少女風呂(童話風)

アッシュ出版

文字の大きさ
上 下
16 / 26

16)オスの本能

しおりを挟む
 ドサクサまぎれに、まなみちゃんの乳首を摘まむというアグレッシブな行為に出たダイゴ君ですが、やはりまだまだ純粋な少年なので、自分のその行動に疚しさを覚えています。
 俺はとっても、いけないことをしている。そう思っています。
 その癖、まなみちゃんの乳首から指を離すことも出来ません。その感触に病みつきになっているのです。

 ダイゴ君は思っています。テレビを見ながら、ポテトチップスを食べているときに少し似ているなって。
 一度食べ出すと止めれないあの感じです。
 そのせいなのか、まなみちゃんの乳首を口に含みたいなんて欲望を感じたりもしていました。
 ポテトチップスを口の中に運ぶように、まなみちゃんの乳首を自分の口の中にパクッ。でも乳首だけ切り離すわけにはいかないから、おっぱいに顔を近づけてパクリ。

 (でも、そんなの赤ちゃんがやることだよ???)

 ダイゴ君は大人の男の人が、女の子の乳首を舐めるという行為のことを知っているような、知らないような、知っていても、知らない振りをするカマトトぶったガキのような。

 「どう、まなみちゃんのおっぱい? 私のと違うでしょ?」

 ちかちゃんがダイゴ君に尋ねてきました。まなみちゃんの乳首を舐めたくて堪らないなどと考えていたダイゴ君は、その言葉で現実に引き戻されます。

 「え? わ、わかんないよ、俺・・・」

 「大きさとか、柔らかさとか」

 「わ、わかんない」

 確かにちかちゃんのおっぱいのほうが大きいのは、触っただけで何となくわかります。でも柔らかさはほとんど同じだし、肌の質感とかもそれほど変わりません。
 ちかちゃんのおっぱいも、まなみちゃんのおっぱいも、同じくらい瑞々しくて、スベスベでした。まあ、ほとんど同じ。それがダイゴ君の回答です。

 「じゃあ、他の子のも触ってみる?」

 うーん、誰のにしようか? ちかちゃんが言いました。
 ダイゴ君はその言葉にゴクリと生唾を飲み込みます。
 もっとまなみちゃんのおっぱいを触っていたいと思う一方で、他の子のおっぱいも触りたいというオスの本能の間で揺れています。
 本気で愛する人がいても、他の女の子のおっぱいは触りたい。浮気するのが当たり前。それが男という生き物。
 まあ、別にダイゴ君はまなみちゃんを愛しているというわけでもありませんしね。

 ところで、まなみちゃんは二人のそのやり取りを聞いています。自分のおっぱいがどうとかこうとか、二人は話題にしているのです。
 ここで黙り続けていたら、馬鹿にされるというか、暗い女の子だと思われるかもしれないと恐れたまなみちゃんは、勇気を振り絞りました。
 後ろをグッと振り返って、二人に言ってやろうと思ったのです。

 それで、振り返ったまでは良かったのです。しかし言葉が出てきません。
 ダイゴ君とばちっと目が合って、大人しいまなみちゃんは何だか恥ずかしくなって、「アワワ」となってしまったのです。
 というか、そもそも何を言ってやろうか考えていませんでした。

 しかしダイゴ君は、こっちに振り向いたまなみちゃんにドキドキしていました。この子、マジ可愛い。俺、こういう子、好きかも・・・。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

真・身体検査

RIKUTO
BL
とある男子高校生の身体検査。 特別に選出されたS君は保健室でどんな検査を受けるのだろうか?

今日の授業は保健体育

にのみや朱乃
恋愛
(性的描写あり) 僕は家庭教師として、高校三年生のユキの家に行った。 その日はちょうどユキ以外には誰もいなかった。 ユキは勉強したくない、科目を変えようと言う。ユキが提案した科目とは。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

バレー部入部物語〜それぞれの断髪

S.H.L
青春
バレーボール強豪校に入学した女の子たちの断髪物語

男性向け(女声)シチュエーションボイス台本

しましまのしっぽ
恋愛
男性向け(女声)シチュエーションボイス台本です。 関西弁彼女の台本を標準語に変えたものもあります。ご了承ください ご自由にお使いください。 イラストはノーコピーライトガールさんからお借りしました

処理中です...