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G6第六戦:プレジャーRd

第三十二話:妄想、葛藤、また妄想

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 この俺が、G6で表彰台の上に登る三位入賞する
 その功績は、ふたつの甘美な結末を俺にもたらすこととなっていた。
 ひとつ目は、言うまでもなく見晴峠でのバトルの再戦。
 もともとは、これこそが俺の求めた大本命だった。
 俺を見下してくれたイケ好かない年上女を、今度こそ俺のステージ夜の峠で撃破する。
 それは当初の俺にとって、自分のプライドを取り戻すための特効薬にほかならなかった。
 だがいまの俺は、もうそれが本命だと断言することができなくなっていた。
 なぜなら、対戦相手本人から申し出のあったもうひとつの「ご褒美」が、俺の心を芯から捉えて離そうとしてくれなかったからである。
 それは、俺と薫子とのベッドイン。
 つまりこの俺、楠木圭介が、あの絶世の美女を相手にセックスをして見事脱童貞を完了するって話であった。
 そいつはまるで、「いったいどこのエロ漫画か?」って首を捻りたくなるほどの内容だった。
 俺本人ですらがそう思うのだから、当事者でない赤の他人からしてみれば、そんなのはモテないオタクの妄想だとしか思えないだろう。
 しかしながら、それは間違いなく現実世界の約束だった。
 まだ遠い距離ではありながら、リアルに手が届きそうな場所にあった。
 だからこそ、この夕食時においてさえ、俺は悩みに悩んでいた。
 もし現実がそこに追いついた際には、やはりオトコである俺のほうが相手をリードすべきなんだろうか?
 というか、俺のように生身のオンナに触ったことすらない出来損ないが、男女の営みをリードすることなんてできるのだろうか?
 今朝の入浴時に思い付いて以降、俺の脳内には、「薫子=処女」という荒唐無稽なイメージが風呂場のカビみたいにこびりついていた。
 まさか。
 まさかな──…
 自分の思いを自分自身で否定しながら、それでも俺は、そんな絵空事を前提に思考そのものを弄んでいた。
 まずは、手ぐらい握らなきゃな。
 茹ったオツムで俺は思った。
 それであいつを予約したホテルの部屋に誘い入れて……と、とりあえず、こういうのはハグからキスって流れでいいものなのか?
 駄目だ駄目だ。
 参考資料が偏りすぎてて、いまの俺にはほかのルートが思い付かない。
 こんなことならアダルトビデオやエロ漫画じゃなく、ちゃんとした恋愛ものの映画や漫画を見たり読んだりしとくべきだった。
 そういや、メイクラブの序盤ではオンナにシャワーを浴びさせるくらいの余裕が肝心って、どこかの雑誌で読んだことがあるぞ。
 確かに、ガッついた挙句、相手にドン引きされちまうっていう展開はオトコとしての沽券にかかわる。
 よよよ、よし。
 事の始めは、とりあえず「薫子シャワー→俺シャワー」って順番で決まりだ。
 で、儀式を済ませた薫子には、バスローブ着たまま先にベッドで待っててもらおう。
 そうすれば、下着を脱がせる手間も省ける。
 正直な話、あいつの勝負下着って奴をじっくり眺めてみたい気持ちはある。
 艶っぽい紫のインナーに、黒のストッキングとガーターベルト。
 あのおっきな胸と長い美脚が、さぞかし映えることだろう。
 だがしかし、俺は女性ものの下着を上手く脱がせる自信がなかった。
 自分で言うのもなんだけど、未経験だから仕方がない。
 一応だけど、いつぞや女装させられたおり、構造だけは確認してる。
 とはいえ、いざ鎌倉という時点でスマートにそれを成し遂げられるとは、とてもじゃないけど思えなかった。
 第一だ。
 ガーターベルトなんてシロモノ、一体全体どうやって脱がせたらいいんだ?
 順序から行くと、パンツのほうを先に脱がせるんだよな?
 でもそうなれば、あいつのアソコは初動の時点で丸見えだ。
 そんなのって、趣的にアリなのか?
 その瞬間、俺の背筋をピンクの稲妻が走り抜けた。
 余計なものに隠されてない薫子のオンナ──…
 不意にそいつが脳裏に浮かんだ。
 もちろん、現実の薫子のソレじゃあない。
 そもそも見たことないんだから、リアルなビジョンを思い浮かべられるわけがない。
 だからこそ、その衝撃は疑問という名の形になって、俺のオツムをグルグルと廻った。
 あいつのアソコって、いったいどれぐらいのが生えてるものなんだろう?
 ゴクリ。
 生唾を飲み込むと同時に、海綿体へと血が集う。
 「来て……圭介」って両手を伸ばす、笑顔の美女がまぶたに浮かんだ。
 って、や、や、やばいッ!
 落ち着け。落ち着け。落ち着くんだ、俺。
 いま悩むのは、まだその段階の話じゃないッ!
 必死になって頭を切り替え、仰向けになった裸のあいつに、のしかかる俺をシミュレート。
 こういうのって、まずは頭を撫でて、それからキスすりゃいいんだよな?
 なるたけ論理的な思考を心がける。
 じゃあ、いったいどれぐらいの間唇重ねてから舌入れりゃあいいんだ?
 わかんねーわかんねー。
 わかんねーことだらけだ。
 おっぱい揉むときだって、どれぐらいの力加減にすりゃいいのかがわかんねー。
 触ったことないけど、きっとすげー柔らかいんだろうな。
 力入れすぎて、あいつに「痛ッ!」って言われたらどうしよう。
 桜色した綺麗な乳首。
 凄く敏感なところなんだろうな。
 どうやって愛撫したらいいんだろう?
 指でつまんで、舌でなぶって……って、適当過ぎて下手って思われたら、オトコとしては激しくショックだ。
 で、胸からお腹に段々と下りてって、内股を優しく触りながらアソコに到達。
 AVとかだとわりといきなり指入れてたりするけど、相当デリケートな部分らしいし、俺みたいな初心者が見様見真似で手出ししていいところじゃないよな?
 やっぱ、オンナの急所を舐めるべきか?
 でも、どんな風に?
 薫子本人に聞くべきか?
 いや駄目だ。
 そんなのみっともなすぎて、自分が情けなってしまう。
 先送り決定。
 このあたりは課題として、しっかり勉強しておこう。
 そうやってひととおり奴への愛撫が完了したら、いよいよ筆おろしドッキングとき来るだ。
 たぶん、あいつの側からなにもされないでもギンギンになってるだろう俺の息子。
 ナマは……さすがにまずいよな。
 ていうか、あいつがそれを許してくれるわけもない。
 となると当然ゴムがいるわけだが、それは今度買って来て、付ける練習をしておこう。
 余裕をもって装着できるか?
 なんといっても、その時目の前にいるはずなのは、俺を待ってる俺だけの女神なんだ。
 あいつの持ってる色気ある目線。
 オトコ好きする肢体。
 肉厚の唇。
 そのどれひとつとっても、俺の余裕を根こそぎ奪う圧倒的な威力を持ってる。
 こ、興奮しすぎて入れる前に暴発しちまったら──…
 うわッ!
 それはまずいッ!
 まずすぎるッ!
 さすがの俺でも、それをやっちまったら立ち直れるだけの自信がないッ!
 だけど冷静になって考えれば、その可能性は滅茶苦茶高い。
 ゴムの装着まではなんとか耐えれる。
 挿入の瞬間も、気を保っていれば大丈夫だろう。
 だけど、入り口がわからないままおろおろしてるとき、薫子から「ここよ」なんて優しく手を添えられたりなんかしたら──…
 駄目だッ!
 その一瞬でドバっとイッちまう確率が控えめに見ても七割はあるッ!
 ああッ!
 それはやばいッ!
 あまりにもやばすぎるッ!
 悪いイメージが、後から後から湧いてきやがるッ!
 現実世界にいったん退避。
 呼吸を整え、妄想世界からの離脱を図る。
 だがしかし、そうは問屋が卸さなかった。
 薫子の奴、どうして今日に限って、肩丸出しのニットワンピなんて着てやがるんだッ!
 それもワインレッドのタイトな奴。
 そのスタイルに、その服装は反則だろう!?
 確実に、童貞小僧俺みたいなのを殺しにきてるじゃねーかッ!
 罠かッ!?
 罠かッ!?
 罠なのかッ!?
 おまえ、実はやたらめったら経験豊富で、俺みたいに純情なのもそうでないのも、片っ端から食い物にしてきたんじゃねーだろーなッ!
 この肉食系ッ!
 この女豹ッ!
 この雌ライオンッ!
 恋人いませんなんて、口から出まかせだったんだろうッ!?
 そんな声に出せない叫びを放つ。
 理不尽過ぎる罵りが、立て続けに俺の喉元までせりあがってきた。
 もちろん九割方は本気でない。
 本気でそんなことを思っているようだったら、俺はいま、こんな場所にはいなかっただろう。
 オンナはゴミだ。
 ゴミクズだ。
 けど、薫子だけは別物だ。
 別物に違いないんだ。
 そうでなければ、この世の中、あまりにも残念過ぎる。
 残念過ぎるじゃないか。
 この時の俺は、そんな戯言を信じていた。
 そんな戯言を信じる自分に酔いしれていた。
 でも次の刹那、俺は不意に冷や水をぶっかけられたような気分になった。
 感情的な自分の罵声が、どんな意味を秘めているのかを瞬時に察してしまったからだ。
 薫子が経験豊富?
 それは、俺が意図して考えようとしてこなかった、もっとも高い可能性だった。
 それは、少し考えるだけでわかる。
 これほどのオンナが男性経験少ないなんて、全然ありえない話なのである。
 年齢的にもアラサーの薫子。
 結婚前提に付き合いを申し込むハイスペック野郎も、少ない数ではなかったはずだ。
 当然ながら、身体の関係だって相応にはあっただろう。
 いやむしろ、手管に長けたモテ男にしっかりレクチャーされてるって確率のほうが、極々普通なんだとさえ思えた。
 じゃあ、もしそうだとしたら、どうするんだ?
 俺は突然自問した。
 ほかのオトコに抱かれたオンナを、建前どおりに受け入れることができんのか?
 ほかのオトコとキスしたリップに、自分のそれを捧げることができんのか?
 いいや、口付けどころの騒ぎじゃない。
 もしかしたらそれは、ほかのオトコのアレを咥えたことだってあるかもしれないんだ。
 そんなオンナの唇に、自分のそれを重ねることができんのか?
 セックス自体だってそうだ。
 ひょっとしたら以前、あいつの中に、ほかのオトコが精子をたっぷり放ったかもしれない。
 積極的に孕ませようと、自分の子種でマーキングしようと試みたかもしれない。
 いざというとき、そんなオンナを「汚らわしい」と思わないだけの自信があんのか?
 ほかのオトコと、アレの大きさを比べられる可能性だってある。
 アレのサイズがオトコの価値を象徴しているとは思いたくないけど、それでも他人のそれと自分のモノとを比較されるっていうのは、あんまり気分のいいもんじゃない。
 そういう事態に遭遇して、動揺しないだけの覚悟はあんのか?
 本当に、本当にあんのか?
 夢から現実へとシフトチェンジした俺は、急な不安に襲われた。
 冷たい汗の流れる背中が、過去の記憶を呼び覚ます。
 山崎あかねの嘲笑が、みるみるうちに蘇ってきた。
『君レベルの下層男子に告白されるだなんて、まともなオンナにとっては人生最大級の屈辱よォ。言葉を変えれば、オンナにモテないキモオタに「そんな俺でもこいつとなら付き合える」って思われてたってことだしねェ。あ~キモいキモい。思い出すだけで鳥肌が立っちゃうわ』
 ふと思った。
 じゃあ、薫子はどうなんだろう?
 やっぱり、俺レベルのオトコに好意を持たれるっていうのは、こいつにとって人生最大級の屈辱なんだろうか?
 もしそうなんだとしたら、俺はいったい、どんな風に身を振ればいいんだろう?
 いわゆる「君子危うきに近寄らず」
 身の丈をわきまえて、素直に諦めるって道が正解なんだろうか?
 内心で躁鬱を繰り返す相方の変化は、外から見ても、かなり異様なものだったんだろう。
 真向かいに座る絶世の美女が、怪訝な視線をこちらに向けた。
 大橋薫子。
 俺の心中でいま最大級の容積を占めているそのオンナは、妖艶なハスキーボイスを俺に向かってやんわりと放つ。
「どうしたの、圭介くん? いつになく難しい顔しちゃって。さっきから口も手も止まっちゃってるみたいだし、何か言いたいことがあるんなら素直に言ってみなさいな」
「ああ、いや、大したことじゃないんだ」
 穏やかな突っ込みを受け、慌てて作り笑いをこしらえる俺。
 だが本当のことは、口が裂けても白状できない。
 当たり障りのない言い訳を、すかさず俺はこしらえた。
「ちょっと考え事をしてただけでさ。気にしないでくれ」
「考え事?」
「まあね」
「ははぁん。さては──」
 ルージュを引いた唇が、悪戯っぽく吊り上がる。
「あたしのこの美しいおっぱいを目の当たりにして、『今宵はどんな風に揉んでやろうかな~、グフフフ』な~んて妄想たくましくしてたんでしょ。やーらしいんだから」
「するかよ!」
 脊髄反射で俺は応えた。
 もっともそれに関しては、かなりの部分で逆切れに近い。
 奴の発言内容は、見事図星を突いてたからだ。
 そんな俺の様子を見て、薫子の奴はケタケタと笑った。
 まるで、そんなことなどお見通しだと言わんばかりの態度だった。
 どっと肩の力が抜けるのを感じた。
 屈託のない笑顔の前に、小難しい悩み事が、あっという間に消え失せていく。
 さっきまで悶々としていた自分が、遠い存在みたいに思えた。
 その爽快感が、ついつい俺にも邪気のない笑みをもたらしてくれる。
 畜生──…
 いつものように軽口なんかを返しながら、俺はカレーとご飯を口の中へと掻き込んだ。
 決めた。
 物事は、起きた時に考えよう。
 薫子の男性経験がどうこうなんて、いまの俺にはどうしようもない問題だ。
 俺は自分のなすべきことをなす。
 まずはそれから始めよう。
 不思議と前向きな気持ちをもって、俺は自分に鞭を入れた。
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