聖女も元婚約者も存在が煙のように消えているのは、何故なのでしょうか?
今世で幸せに暮らしているのに、聖女のそっくりさんや謎の婚約者候補が現れて大変です!!
ゆるゆる設定です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる