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I can't move from here.

閉ざされた扉

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 何度も閉ざされた扉の前
 その度に絶望した
 どうして君は
 僕との明日を望んでくれないのだろう

 拳《こぶし》握りしめて俯いた
 自分だけが取り残されて
 何度も泣いたよ

 初めから決まっていた未来でも
 努力で切り開いて行けると思った

 I was the only one who believed.
 (信じていたのは僕だけ)
 I'm sure the same tomorrow will come.
 (きっと同じ明日が来ることを)

 何度目かの扉が閉じて
 動けなくなった
 どうして君は
 弁明の機会さえ与えてくれないのだろう

 自分抱きしめて座り込む
 真っ暗な世界の中で
 何を頼りに歩けばいい?

 笑い声が聞こえる
 きっと君の傍に僕の居場所はない

 My stupid self is jealous of everyone around you.
 (バカな僕は君の周りに嫉妬して)
 I curse my fate.
 (自分の運命を呪うだろう)

 これが決められていた結末なら
 なんて残酷なのだろう

 それでも
 いつか笑えるようになるのだろうか
 これでよかったと
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