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どっち派? きのこVSたけのこ
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どっち派? きのこVSたけのこ
「雨か……」
夕方の4時ごろ、ぽつりぽつりと空が泣き出した。でもカサを持っているからだいじょうぶ! と、優子は余裕の表情でシュパ! っと赤と白の2色が目立つアンブレラを開かせる。帰ったら友だちから借りたコミックで読書しようなどと思い、自宅近くのコンビニまでやってきた。
「あん?」
「あ!」
ただの偶然として真治とばったり遭遇。なに、どこに行くの? と早速質問したら買い物だと言う。
「おやつがないから買ってもいいよって、お母さんがお金を置いてくれていたから」
「あぁ、なるほど、じゃぁわたしも行く」
「え……」
「なにその反応」
「い、いや……べつに」
「弟が変な買い物をしないよう見張るのが姉の責任だから」
「変な買い物なんかしないよ……」
かくして2人はおやつを買うためにコンビニに入った。で、真治は一瞬チラッと当然のごとく雑誌コーナーに目をやる。
(やった!)
そこには週刊誌の悩め香しい表表紙があった。巨乳! おっぱいが大きい女性のビキニ姿がある。緑と白って模様の三角ビキニがすごい豊満で、ふっくらな谷間はいらっしゃい! と誘っているよう。真治がきわめて短い時間の中でデレデレっとしてしまったら、すぐに横から伸びてきた手によって頬を思いっきりつねられてしまう。
「あいたたた……痛い……」
「アホか、小4って子供のくせに生意気なんだよ」
「お姉ちゃんだって小6で変わらないじゃんか」
「小6の乙女を小4なんかといっしょにするな」
「プッ! 乙女」
「はぁ?」
「な、なんでもないです……」
こうして2人はおやつコーナーに足を運んだ。優子が持つカゴの中に真治がお目当てのブツを突っ込んでいくわけだが、とくに問題とか争いは発生しなかった。だがあるときにフッと平和が切れる。
「ちょっと、なんでたけのこを取るのよ」
優子は弟の行動を失敗だと指摘する。
「なんでって……予算が切れそうだもん。だったらたけのこを買うしかないと思って」
真治は正論というモノをぶちまけたつもりだった。すると優子は両目を丸くし、たけのこの箱を取り上げ棚に戻したら、きのこの箱を取ってカゴに入れ直す。そしてわかってないなぁと残念そうな口調で真治をののしる。
「どっちかひとつ! だったらきのこなんだよ。あのかわいくておいしいモノを差し置いてたけのこを取るとか、人生一からやり直せって話なんだよ。だから真治はバカですって結論なんだよ」
それを聞くと真治はきのこをカゴから取り出し、それを棚に戻してたけのこと交換。そして姉に言うのだった。
「お姉ちゃんこそ、おっぱいにばっかり栄養回したから頭がパーになったんじゃないの? たけのこの方がおいしいし、きのこなんて子供だましみたいなもんだし、あんなの人生終了って時に食べれば十分だし」
弟が反逆した! というわけで、優子はムッとした。他のモノを削除して両方買おうという選択は論外ということになり、何がなんでもきのこオンリーだと情熱をヒートアップさせる。
「たけのこなんてボソッとして喉が詰まって窒息するだけじゃん。あれがおいしいって思う方が脳みそに穴が開いてるって話なんだよ」
「あ~やだやだ、お姉ちゃんって何もわかってない。あのクッキーとチョコレートの合体が大人の味わいで、きのこなんて分かりやすいだけの味。結局お姉ちゃんは巨乳とか言っても味音痴。いっそのこと一度死んで修行でもすれば? って話じゃん」
「イチイチ巨乳とかおっぱいとかうるさいんだよ!」
ギリギリっと音が立つほど思いっきり頬をつねってやったが、真治にだって維持とプライドがある。痛々しい頬を抑えながらも、戦闘モードになった姉のTシャツの豊かなふくらみ具合をしっかり見つめながら事実というのを語り聞かせてやる。
「お姉ちゃん知らないの?」
「なにを?」
「この前の投票ではたけのこがビクトリーしたんだよ。つまりきのこは惨めな敗北者で、世間はたけのこに恋してるんだ。お姉ちゃんとかきのこが好きな人は、遠い島にでも流されて、そこでさみしい人生を終えればいいんだ」
「う……く……」
そうなのだ、ついこの前の投票ではたけのこ支持がきのこを超えてしまった。あの投票結果というのは優子に言わせれば世の中まちがっている! という話で、もしかすると裏でお金でも動いたんじゃないかと疑りたくなる。
「でもこの前の前はきのこが勝った。そう、勝った回数ではきのこの方が上。ちょっと間違いが起こったくらいでいい気になるのがたけのこだよね」
ふっくら豊かでやわらかいEカップって胸に腕組みをし、これだからたまにしか勝てないたけのこは嫌だわぁと笑ってやる。
「お姉ちゃんに教えてあげる。ある統計によればお年寄りに近づくほどきのこを支持するんだって。お姉ちゃんはもしかすると巨乳ババアって事かも」
「小6の乙女にババアとか、殺されたいか!」
2人の譲れない熱いキモチは上限知らずに燃えていく。しかしここは狭いコンビニで他の人間もいる。真治はともかく優子は小6ながらバスト89cmのぶらはEカップって巨乳少女ゆえ、タダでさえ目立つのが更に一段ということになる。だからググっと息を飲み、怒りを噛み殺す。
結局たどり着くのはジャンケンという手法。勝っても負けても恨みっこなしという事で2人は対峙する。
「じゃん・けん・ぽん!」
そのかけごえと共に神のご加護を授かったのは優子の方。つまりきのこは正義だったというオチを迎える。
「あぅ……」
真治はワナワナ悲し気に手を震わせ、なぜパーなんか出してしまったんだろうと後悔。
「真治ってバカだからパーを出すと思った」
ケケケと笑う優子は弟から買い物資金を奪い取ると、そのままカゴを持ってレジに向かっていく。
「くそ……なんでたけのこがきのこに負けるんだよぉ。神さまのバカ……女の味方ばっかりして」
真治がぼやいていたこの時、店員が商品の補充とかいうのにやってきた。空いていたスペースにきのことたけのこの両方が入った袋が置かれる。
「せ、せめてこれで平和を……」
真治はかすかに残っていた恋への思いをにぎるように、袋を持ってレジに行く。だけども姉は買い物を済ませていた。そのあげく思ったより少し多めにお金が余ったねぇとか、真治が持っている両方パックを買えばよかったかなぁって、意地悪っぽく笑って見せる。
「お姉ちゃんっていうか、きのこ信者って性格悪いからキライ」
「ふん、たけのこ信者の方が女々しいんだよ」
「巨乳ブス! おっぱいが大きいって事しか取り柄がないくせに」
「はぁ? なんだって?」
「あぅ……な、なんでもないです」
「わかったらほら、買い物袋を持つ!」
「えぇ、ぼくが持つの?」
「この世の常識ひとつめ、買い物袋は女に持たせるな。そしてふたつめ、たけのこはきのこに従え」
「なにそれ、そんな常識ものすごくイヤなんだけど」
「常識は好き嫌いの問題じゃないから」
こうして2人は自動ドアの向こう側こと外界に出た。すると雨と風がつよさを増しており、それはとりわけ敗者にきつく当たる。
よいしょっととか言って真治がカサを開くと、めっちゃクソな強風が生じブワっと音を立てた後、アンブレラをバラバラ解体してしまう。
「あぅんぅ……」
争奪戦に負けてカサをつぶされ、さすに真治がドーンと落ち込んでしまう。
「まったくたけのこは可哀想だねl。それに比べるとほら、きのこはかわいくカサを開くのが得意」
勝ち誇る優子がまたシュパ! っとナイスな効果音を立てる。そうやって開いたカサというのはきのこの余裕という風に見えなくもなかった。そしてもう終わったこととか、たけのこはきのこに勝てないんだよとか言ってから、弟をカサに入れてやる優子だった。
こうしてザーザーきつい雨の中を姉弟仲良く歩いていたら、ものすごいスピードの車が向こうから来た。
「あ、こら、真治、早くこっちに寄れ」
優子がグイっと真治の腕を引っ張った。すると足が滑った真治、カバンを落としクルっと体の向きが変わったら、あっと驚きながら身動きできなかった姉に倒れかかる。
「はんぅ……」
真治が甘えた声を出すと、ムニュぅって豊かにしてやわらかい弾力が顔に当たる。温かいそれのふっくらなキモチよさに、真治は思わずうっとりしてつぶやいてしまった。やっぱりきのこでもいいかな……なんて言ってしまう。そして悪気はなかったつもりだが、あんまりにもキモチいいからってつい頬擦りとかしてしまい、姉の怒りを買ってしまう。
「アホかぁ!」
ビッターン! とビンタされた真治、カサから追放されることになった。家まではそんなに遠くないとは言ってもびしょ濡れになることは避けられない。
「お姉ちゃん……」
「うるさい、真治はアタマがパー、たけのこは糞。きのことわたしだけがシアワセならそれでよし! たけのこは勝手にどこか彷徨ってろ!」
ものすごくつよい雨降りの中、カサを持った姉が立ち去っていく。うす暗い中、優子の赤と白が混じった傘はとても目立つ。それを後ろから見て真治はぼそっと小さな声で言ってやった。
「毒キノコ!」
「雨か……」
夕方の4時ごろ、ぽつりぽつりと空が泣き出した。でもカサを持っているからだいじょうぶ! と、優子は余裕の表情でシュパ! っと赤と白の2色が目立つアンブレラを開かせる。帰ったら友だちから借りたコミックで読書しようなどと思い、自宅近くのコンビニまでやってきた。
「あん?」
「あ!」
ただの偶然として真治とばったり遭遇。なに、どこに行くの? と早速質問したら買い物だと言う。
「おやつがないから買ってもいいよって、お母さんがお金を置いてくれていたから」
「あぁ、なるほど、じゃぁわたしも行く」
「え……」
「なにその反応」
「い、いや……べつに」
「弟が変な買い物をしないよう見張るのが姉の責任だから」
「変な買い物なんかしないよ……」
かくして2人はおやつを買うためにコンビニに入った。で、真治は一瞬チラッと当然のごとく雑誌コーナーに目をやる。
(やった!)
そこには週刊誌の悩め香しい表表紙があった。巨乳! おっぱいが大きい女性のビキニ姿がある。緑と白って模様の三角ビキニがすごい豊満で、ふっくらな谷間はいらっしゃい! と誘っているよう。真治がきわめて短い時間の中でデレデレっとしてしまったら、すぐに横から伸びてきた手によって頬を思いっきりつねられてしまう。
「あいたたた……痛い……」
「アホか、小4って子供のくせに生意気なんだよ」
「お姉ちゃんだって小6で変わらないじゃんか」
「小6の乙女を小4なんかといっしょにするな」
「プッ! 乙女」
「はぁ?」
「な、なんでもないです……」
こうして2人はおやつコーナーに足を運んだ。優子が持つカゴの中に真治がお目当てのブツを突っ込んでいくわけだが、とくに問題とか争いは発生しなかった。だがあるときにフッと平和が切れる。
「ちょっと、なんでたけのこを取るのよ」
優子は弟の行動を失敗だと指摘する。
「なんでって……予算が切れそうだもん。だったらたけのこを買うしかないと思って」
真治は正論というモノをぶちまけたつもりだった。すると優子は両目を丸くし、たけのこの箱を取り上げ棚に戻したら、きのこの箱を取ってカゴに入れ直す。そしてわかってないなぁと残念そうな口調で真治をののしる。
「どっちかひとつ! だったらきのこなんだよ。あのかわいくておいしいモノを差し置いてたけのこを取るとか、人生一からやり直せって話なんだよ。だから真治はバカですって結論なんだよ」
それを聞くと真治はきのこをカゴから取り出し、それを棚に戻してたけのこと交換。そして姉に言うのだった。
「お姉ちゃんこそ、おっぱいにばっかり栄養回したから頭がパーになったんじゃないの? たけのこの方がおいしいし、きのこなんて子供だましみたいなもんだし、あんなの人生終了って時に食べれば十分だし」
弟が反逆した! というわけで、優子はムッとした。他のモノを削除して両方買おうという選択は論外ということになり、何がなんでもきのこオンリーだと情熱をヒートアップさせる。
「たけのこなんてボソッとして喉が詰まって窒息するだけじゃん。あれがおいしいって思う方が脳みそに穴が開いてるって話なんだよ」
「あ~やだやだ、お姉ちゃんって何もわかってない。あのクッキーとチョコレートの合体が大人の味わいで、きのこなんて分かりやすいだけの味。結局お姉ちゃんは巨乳とか言っても味音痴。いっそのこと一度死んで修行でもすれば? って話じゃん」
「イチイチ巨乳とかおっぱいとかうるさいんだよ!」
ギリギリっと音が立つほど思いっきり頬をつねってやったが、真治にだって維持とプライドがある。痛々しい頬を抑えながらも、戦闘モードになった姉のTシャツの豊かなふくらみ具合をしっかり見つめながら事実というのを語り聞かせてやる。
「お姉ちゃん知らないの?」
「なにを?」
「この前の投票ではたけのこがビクトリーしたんだよ。つまりきのこは惨めな敗北者で、世間はたけのこに恋してるんだ。お姉ちゃんとかきのこが好きな人は、遠い島にでも流されて、そこでさみしい人生を終えればいいんだ」
「う……く……」
そうなのだ、ついこの前の投票ではたけのこ支持がきのこを超えてしまった。あの投票結果というのは優子に言わせれば世の中まちがっている! という話で、もしかすると裏でお金でも動いたんじゃないかと疑りたくなる。
「でもこの前の前はきのこが勝った。そう、勝った回数ではきのこの方が上。ちょっと間違いが起こったくらいでいい気になるのがたけのこだよね」
ふっくら豊かでやわらかいEカップって胸に腕組みをし、これだからたまにしか勝てないたけのこは嫌だわぁと笑ってやる。
「お姉ちゃんに教えてあげる。ある統計によればお年寄りに近づくほどきのこを支持するんだって。お姉ちゃんはもしかすると巨乳ババアって事かも」
「小6の乙女にババアとか、殺されたいか!」
2人の譲れない熱いキモチは上限知らずに燃えていく。しかしここは狭いコンビニで他の人間もいる。真治はともかく優子は小6ながらバスト89cmのぶらはEカップって巨乳少女ゆえ、タダでさえ目立つのが更に一段ということになる。だからググっと息を飲み、怒りを噛み殺す。
結局たどり着くのはジャンケンという手法。勝っても負けても恨みっこなしという事で2人は対峙する。
「じゃん・けん・ぽん!」
そのかけごえと共に神のご加護を授かったのは優子の方。つまりきのこは正義だったというオチを迎える。
「あぅ……」
真治はワナワナ悲し気に手を震わせ、なぜパーなんか出してしまったんだろうと後悔。
「真治ってバカだからパーを出すと思った」
ケケケと笑う優子は弟から買い物資金を奪い取ると、そのままカゴを持ってレジに向かっていく。
「くそ……なんでたけのこがきのこに負けるんだよぉ。神さまのバカ……女の味方ばっかりして」
真治がぼやいていたこの時、店員が商品の補充とかいうのにやってきた。空いていたスペースにきのことたけのこの両方が入った袋が置かれる。
「せ、せめてこれで平和を……」
真治はかすかに残っていた恋への思いをにぎるように、袋を持ってレジに行く。だけども姉は買い物を済ませていた。そのあげく思ったより少し多めにお金が余ったねぇとか、真治が持っている両方パックを買えばよかったかなぁって、意地悪っぽく笑って見せる。
「お姉ちゃんっていうか、きのこ信者って性格悪いからキライ」
「ふん、たけのこ信者の方が女々しいんだよ」
「巨乳ブス! おっぱいが大きいって事しか取り柄がないくせに」
「はぁ? なんだって?」
「あぅ……な、なんでもないです」
「わかったらほら、買い物袋を持つ!」
「えぇ、ぼくが持つの?」
「この世の常識ひとつめ、買い物袋は女に持たせるな。そしてふたつめ、たけのこはきのこに従え」
「なにそれ、そんな常識ものすごくイヤなんだけど」
「常識は好き嫌いの問題じゃないから」
こうして2人は自動ドアの向こう側こと外界に出た。すると雨と風がつよさを増しており、それはとりわけ敗者にきつく当たる。
よいしょっととか言って真治がカサを開くと、めっちゃクソな強風が生じブワっと音を立てた後、アンブレラをバラバラ解体してしまう。
「あぅんぅ……」
争奪戦に負けてカサをつぶされ、さすに真治がドーンと落ち込んでしまう。
「まったくたけのこは可哀想だねl。それに比べるとほら、きのこはかわいくカサを開くのが得意」
勝ち誇る優子がまたシュパ! っとナイスな効果音を立てる。そうやって開いたカサというのはきのこの余裕という風に見えなくもなかった。そしてもう終わったこととか、たけのこはきのこに勝てないんだよとか言ってから、弟をカサに入れてやる優子だった。
こうしてザーザーきつい雨の中を姉弟仲良く歩いていたら、ものすごいスピードの車が向こうから来た。
「あ、こら、真治、早くこっちに寄れ」
優子がグイっと真治の腕を引っ張った。すると足が滑った真治、カバンを落としクルっと体の向きが変わったら、あっと驚きながら身動きできなかった姉に倒れかかる。
「はんぅ……」
真治が甘えた声を出すと、ムニュぅって豊かにしてやわらかい弾力が顔に当たる。温かいそれのふっくらなキモチよさに、真治は思わずうっとりしてつぶやいてしまった。やっぱりきのこでもいいかな……なんて言ってしまう。そして悪気はなかったつもりだが、あんまりにもキモチいいからってつい頬擦りとかしてしまい、姉の怒りを買ってしまう。
「アホかぁ!」
ビッターン! とビンタされた真治、カサから追放されることになった。家まではそんなに遠くないとは言ってもびしょ濡れになることは避けられない。
「お姉ちゃん……」
「うるさい、真治はアタマがパー、たけのこは糞。きのことわたしだけがシアワセならそれでよし! たけのこは勝手にどこか彷徨ってろ!」
ものすごくつよい雨降りの中、カサを持った姉が立ち去っていく。うす暗い中、優子の赤と白が混じった傘はとても目立つ。それを後ろから見て真治はぼそっと小さな声で言ってやった。
「毒キノコ!」
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