前世は最悪だったのに神の世界に行ったら神々全員＆転生先の家族から溺愛されて幸せ！？しかも最強➕契約した者、創られた者は過保護すぎ！他者も！？

1章④ 神との生活詳細編

天使

今、我々天使が仕える事となった――様が我々が持っていない心を中から宿せと命じ言われた通り呪文を復唱していき、何かが中から溢れてくる。

あぁ・・・これが感情か。

今までの事が脳内に溢れてきた、過去には何も分からなかった、楽しい、悲しい、うれしい、という感情が何か分かる。

心臓の心拍数、集中力、意識の仕方が感情一つでこんなに違うなんて。

でも嫌じゃないむしろ心が出来て嬉しくて堪らない。

悪の魂に関わらず善の魂も大きな力を手に入れれば舞い上がり己の事ばかりで従えた者の事を何処かで見下す気持ち、これは俺の物と思う。心から大切には思ってくれない。
だって私達は天使で魂を見極める力が有るから猫を被ったとしても丸分かり。
表情、言葉に出ていなくても分かる。

だからこそ――様の中からは一切の我々に対しての負の感情が無くその代わりと、言わんばかりの溢れる我々を大切に思う気持ちが伝わってくる。

謝らないで下さい・・・。
貴方様に縛られ命を握られるのだったら心良く受け入れましょう。

我々は貴方の命めいにのみ従いましょう。
この瞬間ほど自分の天使としての力があって幸福だとは思わないだろう。

仕える方が――様で本当に良かった・・・。
  




尊に自分の部屋に戻るようにと言って先に尊を帰らせた神々はニヤニヤと何かを企んでいる顔に成り天使達に言った。

「お前達にはやって貰いたいことがある」

と・・・。
続く