10 / 58
第一章
第10話 薬屋の若き店主
しおりを挟むオリブの街に帰ってきた俺たちはギルドへと直行し、依頼の報告へと向かった。ギルドは夜には依頼に関する業務が終わってしまうので、出来るだけ早くギルドに行かないといけないのだ。
とはいえ、俺たちが街に帰ってきたのは業務終了1時間も前だったので十分に時間的余裕はあるが何があるか分からないから早めに行っておくに越したことはない。
「あっ、オルタナさんにルナさん。お帰りなさい!」
ギルドに入って受付へと向かうとそこにはいつも対応してくれる受付嬢のミーシャさんがいた。SSランクだからと言って専属の職員がいるわけではないのだが、基本的に彼女が俺の対応をしてくれている。
「依頼の報告にきた」
「いつも早いですね...!ではお伺いします!」
ミーシャさんはそう言って冒険者カードと討伐証明部位を受け取るとテキパキと業務を行ってくれた。これが俺に慣れていない職員だと「えっ、本当に終わったんですか?!こんな遠くの依頼を二つも?!たった半日で?!」などと信じてもらえずなかなか依頼完了の手続きをしてくれないのである。
そういった意味では彼女が専属で対応してくれた方がありがたい。
一度、ギルド長に相談してみるのもありかもしれない。
「はいっ!依頼、計二つの完了を確認しました!こちら報酬の金貨8枚と銀貨10枚になります」
「ありがとう」
「いえ!いつもありがとうございます!!」
俺は冒険者カードと共に受け取った報酬が入った小袋の中から報酬額の半分である金貨10枚を取り出して収納魔法で異空間へと投げ入れる。そして残ったもう半分が入った小袋を隣にいるルナへと渡す。
「えっ、お、オルタナさん?!私の分...これ全部ですか?!」
「ああ、俺の分は取り出したからその袋の分は全部君のだ」
ルナは袋の中をのぞいて中の硬貨を数える。
その額に驚いたのか再び慌てふためいた声を出した。
「は、半分も私もらえないですよ...!デッドリーサーペントはほとんどオルタナさんだけの力で倒したじゃないですか...」
「何を言ってるんだ。君は俺の援護という役割を果たしてちゃんと戦闘に参加していただろ。それに戦闘の後にも言ったが君の支援魔法のおかげで楽に倒せたと。君はパーティメンバーとして十分すぎるほど依頼達成に貢献したのだからその報酬も妥当だ」
ルナは俺の言葉を聞いて再び彼女の手にある小袋の中を見つめる。
「ほ、本当に...私はオルタナさんの役に、立てましたか...?」
「ああ、もちろんだとも」
そう断言するとルナは少し微笑んで小袋を握り締める。
先ほどまで俯き気味だった頭を上げて俺と目が合った。
「オルタナさん、ありがとうございます!」
「...良かったですね、ルナさんっ!」
このやり取りの様子を受付から見守っていたミーシャさんはニヤニヤしながら話しかけてきた。グッドサインをルナに向かってしており、それを見たルナは恥ずかしそうに頭を下げていた。
あの人は何をやっているんだか...
そう思いながら俺たちはギルドを後にした。
そして次に俺たちはギルドの解体場へと向かい、今日討伐した魔物の解体を依頼しておいた。解体場は比較的ギルドの営業よりも長くやっていてくれるが、今から解体を依頼しても終わって買取してもらえるのは明日になる。
俺たちは解体場で魔物の死体を渡してすぐに帰ることになった。
「そういえば、このあと薬屋もよるのか?」
「その予定です。オルタナさんは帰られますか?」
「いや、俺も一緒に行くつもりだ。最近行けてないから新しい商品がないか少し見ておきたい」
という訳で俺とルナは共に薬屋に向かうことにした。
この街にはいくつか薬屋があるのだが、ルナの行きつけの薬屋はこの街の中で一番商品の種類が多いと有名な店だった。
俺も何回か行ったことがあるが、お店の外観のボロさとは打って変わって品質の良い薬が多く揃えられていた。それに加えてポーションや魔物除け液など多種多様な商品もあり、そのすべてを店主が製造・開発しているらしい。
だから俺が行っていない間に新しい商品が並んでいないか少し気になっているのだ。面白そうな商品があれば買ってみるのもありかもしれない。
解体場から5分ほど歩いたところで俺たちは例の薬屋に到着した。やはりここは何度来ても外観のボロさに少し入るのをためらわれる。
品揃えも商品の質も良いのにあまり人気にならないのはおそらくこの外観のせいだろう。もっと綺麗にすればお客もたくさん来るだろうに。おそらくここの店主は数回見ただけだが、売るよりも薬を作る方が好きな職人タイプの人なのだと感じた。
カランコロンッ
ドアを開けるとドアに付けられベルの音が店内に響き渡った。見た感じ俺たち以外の客はいなさそうであるが、それと同時に店の人の姿も見えない。
「すみません~!エイアさんいますか?」
ルナはおそらく店主であろう人物の名前を大きな声で呼んだ。すると少し間があった後、店の奥からガサゴソと物音がし始めた。
「はいはい、どちら様~?」
店の奥から少し汚れた白衣のような服でメガネをかけ、そして物凄く長く伸びたボサボサ髪の若い女性が出てきた。彼女は伸びをしながらカウンターに出てくるとルナの姿を見てにこやかな笑顔になった。
「お~、ルナちゃん!いつもの?」
「はいっ!今日も材料採ってきたのでお願いします!」
「はいよ~」
何だか緩さを感じる雰囲気を漂わせる店主だったが、ルナから養魔草を受け取るとそれをじっくりと観察し始めた。しばらく見てにっこりと笑い、ルナに話しかける。
「いつも君の採ってくる素材は良いものばかりで助かるよ~!ありがたく頂戴するね」
「ありがとうございます!!」
「で、あの薬だね。ちょっと待っててね」
と言うと店主はお店の奥へと戻っていった。
しばらくして店主は何個かの液体の入った瓶を持って帰ってきた。
「はい、いつものね」
「お代はいつもと同じで大丈夫ですか?」
「いいよ~」
ルナは懐から金貨を1枚おいて店主から5つの瓶を受け取った。
それらをルナは収納魔法で異空間に閉まって店主にお礼を言う。
「いつもありがとうございます!」
「毎度あり...ってあんたは?」
すると今更ながら俺の存在に気づいた店主がこちらを指で刺してルナに尋ねる。てかこの人、何度もこの店に来てる俺のこと覚えてないのか...?
「この方はオルタナさんと言ってSSランクの冒険者です。今は諸事情で私とパーティを組んでくださっているんです」
「ほう、あんたがあのSSランク冒険者...」
SSランクだと分かった瞬間、店主はじっとカウンターから身を乗り出して俺のことをじっくりと観察し始めた。
「何だか、不思議なやつだね」
「俺も何度かこの店で買い物をしてるんだが覚えていないのか?」
「そんないちいち客の事なんか覚えてるわけないでしょ?」
じゃあ何でルナのことは覚えてるんだよ...って突っ込みたくなったがその言葉を呑み込んだ。今はオルタナなんだ、キャラブレは良くない。
「実は、エイアさんは私のお母さんと昔からのお友達なんだそうです。なのでエイアさんには昔からずっとこうしてお世話になっているんです」
俺の心の声が聞こえているのかと思うぐらいピッタリなタイミングでの話題に少し驚いた。ルナは人の心を察する能力が高いのかもしれない...などと少し感心する。
「まあね。ルナちゃんのお母さんとは学生の頃からの長い付き合いだからっていうのもあるけど...ルナちゃんは大人しくて~賢くて~可愛い~から私の子もどうぜんよね~!!」
最初は照れくさそうに話していた店主だが、ルナのことを褒め始めると彼女の頭をニヤニヤしながら撫でていた。その時の店主は外見は綺麗なお姉さんという感じなのに中身はおっさんなのではないかと思うような目つきをしていた。
「で、あんたは何か用があるの?この子の付き添い?」
「まあ付き添いでもあるが、この店の新しい商品を見ようと思ってな。ここの商品は他とは違った画期的な物が多いからな」
「ほう、あんた見る目があるね~!」
店主がドヤ顔でこちらを見てくる。
...ちょっと顔が近い。
「オルタナさん、何かいい物ありました?」
「そうだな、珍しい物はいくつか見かけたが少し効能がマニアック過ぎてな」
「だからこそいいんじゃない!ありきたりなものばかり作っても面白くないの」
まあその気持ちは分からんでもないが、店の商品としては少しどうかとは思う。外観からも感じるが、この人...店の経営というものにあまり興味ないんだろうな。
「まあ、だがこの商品はとても興味深い。一つ貰おうか」
「ほほ~う。その商品に目を付けるとは、流石はSSランクの冒険者様だわ」
俺はとある商品を一つ商品棚から取って店主の目の前に代金を置く。彼女はそのお金を受け取ると「毎度あり~」と嬉しそうな笑顔で答えた。
どうやらこの商品が売れたのがかなり嬉しいようだ。
「エイアさん、これは何の薬なんですか?」
「それはね、薬というより生物を殺す毒と言った方が近いかな」
「えっ?!毒ですか?!」
物騒な説明のせいでルナが怖がって俺から少し距離を取った。その様子を見た店主は我慢しきれずに笑い始めた。
「いやいや、人とかそういう大きな生き物を殺せるものじゃないよ。まあ流石に大量に飲めば死ぬかもだけど」
「や、やっぱり...」
「でもルナちゃん、それは他の薬も同じことだよ。薬って言うのは使い方を間違えれば毒にもなる。だからちゃんと正しく使わないといけないんだよ」
店主は優しく、まるで母親のようにルナに話しかける。その様子を見たらもしかして今のルナにとって店主は彼女の母親代わりのような存在なのかもしれないと感じた。
「で、その液体は目に見えない小さな生物を殺す薬の試作品だね。まだ仮説なんだけど魔法で治せない病気とかの原因がそういう小さな生物だというのが最近少し言われているんだよ。まあ目に見えないほど小さいっていう話だから魔法薬や病気の研究者たちも信憑性がないって異端扱いされてるらしいけどね。その話を聞いてちょっと試しに作ってみたってわけ。あっ、ちなみにまだ試作品だし理論も仮説段階だから効果は保証しないよ」
「そ、そうなんですね...」
ルナはどこか安心したようにゆっくりと俺の近くへと帰ってきた。そんな彼女の様子を少しニヤニヤしながら店主は見守っていた。
「で、あんたはどうしてそれに興味が?」
「まあ、簡単に言えば俺はその仮説が正しいと思っているからだな。店主もそうなんじゃないのか?」
「...まあ今はノーコメントかな」
何だか煮え切らない反応だが気になるな...
それに試作段階の薬品という割になぜ商品として出していたんだ?
何だか彼女も少し訳アリという感じがする。
そんなこんなしているうちに日が暮れかけていたので、俺たちは薬屋を後にした。帰り際に店主が俺の肩を掴んで「また来なよ」と少し気味の悪い笑顔で念押しされ物凄く圧を感じた。
まあでもあの人の作る薬には確かに興味はあるから定期的に行ってみたい気持ちがあるのは確かである。
店を出て少し歩いたところに大きな噴水のある広場にやってきた。ここは4つの大通りが交差するところで町の中心地とも言えるだろう。
この時間帯になるといつものような多くの人の流れはなく、家路を急いでいる人たちがポツリポツリと見かけるぐらいとなっていた。
「ではオルタナさん、私はこっちですので。今日はお疲れさまでした!明日もよろしくお願いします!!」
「ああ、お疲れ。また明日」
「はいっ!」
互いに挨拶を交わしてそれぞれ別の方向へと行ことしたその時、俺たちの元に遠くから小さな男の子が走ってきているのが見えた。
「えっ、ブラン...?!」
「お、お姉ちゃん!!!」
どうやらルナの弟らしいその男の子は必死の形相でルナの元へとやってきた。彼の目には少し涙も浮かんでおり、ただならぬ様子だというのが見て分かる。
「一体どうしたの?!」
「はぁ、はぁ...た、大変なんだ!お母さんが...お母さんが!!!」
ルナは弟の様子から何かを察し、顔がどんどんと青ざめていった。俺も彼女の母親のことは詳しくはないが、病気を患っているということは聞いているので何となくではあるが察した。
ルナは慌てて走り出そうとするが、一歩踏み出した時点で息切れしている弟の姿に気づき踏みとどまった。体力の限界を迎えていた弟を残して先に行くわけにはいかない、けれども早く母親の元へ行きたいという二つの気持ちがいま彼女の中でせめぎ合っているのだろう。
「ルナ、俺も行こう。君の弟は俺が連れていく」
「お、オルタナさん...」
ルナは俺の申し出をすぐに受け入れた。普段なら「申し訳ないです!」とか「すみません」などのやり取りがあるだろうが、今の彼女にはいろいろと考える余裕すらないのだろう。
まあ、個人的にはいつもこれぐらいすぐに受け入れてくれるとありがたいけれど。
とりあえず俺たちは急いでルナたちの家へと向かう。
何とか取り返しのつかないことにならないといいが...
19
お気に入りに追加
153
あなたにおすすめの小説
転生したら死んだことにされました〜女神の使徒なんて聞いてないよ!〜
家具屋ふふみに
ファンタジー
大学生として普通の生活を送っていた望水 静香はある日、信号無視したトラックに轢かれてそうになっていた女性を助けたことで死んでしまった。が、なんか助けた人は神だったらしく、異世界転生することに。
そして、転生したら...「女には荷が重い」という父親の一言で死んだことにされました。なので、自由に生きさせてください...なのに職業が女神の使徒?!そんなの聞いてないよ?!
しっかりしているように見えてたまにミスをする女神から面倒なことを度々押し付けられ、それを与えられた力でなんとか解決していくけど、次から次に問題が起きたり、なにか不穏な動きがあったり...?
ローブ男たちの目的とは?そして、その黒幕とは一体...?
不定期なので、楽しみにお待ち頂ければ嬉しいです。
拙い文章なので、誤字脱字がありましたらすいません。報告して頂ければその都度訂正させていただきます。
小説家になろう様でも公開しております。
異世界転生はどん底人生の始まり~一時停止とステータス強奪で快適な人生を掴み取る!
夢・風魔
ファンタジー
若くして死んだ男は、異世界に転生した。恵まれた環境とは程遠い、ダンジョンの上層部に作られた居住区画で孤児として暮らしていた。
ある日、ダンジョンモンスターが暴走するスタンピードが発生し、彼──リヴァは死の縁に立たされていた。
そこで前世の記憶を思い出し、同時に転生特典のスキルに目覚める。
視界に映る者全ての動きを停止させる『一時停止』。任意のステータスを一日に1だけ奪い取れる『ステータス強奪』。
二つのスキルを駆使し、リヴァは地上での暮らしを夢見て今日もダンジョンへと潜る。
*カクヨムでも先行更新しております。
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~
しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」
病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?!
女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。
そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!?
そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?!
しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。
異世界転生の王道を行く最強無双劇!!!
ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!!
小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!
30代社畜の私が1ヶ月後に異世界転生するらしい。
ひさまま
ファンタジー
前世で搾取されまくりだった私。
魂の休養のため、地球に転生したが、地球でも今世も搾取されまくりのため魂の消滅の危機らしい。
とある理由から元の世界に戻るように言われ、マジックバックを自称神様から頂いたよ。
これで地球で買ったものを持ち込めるとのこと。やっぱり夢ではないらしい。
取り敢えず、明日は退職届けを出そう。
目指せ、快適異世界生活。
ぽちぽち更新します。
作者、うっかりなのでこれも買わないと!というのがあれば教えて下さい。
脳内の空想を、つらつら書いているのでお目汚しな際はごめんなさい。
老衰で死んだ僕は異世界に転生して仲間を探す旅に出ます。最初の武器は木の棒ですか!? 絶対にあきらめない心で剣と魔法を使いこなします!
菊池 快晴
ファンタジー
10代という若さで老衰により病気で死んでしまった主人公アイレは
「まだ、死にたくない」という願いの通り異世界転生に成功する。
同じ病気で亡くなった親友のヴェルネルとレムリもこの世界いるはずだと
アイレは二人を探す旅に出るが、すぐに魔物に襲われてしまう
最初の武器は木の棒!?
そして謎の人物によって明かされるヴェネルとレムリの転生の真実。
何度も心が折れそうになりながらも、アイレは剣と魔法を使いこなしながら
困難に立ち向かっていく。
チート、ハーレムなしの王道ファンタジー物語!
異世界転生は2話目です! キャラクタ―の魅力を味わってもらえると嬉しいです。
話の終わりのヒキを重要視しているので、そこを注目して下さい!
****** 完結まで必ず続けます *****
****** 毎日更新もします *****
他サイトへ重複投稿しています!
レベルを上げて通販で殴る~囮にされて落とし穴に落とされたが大幅レベルアップしてざまぁする。危険な封印ダンジョンも俺にかかればちょろいもんさ~
喰寝丸太
ファンタジー
異世界に転移した山田(やまだ) 無二(むに)はポーターの仕事をして早6年。
おっさんになってからも、冒険者になれずくすぶっていた。
ある日、モンスター無限増殖装置を誤って作動させたパーティは無二を囮にして逃げ出す。
落とし穴にも落とされ絶体絶命の無二。
機転を利かせ助かるも、そこはダンジョンボスの扉の前。
覚悟を決めてボスに挑む無二。
通販能力でからくも勝利する。
そして、ダンジョンコアの魔力を吸出し大幅レベルアップ。
アンデッドには聖水代わりに殺菌剤、光魔法代わりに紫外線ライト。
霧のモンスターには掃除機が大活躍。
異世界モンスターを現代製品の通販で殴る快進撃が始まった。
カクヨム、小説家になろう、アルファポリスに掲載しております。
無限に進化を続けて最強に至る
お寿司食べたい
ファンタジー
突然、居眠り運転をしているトラックに轢かれて異世界に転生した春風 宝。そこで女神からもらった特典は「倒したモンスターの力を奪って無限に強くなる」だった。
※よくある転生ものです。良ければ読んでください。 不定期更新 初作 小説家になろうでも投稿してます。 文章力がないので悪しからず。優しくアドバイスしてください。
改稿したので、しばらくしたら消します
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる