魔境愚連隊・帝都黎明篇(スチームパンク・機神隊別班始末①) 前篇

 太正デモクラシー真っ只中、桜吹雪舞い散る帝都に暗躍する妖しき影。
 華族・秋月伯爵家令嬢「薫子」と藤堂拓磨を首魁とする〝帝都魔境倶樂部〟の面々が遭遇する怪異とは?

「新蒸気機関」によって生み出された自走式兵器〝機神兵〟を駆る「陸軍機神隊将校・王立院京介大尉」と共闘し、闇の組織に迫る倶樂部のメンバーたち。
 果たしてその正体は〝プロイセン蒸気第三帝国・特務機関ゼロ課 イスカリオテ教団〟であった。
 重装龍機兵ルシファーを操る第三帝国帝皇親衛隊の〝ジークフリード〟は何を画策しているのか。

 帝国皇軍科学局の天才工学者・鳴神慎之輔により改造されている機神兵は、この難局に間に合うのだろうか。

 帝都の守護神・機神兵四番機改〝マサカド〟の真の力が解放されるとき、大地は咆哮する。

『魔境とはね、未開の密林や灼熱の沙漠だけにあるのではないのだよ。この帝都東京にも〝平将門〟という魔境が存在する』碧眼の軍人〝魔人アマカス〟の不気味な声が木魂する。

 妖艶な褐色の女スパイ〝イヴ〟は敵か味方か。

 日本近海に第三帝国の多数のUボートが出没。
 日の本を古代から陰で支える超人集団〝八咫烏〟の「スサノヲ」「火巫女」の二機神兵と汎用龍機兵軍団の戦いは激しさを増す。

 やがて秘密裏に組織されることとなる、非合法特務機関「帝国海軍機神隊・別班〝海神(わだつみ)〟」の一員となる、秋月薫子と倶楽部のメンバーによる、スチームパンク冒険譚、ここに登場。
24h.ポイント 0pt
3
小説 192,863 位 / 192,863件 SF 5,468 位 / 5,468件

あなたにおすすめの小説

太古の都ホレスチア

国平 修
SF
考古学者である私は、噂の"超古代文明"の真偽を確かめに、チベットへ旅に出る。

それでも僕は空を舞う

みにみ
SF
この空を覆う 恐怖 悲しみ 畏怖 敬意 美しさ 大地を覆う 恐怖 幸せ  それを守るために空に舞う、1人の男と それを待つ1人の女の物語

少年と女兵士、そして小さなスケッチブック

風城国子智
SF
未来風短編。 地球外惑星の探索中に右腕を失ったアキは、戻ってきた地球で、遠隔操作で探索を行う機器の試運転をする少年ダンの護衛を命じられる。

ワイルド・ソルジャー

アサシン工房
SF
時は199X年。世界各地で戦争が行われ、終戦を迎えようとしていた。 世界は荒廃し、辺りは無法者で溢れかえっていた。 主人公のマティアス・マッカーサーは、かつては裕福な家庭で育ったが、戦争に巻き込まれて両親と弟を失い、その後傭兵となって生きてきた。 旅の途中、人間離れした強さを持つ大柄な軍人ハンニバル・クルーガーにスカウトされ、マティアスは軍人として活動することになる。 ハンニバルと共に任務をこなしていくうちに、冷徹で利己主義だったマティアスは利害を超えた友情を覚えていく。 世紀末の荒廃したアメリカを舞台にしたバトルファンタジー。 他の小説サイトにも投稿しています。

蒼空のイーグレット

黒陽 光
SF
 ――――青年が出逢ったのは漆黒の翼と、紅蓮の乙女だった。  桐山翔一は雨の降る夜更け頃、異形の戦闘機を目撃する。漆黒のそれはYSF-2/A≪グレイ・ゴースト≫。操縦にESP能力を必要とする、真なる超能力者にしか操れない人類の切り札だった。  その戦闘機を駆る超能力者の少女、アリサ・メイヤードと出逢ったことで、彼の運命は急速に動き始める。人類が秘密裏に戦い続けていた異形の敵、地球へ侵攻を始めた謎の異星体『レギオン』。外宇宙からもたらされた重力制御装置『ディーンドライヴ』と、それを利用し大宇宙を駆ける銀翼・空間戦闘機。この世界は嘘だらけだった。嘘で塗り固めた虚構の中で、人々は生き続けて……いいや、生かされ続けてきたのだ。偽りの歴史の中で、何も知らぬままに。  運命に導かれるままに出逢いを果たし、そして世界の裏側と真実を知った翔一は、それでも飛びたいと願ったのだ。この蒼い空を、彼女となら何処までも飛べると感じた、この空を――――。  大いなる空と漆黒の宇宙、果てなき旅路に黒翼が舞い上がる。  SFフライト・アクション小説、全力出撃開始。 ※カクヨムでも連載中。

白と忘却

臓物さん
SF
2342年、『学師』の研究は実を結び、人類は機械の体を手に入れた。老いることはなく、死ぬこともない肉体の唯一の欠点は『物事を忘れてしまう事』だった。永遠に記憶を保持する事ができれば人類はもっと発展できる、という理想を胸に忘却の素となる『神』に立ち向かうバトルファンタジー

体内内蔵スマホ

廣瀬純一
SF
体に内蔵されたスマホのチップのバグで男女の体が入れ替わる話

if シンギュラリティ

クライン・トレイン
SF
ある特異点が発足された その特異点によって、技術は曲線状へと上がっていった 競合国とが接戦し合う中 競合にもならない国はガラパゴス国家と称されて ガラパゴス国家の住人は治安が悪くなり世紀末国家と化していた そんな中、技術祭が行われた 技術祭では誰もが参加出来る 「まさかガラパゴス国家から参加する馬鹿がいるなんてな(笑)」 そんな言葉が脳裏を重ねる程 情報が網羅され蔑みの情報を飛び交わされるガラパゴス国家から参加してきたリシス リシスは、 全ての情報をシャットダウンしていた その形に人々は更に蔑んで笑って見せた 「こいつ馬鹿だ 今の世の中、情報に勝るものなど無いというのに」 しかしリシスは同時に笑っていた リシスには情報戦に対してとっておきの秘策をガラパゴス国家で埋め込んできたからである

処理中です...