196 / 351
第六章 帰って早々、呆気なくフィリス聖王国調査を始めました。
第八十二幕 帰還と報告
しおりを挟む
あれから時は流れ、ライラたちはフィリス聖王国に帰る事になった。
王宮前には自国に帰るであろう各国の使者たちが馬車と護衛がズラリと並んでいた。
それを見送ろうとベルグやセレナ、月夜の酒鬼、勇者メンバーが集まっていた。
「無事に自国へ帰還できる事を願っている」
ベルグが皇帝として言葉を口にする。
それに対してそれぞれの使者が当たり前のように言葉を返す。
「よし、乗馬開始」
ライラの指示で一斉に乗馬を開始するフィリス聖王国の騎士達。少しでも威厳のある所を見せようとしているのが見え見えである。和也も一兵士として周りと合わせて乗馬する。その姿と一部の者が視線を向けていた事は言うまでも無い。
「あんな事があったからな国境までは我が国の兵士が護衛につく」
「お心遣い感謝致します」
本音である事は間違いない。だが、監視する口実であることは誰もが理解していた。いや、勇治を除いてと言うべきだろう。
「それではベイベルグ皇帝、私達はこれにて失礼します」
「大儀ある会議が出来て良かった」
「こちらもです」
握手を交わしたライラは乗馬する。
こうしてライラたちフィリス聖王国一行は自国へと帰還するのだった。
月日は流れ、フィリス聖王国へと帰還したライラたちは王宮にて教皇ヴァイスに報告するため謁見の間に来ていた。
そこにはヴァイスの他に七聖剣の面々や枢機卿と言った重鎮達が並んでいた。
その中心でライラを先頭に和也や部下達が跪いていた。
「ライラ、そして他の者たちよ。今回は大儀であった。では、早速報告を聞かせて貰うとしよう。先に言っておくがライラはこの国、そして私を代表して言ったのだ。どんな結果であろう反論する事は認めん。反論等は私が代表してライラに問う。良いな?」
横に並ぶ面々が言葉を発する事無く頷く。
「では、報告を聞くとしよう」
「はっ、まず……」
ライラは魔族対策会議で決定した事を報告していく。
報告内容に重鎮達の表情が明るくなったり暗くなったりとアップダウンの激しいものだなと和也は内心思う。
「次に魔族対策会議中に魔族侵攻について報告させて頂きます」
「うむ、大まかにではあるが報告は聞いておる。申してみよ」
「はっ、会議中に魔族が侵攻を開始。近くの都市ロアントを襲撃しました。それに対して我々は少数精鋭の援軍を派遣いたしました。これはには理由があり、軍を即座に編成し都市ロアントに向かわせるには距離も在り時間が掛かり過ぎると判断したからです。急遽決まった事でしたが、会議室には武に長けた者が多く出席して居りましたのでその中から部隊が決まり即座に出発しました。選ばれたのはXランク冒険者が率いるクラン『月夜の酒鬼』勇者様一行、そしてカズヤが選ばれました」
「そうか、カズヤよ大儀であったな」
「恐悦至極に御座います」
顔を伏せたまま和也は返答する。
「私はその場に居ませんでしたので詳細は不明ですが、結果だけ申し上げますと侵攻して来た魔族22000の九割弱を殲滅、撃退に成功致しました」
ライラの報告に感嘆の声が室内に充満する。
「次に成果ですが、やはり一番大きかったのは『月夜の酒鬼』です。全員が四天王の副官である十二神将とその補佐官を一騎打ちの末勝利を収め、戦略、戦術、臨機応変さに飛び抜けておりました。魔族軍の軍隊の大半を屠ったのも奴らなので」
「やはり、侮れない冒険者達だな」
ヴァイスは顎に手を当てて少し思考を巡らせる。
「次に成果を上げたのは私の部下の和也です。魔族軍の約二割を一人で殲滅し、十二神将2名とその補佐官3名を一人で討ち取りました」
「それは真か?」
先程よりも大きな喜びと驚きの声が謁見の間に充満し、ヴァイスも和也に聞いてくる。
「真に御座います。ただ一つだけ訂正させて頂けるのであれば、十二神将の補佐官の一人は勇者と共に戦いましたので数に含まれるかが不明です」
「止めを刺したのは誰だ?」
「私に御座います」
「なら、問題ない」
ヴァイスは即座に大丈夫だと了承した。
「次に勇者ですが、これと言った成果はありません。先程カズヤが申し上げた事意外成果と言う成果がないのです。ただその力は本物ですが、精神面に問題があり……」
「はっきりと申してみよ」
ヴァイスに言われるがライラは言葉に詰まる。それを見て和也が口を開く。
「教皇様ここからは私が報告しても宜しいでしょうか。現場に立ち、勇者戦いを目にしたのは私ですので」
「よかろう」
「有難う御座います。では報告させて頂きます。ライラ様が言われたとおり勇者達には精神面に問題があります。正確には勇者一行を代表する勇者の称号を持つ者に問題があるのです」
「それはどう言う事だ?」
「はい。魔物やオーガに似た魔族を殺す事には問題はありません。しかし魔人、人と姿形が似た者たちを殺す事が出来ないのです」
「それは……」
「同じ世界から来た者として言わせて貰いますと、目の形や角、翼が生えた程度では人間と大差変わらないため殺せないのだと思われます。また敵が命乞いなどして来た場合に『もう、人は襲わない。殺さない』と言う言葉を信じやすい所があります」
「確かに人殺しに忌避感を持つのは当たり前じゃ。だが、戦場でどうして殺せないのだ」
「理由は幾つかあります」
「申してみよ」
「一つは私達が居た世界、正確には住んでいた国に関係してきます。私達の国には人間しか居らず、魔物も存在しません。肉食動物は生息していますが。そして私達が住んでいた国はとても治安が良い国です。確かに犯罪や殺人が無いわけではありません。しかし法律によりナイフを持ち歩く事すら許されない国なのです。そんな国で事件に巻き込まれる方が少ないのです。ですからいきなりこちらの世界に来て犯罪者や人間に似た魔族を殺す事が出来ないのです」
「成る程な。だが自ら勇者になる事を望んだのだろ?」
「はい。ですが彼らは深く考える事無く『勇者』と言う肩書きに舞い上がり了承したに過ぎません」
「………」
和也の言葉にヴァイスは言葉を発しない。ただ続けろと、和也に視線を向けるのみだった。
「私達の国にも勇者が出てくる童話や物語があります。それに憧れていたに過ぎないのです。確かに魔族は悪です。なんの罪も無い民達を平然と殺し、楽しそうに破壊行為をする存在です。ですがこれは戦争です。勇者たちはただ目の前に悪の存在が居て正義を成せる。そこに殺す。殲滅するの考えが無いのです。正義を成して更生出来れば良いとしか考えていないのです」
「つまり勇者に憧れる子供が現実を知り、打ちのめされた。お主はそう言いたいのか?」
「そうです。この事は本人達にも言いましたので、今後したいではありますが」
「そうか………では何故、お主は殺せるのだ?」
最もな疑問だろう。同じ世界から召喚されてきたにも拘わらずこれ程平然と殺しが出来るのか疑問に感じない者は居ないだろう。
「既に私は前の世界で人を殺していますので」
「それは……真か?」
「真に御座います」
和也の言葉に全員の視線が鋭くなる。平和な世界で人を殺した。それは信用を揺るがすのに十分だった。
「教皇様、それについては私が――!」
「カズヤに問うておるのだ」
「申し訳ありません」
「理由を申してみよ」
「家族と友人を守るためでした。偶然事件に巻き込まれ犯人が友人の一人を犯そうとしたのです。ですから私は助けるために犯人に襲い掛かり、武器の取り合いになりました。その時に犯人を刺し殺してしまったのです」
「だが、それは正当防衛ではないのか? 我が国ならそうだが」
「はい、私の国も同じでしたので、罪を問われる事はありませんでしたが、人を殺した事には変わりません。それが友人や家族には耐えられなかったのでしょう。拒絶されてしまいましたから。ま、もう終わった事ですので」
本当に終わった事なのだとヴァイスや他の者たちは思った。何故ならその顔にはなんお表情も無かったからだ。ただ己が今すべき事を全うする事しか考えていないそんな表情だった。
「そうか。すまなかったな」
「いえ、終わった事ですので」
「では、次の報告を聞くとしよう。ライラ」
「はっ、次に報告しますのは………」
空気が重たくなる前に話題を変えたヴァイス。
王宮前には自国に帰るであろう各国の使者たちが馬車と護衛がズラリと並んでいた。
それを見送ろうとベルグやセレナ、月夜の酒鬼、勇者メンバーが集まっていた。
「無事に自国へ帰還できる事を願っている」
ベルグが皇帝として言葉を口にする。
それに対してそれぞれの使者が当たり前のように言葉を返す。
「よし、乗馬開始」
ライラの指示で一斉に乗馬を開始するフィリス聖王国の騎士達。少しでも威厳のある所を見せようとしているのが見え見えである。和也も一兵士として周りと合わせて乗馬する。その姿と一部の者が視線を向けていた事は言うまでも無い。
「あんな事があったからな国境までは我が国の兵士が護衛につく」
「お心遣い感謝致します」
本音である事は間違いない。だが、監視する口実であることは誰もが理解していた。いや、勇治を除いてと言うべきだろう。
「それではベイベルグ皇帝、私達はこれにて失礼します」
「大儀ある会議が出来て良かった」
「こちらもです」
握手を交わしたライラは乗馬する。
こうしてライラたちフィリス聖王国一行は自国へと帰還するのだった。
月日は流れ、フィリス聖王国へと帰還したライラたちは王宮にて教皇ヴァイスに報告するため謁見の間に来ていた。
そこにはヴァイスの他に七聖剣の面々や枢機卿と言った重鎮達が並んでいた。
その中心でライラを先頭に和也や部下達が跪いていた。
「ライラ、そして他の者たちよ。今回は大儀であった。では、早速報告を聞かせて貰うとしよう。先に言っておくがライラはこの国、そして私を代表して言ったのだ。どんな結果であろう反論する事は認めん。反論等は私が代表してライラに問う。良いな?」
横に並ぶ面々が言葉を発する事無く頷く。
「では、報告を聞くとしよう」
「はっ、まず……」
ライラは魔族対策会議で決定した事を報告していく。
報告内容に重鎮達の表情が明るくなったり暗くなったりとアップダウンの激しいものだなと和也は内心思う。
「次に魔族対策会議中に魔族侵攻について報告させて頂きます」
「うむ、大まかにではあるが報告は聞いておる。申してみよ」
「はっ、会議中に魔族が侵攻を開始。近くの都市ロアントを襲撃しました。それに対して我々は少数精鋭の援軍を派遣いたしました。これはには理由があり、軍を即座に編成し都市ロアントに向かわせるには距離も在り時間が掛かり過ぎると判断したからです。急遽決まった事でしたが、会議室には武に長けた者が多く出席して居りましたのでその中から部隊が決まり即座に出発しました。選ばれたのはXランク冒険者が率いるクラン『月夜の酒鬼』勇者様一行、そしてカズヤが選ばれました」
「そうか、カズヤよ大儀であったな」
「恐悦至極に御座います」
顔を伏せたまま和也は返答する。
「私はその場に居ませんでしたので詳細は不明ですが、結果だけ申し上げますと侵攻して来た魔族22000の九割弱を殲滅、撃退に成功致しました」
ライラの報告に感嘆の声が室内に充満する。
「次に成果ですが、やはり一番大きかったのは『月夜の酒鬼』です。全員が四天王の副官である十二神将とその補佐官を一騎打ちの末勝利を収め、戦略、戦術、臨機応変さに飛び抜けておりました。魔族軍の軍隊の大半を屠ったのも奴らなので」
「やはり、侮れない冒険者達だな」
ヴァイスは顎に手を当てて少し思考を巡らせる。
「次に成果を上げたのは私の部下の和也です。魔族軍の約二割を一人で殲滅し、十二神将2名とその補佐官3名を一人で討ち取りました」
「それは真か?」
先程よりも大きな喜びと驚きの声が謁見の間に充満し、ヴァイスも和也に聞いてくる。
「真に御座います。ただ一つだけ訂正させて頂けるのであれば、十二神将の補佐官の一人は勇者と共に戦いましたので数に含まれるかが不明です」
「止めを刺したのは誰だ?」
「私に御座います」
「なら、問題ない」
ヴァイスは即座に大丈夫だと了承した。
「次に勇者ですが、これと言った成果はありません。先程カズヤが申し上げた事意外成果と言う成果がないのです。ただその力は本物ですが、精神面に問題があり……」
「はっきりと申してみよ」
ヴァイスに言われるがライラは言葉に詰まる。それを見て和也が口を開く。
「教皇様ここからは私が報告しても宜しいでしょうか。現場に立ち、勇者戦いを目にしたのは私ですので」
「よかろう」
「有難う御座います。では報告させて頂きます。ライラ様が言われたとおり勇者達には精神面に問題があります。正確には勇者一行を代表する勇者の称号を持つ者に問題があるのです」
「それはどう言う事だ?」
「はい。魔物やオーガに似た魔族を殺す事には問題はありません。しかし魔人、人と姿形が似た者たちを殺す事が出来ないのです」
「それは……」
「同じ世界から来た者として言わせて貰いますと、目の形や角、翼が生えた程度では人間と大差変わらないため殺せないのだと思われます。また敵が命乞いなどして来た場合に『もう、人は襲わない。殺さない』と言う言葉を信じやすい所があります」
「確かに人殺しに忌避感を持つのは当たり前じゃ。だが、戦場でどうして殺せないのだ」
「理由は幾つかあります」
「申してみよ」
「一つは私達が居た世界、正確には住んでいた国に関係してきます。私達の国には人間しか居らず、魔物も存在しません。肉食動物は生息していますが。そして私達が住んでいた国はとても治安が良い国です。確かに犯罪や殺人が無いわけではありません。しかし法律によりナイフを持ち歩く事すら許されない国なのです。そんな国で事件に巻き込まれる方が少ないのです。ですからいきなりこちらの世界に来て犯罪者や人間に似た魔族を殺す事が出来ないのです」
「成る程な。だが自ら勇者になる事を望んだのだろ?」
「はい。ですが彼らは深く考える事無く『勇者』と言う肩書きに舞い上がり了承したに過ぎません」
「………」
和也の言葉にヴァイスは言葉を発しない。ただ続けろと、和也に視線を向けるのみだった。
「私達の国にも勇者が出てくる童話や物語があります。それに憧れていたに過ぎないのです。確かに魔族は悪です。なんの罪も無い民達を平然と殺し、楽しそうに破壊行為をする存在です。ですがこれは戦争です。勇者たちはただ目の前に悪の存在が居て正義を成せる。そこに殺す。殲滅するの考えが無いのです。正義を成して更生出来れば良いとしか考えていないのです」
「つまり勇者に憧れる子供が現実を知り、打ちのめされた。お主はそう言いたいのか?」
「そうです。この事は本人達にも言いましたので、今後したいではありますが」
「そうか………では何故、お主は殺せるのだ?」
最もな疑問だろう。同じ世界から召喚されてきたにも拘わらずこれ程平然と殺しが出来るのか疑問に感じない者は居ないだろう。
「既に私は前の世界で人を殺していますので」
「それは……真か?」
「真に御座います」
和也の言葉に全員の視線が鋭くなる。平和な世界で人を殺した。それは信用を揺るがすのに十分だった。
「教皇様、それについては私が――!」
「カズヤに問うておるのだ」
「申し訳ありません」
「理由を申してみよ」
「家族と友人を守るためでした。偶然事件に巻き込まれ犯人が友人の一人を犯そうとしたのです。ですから私は助けるために犯人に襲い掛かり、武器の取り合いになりました。その時に犯人を刺し殺してしまったのです」
「だが、それは正当防衛ではないのか? 我が国ならそうだが」
「はい、私の国も同じでしたので、罪を問われる事はありませんでしたが、人を殺した事には変わりません。それが友人や家族には耐えられなかったのでしょう。拒絶されてしまいましたから。ま、もう終わった事ですので」
本当に終わった事なのだとヴァイスや他の者たちは思った。何故ならその顔にはなんお表情も無かったからだ。ただ己が今すべき事を全うする事しか考えていないそんな表情だった。
「そうか。すまなかったな」
「いえ、終わった事ですので」
「では、次の報告を聞くとしよう。ライラ」
「はっ、次に報告しますのは………」
空気が重たくなる前に話題を変えたヴァイス。
0
お気に入りに追加
10,110
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
僕の兄上マジチート ~いや、お前のが凄いよ~
SHIN
ファンタジー
それは、ある少年の物語。
ある日、前世の記憶を取り戻した少年が大切な人と再会したり周りのチートぷりに感嘆したりするけど、実は少年の方が凄かった話し。
『僕の兄上はチート過ぎて人なのに魔王です。』
『そういうお前は、愛され過ぎてチートだよな。』
そんな感じ。
『悪役令嬢はもらい受けます』の彼らが織り成すファンタジー作品です。良かったら見ていってね。
隔週日曜日に更新予定。
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
3521回目の異世界転生 〜無双人生にも飽き飽きしてきたので目立たぬように生きていきます〜
I.G
ファンタジー
神様と名乗るおじいさんに転生させられること3521回。
レベル、ステータス、その他もろもろ
最強の力を身につけてきた服部隼人いう名の転生者がいた。
彼の役目は異世界の危機を救うこと。
異世界の危機を救っては、また別の異世界へと転生を繰り返す日々を送っていた。
彼はそんな人生で何よりも
人との別れの連続が辛かった。
だから彼は誰とも仲良くならないように、目立たない回復職で、ほそぼそと異世界を救おうと決意する。
しかし、彼は自分の強さを強すぎる
が故に、隠しきることができない。
そしてまた、この異世界でも、
服部隼人の強さが人々にばれていく
のだった。
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。
狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。
街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。
彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)
僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた
黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。
その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。
曖昧なのには理由があった。
『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。
どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。
※小説家になろうにも随時転載中。
レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。
それでも皆はレンが勇者だと思っていた。
突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。
はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。
ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。
※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。