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第4章 お祭りクレープとカルボナーラ
16.公園
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俺はもう一度、天太に教わった通りにすくってみた。
『やった!』
天太ほどではないが、今度は小さな金魚を三匹捕まえられた。三匹はお椀の中をすいすい泳いでいる。
『おー、やったなー』
天太は自分のお椀の魚を水槽に返しながら言った。
『あれ、放しちゃうの?』
『俺んち寮だから飼えねーしさ、お前はそれどーする?』
『え……』
奏汰の方を見ると、彼も五匹くらい捕まえていた金魚を水槽に返していた。
『あ、僕もお姉ちゃんに怒られちゃうから……』
奏汰はそう言って苦笑している。
俺は再び自分のお椀の中を見た。
(初めてとった金魚……)
小さくて可愛い小魚達。夏也にも見せたいなと思った。
『じゃーさ、とりあえず貰って行って、夏也と相談してダメならまた返しに来ようぜ』
天太が迷っている俺の様子を見て、そう言ってくれた。
『うん!』
『おし、じゃー次は射的行ってみようか? あー、お菓子やおもちゃを銃で撃ち落とすゲームだ』
『何それ!? やるやる!』
俺達は、その後も屋台で遊んだり、買い食いしたりして目一杯遊んだ。
(お祭りってこんなに楽しいんだ。奏汰も天太も一緒だし……夏也とも遊びたかったけど、皆んなで一緒に来られて良かったな……)
だいぶ歩き回って疲れてきた所で、路地裏に公園を見つけた。人々は参道の屋台周辺に溢れており、ここには誰も居なかった。
『ちょっと休んでく?』
『そうだね』
俺達はそこで少し休憩する事にした。俺と奏汰は暗い公園を走り抜け、並んでブランコに座る。
『かき氷でも買ってきてやるよ、何がいい?』
『やった!』
天太ほどではないが、今度は小さな金魚を三匹捕まえられた。三匹はお椀の中をすいすい泳いでいる。
『おー、やったなー』
天太は自分のお椀の魚を水槽に返しながら言った。
『あれ、放しちゃうの?』
『俺んち寮だから飼えねーしさ、お前はそれどーする?』
『え……』
奏汰の方を見ると、彼も五匹くらい捕まえていた金魚を水槽に返していた。
『あ、僕もお姉ちゃんに怒られちゃうから……』
奏汰はそう言って苦笑している。
俺は再び自分のお椀の中を見た。
(初めてとった金魚……)
小さくて可愛い小魚達。夏也にも見せたいなと思った。
『じゃーさ、とりあえず貰って行って、夏也と相談してダメならまた返しに来ようぜ』
天太が迷っている俺の様子を見て、そう言ってくれた。
『うん!』
『おし、じゃー次は射的行ってみようか? あー、お菓子やおもちゃを銃で撃ち落とすゲームだ』
『何それ!? やるやる!』
俺達は、その後も屋台で遊んだり、買い食いしたりして目一杯遊んだ。
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『ちょっと休んでく?』
『そうだね』
俺達はそこで少し休憩する事にした。俺と奏汰は暗い公園を走り抜け、並んでブランコに座る。
『かき氷でも買ってきてやるよ、何がいい?』
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