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8 怖いはずなのに
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――あの男に、これ以上好きにされてはたまらない。
翌朝。目覚めと共に決意を新たにした。
気を強く持たなければと頬を両手で叩いて、気合を入れた。頬が痛かったが、気合を入れるにはそれくらいが丁度良い。夜になって領主が来たら、家に帰らせろと言ってやろう。鼻息荒く寝台の上で意気込んでいると扉を叩く音がして、にこやかな笑みを浮かべた老人が現れた。
「おはようございます」
「おはよう。嬉しそうだけど、何かあったの?」
「……ああ、顔に出ていましたか。これは失礼致しました。領主様が久しぶりに笑顔をお見せになられたので、私めもついそういう顔になっていた様です」
「え、ア、アイツって笑わないのか! あ、……いや、あの、ごめん……」
仕えている人間の前で『アイツ』呼ばわりするのはさすがにまずそうだ。口元を引き結んで黙ったシタンを見て、老人は顔をくしゃくしゃにして笑った。
「私めの前ではかしこまらず、気楽にお話し頂いて構いませんよ。……あの方が、あの様に気をお許しになられて表情豊かにお過ごしなさるのを見たのは、幼少の頃以来です」
「えぇ……?」
「それに、城へと招き入れて私めに事細かくお世話をお命じになられた御方は、貴方様が初めてございます」
「そ、そうなの? だ、だって、アイツ怖いし脅すし、ちっとも優しく、な……くもないのか」
出される食事は美味いし、寝床も常に快適に整えられている。しかも、城に仕えている老人にまるで貴族のように甲斐甲斐しく世話をして貰っているのだから確かに扱いとしては特上だろう。
……気を失うまで尻を掘られた点を除いてだが。
「うーん……」
老人の言葉に嘘はなさそうだが、聞いたままを素直に飲み込めはしない。特別な扱いをされているのだとして、一体どういうつもりなのか。何を考えているのかが解らない領主に、薄ら寒いものを感じた。
「ところで、このままお起きになられますか。それとも、もう暫く横になられますか」
「あ、とりあえず起きるよ。寝てばっかりだと体が鈍りそうだし」
「分かりました。では朝餉あさげの前にまず、身支度を致しましょう」
「ああ、うん、お願いします……」
――渋々ながら寝室で過ごすことになったシタンだったが、その時間は予想外に快適だった。
老人によって運ばれてくる食事や軽食は、普段自炊して食べている物よりずっと美味い。感嘆しながら平らげて満腹で眠くなれば居心地の良い寝床がある。ひと眠りして目覚めて「まだ体が痛いよ」と、老人に愚痴をこぼすと、彼は薬草を漬け込んだ香油を使って脚や腰を揉んでくれた。
――まさに至れり尽くせりだった。
夕暮れどきには体の痛みが嘘のように癒えて、いつもより調子が良いくらいになった。あれほどひどい目のあわされたというのに、単純なことにすっかり良い気分になり、夕餉も残さず平らげた。たっぷりと湯を使わせてもらい風呂などを済ませてから、新しい敷布で整えられた寝台の端に腰を下ろす。
このまま眠れるのなら最高なのだろうが、現実はそういはいかない。
「はぁ、今夜来るって言ってたし、またやられるのか……」
現実に目を背けて不貞寝したくなってきたが、寝こみを襲われるのも嫌だ。とにかく、帰りたいのだと訴える努力だけはしようと、膝の上で両こぶしを握り締めて、シタンは領主を待った。
――やがて夜闇が深くなった頃に、領主が寝室を訪れた。
裾が長くゆったりとした藍染めの夜着を纏い、撫でつけていた髪は下ろしていた。後ろ髪は存外に長く、肩に流れたそれは胸元まであった。緩やかに波打つ見事な黒髪と、広い襟ぐりからのぞく白い肌の対比が眩しい。女性的ではないが、美しく淑やかささえ漂わせた立ち姿だった。
どうしてこんな身分の高い美丈夫が、しがない狩人の男を脅して抱いたのだろう。とても謎だ。
「今夜の勤めはこれで終わりだ。下がって良い」
「かしこまりました。お暇させていただきます」
灯り点けなどの仕事を済ませて部屋の片隅に控えていた老人が、恭しく礼をして出て行った。
寝台に腰かけて見上げるシタンの前へと言葉もなく近寄ってきた領主は、白い手を伸ばしてシタンの頬に触れてきた。どくりと心臓が脈打って、怖さと奇妙な高揚感がない混ぜになったものに心が飲まれそうになる。けれども、ここで負けてしまったらまた抱かれて、そのままなし崩しに城に留まることになるだろう。
「――あ、あのさ、家に帰りたい……ん、だけど、だ、駄目かな……」
意を決して、か細く声を絞り出す。
「……何故だ」
触れた手はそのままに、感情の籠っていない声が返ってきた。
「か、狩り、して、稼がなくちゃ、蓄えもなくなるし、お、俺やもめ暮らしだから家もほっとらかしはちょっと、まずいし……、やっぱり帰りたいんだよぉ……」
無表情でも怖い。怖すぎる。なぜ帰りたいかなんて、きまっている。抱かれたくないし、こんな恐ろしい領主からおさらばしたいからだ。だが、馬鹿正直に言ってしまうのもためらわれる。精いっぱい顔を背けて何とか正気を保ち、必死になって思いつく限りの当たり障りない理由を並べると、「怯えるな。何もしない」という、深い溜め息混じりの声が聞こえた。
「そ、そんな事いっても、あ、あんた、怖いんだよぉ」
身震いをしながら横目で様子を伺うと、まだ無表情だった。……その無表情もやたらと怖いが、睨まれるよりはずっと良い。そろそろと姿勢を正して、領主の方へと向き直る。
「明日には帰らせよう。それで良いな」
「へっ? いいの?」
どんな返答を返されるかと身構えていたが、予想外のあっさりとした返しだ。安心するよりも逆に、何か企んでいるのではないかと疑ってしまう。
「留まれと言えば、留まるのか? 貴様は」
「い、いや、留まりたくないっ!」
首を激しく振って拒絶すると、領主の目がすっと鋭く細められた。獰猛な獣を思わせる視線に「ひぃっ!」と、悲鳴を上げて涙目になってしまう。怖すぎる。例えでなく頭から喰われそうだ。
「他所へ逃げようなどと考えるな。もし逃げるのなら、腕を斬り落とす。狩りなど出来ない体になると思え」
「にっ、逃げないっ! 逃げないからっ! そういうのやめてくれよぉ……!」
頭を抱えて強く目を閉じて叫ぶ。ガタガタと体が震えて、声も上ずり始めていた。これ以上睨まれ続けたら、泣くどころか情けないことだが失禁するかもしれない。
「逃げなければ良いだけの事だ」
「う、ううっ……」
身を縮めて恐怖に耐えるが、閉じたまぶたの狭間から涙が落ちるのは止められなかった。
「……それほど私が恐ろしいか」
「アンタみたいな貴族が怖くない平民なんて、い、いるわけないだろっ……」
辺境地では聞いたことは無いが、他所の土地では罪を犯した罰として本当に腕を斬り落とされた者がいるらしい。平民にとって貴族という存在は、決して気安いものではないのだ。
「――そうか」
ぽつりと、領主が声を漏らした。今までとは違い威圧感のない静かな呟きだった。
「もう、貴様が何をしたとしても、腕を斬るつもりはない。約束しよう」
寂し気にさえ聞こえる声ともに、さらりと頭を撫でられる。
「今夜は、対価は払わせない。……心配せずに眠れ」
「えっ」
泣き出したシタンに何を思ったのか、領主はあっさりと立ち去って行った。やっと家に帰れる。そう思ってほっとした途端、どっと疲れが襲ってきた。多分、気疲れだ。
「……もう嫌だ……」
泣き言を漏らしながら寝台へと潜り込む。
……今夜は抱かれないどころか、口付けすらされなかった。
「無理矢理抱いたくせに、今日は何もしないなんて、変だな」
あんな怖い男に、触れられるのは嫌だ。何もされないのに越したことはない。越したことは無いのだが、一人で横なっていると、腹の奥が微かに疼いて物寂しい気持ちすら湧いてくる。
「ん……」
尻の辺りが落ち着かない。
抱かれた余韻が残っているからだろうか。何度寝返りを打っても、一度くすぶり始めた疼きは消えない。美しい笑顔や、口付けや、さっきの寂しげな声ばかりが頭の中に繰り返し浮かんでくる。もしかしたら、恐ろしいだけの奴ではないのかもしれないという考えすら浮かんできて、わけが分からなくなってきた。
「なんでだよ……。眠くならない……」
平民を慰み者にする、ろくでなしの貴族だ。なにを気にする必要があるのか。
明日はできるだけ早く城を出たいから、さっさと眠ってしまいたい。敷布を頭の上まで被って目を閉じたが、しばらくのあいだ眠りに落ちることができなかったのだった。
翌朝。目覚めと共に決意を新たにした。
気を強く持たなければと頬を両手で叩いて、気合を入れた。頬が痛かったが、気合を入れるにはそれくらいが丁度良い。夜になって領主が来たら、家に帰らせろと言ってやろう。鼻息荒く寝台の上で意気込んでいると扉を叩く音がして、にこやかな笑みを浮かべた老人が現れた。
「おはようございます」
「おはよう。嬉しそうだけど、何かあったの?」
「……ああ、顔に出ていましたか。これは失礼致しました。領主様が久しぶりに笑顔をお見せになられたので、私めもついそういう顔になっていた様です」
「え、ア、アイツって笑わないのか! あ、……いや、あの、ごめん……」
仕えている人間の前で『アイツ』呼ばわりするのはさすがにまずそうだ。口元を引き結んで黙ったシタンを見て、老人は顔をくしゃくしゃにして笑った。
「私めの前ではかしこまらず、気楽にお話し頂いて構いませんよ。……あの方が、あの様に気をお許しになられて表情豊かにお過ごしなさるのを見たのは、幼少の頃以来です」
「えぇ……?」
「それに、城へと招き入れて私めに事細かくお世話をお命じになられた御方は、貴方様が初めてございます」
「そ、そうなの? だ、だって、アイツ怖いし脅すし、ちっとも優しく、な……くもないのか」
出される食事は美味いし、寝床も常に快適に整えられている。しかも、城に仕えている老人にまるで貴族のように甲斐甲斐しく世話をして貰っているのだから確かに扱いとしては特上だろう。
……気を失うまで尻を掘られた点を除いてだが。
「うーん……」
老人の言葉に嘘はなさそうだが、聞いたままを素直に飲み込めはしない。特別な扱いをされているのだとして、一体どういうつもりなのか。何を考えているのかが解らない領主に、薄ら寒いものを感じた。
「ところで、このままお起きになられますか。それとも、もう暫く横になられますか」
「あ、とりあえず起きるよ。寝てばっかりだと体が鈍りそうだし」
「分かりました。では朝餉あさげの前にまず、身支度を致しましょう」
「ああ、うん、お願いします……」
――渋々ながら寝室で過ごすことになったシタンだったが、その時間は予想外に快適だった。
老人によって運ばれてくる食事や軽食は、普段自炊して食べている物よりずっと美味い。感嘆しながら平らげて満腹で眠くなれば居心地の良い寝床がある。ひと眠りして目覚めて「まだ体が痛いよ」と、老人に愚痴をこぼすと、彼は薬草を漬け込んだ香油を使って脚や腰を揉んでくれた。
――まさに至れり尽くせりだった。
夕暮れどきには体の痛みが嘘のように癒えて、いつもより調子が良いくらいになった。あれほどひどい目のあわされたというのに、単純なことにすっかり良い気分になり、夕餉も残さず平らげた。たっぷりと湯を使わせてもらい風呂などを済ませてから、新しい敷布で整えられた寝台の端に腰を下ろす。
このまま眠れるのなら最高なのだろうが、現実はそういはいかない。
「はぁ、今夜来るって言ってたし、またやられるのか……」
現実に目を背けて不貞寝したくなってきたが、寝こみを襲われるのも嫌だ。とにかく、帰りたいのだと訴える努力だけはしようと、膝の上で両こぶしを握り締めて、シタンは領主を待った。
――やがて夜闇が深くなった頃に、領主が寝室を訪れた。
裾が長くゆったりとした藍染めの夜着を纏い、撫でつけていた髪は下ろしていた。後ろ髪は存外に長く、肩に流れたそれは胸元まであった。緩やかに波打つ見事な黒髪と、広い襟ぐりからのぞく白い肌の対比が眩しい。女性的ではないが、美しく淑やかささえ漂わせた立ち姿だった。
どうしてこんな身分の高い美丈夫が、しがない狩人の男を脅して抱いたのだろう。とても謎だ。
「今夜の勤めはこれで終わりだ。下がって良い」
「かしこまりました。お暇させていただきます」
灯り点けなどの仕事を済ませて部屋の片隅に控えていた老人が、恭しく礼をして出て行った。
寝台に腰かけて見上げるシタンの前へと言葉もなく近寄ってきた領主は、白い手を伸ばしてシタンの頬に触れてきた。どくりと心臓が脈打って、怖さと奇妙な高揚感がない混ぜになったものに心が飲まれそうになる。けれども、ここで負けてしまったらまた抱かれて、そのままなし崩しに城に留まることになるだろう。
「――あ、あのさ、家に帰りたい……ん、だけど、だ、駄目かな……」
意を決して、か細く声を絞り出す。
「……何故だ」
触れた手はそのままに、感情の籠っていない声が返ってきた。
「か、狩り、して、稼がなくちゃ、蓄えもなくなるし、お、俺やもめ暮らしだから家もほっとらかしはちょっと、まずいし……、やっぱり帰りたいんだよぉ……」
無表情でも怖い。怖すぎる。なぜ帰りたいかなんて、きまっている。抱かれたくないし、こんな恐ろしい領主からおさらばしたいからだ。だが、馬鹿正直に言ってしまうのもためらわれる。精いっぱい顔を背けて何とか正気を保ち、必死になって思いつく限りの当たり障りない理由を並べると、「怯えるな。何もしない」という、深い溜め息混じりの声が聞こえた。
「そ、そんな事いっても、あ、あんた、怖いんだよぉ」
身震いをしながら横目で様子を伺うと、まだ無表情だった。……その無表情もやたらと怖いが、睨まれるよりはずっと良い。そろそろと姿勢を正して、領主の方へと向き直る。
「明日には帰らせよう。それで良いな」
「へっ? いいの?」
どんな返答を返されるかと身構えていたが、予想外のあっさりとした返しだ。安心するよりも逆に、何か企んでいるのではないかと疑ってしまう。
「留まれと言えば、留まるのか? 貴様は」
「い、いや、留まりたくないっ!」
首を激しく振って拒絶すると、領主の目がすっと鋭く細められた。獰猛な獣を思わせる視線に「ひぃっ!」と、悲鳴を上げて涙目になってしまう。怖すぎる。例えでなく頭から喰われそうだ。
「他所へ逃げようなどと考えるな。もし逃げるのなら、腕を斬り落とす。狩りなど出来ない体になると思え」
「にっ、逃げないっ! 逃げないからっ! そういうのやめてくれよぉ……!」
頭を抱えて強く目を閉じて叫ぶ。ガタガタと体が震えて、声も上ずり始めていた。これ以上睨まれ続けたら、泣くどころか情けないことだが失禁するかもしれない。
「逃げなければ良いだけの事だ」
「う、ううっ……」
身を縮めて恐怖に耐えるが、閉じたまぶたの狭間から涙が落ちるのは止められなかった。
「……それほど私が恐ろしいか」
「アンタみたいな貴族が怖くない平民なんて、い、いるわけないだろっ……」
辺境地では聞いたことは無いが、他所の土地では罪を犯した罰として本当に腕を斬り落とされた者がいるらしい。平民にとって貴族という存在は、決して気安いものではないのだ。
「――そうか」
ぽつりと、領主が声を漏らした。今までとは違い威圧感のない静かな呟きだった。
「もう、貴様が何をしたとしても、腕を斬るつもりはない。約束しよう」
寂し気にさえ聞こえる声ともに、さらりと頭を撫でられる。
「今夜は、対価は払わせない。……心配せずに眠れ」
「えっ」
泣き出したシタンに何を思ったのか、領主はあっさりと立ち去って行った。やっと家に帰れる。そう思ってほっとした途端、どっと疲れが襲ってきた。多分、気疲れだ。
「……もう嫌だ……」
泣き言を漏らしながら寝台へと潜り込む。
……今夜は抱かれないどころか、口付けすらされなかった。
「無理矢理抱いたくせに、今日は何もしないなんて、変だな」
あんな怖い男に、触れられるのは嫌だ。何もされないのに越したことはない。越したことは無いのだが、一人で横なっていると、腹の奥が微かに疼いて物寂しい気持ちすら湧いてくる。
「ん……」
尻の辺りが落ち着かない。
抱かれた余韻が残っているからだろうか。何度寝返りを打っても、一度くすぶり始めた疼きは消えない。美しい笑顔や、口付けや、さっきの寂しげな声ばかりが頭の中に繰り返し浮かんでくる。もしかしたら、恐ろしいだけの奴ではないのかもしれないという考えすら浮かんできて、わけが分からなくなってきた。
「なんでだよ……。眠くならない……」
平民を慰み者にする、ろくでなしの貴族だ。なにを気にする必要があるのか。
明日はできるだけ早く城を出たいから、さっさと眠ってしまいたい。敷布を頭の上まで被って目を閉じたが、しばらくのあいだ眠りに落ちることができなかったのだった。
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