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1章③ 暇な時間が多いからイメージトレーニング壱

第19話 魔石の価値

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水系氷魔法
氷霧中染(ひょうきりあせん)

氷・・・こおりの

霧・・・霧が

中・・・中身に入り

染・・・染める様に凍らせる

凍らせる強さはコントロール可能だが至難の技。
神に教えて貰った主人公と高度の技術が有る者以外は出来ない。
他にも安易な魔法でもやる者によっては魔法の質が変わる。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
主人公 ひらがな
神獣   ◈
契約魔物 ▤
創られた者×
アナウンス◑
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

戦闘アナウンスさんの確信の言葉をスルーする様にクレアが話始めた。


×ク「ねえ、このバジリスクどうする?」


 クレアは少し怖い低い声で頭が落とされ、体から血が多く出て悲惨な状態のバジリスクを見ながら言った。


×フ「それも、そうですね。」


ウファードは思いやりの欠片も感じない声で考える様に言って。


た「バジリスクは確かトカゲと似た若鳥みたいな、あっさりしているお肉で美味しんだよね?」


僕は三人から出ている冷たい空気を変えるため話かけた。


◈▤デ「若鳥・・・じゅるるっ。」


×フ「ええ、そうです。
猛毒と攻撃の早さのせいで中々捕まえられず冒険者の中ではちょっとしたご馳走ですからね。」


 あっ元の空気に戻った!。


声もいつもの優しさと温かみの有る声に成っていた。


でも本当にあの冷たさには驚いたよ。


それに、いつも僕は殺傷には抵抗が有って殺せなかった。


だって殺傷は犯罪に繋がると思ってる。
僕は元日本人で法律で動物保護法等で禁止され、治安も良いからか殺傷関連には乏しくて悲惨な場面に慣れていない。

でもバジリスクに対しての三人の容赦しない姿を見て、頭の中が真っ白に成って何も感じなかった。


一瞬だったから。


もし僕一人で戦っていたのならさっきの氷魔法で毒袋を凍らせてバジリスクが毒を吐けなくて慌てている間に今は考えていないけど何らかの手段で気絶させて「終わった」と言っているだろう。


例えバジリスクじゃなくて強敵だとしてもなるべく無傷のまま気絶させる方向に持っていく。


それが僕の戦闘方法。


皆(神)は「魔物は悪の魂、犯罪者で罪を償うために魔物に成っている。
だから殺しても悪の魂が浄化されて天界に行けるだけ。
殺した者は良いことをした事になるから犯罪じゃない。
殺しても大丈夫。」


 って言っていたけどやっぱり僕は命が有る者をそう易々とは殺せない。


でも幸いバジリスクは食料になるし命を無駄にしなくて済むから良かった。


×ク「鳥の料理・・・あ、魔物には魔石が有るんだった。すっかり忘れてた。」


 クレアは色んな料理を想像してる顔から思い出したとひらめく顔で言った。


そして生活魔法(生活魔法は特殊で頭の中で考えたことが出来る生活に関連のみ聖の魔法の除去とは別。思考の筋が違うため)で魔石を取り除いた。


するとクレアは魔石を手にしていた。


魔石は生活で電気とガス、冒険者は魔力回復等で他にも幅広く使われるためこの世界では生きていくための必要不可欠な物。


色と大きさで価値が変わる。


色は白、緑、赤、紫、と順に上がり濃くなればなるほど価値が上がる。


大きさも大きくなるほど値段も上がる。


そしてクレアが持っている魔石は色は緑で通常の大きさよりも少し大きい。


その魔石は一般的な家庭でガス、電気等で使って3ヶ月持つ物。

値段は銀貨4枚約4000円。


鉄貨  一枚あたり10円


銅貨  一枚あたり100円


銀貨  一枚あたり1000円


金貨  一枚あたり10000円


大金貨 一枚あたり10万円


白金貨 一枚あたり100万円


黒金貨 一枚あたり1億円


虹金貨 一枚あたり1兆円


買収するギルドだと僕達が貰えるお金は約銀貨3枚3000円。


ギルドも販売をしているから利益が必要。


今はお金の事を考えていたけどイメージトレーニングの空間では空腹感が無いのかな?


僕は現実で空腹の状態だったし。


イメージトレーニングの空間に入って最低でも二時間は経ってるはず、お腹の音が鳴ってもおかしくないのに一回も聞こえていない。


た「お腹が空いているはずなのに音がしない。」


僕の疑問に答えてくれたのは戦闘アナウンスさんだった。


◑戦「不思議だよな痛みとかは感じるのに空腹感が無いなんてな。
多分神は尊様が思う存分出来るようにと思って付けなかったんじないか?」


た「へぇ~。後ね、感覚的に二時間は経ってると思う。
合っているならそろそろママかスウが起こしに来る時間なんだ。」


▤◈デ「は、もうそんなに経つのか?」


 とデュークが僕の言葉に驚きの声を上げた時。


生物が本体に接近しているため強行シャトダウンまたセーブを致します。


機械のような声と一緒に僕達の視界は黒く染まり意識を無くした。




続く


主人公の体内時計凄いな・・・。正常な体内時計で健康的な体。
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