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第2章 お稲荷様とふわふわスフレ
22.アイデア
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豊月さんへの手土産に、スフレを焼いて行ったらどうかと考えたのだ。
(女性に人気もありそうだし、スイーツ好きとは言え、妖狐がスフレを飽きるほど食べているという事はないだろう……)
『え? 先生お菓子作りにもご興味があるんですか?』
『あ、ああちょっとね……。挑戦してみようかなって……』
こむぎも名残惜しそうにお皿をペロペロと舐めている。また焼いてあげたら喜ぶかもしれない。
こむぎは余程気に入ったのかそのまま動きそうになく、シュンが抱き上げて卓袱台から下ろしてくれた。
(まさか無いとは思うけど……)
私は、シュンや奏汰がこむぎを構ってくれている間に、叔父の手帳を取り出してぺらぺらとめくった。
『あった……』
手帳に載っているのは、おかずばかりと思っていたが、後ろの方に様々なお菓子の作り方が書かれているページを見つけた。癖のある丸まった文字の中に、私はスフレの三文字も見つける事が出来た。
叔父がお菓子まで作っていたとは以外だったが、ぱっと見た感じ意外とシンプルな材料と手順だったので希望が持てた。
(明日は日曜日だし、やってみるか! 上手くいけば、美帆先生と共通の話題が持てるかもしれないし……)
やや邪な動機もありつつ、私は夕方奏汰を見送りがてら、スフレの材料を揃えにスーパーに向かう事にした。
(女性に人気もありそうだし、スイーツ好きとは言え、妖狐がスフレを飽きるほど食べているという事はないだろう……)
『え? 先生お菓子作りにもご興味があるんですか?』
『あ、ああちょっとね……。挑戦してみようかなって……』
こむぎも名残惜しそうにお皿をペロペロと舐めている。また焼いてあげたら喜ぶかもしれない。
こむぎは余程気に入ったのかそのまま動きそうになく、シュンが抱き上げて卓袱台から下ろしてくれた。
(まさか無いとは思うけど……)
私は、シュンや奏汰がこむぎを構ってくれている間に、叔父の手帳を取り出してぺらぺらとめくった。
『あった……』
手帳に載っているのは、おかずばかりと思っていたが、後ろの方に様々なお菓子の作り方が書かれているページを見つけた。癖のある丸まった文字の中に、私はスフレの三文字も見つける事が出来た。
叔父がお菓子まで作っていたとは以外だったが、ぱっと見た感じ意外とシンプルな材料と手順だったので希望が持てた。
(明日は日曜日だし、やってみるか! 上手くいけば、美帆先生と共通の話題が持てるかもしれないし……)
やや邪な動機もありつつ、私は夕方奏汰を見送りがてら、スフレの材料を揃えにスーパーに向かう事にした。
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