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24.淫夢と触手※R
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微睡みの中で生ぬるい感覚に浸っている。
前にイトナと湯船に入った時のような、リイロの羽に包まれて眠った時のような、はたまたルーの腕枕に包まれている時のような……。
ルー、そういえばルーと寝ていたはずだ。
右手を伸ばすと、柔らかくて細長い何かに触れる。不思議な感触のそれをしばらく楽しみ、目を向けると見た事のない生き物がこちらを覗いていた。
ワームが腕の太さ程まで巨大化したようなそれは、しかし不思議と嫌悪感はなく、まるで人懐こい生き物のように手に擦り寄ってくる。
手で遊んでやると、足にも柔らかい何かを感じる。
気付けば体の周りにはたくさんの大きなワームがこちらに「構って」とばかりに擦り寄ってくる。
ああ、夢だ。
どうしてこんな夢を見ているのか分からないけど、きっと夢だ。
擦り寄ってくるワームを端から撫でてやっていると、お返しとばかりに体に口を吸い付けてくる。
「ふふ、くすぐったいよ……」
そのうちの1匹がいつのまにか股間に移動し、俺のものを美味そうに咥えはじめた。
「ん?んっ、ふふ、だめだよ……アッ」
やがて胸の突起に気付いたワームが主張しかけのそれに吸い付き、優しく弄り回される。
「あっん、だめだってば、ぁっ」
可愛らしいワーム達に翻弄され、気付けば俺の後ろは1匹を中に受け入れようとしていた。
「あっん待ってぇ、そこはっ!」
……まあいいか。どうせ夢なのだ。
そいつは大きさを自由に変えられるようで、太さに慣れてきたタイミングで少しずつ膨れていく。
中で震え出したり、急に奥まで潜り込んだり、その度に俺は翻弄され続ける。
乳首も、チンコも、後ろの穴も、弱い所を弄り続けられているのになぜか熱が吐き出せない。
いつまでも悶々とした体でひたすら矯声をあげ続けて、段々苦しくなってきた。
「やだぁ、出したい…っ!イきたいぃ!」
しかしワーム達はその願いを聞いてくれない。
「……!ゆうき!優希起きろ!」
「ふぁっ!?」
強烈な夢から覚醒させられ、思わず飛び起きる。息が随分上がっている。
「優希大丈夫か?急に悶え始めるから驚いたぞ」
「え……?」
違和感を感じ股間を見ると、今にも溢れ出しそうな程張り詰めていた。
「どんなエロい夢を見たんだ?思春期か?」
ルーがニヤッと笑いながら、限界まで膨張したそれに触れる。
「わっあっ!ちょ、ルー!」
「いいから貸してみろ」
パンツ越しに玉を揉まれながら鈴口を強く握られ、夢の中でどうしても達せなかったのが嘘のようにあっさり熱は出された。
「欲求不満なら今夜にでも付き合うぞ」
「そ、そんなんじゃない…もう忘れろよ!」
洗面台で歯磨きをしていたらそんなふうにからかわれる。むしろこの1週間は怒涛で、欲求が溜まるタイミングなんて少しもなかったはず。
昨日の濃いキスのせいであんな夢を見たんだろうか。
洗面台越しの自分は赤く情けない顔をしていた。
「まーじか……」
洗面台に立ち、鏡に映った自分を寝ぼけ眼で見て、おっとまだ夢の中かと思いそのまま顔を洗い、歯磨きをし、そしてもう1度鏡の中を見て、現実と向き合う。
「……学校行こ」
そして俺は思考の停止を選択した。
「べ、ベルちゃん!?本当にベルちゃん!?ど、どうしたのそれ」
登校中に1番煩い奴に会ってしまった。ついてない。
「……よおアスモ」
まあそういう反応にもなるよな。
昨日まで確かに何もなかったはずの俺の背中には、大きく黒々しい──悪魔の羽が生えていた。
「なんでなんでなんで?ベルちゃんってもしかして上位種だったの?インキュバスに羽ってそうそう生えないもんね?あっもしかして、どこからかいい魔力ゲットできたの!?」
ぴーぴーぴーぴー鳥だろうかこの悪魔は。お前のその黒い羽は鳥の羽だったのかあ?
「知らない」
「ちょっと怒んないでよー!ねえ教えてよ誰から魔力吸い取ったの?相手死んじゃったりしてないよね?もしかして……僕以外の上位悪魔!?やーだー!」
「うるさっ……」
振り返って喧しく喚くその口を手で塞ぐ。
「俺が夢からしか魔力取れないの知ってんだろお?だから夢魔は魔力量が極端に少ないのも。他の悪魔から魔力を取ることは、絶対に、ありえねえよな?」
何か手の下でむぐむぐ言ってるので離してやる。
「じゃあどこから……」
知らねーよ。
──いや、知ってる。俺は知っている。
ただ分からないだけだ。
一緒に寝たわけでもないのに、どうして繋がってしまったのか。
「どうなってんのおー優希ちゃーん」
前にイトナと湯船に入った時のような、リイロの羽に包まれて眠った時のような、はたまたルーの腕枕に包まれている時のような……。
ルー、そういえばルーと寝ていたはずだ。
右手を伸ばすと、柔らかくて細長い何かに触れる。不思議な感触のそれをしばらく楽しみ、目を向けると見た事のない生き物がこちらを覗いていた。
ワームが腕の太さ程まで巨大化したようなそれは、しかし不思議と嫌悪感はなく、まるで人懐こい生き物のように手に擦り寄ってくる。
手で遊んでやると、足にも柔らかい何かを感じる。
気付けば体の周りにはたくさんの大きなワームがこちらに「構って」とばかりに擦り寄ってくる。
ああ、夢だ。
どうしてこんな夢を見ているのか分からないけど、きっと夢だ。
擦り寄ってくるワームを端から撫でてやっていると、お返しとばかりに体に口を吸い付けてくる。
「ふふ、くすぐったいよ……」
そのうちの1匹がいつのまにか股間に移動し、俺のものを美味そうに咥えはじめた。
「ん?んっ、ふふ、だめだよ……アッ」
やがて胸の突起に気付いたワームが主張しかけのそれに吸い付き、優しく弄り回される。
「あっん、だめだってば、ぁっ」
可愛らしいワーム達に翻弄され、気付けば俺の後ろは1匹を中に受け入れようとしていた。
「あっん待ってぇ、そこはっ!」
……まあいいか。どうせ夢なのだ。
そいつは大きさを自由に変えられるようで、太さに慣れてきたタイミングで少しずつ膨れていく。
中で震え出したり、急に奥まで潜り込んだり、その度に俺は翻弄され続ける。
乳首も、チンコも、後ろの穴も、弱い所を弄り続けられているのになぜか熱が吐き出せない。
いつまでも悶々とした体でひたすら矯声をあげ続けて、段々苦しくなってきた。
「やだぁ、出したい…っ!イきたいぃ!」
しかしワーム達はその願いを聞いてくれない。
「……!ゆうき!優希起きろ!」
「ふぁっ!?」
強烈な夢から覚醒させられ、思わず飛び起きる。息が随分上がっている。
「優希大丈夫か?急に悶え始めるから驚いたぞ」
「え……?」
違和感を感じ股間を見ると、今にも溢れ出しそうな程張り詰めていた。
「どんなエロい夢を見たんだ?思春期か?」
ルーがニヤッと笑いながら、限界まで膨張したそれに触れる。
「わっあっ!ちょ、ルー!」
「いいから貸してみろ」
パンツ越しに玉を揉まれながら鈴口を強く握られ、夢の中でどうしても達せなかったのが嘘のようにあっさり熱は出された。
「欲求不満なら今夜にでも付き合うぞ」
「そ、そんなんじゃない…もう忘れろよ!」
洗面台で歯磨きをしていたらそんなふうにからかわれる。むしろこの1週間は怒涛で、欲求が溜まるタイミングなんて少しもなかったはず。
昨日の濃いキスのせいであんな夢を見たんだろうか。
洗面台越しの自分は赤く情けない顔をしていた。
「まーじか……」
洗面台に立ち、鏡に映った自分を寝ぼけ眼で見て、おっとまだ夢の中かと思いそのまま顔を洗い、歯磨きをし、そしてもう1度鏡の中を見て、現実と向き合う。
「……学校行こ」
そして俺は思考の停止を選択した。
「べ、ベルちゃん!?本当にベルちゃん!?ど、どうしたのそれ」
登校中に1番煩い奴に会ってしまった。ついてない。
「……よおアスモ」
まあそういう反応にもなるよな。
昨日まで確かに何もなかったはずの俺の背中には、大きく黒々しい──悪魔の羽が生えていた。
「なんでなんでなんで?ベルちゃんってもしかして上位種だったの?インキュバスに羽ってそうそう生えないもんね?あっもしかして、どこからかいい魔力ゲットできたの!?」
ぴーぴーぴーぴー鳥だろうかこの悪魔は。お前のその黒い羽は鳥の羽だったのかあ?
「知らない」
「ちょっと怒んないでよー!ねえ教えてよ誰から魔力吸い取ったの?相手死んじゃったりしてないよね?もしかして……僕以外の上位悪魔!?やーだー!」
「うるさっ……」
振り返って喧しく喚くその口を手で塞ぐ。
「俺が夢からしか魔力取れないの知ってんだろお?だから夢魔は魔力量が極端に少ないのも。他の悪魔から魔力を取ることは、絶対に、ありえねえよな?」
何か手の下でむぐむぐ言ってるので離してやる。
「じゃあどこから……」
知らねーよ。
──いや、知ってる。俺は知っている。
ただ分からないだけだ。
一緒に寝たわけでもないのに、どうして繋がってしまったのか。
「どうなってんのおー優希ちゃーん」
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