上 下
9 / 39
『猟奇的、美形兄は』

6:弟、最愛につき【R】

しおりを挟む
Side****兄

 京也は無理やり口に押し付けられた、愛都自身にむしゃぶりついていた。

──可愛い可愛いまなのお×××んッ。
 (自重)
 ああ、なんて可愛いんだ。
 真っ白で小ぶりで、たまらん!

 ちゅぱちゅぱペロペロしているうちに興奮MAX!
 さっき七回も達した癖にまた息子がおはよー! し始める。今すぐ愛都のアナルに押し込み強盗に入りたいッ! という欲望と戦っていた。

──まなのここ、昔から可愛い。
 (失礼である)
 後ろ、指入れちゃう!

「あああッ♡」
 くぷぷッと指は吸い込まれ、手の平に可愛い睾丸が乗っかる。その感触にまた京也は興奮した。

──逝っちゃう! 逝っちゃう!
 (まだ入れてもいないうちから、どこへゆく)
 可愛い。まなが可愛い!

「んんッ♡お兄ちゃん! 気持ちいいよ」
 可愛い愛都が夢中で腰をふる。
「まな、騎乗位して」
 京也はおねだりをしてみた。
「いいよ♡」

──まなが! 騎乗位してくれる!
 ああ、失神しそう。

「ぎゅってしてね」
 京也は上体を起こすと愛都の腰を両手で支えた。愛都は自分で蕾を拡げながらゆっくりと腰をおろす。
「ああああッ……深いのッ♡」

──ヤバい、イきそう!
 天国ぅぅぅぅ!
 (どこまで行く気だ)


Side****弟(愛都)

「お兄ちゃん、そこ気持ちいッ♡」
 愛都は、アホな兄は自分が調教するしかないと思っていた。普段はまとも……とは言いがたいが、愛都が絡むと余計お馬鹿になる。

 ふと、脳裏に小学生低学年の時のことが浮かんだ。

 その日、愛都のクラスは水泳で、愛都の着替えを覗こうと兄は、壁づたいにやってきた。とんだcrazy野郎である。案の定、怒られていたが……。何故そんなことをしようとしたのか訪ねられ、
『弟のおち××んが見たかったからです!』
と、答えたらしい。毎日風呂で見ているのに、だ。
『家で見るのと、外で見るのは全然違うんです!』
と訴え更に怒られていた。トチ狂った小学生である。

 中学にあがると
『まな、盗撮しようと思うんだ。まなの着替えを』
と、訳のわからない提案をされた。
『いや、家で毎日裸見てるよね?』
と愛都が反論すれば、
『外ではスリルが違うだろ? まなのお×××んが見れるか見れないか、ハラハラするじゃないか』
 その前に捕まるし。と、愛都は手を額に充てる。
『そんなハラハラ感、不要だと思う』
『なーぁにぃ?!』
 とりあえず却下した。


「上手いよぉッ」
 愛都は下から突き上げられ、兄にしがみつく。
「誰と比べてるんだ!まな」
「脱童貞時のお兄ちゃん♡」
 兄の扱いなど、こ慣れたものである。
「ならばよし!」
 兄は納得した。
 (いいのか?それで)

**

「ただいま帰ったぞ、母よ」
 たくさんエッチをして帰宅すると、
「あなたたち、ちょっと遅すぎじゃない?」
と、母にツッコミを入れられる。
 どう答えるのかと黙って見ていると、
「ちょっとマンモス狩ってた」
と兄は平然と答え、キッチンの脇を抜けようとし、引っ叩かれた。
「何馬鹿なこといってるのよ、ホントに」
「馬鹿とはなんだ、天才と言え」
 兄が怒られている間に愛都は脇を抜け、自分の部屋へ。
「ホントに馬鹿なんだから!」
 兄のおかしな発言のお陰で、追及は免れホッとする。

「まな」
 しばらくして兄が部屋に入ってくる。八畳ほどの部屋が子供部屋である。兄と一緒なことに一度も不便を感じたことは無い。着替え時にストリップと間違えられる程度だ。
「お兄ちゃん」
 兄にむぎゅっと可愛らしく抱きつくが、兄は両手を高く上げている。どうやら手に何か持っているらしい。
「なあに?」
 高く上げられたものが何か、とても気になった。
「モンブランケーキだ」
「へえ」

 愛都はモンブランが大好きである。どうやら、父とデートに行った母からのお土産らしい。愛都の大好きな洋菓子店のものだった。
「まな、一緒に食べよう」
「うん」
 家族は愛都にとても甘い。
 ケーキの箱ともう一つ。なにか小さな紙袋があるのだが。
「これはおパンティだから食べられないよ!」
と兄に言われ、愛都は吹いた。どうやらまだあるらしい。
「愛都、ぺろぺろしてね」
「ぺろぺろ?」
 どうやら手掴みであーんをしてくれるようだ。
「指をぺろぺろ」
 片手でスマホを構えつつ。どうやら今夜は眠れそうに無い。

「そんなもの撮ってどうするの?」
 愛都はムービーモードで構える兄に問う。
「オカズにするんだ」
「一人でお楽しみってこと?」
 二人部屋で、一緒に寝てるのに? と愛都は不思議そうに兄を見つめた。
「ぺろぺろしてあげるのに」
「そんな変態行為させられるか!」

──いや、歩く変態がそんなこと言うの?

「それに愛都がぺろぺろしたら、俺のビックマグナムがポキリと折れるかもしれない」
「何故?」
 笑いたいのを堪えた。確かにビックだが、早さで言えばマシンガンである。
「興奮で! 俺のビックマグナムが、勝手にご臨終するかもしれない。そしたら明日からどうする?! まなのアナルに押し込み強盗に入れなくなってしまうじゃないか」
 長い演説だが、言ってることがトチ狂っていた。
「大丈夫だよ」
「何がだ! まなの舌がこう、俺のビックマグナムをぺろ……ああああああああ」
 頭がショートしたらしい。

 そういえばと、いつもの着替え風景を思い出す。兄はどうあっても、愛都のお×××んが見たいらしく、あらゆる角度から愛都の着替えを見ようとする。一度は、床に寝転がっていたので踏みつけそうになった。
『何してるの? お兄ちゃん』
『こうすれば、まなのお×××んが見えるんじゃないかと思って』
 どんだけ見たいんだよ。とツッコミを入れたくなるが、見せているんじゃなく見えるのがいいらしい。一度パンツをペローんとめくって見せたらムンクの叫びのような顔をされたので、すぐしまった。
 変態に対するこだわりが過ぎて、どうしたらいいのか度々困惑する。

 時々下半身がスースーする時があり、薄目を開けたら兄がパンツを引っ張り中を覗いていた。うかうか寝てもいられない。しかし、今日は疲れたし寝たい。出来れば、スースーしないで寝たい。
「まな、ピンクのスケスケおパンティ履く?」
 スースーしないで寝たいが、どうやら素材がスースーしそうである。
「んー」
 期待に満ちた瞳で見つめられ、うんと言うしかなかった。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

大学生はバックヤードで

リリーブルー
BL
大学生がクラブのバックヤードにつれこまれ初体験にあえぐ。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

完成した犬は新たな地獄が待つ飼育部屋へと連れ戻される

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

同僚に密室に連れ込まれてイケナイ状況です

暗黒神ゼブラ
BL
今日僕は同僚にごはんに誘われました

生意気な少年は男の遊び道具にされる

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

処理中です...