258 / 351
第七章 忙しいが、呆気なく都市ルーセントに向かう事になりました。
第二十二幕 自由人と四天王オーガスト
しおりを挟む
「それで旦那様どうするの?」
「そうだな。一旦保留だな。ダラはスケアクロウの知らせ次第で向かうとして、廃村に関しての情報が少なすぎる。廃村になった理由もそうだが、一箇所に魔物が集中するには何かある。もう少し準備が整ってから調べに行くのが得策だろう」
「あんまり慎重だと色々と後手に回るわよ」
「始まった時から後手さ。だがどこかで反撃するにも準備が必要だ。しかしその準備に必要な情報すら不十分過ぎるからな」
(相手が墓穴を掘ってくれるなら別だが)
「つまり明日からは?」
「また普通に冒険者活……」
「どうしたのじゃ?」
「………」
突然口を閉ざした千夜の姿に疑問に感じてクロエが声を掛けるが、耳に届いていないのか何か考えるように黙り込む。その姿にクロエたちは顔を突き合わせて首を傾げた。
(隠密行動のために目立たない仕事をこなしたが、逆に冒険者として目立てばどうだ。最初は確かに疑うだろうがあからさま過ぎると想い監視対象を変更するんじゃないのか? しかしそれなら最初っからすべきだったな。先日とは多い違いになると逆に裏があると思われる可能性だってある。いや、大丈夫か? まだ一回しか依頼は受けていない。ルーセントでの力試しとして最初だけ目立たない仕事をこなしたって事にすれば怪しまれないだろう。となると)
険しい表情から一転して不敵な笑みを浮かべる千夜の姿にウィル以外は確信する。
(何か思いついたようね)
(嫌な予感がします)
(悪巧みじゃな)
(不敵な笑みを素敵です主)
(?)
「明日からは冒険者として存分に暴れるとしよう」
「でも、旦那様」
「安心しろ。これで大丈夫だ。ウィル明日は朝稽古を再開する」
「解りました!」
こうして予定が決まった千夜たちはベッドに横になる。
******************************
時は少し遡り
魔王の命により勇者暗殺と千夜に招待状を持っていく事となったウラエウスはヘンリーから受け取った招待状を懐にしまい自分の書斎に向かっていた。
思わす立ち止まり空を見上げる。
消して日差しが差込む事の無い曇天模様の空。まるで今のウラエウスの心境を表すかのようだった。
その風景にふと、先程ヘンリーとの会話を思い出す。
「驚かれましたか?」
「ああ、魔王様の身にいったい何があったんだ。たった数ヶ月で前よりも遥かに強くなっている」
(禍々しさももな)
ヘンリーは国で言うところの宰相である。そんなヘンリーに対してため口で話すウラエウス。これが周りから自由人だと言われる一つの原因にもなっている。
言い方を買えるなら魔王ベルヘルム・ファウダーに対してだけ敬語を使うのは己との力の差はハッキリと自覚しているからとも言えた。
「私にも解りません。私はただ魔王様のお言葉を皆さんに伝えるのみですから」
「なら、その間の様子は知っている筈だ。悪いが教えてくれないか?」
「それは無理です」
「何故だ。魔王様に口止めされているのか?」
「いえ、違います。私は先日まで魔王様に会っていないからです」
「なに。ならどうやって魔王様からの指示を我々に伝えていたんだ?」
「多分スキルによるものでしょう。私の頭の中に魔王様の声が流れ込んで来ていましたから」
「なるほどな」
「書き終わりました。これを漆黒の鬼夜叉に渡してください」
羽ペンを置くと黒いダイア封筒をウラエウスに渡す。
「解った」
ヘンリーは何か思ったのかウラエウスに問いかける。
「そう言えば貴女は漆黒の鬼夜叉に会っているのでしたね」
「ああ。だがそれがどうした?」
「その方は魔王様からの招待に応じる思いますか?」
「ああ。必ず応じるとも」
「ほう、その根拠は?」
「奴も私と同類で戦闘狂だからな」
「なるほど。よく分かりました。だけどまったく愚かですね。史上初のXランク冒険者。世界最強の存在などと煽てられ調子に乗っているのでしょう。謙虚さえ持ち合わせていれば長生きも出来たでしょうに」
「……そうだな」
ヘンリーの言葉に怒りを覚え拳を握り締めそうになるウラエウスだが先程の謁見の間で感じたベルヘルムの波動に拳から力が抜ける。
(私はどうしたのだ。センヤを馬鹿にされて怒りを覚えそうになるなんて。だが魔王様には……)
「どうかしましたか?」
「いや、なんでもない。明日には出発する」
「今すぐにでも向かって欲しいぐらいですが貴方も忙しいですからね」
「………」
(まったく年寄りの癖に口が減らないものだ)
内心皮肉を吐きながら部屋を後にする。
(魔王様には勝てない。センヤ頼むから招待を断ってくれ)
自分が何を思っているのかウラエウスは分かっていた。言葉にして誰かに聞かれたら間違いなく不敬罪になるかもしれない。それなのに思ってしまう。想ってしまう。
(あの時からだ)
半径20メートルの舞台の上で対峙していた時の事を思い出す。
(圧倒的強さ。底が見えなかった。大抵は見るか一撃剣を交わらせただけで相手の力量が分かるものだがセンヤは分からなかった。魔王様と同じだった。だが違う」
無意識に胸を握り閉める。
(感じなかった。恐怖を。恐れを。魔王様と初めて会った時は死を覚悟したほどだ。だがセンヤは違う。圧倒的強さの中になにか別のモノを感じる。あれはいったいなんなんだ?)
答えの出ない問いに悩まされるウラエウス。しかしそれは当たり前だ。これまで産まれてから戦う事しかしてこなかったウラエウスにとって初めての感情なのだから。
(考えていても仕方が無い。早く部屋に戻るとしよう)
立ち止まっていた足を動かし始める。が、数歩歩いてまた止める。
「よ、ウラエウスじゃねぇか」
「オーガスト……」
その補佐を引き連れた筋骨隆々の男の姿にウラエウスの表情は一瞬にして険しくなる。
オーガスト。ウラエウスと同等の力を持つ存在にして魔王ベルヘルより四天王の一人に任命された将である。
四天王は魔王ベルヘルより東西南北の一つを治めるよう言われておりオーガストは南、アノルジ大陸の4分の1を治めている。
「そんな嫌そうな顔をするなよ」
(また、面倒な奴に会ってしまったな)
「で、私に何かようか?」
「いや、魔王様が姿を御見せなったって聞いてな。今からお会いに行くところだ」
(脳筋の癖に耳にするのだけは早いからな)
「で、ウラエウスこそこんな所で何をしてるんだ?」
「今さっき魔王様に謁見した帰りなんだ」
「何!? で、どうだった?」
オーガストの主語が抜けた問いかけにウラエウスは思わず嘆息しそうになる。別に理解出来なかった訳ではない。魔王ベルヘルムの配下に加わって既に十数年が過ぎているのだから。いや、だからこそと言うべきなのかもしれない。十数年間の間に四天王がどういった存在なのかウラエウスはよく解っている。
オーガストもまたウラエウス同様に戦闘狂なのだ。いや、それ以上と言うべきだろう。
だからこそオーガストが何を聞きたいのか即座に理解したのだ。
「前に会った時よりも増している」
「どれぐらいだ!」
「それは自分の体で体験した方が良い」
「それもそうだな。そっちの方が楽しみが増えると言う物だ」
「ああ、そうしてくれ」
「それよりもウラエウスこの後また殺らないか?」
(だから会いたくなかったんだ)
オーガストからの誘いに頭を押さえたくなる思いに駆られる。
「悪いがこの後用事があるから無理だ」
「そうか。それは残念だ」
「貴様! オーガスト様からの誘いを断るのか!」
突如オーガストの後ろで控えていた十二神将の一人が声を荒立てる。
ウラエウスは魔王ベルヘルム直属の隠密部隊の体長である。しかしウラエウスが隠密部隊である事を知っているのは魔王ベルヘルムと側近であるヘンリーだけである。
四天王ですらウラエウスが隠密部隊である事は知らない。
「見ない顔だが随分と忠誠心の強い奴だな」
しかしウラエウスは十二神将など無視しオーガストと喋りだす。
「此間の侵攻で十二神将とその補佐官二人を失ったからな。新しい十二神将だ。俺に弟子入りしたぐらい忠誠心が篤いからな信用出来る」
「そっか」
魔族が他人に弟子入りするなどそうそうある事ではない。あるのは殺し合いか主従関係ぐらいだ。魔族は完全弱肉強食強者の気分次第で弱者は己の命を捨てるしかない。しかしそれが魔族である。命令が嫌なら戦い勝つしかない。単純明快にしてシンプル。
「ま、気が向いたらいつでも俺を呼んでくれ」
「分かったよ」
オーガストと別れたウラエウスはこれ以上面倒な奴に会わないためにもさっさと書斎に戻る事にした。
「そうだな。一旦保留だな。ダラはスケアクロウの知らせ次第で向かうとして、廃村に関しての情報が少なすぎる。廃村になった理由もそうだが、一箇所に魔物が集中するには何かある。もう少し準備が整ってから調べに行くのが得策だろう」
「あんまり慎重だと色々と後手に回るわよ」
「始まった時から後手さ。だがどこかで反撃するにも準備が必要だ。しかしその準備に必要な情報すら不十分過ぎるからな」
(相手が墓穴を掘ってくれるなら別だが)
「つまり明日からは?」
「また普通に冒険者活……」
「どうしたのじゃ?」
「………」
突然口を閉ざした千夜の姿に疑問に感じてクロエが声を掛けるが、耳に届いていないのか何か考えるように黙り込む。その姿にクロエたちは顔を突き合わせて首を傾げた。
(隠密行動のために目立たない仕事をこなしたが、逆に冒険者として目立てばどうだ。最初は確かに疑うだろうがあからさま過ぎると想い監視対象を変更するんじゃないのか? しかしそれなら最初っからすべきだったな。先日とは多い違いになると逆に裏があると思われる可能性だってある。いや、大丈夫か? まだ一回しか依頼は受けていない。ルーセントでの力試しとして最初だけ目立たない仕事をこなしたって事にすれば怪しまれないだろう。となると)
険しい表情から一転して不敵な笑みを浮かべる千夜の姿にウィル以外は確信する。
(何か思いついたようね)
(嫌な予感がします)
(悪巧みじゃな)
(不敵な笑みを素敵です主)
(?)
「明日からは冒険者として存分に暴れるとしよう」
「でも、旦那様」
「安心しろ。これで大丈夫だ。ウィル明日は朝稽古を再開する」
「解りました!」
こうして予定が決まった千夜たちはベッドに横になる。
******************************
時は少し遡り
魔王の命により勇者暗殺と千夜に招待状を持っていく事となったウラエウスはヘンリーから受け取った招待状を懐にしまい自分の書斎に向かっていた。
思わす立ち止まり空を見上げる。
消して日差しが差込む事の無い曇天模様の空。まるで今のウラエウスの心境を表すかのようだった。
その風景にふと、先程ヘンリーとの会話を思い出す。
「驚かれましたか?」
「ああ、魔王様の身にいったい何があったんだ。たった数ヶ月で前よりも遥かに強くなっている」
(禍々しさももな)
ヘンリーは国で言うところの宰相である。そんなヘンリーに対してため口で話すウラエウス。これが周りから自由人だと言われる一つの原因にもなっている。
言い方を買えるなら魔王ベルヘルム・ファウダーに対してだけ敬語を使うのは己との力の差はハッキリと自覚しているからとも言えた。
「私にも解りません。私はただ魔王様のお言葉を皆さんに伝えるのみですから」
「なら、その間の様子は知っている筈だ。悪いが教えてくれないか?」
「それは無理です」
「何故だ。魔王様に口止めされているのか?」
「いえ、違います。私は先日まで魔王様に会っていないからです」
「なに。ならどうやって魔王様からの指示を我々に伝えていたんだ?」
「多分スキルによるものでしょう。私の頭の中に魔王様の声が流れ込んで来ていましたから」
「なるほどな」
「書き終わりました。これを漆黒の鬼夜叉に渡してください」
羽ペンを置くと黒いダイア封筒をウラエウスに渡す。
「解った」
ヘンリーは何か思ったのかウラエウスに問いかける。
「そう言えば貴女は漆黒の鬼夜叉に会っているのでしたね」
「ああ。だがそれがどうした?」
「その方は魔王様からの招待に応じる思いますか?」
「ああ。必ず応じるとも」
「ほう、その根拠は?」
「奴も私と同類で戦闘狂だからな」
「なるほど。よく分かりました。だけどまったく愚かですね。史上初のXランク冒険者。世界最強の存在などと煽てられ調子に乗っているのでしょう。謙虚さえ持ち合わせていれば長生きも出来たでしょうに」
「……そうだな」
ヘンリーの言葉に怒りを覚え拳を握り締めそうになるウラエウスだが先程の謁見の間で感じたベルヘルムの波動に拳から力が抜ける。
(私はどうしたのだ。センヤを馬鹿にされて怒りを覚えそうになるなんて。だが魔王様には……)
「どうかしましたか?」
「いや、なんでもない。明日には出発する」
「今すぐにでも向かって欲しいぐらいですが貴方も忙しいですからね」
「………」
(まったく年寄りの癖に口が減らないものだ)
内心皮肉を吐きながら部屋を後にする。
(魔王様には勝てない。センヤ頼むから招待を断ってくれ)
自分が何を思っているのかウラエウスは分かっていた。言葉にして誰かに聞かれたら間違いなく不敬罪になるかもしれない。それなのに思ってしまう。想ってしまう。
(あの時からだ)
半径20メートルの舞台の上で対峙していた時の事を思い出す。
(圧倒的強さ。底が見えなかった。大抵は見るか一撃剣を交わらせただけで相手の力量が分かるものだがセンヤは分からなかった。魔王様と同じだった。だが違う」
無意識に胸を握り閉める。
(感じなかった。恐怖を。恐れを。魔王様と初めて会った時は死を覚悟したほどだ。だがセンヤは違う。圧倒的強さの中になにか別のモノを感じる。あれはいったいなんなんだ?)
答えの出ない問いに悩まされるウラエウス。しかしそれは当たり前だ。これまで産まれてから戦う事しかしてこなかったウラエウスにとって初めての感情なのだから。
(考えていても仕方が無い。早く部屋に戻るとしよう)
立ち止まっていた足を動かし始める。が、数歩歩いてまた止める。
「よ、ウラエウスじゃねぇか」
「オーガスト……」
その補佐を引き連れた筋骨隆々の男の姿にウラエウスの表情は一瞬にして険しくなる。
オーガスト。ウラエウスと同等の力を持つ存在にして魔王ベルヘルより四天王の一人に任命された将である。
四天王は魔王ベルヘルより東西南北の一つを治めるよう言われておりオーガストは南、アノルジ大陸の4分の1を治めている。
「そんな嫌そうな顔をするなよ」
(また、面倒な奴に会ってしまったな)
「で、私に何かようか?」
「いや、魔王様が姿を御見せなったって聞いてな。今からお会いに行くところだ」
(脳筋の癖に耳にするのだけは早いからな)
「で、ウラエウスこそこんな所で何をしてるんだ?」
「今さっき魔王様に謁見した帰りなんだ」
「何!? で、どうだった?」
オーガストの主語が抜けた問いかけにウラエウスは思わず嘆息しそうになる。別に理解出来なかった訳ではない。魔王ベルヘルムの配下に加わって既に十数年が過ぎているのだから。いや、だからこそと言うべきなのかもしれない。十数年間の間に四天王がどういった存在なのかウラエウスはよく解っている。
オーガストもまたウラエウス同様に戦闘狂なのだ。いや、それ以上と言うべきだろう。
だからこそオーガストが何を聞きたいのか即座に理解したのだ。
「前に会った時よりも増している」
「どれぐらいだ!」
「それは自分の体で体験した方が良い」
「それもそうだな。そっちの方が楽しみが増えると言う物だ」
「ああ、そうしてくれ」
「それよりもウラエウスこの後また殺らないか?」
(だから会いたくなかったんだ)
オーガストからの誘いに頭を押さえたくなる思いに駆られる。
「悪いがこの後用事があるから無理だ」
「そうか。それは残念だ」
「貴様! オーガスト様からの誘いを断るのか!」
突如オーガストの後ろで控えていた十二神将の一人が声を荒立てる。
ウラエウスは魔王ベルヘルム直属の隠密部隊の体長である。しかしウラエウスが隠密部隊である事を知っているのは魔王ベルヘルムと側近であるヘンリーだけである。
四天王ですらウラエウスが隠密部隊である事は知らない。
「見ない顔だが随分と忠誠心の強い奴だな」
しかしウラエウスは十二神将など無視しオーガストと喋りだす。
「此間の侵攻で十二神将とその補佐官二人を失ったからな。新しい十二神将だ。俺に弟子入りしたぐらい忠誠心が篤いからな信用出来る」
「そっか」
魔族が他人に弟子入りするなどそうそうある事ではない。あるのは殺し合いか主従関係ぐらいだ。魔族は完全弱肉強食強者の気分次第で弱者は己の命を捨てるしかない。しかしそれが魔族である。命令が嫌なら戦い勝つしかない。単純明快にしてシンプル。
「ま、気が向いたらいつでも俺を呼んでくれ」
「分かったよ」
オーガストと別れたウラエウスはこれ以上面倒な奴に会わないためにもさっさと書斎に戻る事にした。
0
お気に入りに追加
10,110
あなたにおすすめの小説
この世界で唯一『スキル合成』の能力を持っていた件
なかの
ファンタジー
異世界に転生した僕。
そこで与えられたのは、この世界ただ一人だけが持つ、ユニークスキル『スキル合成 - シンセサイズ』だった。
このユニークスキルを武器にこの世界を無双していく。
【web累計100万PV突破!】
著/イラスト なかの
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
僕の兄上マジチート ~いや、お前のが凄いよ~
SHIN
ファンタジー
それは、ある少年の物語。
ある日、前世の記憶を取り戻した少年が大切な人と再会したり周りのチートぷりに感嘆したりするけど、実は少年の方が凄かった話し。
『僕の兄上はチート過ぎて人なのに魔王です。』
『そういうお前は、愛され過ぎてチートだよな。』
そんな感じ。
『悪役令嬢はもらい受けます』の彼らが織り成すファンタジー作品です。良かったら見ていってね。
隔週日曜日に更新予定。
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。
狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。
街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。
彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)
47歳のおじさんが異世界に召喚されたら不動明王に化身して感謝力で無双しまくっちゃう件!
のんたろう
ファンタジー
異世界マーラに召喚された凝流(しこる)は、
ハサンと名を変えて異世界で
聖騎士として生きることを決める。
ここでの世界では
感謝の力が有効と知る。
魔王スマターを倒せ!
不動明王へと化身せよ!
聖騎士ハサン伝説の伝承!
略称は「しなおじ」!
年内書籍化予定!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。