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7・ホストに夢中な女5
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7・ホストに夢中な女5
草木も眠る丑三つ時、息吹は詩空部屋の中に立っていた。部屋の電気は消され、部屋の主はベッド上にてクークーとかわいい寝息を立てている。まるで悩みだの気苦労だの現状がちょっと危なっかしいだのって話とは無縁と言っているような寝顔がとても印象的だったりする。
「まったく……21歳のくせして中身は女子高生って感じだな」
あきれたような感心するような声を出した息吹、そっと左手を女子の額に当てる。やわらかい前髪と皮膚の間に手の平を軽く当てる。
「詩空、ちょっとだけ中に入るぞ」
そんな事を言っている息吹の体が次第に透明っぽくなっていく。余計なお世話かもしれないが放っておけないのだから仕方ないと自らに言い聞かせ、詩空という女子の内面世界に進入した。
パッと周囲が真っ暗になる。そこは何もなく空っぽな領域。いや、かすかに光があるので中に入った息吹が心底困ってしまうような事はない。
「ここが詩空の内面か」
息吹、かすかな光がある方面に向かって歩き出す。そうしてふと気がつくと、何もない空間だと思いきや左右側面にズラーっと大量の額縁が並んでいる。なんだこれは? いったい何の絵だ? などと息吹は思ったが、それは詩空がホストクラブに入れ込んできた記憶。マーズ火山といっしょに楽しんでいる姿がなどがあるが、それは実際に撮影された写真などではなく、心地よい記憶が内面世界で美化されているということ。
「詩空、おまえはどこまでマーズに抱かれたいっていうんだ」
横を見つめながら歩き、ほんの少しだが生前の自分がホストだったという事実に罪悪感をおぼえる息吹だった。
「む!」
歩行を止めた男の眼前にあたらしい光景が登場した。それはずいぶんと明るい空間であり、今までの暗さがウソみたいにまぶしい。それは一見すると健康的なイメージだと思いたくなるが、異常に高い湿気のごとく不快感がすごい。それを具現化していると言わんばかりに十字架が立っており、そこには詩空がパジャマ姿のまま磔にされている。
「詩空」
立ち止まり、なかなかに高い十字架を見上げ詩空の名前を呼ぶ。
「ぅ……」
死んでいるみたいだった詩空の目が開く。
「詩空、そこで何をしているんだ」
息吹が問いかけると詩空はこう答えた。ここがいまの自分にとって最低にして最高の空間であると。
「わかってる……わかってるもん、自分が情けない女だって、マーズに愛してもらえない可能性大だって。でもホストクラブに行かないとかマーズを考えないとか、そんなのまったくつまらないよ。いっさいのたのしみがない人生なんてつらすぎる。だからわたしはホストクラブに行きたいしマーズに抱かれたいって思う」
つまるところ詩空は依存症たる自分を認めていながら否定しないのだ。この空間が明るいのは全体の何%かはわからないが、いずれにせよ正という部分の心。対する十字架は自分で自分を解放させない意識の産物。
「詩空、せっかく空間が明るくても心が沈んでいたら価値なんかない。実際、ここはものすごい不快感に満ちている。これで何がたのしい? 十字架に磔となって身動きができず、自分がおろかだと自覚してなお縛られ何をどうしたい。詩空、言っておくがおまえはマーズ火山に真心で抱かれることはないぞ」
「ん……」
「一度アタマを冷やせ。しばらくホストクラブもマーズも忘れ、心から毒を抜け。そうすれば間に合う。今のままだと人生が狂うぞ」
「狂ってもいいよ」
詩空がなさけない方向に走る自分を許すという目をすると、突然にシュルシュルという音が聞こえた。なんだ? と思った息吹だったがその答えはすぐにわかった。詩空を拘束している両手首と足の縄が突然大量のヘビになったせいだ。
「ヘビ……」
蠢く爬虫類、それは灰色のヘビ。人の内臓が不健康に染まったような感じであり、何匹かが詩空の胴体に向かって這いずりだした。
「んぅ……」
詩空はヘビが這いずることで感じる事を、不快だけどキモチいい訴えるような目を浮かべる。
「ぅ……んぅ……」
一匹のヘビがパジャマの隙間から内側へと入っていった。それは詩空が持っている豊満な乳房というふくらみにまとわりついていると上からでも見て取れる。そして爆乳女子はとても恥じらいつつキモチいいと顔を赤くして震える。
次にもう一匹、別のヘビが下から上へと向かっていく。それは股間の辺りを目指しているように見えたし、パジャマに穴が開いているとは思えなかったが、とにかくスーッと消えたのである。するとその瞬間に! というタイミングで、赤い顔の詩空がこらえきれないとばかり大きな声を出す。
「あぁぁんんん……ん……」
いったいどういう事かはわからないが、抱かれているような想像を確かな意識をもって快感に変換しているのだろうと息吹は思った。
「詩空、その十字架から下ろす」
息吹がどこからともなく光り輝く剣を持ち中下段の構えをとり、両足を肩幅よりも 広げ腰を落とす。
「あぁ……んんんぅ……」
詩空はヘビに絡まられ刺激されよっぽど心地よいと感じているらしく、息吹の姿や声を認識していないようにしか思えない。
「詩空!」
息吹が十字架に向かって剣を振ろうとしたとき、空間が少し揺れて妙にデカいイヤな音が後方より発生。
「なんだ?」
振り返ると、ゆっくりと闇から光のこちらに向かってやってくる存在あり。それはとてつもなく巨大なヘビだとシルエットで認識した息吹、剣の持ち方を冗談の構えに切り替える。
「む……ぅ……」
ヘビの姿がはっきり見えたとき、思わず脳にズキっとショックが走ってしまう。なぜならその10m以上はあろうって巨大なヘビの顔面は人間の男であり、物悲しいグロテスク生物にしか見えない。
「マーズ火山の面ってか」
息吹、つぶやき終えると同時に襲いかかってきたヘビの顔面に剣の一撃を上から振り下ろす。するとガン! と打撲系丸だしな音が響く。なんともおそろしく固いという事であり、たまらず後ろにさがって身構え直す。
「見た目が精神的にきついから、早く倒さないとな。こいつがいると詩空の現実逃避はいつまで経っても終わらないのだろうし」
息吹、早い決着を意識する。ところがどうだろう、実際に存在したらネットで大騒ぎになるような巨大ヘビであるにも関わらず、その一瞬の動きが神がかり的に速い。その高速アタックは息吹が何か反応するよりもずっと速かったのである。
「な、なにぃ……」
気がつくと全身に巻きつかれていた。するとヘビは冷たいという常識がない。むしろ逆であり、なぜかけっこうに生温かい。
「あぁんんんんん!!!」
十字架上で身悶えする詩空の声が大きくなる。もしかするとマーズ火山と愛し合っているという妄想が息吹に巻きつくヘビに熱とパワーを与えているのかもしれない。いまの詩空は男に抱かれる女そのものとばかり、両目を閉じ大きな声を出し、パジャマから大量に滴り落ちるほど愛液を出している。
「う……あぅぅく……」
ヘビが息吹の体を締める。ギリギリっという音は締められる者にとっては苦痛と比例する。
「く……ぅ」
完全にがっちり絡みつかれてしまった以上は腕も何も動かせない。顔はマーズ火山というグロテスクなヘビににらまれると、それによる精神ダメージによって息吹は急降下のように追い詰められていく。
「こ、こうなったら……」
必殺技のひとつを使うしかないと息吹は決める。そして十字架でオーガズムを味わっている詩空に向かって言った。
「詩空、おれはこのヘビを殺すからな!」
それは詩空という女子が嫌がりつつ心の拠り所にしている要素のひとつを壊すこと。このヘビを殺せば詩空の中にあるマーズ火山への想いに亀裂が生じる。無我夢中という言葉の温度が大幅に下がるだろうし、場合によっては記憶から完全に消滅する可能性もあったりする。
「息吹ボム!!」
息吹が叫ぶと同時に全身が燃えるように赤くなり、およそ2秒後に問答無用的な大爆発が生じた。
―ドーン!―
巨大なヘビの体が粉々になって舞い上がる。何色かよくわからないような液体が飛び散る。そしてマーズ火山の巨大な顔面も能面みたいになって宙を舞う。そしてそれらが一気に地面であろう場所に落下すれば、ドサ! とか、グチャ! って音が鳴るのだった。
「はんぅぅ!」
突然十字架上の詩空が色合いのちがう身悶えを起こす。それは女という体を快感に包まれるものではなく、何かしら大きなエラーが生じたことでビクンビクンと悶え動いているというモノ。
「ぁ……」
バラ色の空間から躓いて下水に転落したかのように、詩空は両目を閉じ汗を流しながらしばらく苦しむ。
「ぁんぅ!!」
ビク! っと大きく体が動いたら、そのまま詩空は動かなくなる。するとまぶしい空間の輝度が下がり始めた。そして空間はプチっと電気が切られたように真っ暗となり、それと並行して詩空の両目が開く。
草木も眠る丑三つ時、息吹は詩空部屋の中に立っていた。部屋の電気は消され、部屋の主はベッド上にてクークーとかわいい寝息を立てている。まるで悩みだの気苦労だの現状がちょっと危なっかしいだのって話とは無縁と言っているような寝顔がとても印象的だったりする。
「まったく……21歳のくせして中身は女子高生って感じだな」
あきれたような感心するような声を出した息吹、そっと左手を女子の額に当てる。やわらかい前髪と皮膚の間に手の平を軽く当てる。
「詩空、ちょっとだけ中に入るぞ」
そんな事を言っている息吹の体が次第に透明っぽくなっていく。余計なお世話かもしれないが放っておけないのだから仕方ないと自らに言い聞かせ、詩空という女子の内面世界に進入した。
パッと周囲が真っ暗になる。そこは何もなく空っぽな領域。いや、かすかに光があるので中に入った息吹が心底困ってしまうような事はない。
「ここが詩空の内面か」
息吹、かすかな光がある方面に向かって歩き出す。そうしてふと気がつくと、何もない空間だと思いきや左右側面にズラーっと大量の額縁が並んでいる。なんだこれは? いったい何の絵だ? などと息吹は思ったが、それは詩空がホストクラブに入れ込んできた記憶。マーズ火山といっしょに楽しんでいる姿がなどがあるが、それは実際に撮影された写真などではなく、心地よい記憶が内面世界で美化されているということ。
「詩空、おまえはどこまでマーズに抱かれたいっていうんだ」
横を見つめながら歩き、ほんの少しだが生前の自分がホストだったという事実に罪悪感をおぼえる息吹だった。
「む!」
歩行を止めた男の眼前にあたらしい光景が登場した。それはずいぶんと明るい空間であり、今までの暗さがウソみたいにまぶしい。それは一見すると健康的なイメージだと思いたくなるが、異常に高い湿気のごとく不快感がすごい。それを具現化していると言わんばかりに十字架が立っており、そこには詩空がパジャマ姿のまま磔にされている。
「詩空」
立ち止まり、なかなかに高い十字架を見上げ詩空の名前を呼ぶ。
「ぅ……」
死んでいるみたいだった詩空の目が開く。
「詩空、そこで何をしているんだ」
息吹が問いかけると詩空はこう答えた。ここがいまの自分にとって最低にして最高の空間であると。
「わかってる……わかってるもん、自分が情けない女だって、マーズに愛してもらえない可能性大だって。でもホストクラブに行かないとかマーズを考えないとか、そんなのまったくつまらないよ。いっさいのたのしみがない人生なんてつらすぎる。だからわたしはホストクラブに行きたいしマーズに抱かれたいって思う」
つまるところ詩空は依存症たる自分を認めていながら否定しないのだ。この空間が明るいのは全体の何%かはわからないが、いずれにせよ正という部分の心。対する十字架は自分で自分を解放させない意識の産物。
「詩空、せっかく空間が明るくても心が沈んでいたら価値なんかない。実際、ここはものすごい不快感に満ちている。これで何がたのしい? 十字架に磔となって身動きができず、自分がおろかだと自覚してなお縛られ何をどうしたい。詩空、言っておくがおまえはマーズ火山に真心で抱かれることはないぞ」
「ん……」
「一度アタマを冷やせ。しばらくホストクラブもマーズも忘れ、心から毒を抜け。そうすれば間に合う。今のままだと人生が狂うぞ」
「狂ってもいいよ」
詩空がなさけない方向に走る自分を許すという目をすると、突然にシュルシュルという音が聞こえた。なんだ? と思った息吹だったがその答えはすぐにわかった。詩空を拘束している両手首と足の縄が突然大量のヘビになったせいだ。
「ヘビ……」
蠢く爬虫類、それは灰色のヘビ。人の内臓が不健康に染まったような感じであり、何匹かが詩空の胴体に向かって這いずりだした。
「んぅ……」
詩空はヘビが這いずることで感じる事を、不快だけどキモチいい訴えるような目を浮かべる。
「ぅ……んぅ……」
一匹のヘビがパジャマの隙間から内側へと入っていった。それは詩空が持っている豊満な乳房というふくらみにまとわりついていると上からでも見て取れる。そして爆乳女子はとても恥じらいつつキモチいいと顔を赤くして震える。
次にもう一匹、別のヘビが下から上へと向かっていく。それは股間の辺りを目指しているように見えたし、パジャマに穴が開いているとは思えなかったが、とにかくスーッと消えたのである。するとその瞬間に! というタイミングで、赤い顔の詩空がこらえきれないとばかり大きな声を出す。
「あぁぁんんん……ん……」
いったいどういう事かはわからないが、抱かれているような想像を確かな意識をもって快感に変換しているのだろうと息吹は思った。
「詩空、その十字架から下ろす」
息吹がどこからともなく光り輝く剣を持ち中下段の構えをとり、両足を肩幅よりも 広げ腰を落とす。
「あぁ……んんんぅ……」
詩空はヘビに絡まられ刺激されよっぽど心地よいと感じているらしく、息吹の姿や声を認識していないようにしか思えない。
「詩空!」
息吹が十字架に向かって剣を振ろうとしたとき、空間が少し揺れて妙にデカいイヤな音が後方より発生。
「なんだ?」
振り返ると、ゆっくりと闇から光のこちらに向かってやってくる存在あり。それはとてつもなく巨大なヘビだとシルエットで認識した息吹、剣の持ち方を冗談の構えに切り替える。
「む……ぅ……」
ヘビの姿がはっきり見えたとき、思わず脳にズキっとショックが走ってしまう。なぜならその10m以上はあろうって巨大なヘビの顔面は人間の男であり、物悲しいグロテスク生物にしか見えない。
「マーズ火山の面ってか」
息吹、つぶやき終えると同時に襲いかかってきたヘビの顔面に剣の一撃を上から振り下ろす。するとガン! と打撲系丸だしな音が響く。なんともおそろしく固いという事であり、たまらず後ろにさがって身構え直す。
「見た目が精神的にきついから、早く倒さないとな。こいつがいると詩空の現実逃避はいつまで経っても終わらないのだろうし」
息吹、早い決着を意識する。ところがどうだろう、実際に存在したらネットで大騒ぎになるような巨大ヘビであるにも関わらず、その一瞬の動きが神がかり的に速い。その高速アタックは息吹が何か反応するよりもずっと速かったのである。
「な、なにぃ……」
気がつくと全身に巻きつかれていた。するとヘビは冷たいという常識がない。むしろ逆であり、なぜかけっこうに生温かい。
「あぁんんんんん!!!」
十字架上で身悶えする詩空の声が大きくなる。もしかするとマーズ火山と愛し合っているという妄想が息吹に巻きつくヘビに熱とパワーを与えているのかもしれない。いまの詩空は男に抱かれる女そのものとばかり、両目を閉じ大きな声を出し、パジャマから大量に滴り落ちるほど愛液を出している。
「う……あぅぅく……」
ヘビが息吹の体を締める。ギリギリっという音は締められる者にとっては苦痛と比例する。
「く……ぅ」
完全にがっちり絡みつかれてしまった以上は腕も何も動かせない。顔はマーズ火山というグロテスクなヘビににらまれると、それによる精神ダメージによって息吹は急降下のように追い詰められていく。
「こ、こうなったら……」
必殺技のひとつを使うしかないと息吹は決める。そして十字架でオーガズムを味わっている詩空に向かって言った。
「詩空、おれはこのヘビを殺すからな!」
それは詩空という女子が嫌がりつつ心の拠り所にしている要素のひとつを壊すこと。このヘビを殺せば詩空の中にあるマーズ火山への想いに亀裂が生じる。無我夢中という言葉の温度が大幅に下がるだろうし、場合によっては記憶から完全に消滅する可能性もあったりする。
「息吹ボム!!」
息吹が叫ぶと同時に全身が燃えるように赤くなり、およそ2秒後に問答無用的な大爆発が生じた。
―ドーン!―
巨大なヘビの体が粉々になって舞い上がる。何色かよくわからないような液体が飛び散る。そしてマーズ火山の巨大な顔面も能面みたいになって宙を舞う。そしてそれらが一気に地面であろう場所に落下すれば、ドサ! とか、グチャ! って音が鳴るのだった。
「はんぅぅ!」
突然十字架上の詩空が色合いのちがう身悶えを起こす。それは女という体を快感に包まれるものではなく、何かしら大きなエラーが生じたことでビクンビクンと悶え動いているというモノ。
「ぁ……」
バラ色の空間から躓いて下水に転落したかのように、詩空は両目を閉じ汗を流しながらしばらく苦しむ。
「ぁんぅ!!」
ビク! っと大きく体が動いたら、そのまま詩空は動かなくなる。するとまぶしい空間の輝度が下がり始めた。そして空間はプチっと電気が切られたように真っ暗となり、それと並行して詩空の両目が開く。
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