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121・かすみVSデカブラスキー1
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121・かすみVSデカブラスキー1
「今日はすごくいい天気。平和って空気が尊いなぁ」
10時の晴天パラダイスとも言うべき空を見上げたかすみがつぶやいた。サキュバスの一件を経て息吹と同じく特殊な存在になったかすみ、もはや学校などに行く必要もなく、やるべきは世の正義を守り悩める人の心に寄り添うこと。
「さて……なんか起こらないかな……いや、起こらない方がいいんだけど、起こらないというのは退屈しちゃうわけで」
言い訳するようにブツブツやって、ひとまず大型ショッピングモールの近くをパトロール気分で歩く。四次元と三次元を行き来出来る今の自分にとってみれば、誰にも認識されない四次元から世界を見守ると神さまにでもなったようなキブンが得られる。
「平和かぁ……良い事だけど……何も起こらないなら、伊吹くんとイチャイチャしたいなぁ」
ボソッとつぶやいたのは13歳の巨乳女子としての熱い心。差し当たり太陽の明るい午前様から呆けるのはよくないと思うから一人でパトロールと歩いている。でも本音としては息吹とイチャラブしたいって女心だ。
「正義のヒロインとして活躍し、息吹くんと愛し合って結ばれて……できたら娘って子どもを産むって物語を綴りたい……息吹くんて生前ホストやっていたとかゲスな男だったとか言うくせに、今は悟りがあるとか言ってマジメ。もうちょいゲス寄りのマジメでもいいんじゃないの? とわたしは思うんだけどなぁ」
四次元ではデカい声でぼやいても誰に聞かれる心配なし。だから三次元こと通常世界では、そんな独り言ありえねぇだろう! 的な大声でブツブツやるかすみだった。
「うん?」
ここでふっと前に意識を向けて立ち止まる。なぜなら向かいから、ものすごいグラマーさんって女性がやってくるからだ。
「ぅ……」
なんてすごい……と言いかけたかすみ、自分の左手をオレンジ色のTシャツに当ててみる。ムニュっとやわらかい美巨乳の弾力、94cmって数字を持ちF85ってサイズのフルカップブラに包まれている。13歳ならUR確定とも言えるすばらしい美巨乳だが、それがすごい小物と思わせられるほど、向かいからやってくる女性のボリュームはすごい。
「推定……おっぱい110cm以上とか? もしかしてブラって……Iカップ超え? え、だけどIカップより大きいサイズってあったっけ? あの人といっしょに歩いたら、Fカップのわたしでも平凡って表現に追いやられてしまうんだろうなぁ」
言いながら一瞬心が沈みかけた。明るい太陽の下でネガティブになりかけてしまう。しかし持ち前の明るさでキモチを立て直す!
「ま、わたしの場合は伊吹くんとの愛を紡いでいけば、そうすればおっぱいもまだまだ成長してIカップならぬ愛カップに到達できるはず。そうだよ、焦らなくてもいいんだよ。そうそう、明るいキモチでいる事がたいせつ」
言いながらユッサユッサな女性とすれ違う。それでこの何気ない話は終わると思った。しかしちょっとばかり間を置いてから、突然けっこう離れた後方から女性の叫び声がかすみの両耳に飛び込む。
「ん?」
何事? と思って振り返ると、先ほどのユッサユッサすごい爆乳さん! という女性が顔を真っ赤にし服を着ているはずなのに、なぜか両腕をクロスして胸を隠すようにしてうずくまりこう言っている。
「いやだもう……信じられない……」
なぜ女性がそんな風に嘆くのかといえば、その答えであろう一人の男の姿というのがあった。
「え?」
走ってくる男に目をやってかすみは驚いた。なぜなら男の手にはベージュ色のフルカップブラがあって、そのカップの大変な豊かさというのは、うずくまっている女性にぴったりとしか思えなかったからだ。
なぜ! 服を脱がさずにブラのホックを外すってだけならまだしも、いったいどうやって取った? かすみは一瞬そんな事を思ってボーッとしかけた。だがすぐ我に返り気合を入れる。そして四次元から三次元に移行して通りに立つ。男が向かってくることを承知で立ち両腕を広げて言う。
「止まって、止まりなさい!」
かすみ、デカブラを手にして向かってくる男をグッと睨む。女の子がこうやって立ちはだかれば、どんなに最低でも止まるのが男としてあるべき姿と思ったりした。しかし世の中はかすみが思うようにはいかない。
「どけ、ブスが人のジャマするんじゃねぇ!」
「ぶ、ブス……誰がブス!」
「おまえしかいないだろう、アホか、さっさとどけ、アホブス!」
「く、よくも……こんなかわいい乙女に向かってアホブスとか……」
かすみ、怒りでワナワナ震えた。しかし男がすぐ目の前まで来たので、とりあえず安全策として体を横にして肩を出す。
「どけってんだよ、このガキブスがぁ!」
男は立ちはだかっているのが13歳の少女とか全然気にしなかった。情け容赦なくタックルをぶっかまし少女を地面にダウンさせる。
「あんぅ……」
「バーカ、ブスはそこで寝転がってろ、あーはははははは」
男は勝ち誇ったように言って走っていく。手に戦利品と思っているのであろうデカブラをつかみながら、勝利の逃げ切りを目指して走っていく。
「く、よくも……このビューティーかすみに向かってブスなんてありえない言葉をくり返してくれたね」
立ち上がったかすみが怒りに燃えるのは当然だった。昔から美形だとか美人型でかわいい女の子と言われてきた。つまりブスなんて表現をぶつけられるなんて経験をした事がなかったわけである。美人、美人的にかわいい、そして美巨乳の持ち主でステキ! と輝き続けてきたわけである。
「許さない、わたしは女の敵を絶対に許さない!」
かすみ、怒りを込めてグッと色白でやわらかい両手をにぎる。そしてそのまま両腕を左右に広げ空を見上げて大きく叫んだ。
「ビューティーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
するとキラキラっと乙女なまぶしさがかすみを包み込む。そして上に水色、細かい事を言えばシアンっぽい色合いのジップアップパーカーとなり前全開、その下はなんとピンク色のスポーツブラだけ。谷間が顔をのぞかせふっくらやわらかそうなそれは、かすみが美巨乳の持ち主という事実を乙女色に証明してやまない。そして下半身は花柄ロングスカート、最後に両足は軽量アートスリッポンでチェンジ完了。
「さて、これより悪者退治、いっきまーす!」
言ったビューティーかすみ、手にショート薙刀を持って猛烈なダッシュを開始した!
「今日はすごくいい天気。平和って空気が尊いなぁ」
10時の晴天パラダイスとも言うべき空を見上げたかすみがつぶやいた。サキュバスの一件を経て息吹と同じく特殊な存在になったかすみ、もはや学校などに行く必要もなく、やるべきは世の正義を守り悩める人の心に寄り添うこと。
「さて……なんか起こらないかな……いや、起こらない方がいいんだけど、起こらないというのは退屈しちゃうわけで」
言い訳するようにブツブツやって、ひとまず大型ショッピングモールの近くをパトロール気分で歩く。四次元と三次元を行き来出来る今の自分にとってみれば、誰にも認識されない四次元から世界を見守ると神さまにでもなったようなキブンが得られる。
「平和かぁ……良い事だけど……何も起こらないなら、伊吹くんとイチャイチャしたいなぁ」
ボソッとつぶやいたのは13歳の巨乳女子としての熱い心。差し当たり太陽の明るい午前様から呆けるのはよくないと思うから一人でパトロールと歩いている。でも本音としては息吹とイチャラブしたいって女心だ。
「正義のヒロインとして活躍し、息吹くんと愛し合って結ばれて……できたら娘って子どもを産むって物語を綴りたい……息吹くんて生前ホストやっていたとかゲスな男だったとか言うくせに、今は悟りがあるとか言ってマジメ。もうちょいゲス寄りのマジメでもいいんじゃないの? とわたしは思うんだけどなぁ」
四次元ではデカい声でぼやいても誰に聞かれる心配なし。だから三次元こと通常世界では、そんな独り言ありえねぇだろう! 的な大声でブツブツやるかすみだった。
「うん?」
ここでふっと前に意識を向けて立ち止まる。なぜなら向かいから、ものすごいグラマーさんって女性がやってくるからだ。
「ぅ……」
なんてすごい……と言いかけたかすみ、自分の左手をオレンジ色のTシャツに当ててみる。ムニュっとやわらかい美巨乳の弾力、94cmって数字を持ちF85ってサイズのフルカップブラに包まれている。13歳ならUR確定とも言えるすばらしい美巨乳だが、それがすごい小物と思わせられるほど、向かいからやってくる女性のボリュームはすごい。
「推定……おっぱい110cm以上とか? もしかしてブラって……Iカップ超え? え、だけどIカップより大きいサイズってあったっけ? あの人といっしょに歩いたら、Fカップのわたしでも平凡って表現に追いやられてしまうんだろうなぁ」
言いながら一瞬心が沈みかけた。明るい太陽の下でネガティブになりかけてしまう。しかし持ち前の明るさでキモチを立て直す!
「ま、わたしの場合は伊吹くんとの愛を紡いでいけば、そうすればおっぱいもまだまだ成長してIカップならぬ愛カップに到達できるはず。そうだよ、焦らなくてもいいんだよ。そうそう、明るいキモチでいる事がたいせつ」
言いながらユッサユッサな女性とすれ違う。それでこの何気ない話は終わると思った。しかしちょっとばかり間を置いてから、突然けっこう離れた後方から女性の叫び声がかすみの両耳に飛び込む。
「ん?」
何事? と思って振り返ると、先ほどのユッサユッサすごい爆乳さん! という女性が顔を真っ赤にし服を着ているはずなのに、なぜか両腕をクロスして胸を隠すようにしてうずくまりこう言っている。
「いやだもう……信じられない……」
なぜ女性がそんな風に嘆くのかといえば、その答えであろう一人の男の姿というのがあった。
「え?」
走ってくる男に目をやってかすみは驚いた。なぜなら男の手にはベージュ色のフルカップブラがあって、そのカップの大変な豊かさというのは、うずくまっている女性にぴったりとしか思えなかったからだ。
なぜ! 服を脱がさずにブラのホックを外すってだけならまだしも、いったいどうやって取った? かすみは一瞬そんな事を思ってボーッとしかけた。だがすぐ我に返り気合を入れる。そして四次元から三次元に移行して通りに立つ。男が向かってくることを承知で立ち両腕を広げて言う。
「止まって、止まりなさい!」
かすみ、デカブラを手にして向かってくる男をグッと睨む。女の子がこうやって立ちはだかれば、どんなに最低でも止まるのが男としてあるべき姿と思ったりした。しかし世の中はかすみが思うようにはいかない。
「どけ、ブスが人のジャマするんじゃねぇ!」
「ぶ、ブス……誰がブス!」
「おまえしかいないだろう、アホか、さっさとどけ、アホブス!」
「く、よくも……こんなかわいい乙女に向かってアホブスとか……」
かすみ、怒りでワナワナ震えた。しかし男がすぐ目の前まで来たので、とりあえず安全策として体を横にして肩を出す。
「どけってんだよ、このガキブスがぁ!」
男は立ちはだかっているのが13歳の少女とか全然気にしなかった。情け容赦なくタックルをぶっかまし少女を地面にダウンさせる。
「あんぅ……」
「バーカ、ブスはそこで寝転がってろ、あーはははははは」
男は勝ち誇ったように言って走っていく。手に戦利品と思っているのであろうデカブラをつかみながら、勝利の逃げ切りを目指して走っていく。
「く、よくも……このビューティーかすみに向かってブスなんてありえない言葉をくり返してくれたね」
立ち上がったかすみが怒りに燃えるのは当然だった。昔から美形だとか美人型でかわいい女の子と言われてきた。つまりブスなんて表現をぶつけられるなんて経験をした事がなかったわけである。美人、美人的にかわいい、そして美巨乳の持ち主でステキ! と輝き続けてきたわけである。
「許さない、わたしは女の敵を絶対に許さない!」
かすみ、怒りを込めてグッと色白でやわらかい両手をにぎる。そしてそのまま両腕を左右に広げ空を見上げて大きく叫んだ。
「ビューティーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
するとキラキラっと乙女なまぶしさがかすみを包み込む。そして上に水色、細かい事を言えばシアンっぽい色合いのジップアップパーカーとなり前全開、その下はなんとピンク色のスポーツブラだけ。谷間が顔をのぞかせふっくらやわらかそうなそれは、かすみが美巨乳の持ち主という事実を乙女色に証明してやまない。そして下半身は花柄ロングスカート、最後に両足は軽量アートスリッポンでチェンジ完了。
「さて、これより悪者退治、いっきまーす!」
言ったビューティーかすみ、手にショート薙刀を持って猛烈なダッシュを開始した!
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