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その頃、決意した勇者は?

勇者たちのステータスと新たな目的

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 バルディの一言で肩を落としていた勇者たちにマキの救いの手が差し伸べられる。

「安心してください。昇格試験を受けていただければすぐにでもSランクになれます」
 その言葉に全員の表情が明るくなる。

「本当ですか?」
「はい。ですが、Sランクに上がるにはまだ力不足な気もしますけど」
「そういえばお前たちのステータスは今、どうなってるんだ?」
「前よりかは断然上がってると思いますけど」
 そう言って勇治たちはステータスを開く。

─────────────────────
桜井勇治
ヒューマン
LV136
HP 28000
MP 22400
STR 1960
VIT 1680
DEX 1400
AGI 1400
INT 1680
LUC 110

スキル
言葉理解
剣術LV52
武術LV35
身体能力強化LV39
魔力操作LV43
状態異常耐性LV27
HP自動回復LV34
MP自動回復LV30
火属性耐性LV36
水属性耐性LV31
土属性耐性LV28
風属性耐性LV29
闇属性耐性LV20

称号
英雄の卵

属性
火 水 土 風 氷 雷 光


朝倉真由美
ヒューマン
LV 132
HP 27000
MP 43200
STR 1080
VIT 1080
DEX 1620
AGI 1215
INT 1350
LUC 100

スキル
言葉理解
剣術LV15
魔力操作LV51
状態異常耐性LV18
HP自動回復LV28
MP自動回復LV40
火属性耐性LV42
水属性耐性LV31
土属性耐性LV20
風属性耐性LV25
闇属性耐性LV17
鑑定LV5

称号
魔女の理

属性
火 水 土 風 氷 雷 光


武田正利
ヒューマン
LV135
HP 30360
MP 15180
STR 1656
VIT 1518
DEX 1242
AGI 1518
INT 1380
LUC 90

スキル
言葉理解
剣術LV42
槍術LV38
魔力操作LV28
状態異常耐性LV32
HP自動回復LV38
MP自動回復LV29
火属性耐性LV35
水属性耐性LV28
土属性耐性LV26
風属性耐性LV32
闇属性耐性LV10
称号
武士の心得

属性
火 水 土 風 氷 雷 光


霧咲紅葉
ヒューマン
LV130
HP 33800
MP 39000
STR 910
VIT 1170
DEX 1430
AGI 1040
INT 1690
LUC 110

スキル
言葉理解
槍術LV25
魔力操作LV45
状態異常耐性LV28
HP自動回復LV38
MP自動回復LV40
火属性耐性LV22
水属性耐性LV20
土属性耐性LV18
風属性耐性LV26
闇属性耐性LV18

称号
癒しの巫女

属性
火 水 土 風 氷 雷 光


朝霧奏
ヒューマン
LV 120
HP 26400
MP 24000
STR 1440
VIT 1320
DEX 1200
AGI 1240
INT 1080
LUC 120

スキル
言葉理解
言語理解
剣術LV35
二刀流LV36
魔力操作LV28
状態異常耐性LV22
HP自動回復LV29
MP自動回復LV20
火属性耐性LV30
水属性耐性LV27
土属性耐性LV22
風属性耐性LV29
闇属性耐性LV11

称号
双剣の姫

属性
火 水 土 風 氷 雷 光
─────────────────────

「ふむ、確かに最初見たときに比べれば断然強くなってるな。特にカナデの成長速度は凄いな」
「まあね。これでも前衛だし、みんなの足を引っ張りたくないからね」
「それは良いことだが、ステータスの上昇する量が凄いな。ユージとは10以上もレベルが離れているにもそこまで差がないな」
「確かにそれに関しては僕も驚きましたよ。流石は和也の妹と言うべきなのかもしれないですね」
「ん? そんなに凄かったのか。カナデの兄貴は?」
「なんて言えばいいんですかね………そこまでレベルとステータスに差は無かった筈なのに魔法やスキルの使い方は突出してましたね」
「それは凄いな」
「そうなのよ! お兄ちゃんはすごいんだから!」
 奏は自分のことのように嬉しがりわずかしかない胸を張る。そんな奏を真由美たちは暖かい目で見守るのであった。

「さてと、話は変わるがお前たちは強くなりたいんだよな?」
「「「「「はい!」」」」」
「だったら手っ取り早い方法がある」
「なんですか?」
「ダンジョンだよ」
 何かを企んでいそうな笑みを浮かべながらバルディは話続ける。

「この帝国には全部で6つのダンジョンが存在する。それで一番レベルの低いダンジョンから攻略していくんだ。そしたらお前たちは今以上に強くなれる」
 最後の一言に勇治たちの表情が真剣なものに変わる。

「それは本当ですか?」
「ああ。だが、急げよ。今は魔族の進行が止まっているとはいえ、いつ再開するか分からないからな」
「わかりました。みんなと話し合って明後日にでも出発します」
「おう! 頑張れよ」
「はい! それと、今日はありがとうございました!」
「「「「ありがとうございました!」」」」
「や、やめろ。礼を言われる程のことじゃねぇよ!」
 バルディは気恥ずかしそうにしながら訓練所をあとにするのだった。
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