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第二章 魔力無し転生者は仲間を探す

第七十五話 銀髪の吸血鬼少女 ⑨

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「ボルティネ伯爵様に過大評価されていたとは予想外だな」
「別に謙遜などする必要はない。ジン殿の武勇伝は耳にしているからな」
「北方の国にまで俺の武勇伝が届いていたとは知らなかった」
 どうせ部下やヴァンパイアハンターたちを使って調べさせただけだろうが。それに何が過大評価だ。最初から見下して居る事ぐらい分かってるんだよ。

「さて、先ほどの話に戻りましょう。どうして娘がジン殿のギルドに入っているのか説明していただけるか?」
「ああ、その事か。ヘレンが冒険者でとても素晴らしい力を持っていた事を知り俺が誘ったんだ。隣に居る影光や後ろのアインに比べればまだまだなのは確かだが、彼女の戦闘センスならば短期間で追いつけるはずだ」
「つまりは娘の力が目当てだったと?」
「そうとも言えなくも無いな。だが俺はそんな事で仲間に誘ったりはしない。俺は彼女の人柄も考えて仲間に入れたんだ。なんせ彼女はいつも明るく、元気だ。そして何より俺や影光、アインよりもあるモノを多く持っていた」
「あるもの?」
「なんだ実の父親だと言うのに知らないのか?」
 そんな俺の挑発にギルバートは表情を崩さない。さすがにこの程度では崩さないか。
 やはりさっきの奇襲で警戒しているな。

「生憎と私と妻は仕事が忙しくて娘を相手に出来る時間が短かったのです。本当ならば娘と一緒に遊んだりしたかったのですが」
 これまた他国の皇帝の前で平然と嘘を並べられるものだな。呆れを通り越して感心さえ思えてくるぞ。
 ま、自国の王ですら騙しているのだから当然か。

「そうか、それは大変だったな。だがどうやら俺もギルバート伯爵様の事を過大評価していたようだ」
「それはどう言う意味だね?」
 表情を一切変える事無く尋ねてくる。しかし先ほどまで話していた声音よりトーンが少し低い。普通の人間には気付かないだろう。しかし俺は気づいた。いや、俺だけじゃない。影光、アイン、ボルキュス陛下、イオも気付いた筈だ。ギルバートの隣に座るヘンリエッタも気付いている。この場で気付いていないのはヘレンぐらいだろう。
 それにさっきから気配が徐々に怒りと殺意の感情で染まっていっているからな。分かりやすい。
 どうやら気配察知の事を知っているのはこの場では俺、影光、ボルキュス陛下。それにイオぐらいだろう。アインも気配感知の事は知っているが、サイボーグのアインに気配を感知することは不可能だ。

「ヘレンは俺が想像以上に素晴らしい人物だ。そんな父親なのだからきっと素晴らしく凄い人物なのだと思っていた。しかし伯爵家の当主だと言うのに妻であるヘリエッタ夫人の力を借りなければ仕事を終えられない。それどころかヘンリエッタ夫人の手を借りても娘にも会えないとはな。もしくは俺が想像する以上にその仕事量が多いのか?それとも仕事を頼んだベラグール国王の采配ミスなのか?いや、あらゆる種族の中でも上位の吸血鬼の王がそんなミスをするわけがないよな。となると国王が想像する以上に力不足だったのか?」
 そんな俺の挑発にギルバートとヘンリエッタはなんの反応も見せない。いや、逆にそれが反応とも言えた。
 真顔。
 不気味なほど真顔で俺を見詰めていた。きっと怒りで歪んだ顔を見せないように必死に堪えているのだろう。その結果、真顔と言う表情になってしまったのだろう。
 クククッ、なんて傑作なんだ。
 右隣に座るヘレンに視線を向けるとあわあわと困った表情を浮かべ、ボルキュス陛下は嘆息していた。
(本当に仁は18歳なのか?いや、最近19歳になったと言っていたな。だとしてもだ。成人して1年ばかりでここまで腹黒くなれるものなのか)
 影光がなにやら興味深そうに俺に視線を向けてくるが、今は返事をしている時じゃない。まだ戦いは始まったばかりなのだから。
 それよりもどう反応する?
 プライドの塊とも言える吸血鬼。ましてや貴族だ。俺の挑発を認めると言う事は自分に才能が無いと認めると同じ、だからと言って否定すれば俺がその理由を問うと分かっている。つまり今考えている事はその言い訳か、反撃の一撃か、だ。
 さぁ、どうする。その膨れ上がった怒りをどこまで抑えられていられる。
 ギルバートとヘンリエッタの気配はもう尋常じゃないほど屈辱と怒りで黒く染まり膨れ上がっていた。
 しかしそんな俺の考えは予想だにもしない人物によって意味を為さなくなった。

「ジンよ。またしても本題から離れて行っているぞ」
「本当ですな。それではジン殿、本題に戻りましょう」
 ボルキュス陛下の言葉でギルバートとヘンリエッタのドス黒い気配が小さく萎む。どうやら少し冷静になったようだな。
 でもまさかボルキュス陛下が敵の味方をするとは思わなかった。だがここで追撃しても意味は無い。ただボルキュス陛下に迷惑を掛けるだけか。

「ま、俺はヘレンの才能と人柄が気に入ったんだ。その証拠にヘレンは直ぐに影光やアインとも仲良くなった。そんな大切な仲間をそうそう手放すつもりはない」
「だが、私たちにとっても大切な娘なのだよ。ましてや貴族の娘が冒険者になるなどボルティネ家の名前に泥を塗るのと同じ行為だ」
 ギルバートはそうハッキリと言った。
 つまりは冒険者は下賎な職業だと言っているのと同じだ。どうやら次は俺だけでなく冒険者に対して挑発してきたか。
 今度は俺だけでなく、影光やアイン、そしてヘレンの表情を観察して進める気か。

「なら1つ聞くが、ベラグール王国には冒険者や冒険者組合は無いのか?」
「ある事にはあるが、殆ど機能していないと言って良いだろう。なんせ冒険者になる奴と言うのは我が国では貧乏か吸血鬼の誇りを無くした屍と同じ扱いなのでな」
「なるほどな」
 別に今の話を聞いて苛立ちを覚える事はない。
 吸血鬼は他種族を見下す種族だ。そんな風習や文化がある国の事に反論したところで意味は無いからな。

「だから娘が冒険者になったと聞いたときは頭を抱えたものだよ」
 殺すのが難しくなっただけだろうが。

「それはお察しするが、娘が独り立ちしたんだ。喜ぶべきじゃないのか?」
「娘が独り立ちすることに反対はない。だが冒険者だけは駄目だと言っているんだ」
「なるほどな」
 ギルバートは冒険者と言う職業を貶す事で娘を取り返そうと言うわけか。
 相手の戦術を理解した俺は対策を考える。こっちには最強の切り札がる。大富豪で言うのであればジョーカーだ。
 そして今ギルバートが仕掛けてきた一撃のカードはクィーン。
 ジョーカーを出せば直ぐに決着は着くだろうが、今はその時じゃない。俺たちは明日ハルナたちと一緒にヴァンパイアハンターの本部に向かう。いつになるか分からないが吸血鬼とも戦う事になるだろう。その時のために少しだけでも情報を引き出しておきたい。
 またしても挑発してみるか。

「まったくここまで時代錯誤の思考の持ち主だったとはな。これじゃヘレンが可哀相だ」
「なに?」
 低いトーンで聞き返してきたギルバート。
 流石に今の言葉は許せなかったのか表情にも表れる。

「ベラグール王国がどんな風習や文化があるのか俺は知らない。だが自分の娘が冒険者として活躍する未来すら想像できないとはそれでも両親なのか?」
「私は娘が有名になって欲しいとも活躍して欲しいとも望んではいない。ただ私たちの許へ戻ってきて一緒に暮らして欲しいのさ」
 俺の挑発を上手く躱したか。だがこれで終わる俺じゃないぜ。

「それはつまり娘であるヘレンは何もしなくて良いって事か?」
「そう言う訳ではない。娘の幸せを考えない親など居ない。だから私たちがヘレンの幸せを与えてあげると言っているのだ」
「ふ、まるで人形だな」
「なに?」
「何もしなくて良い。ただ両親の指示に従っていれば良い。それじゃまるで操り人形じゃねぇか」
「それは私に対しての侮辱と捕らえて良いのかな?」
 ここに来て貴族の特権を使うか。やはり所詮は欲にまみれた傲慢な貴族だな。

「違うな。俺はヘレンにも意思があると言っているんだ。両親だからと言って娘の自由を奪う権利は無いと俺は思うが?」
「私たちの娘だ。私たちがどう使おうと私たちの勝手の筈だが?」
 苛立ちと焦りが生んだ小さな過ち。
 俺はこの時を待っていた。

「やはりヘレンは渡せないな」
「なんだと?」
 俺の台詞にギルバートは顔を顰めた。なんだまだ気がついていないのか。自分が犯した過ちに。いや、この場合はミスと言った方が適切なのかもしれないけど。

「きっとどこの親も自分たちの息子や娘を使うなんて台詞は言わないと俺は思うんだが?」
「っ!」
 そんな俺の言葉にギルバートはようやく気がついたようだ。
 しまったと言う表情を見て俺は思わず喉を鳴らす。

「ボルティネ伯爵、我は家出をした娘を探していると聞き及んでいたが、どうしてヘレン殿が家出をしたのか聞き及んでは居なかったな。その理由を聞いても構わないか?」
 流石のボルキュス陛下も見過ごす事は出来なかったのだろう。
 鋭い視線をボルティネ夫妻に向けられていた。

「チッ!申し訳ないが急用を思い出したので帰国させて頂く。ヘレン一緒に帰るぞ」
 そう言ってギルバートと妻のヘンリエッタはソファーから立ち上がる。

「………」
 そんなギルバートの言葉にヘレンは俯き反応を見せなかった。

「何をしている。早く立て」
「何を言っているんだ?最初にも言ったはずだ。ヘレンはもう俺たちの仲間だと」
「仲間だと言うのは勝手だが、出会って間もない娘が正式にギルドに入ったとは思えないが?」
「ヘレン」
 俺が視線を向けながら名前を呼ぶとヘレンは立ち上がり、冒険者免許書をギルバートとヘンリエッタに見せた。
 そこには所属ギルドの欄にフリーダムと表示されていた。
 その事実にギルバートとヘンリエッタは一瞬目を見開けたあと俺を殺意のこもった目で睨み付けた。

「生憎と口だけじゃない。ヘレンは正式に俺たちの仲間なんだよ」
 そんな2人に対して俺は堂々と言ってやった。
 その事にギルバートは忌々しいと言わんばかりに顔を顰めそうになるが、直ぐに平静を装うと口を開いた。

「どうやらそのようだな。ではまた日を改めて訪れるとしよう」
「イオ、ボルティネ伯爵夫妻を車まで案内しろ」
「畏まりました」
 ボルキュス陛下の指示に従いイオは2人をエレベーターに乗せて案内する。
 ヘレンの両親が出て行った部屋は僅かな間静寂と化していたが、俺がお茶を飲んで一息吐くと全員の気が緩んだ。

「まったく、冷や冷やしたぞ」
「悪いな。でもどうしても許せ無くてな」
「あのベラグール王国の貴族だからな。その気持ちは分かるが、あそこまで挑発するとは思っていなかったぞ」
「だけど分かっただろ。あの吸血鬼は自分の娘を娘とも思っちゃいない。道具としてしか見ていない」
「我には分からないな。実の娘に対してあんな考え方が出来るのかまったく謎だ」
「ま、それはヘレンの左目が関係しているんだが」
「やはりその眼は魔眼だったか」
 ボルキュス陛下もやはり気付いていたか。いや、気付かない訳がないか。実の両親が迎えに来るほどだ。眼帯を着けていればその魔眼が脅威なモノだと誰だって気付くだろうからな。

「して、その魔眼の名前は?」
「………」
 しかしヘレンは答えようとはしない。皇帝に対してそれは不敬であると言われかねない行為だが、正直に言うのは怖いだろうな。
 俺はヘレンの方に手を置く。

「ジン……」
「安心しろ、ボルキュス陛下は俺が信頼できる人物の1人だ」
「………私の魔眼の名前は全痛覚眼パーフェクトペインだ」
「っ!あの最悪の魔眼の1つと言われている全痛覚眼パーフェクトペインか?」
 聞き返すように言って来たボルキュス陛下の言葉にヘレンは頷いた。

「まさか、あの全痛覚眼パーフェクトペインの所有者がこんな少女だったとはな」
 驚きの視線をヘレンに向けながら背凭れに体重を預けるボルキュス陛下。しかし彼から恐怖や軽蔑の気配はまったくしなかった。
 その事にヘレンもなんとなく気付いたのか視線をボルキュス陛下に向ける
 そんな彼女の視線の意味に気付いたのかボルキュス陛下は笑みを浮かべて口を開いた。 
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