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第三章 王都編
第四話 カフェシエル その二
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「どれ、わしとリアにもそのサンドイッチとやらを出してくれんか?」
「わかりました。 飲み物はどうしますか? あ、こちらメニューになります」
メニュー表は、イラスト付きの為、初見でもわかりやすい物に仕上げている。
「アイリス様、私お金あまりないんですけど……」
「構わん、わしが出す。 そうじゃのお、カツサンドとディンブーにしようかのお」
「わ、私は卵サンドとディ……ディンブーを」
「かしこまりました。 まずこちらディンブーティーになります」
数分後……
出来上がったサンドイッチとパンの耳ラスクを皿に分けて出した。
ラスクの香ばしい匂いが辺りに漂い、食欲をそそる。
二人は同じタイミングでサンドイッチを手に取り、指が沈む事に驚き、更に一口食べてまた驚いた。
今まで食べてきた石パンとは違う圧倒的な柔らかさ。
余裕で咀嚼出来るサンドイッチと、僕の顔を驚愕の表情で交互に見るアイリスさん。
「石パンじゃない……石パンじゃない……」
と、呟くリアさん。
「マスター。 パンの在庫が切れそうです」
王家御用達の噂を聞きつけて来たであろう人の波が途切れた頃を見計らい、マリナが言った。
「ロールパンも食パンも、1000個ずつあったのに?」
「凄まじい売れ行きだな」
と、ガジャーノ陛下。
「石パンより少しばかり高いハズなんじゃが……」
と、アイリスさん。
「石パン革命」と呟くリアさん。
そうなんだよ、石パンと格差をつけようって話になって、少し高い価格にしたんだ。 だけどまさか在庫切れになるとは思わなかったよ。
石パン一個が大銅貨一枚に対して、ロールパンは大銅貨一枚と銅貨五枚、食パンは大銅貨二枚と銅貨五枚。
単純計算すると、ロールパンが金貨一枚と大銀貨五枚、食パンが金貨二枚と大銀貨五枚になる。
しかも材料費はないから、丸儲け。
「アイリスさん。 マリナみたいに、信用出来て的確かつ素早くさばける人材っていませんか?」
「どうじゃろう、一応探してはみるがあまり期待はせんでくれ」
「アイリス様。 私は何でここにいるんですか……」
「リアよ、ここがお主の新しい職場じゃ。 おお! このカリッとしたのも美味いのお」
「それは、来る前に聞きましたけど……具体的に何をすれば良いんですか?」
「リアさんにして貰いたいのは、主に配膳と接客ですね。 厨房には入らなくて良いです。 お客様がいない時は待ち時間です」
「と口では簡単に言えますけど、実際は忙しいと思います。 人の出入りによりますけど、注文を受けて、出来た品を運んで、お客様が席を立ったら片付けと机拭き。 この繰り返しになるので、結構体力を使います」
「机が七で席は二十八、カウンターが五席だから、三十三人まで座れます。 ただ現状リアさんしか従業員がいないので、カウンター以外の最大二十八人を一人でさばかないといけない訳で」
「やはり、配膳・接客にもう一人いるのお」
「失礼します。 陛下お時間でございます」
「む、もうそんな時間か。 ではユウトよ、ロールパン十個とプリンを五個持ち帰りで」
「ロールパンが銀貨一枚と大銅貨五枚で、プリンが銀貨一枚になります」
「はい。 ちょうどお預かりしました。 こちら商品です。 また、お越しください」
「これ全部、メニューにある品覚えた方が良いんですよね……」
「そうじゃなあ、聞かれた時に答えられる方が良いじゃろう」
カラン
「いらっしゃい」
扉に付けたベルがなったので声をかけ目を向けると、カッチリとした服装のイケメンが店内をキョロキョロと見回し、こちらへやって来た。
「失礼、噂のパンの持ち帰りに来たのだが長蛇の列だったので、軽食をしに来た。 店内でもパンは出るだろうか」
「ええ、出ますよ。 こちらメニューです」
持ち帰り用
パンの耳ラスク 銅五枚
ロールパン 大銅貨一枚と銅貨五枚
食パン一斤 大銅貨二枚と銅貨五枚
ディンブー百グラム 銀貨一枚と大銅貨四枚
蒼山 百グラム 銀貨二枚
メニュー表
軽食
パンの耳ラスク 銅貨五枚
アンパン 大銅貨一枚と銅貨五枚
クリームパン 大銅貨一枚と銅貨五枚
サンドイッチ各種 大銅貨二枚
菓子
ショートケーキ 大銅貨二枚
チョコケーキ 大銅貨二枚
プリン 大銅貨二枚
プリンアラモード 大銅貨二枚と銅貨五枚
飲み物
水 無料
コーヒー
カフィー 銅貨一枚
蒼山 銅貨五枚
紅茶
アプトル 銅貨一枚
ルフェナ 銅貨三枚
ディンブー 銅貨五枚
お茶
玉露銅貨五枚
「随分と飲み物の種類が豊富なんだな」
「それに値段も差がある。 水、カフィー、アプトル以外は、初めてだ……」
「……店主、アンパンと蒼山を」
「かしこまりました」
「お主、もしやオアシスの副料理人かのお」
「はい。 リオルクと言います」
「商業ギルドのギルドマスターが、王家御用達の証を回収したという話を聞き、噂のパンを確認しに来ました」
「真面目で素直じゃな」
「はい、注文の品です」
オアシスっていうと、高級レスランの……。
「神の恵みに感謝を」
リオルクさんは祈りの言葉を唱えた後アンパンを食べ、例のごとくカッと目を開き表情を変えずに黙々と食べ進めた。
途中、蒼山を飲み食事をものの数分で終えた。
隣りの席に座るアイリスさんは、何故かずっとニヤニヤしていた。
「店主、閉店時間はいつ頃だろうか」
「閉店は、十九時を予定してます」
「では、失礼する」
リオルクさんは、大銅貨二枚ちょうどを置いて店を出ていった。
ポカンとしていると、アイリスさんが、「閉店後も店内に残っておると良い。 直談判しに来るじゃろうからな」と、立ち上がりながらのんびりと言う。
「さて、わしらも帰るとするかの」
大銅貨四枚と銅貨一枚ちょうどを置いて、アイリスさんとリアさんは、店を出ていった。
「わかりました。 飲み物はどうしますか? あ、こちらメニューになります」
メニュー表は、イラスト付きの為、初見でもわかりやすい物に仕上げている。
「アイリス様、私お金あまりないんですけど……」
「構わん、わしが出す。 そうじゃのお、カツサンドとディンブーにしようかのお」
「わ、私は卵サンドとディ……ディンブーを」
「かしこまりました。 まずこちらディンブーティーになります」
数分後……
出来上がったサンドイッチとパンの耳ラスクを皿に分けて出した。
ラスクの香ばしい匂いが辺りに漂い、食欲をそそる。
二人は同じタイミングでサンドイッチを手に取り、指が沈む事に驚き、更に一口食べてまた驚いた。
今まで食べてきた石パンとは違う圧倒的な柔らかさ。
余裕で咀嚼出来るサンドイッチと、僕の顔を驚愕の表情で交互に見るアイリスさん。
「石パンじゃない……石パンじゃない……」
と、呟くリアさん。
「マスター。 パンの在庫が切れそうです」
王家御用達の噂を聞きつけて来たであろう人の波が途切れた頃を見計らい、マリナが言った。
「ロールパンも食パンも、1000個ずつあったのに?」
「凄まじい売れ行きだな」
と、ガジャーノ陛下。
「石パンより少しばかり高いハズなんじゃが……」
と、アイリスさん。
「石パン革命」と呟くリアさん。
そうなんだよ、石パンと格差をつけようって話になって、少し高い価格にしたんだ。 だけどまさか在庫切れになるとは思わなかったよ。
石パン一個が大銅貨一枚に対して、ロールパンは大銅貨一枚と銅貨五枚、食パンは大銅貨二枚と銅貨五枚。
単純計算すると、ロールパンが金貨一枚と大銀貨五枚、食パンが金貨二枚と大銀貨五枚になる。
しかも材料費はないから、丸儲け。
「アイリスさん。 マリナみたいに、信用出来て的確かつ素早くさばける人材っていませんか?」
「どうじゃろう、一応探してはみるがあまり期待はせんでくれ」
「アイリス様。 私は何でここにいるんですか……」
「リアよ、ここがお主の新しい職場じゃ。 おお! このカリッとしたのも美味いのお」
「それは、来る前に聞きましたけど……具体的に何をすれば良いんですか?」
「リアさんにして貰いたいのは、主に配膳と接客ですね。 厨房には入らなくて良いです。 お客様がいない時は待ち時間です」
「と口では簡単に言えますけど、実際は忙しいと思います。 人の出入りによりますけど、注文を受けて、出来た品を運んで、お客様が席を立ったら片付けと机拭き。 この繰り返しになるので、結構体力を使います」
「机が七で席は二十八、カウンターが五席だから、三十三人まで座れます。 ただ現状リアさんしか従業員がいないので、カウンター以外の最大二十八人を一人でさばかないといけない訳で」
「やはり、配膳・接客にもう一人いるのお」
「失礼します。 陛下お時間でございます」
「む、もうそんな時間か。 ではユウトよ、ロールパン十個とプリンを五個持ち帰りで」
「ロールパンが銀貨一枚と大銅貨五枚で、プリンが銀貨一枚になります」
「はい。 ちょうどお預かりしました。 こちら商品です。 また、お越しください」
「これ全部、メニューにある品覚えた方が良いんですよね……」
「そうじゃなあ、聞かれた時に答えられる方が良いじゃろう」
カラン
「いらっしゃい」
扉に付けたベルがなったので声をかけ目を向けると、カッチリとした服装のイケメンが店内をキョロキョロと見回し、こちらへやって来た。
「失礼、噂のパンの持ち帰りに来たのだが長蛇の列だったので、軽食をしに来た。 店内でもパンは出るだろうか」
「ええ、出ますよ。 こちらメニューです」
持ち帰り用
パンの耳ラスク 銅五枚
ロールパン 大銅貨一枚と銅貨五枚
食パン一斤 大銅貨二枚と銅貨五枚
ディンブー百グラム 銀貨一枚と大銅貨四枚
蒼山 百グラム 銀貨二枚
メニュー表
軽食
パンの耳ラスク 銅貨五枚
アンパン 大銅貨一枚と銅貨五枚
クリームパン 大銅貨一枚と銅貨五枚
サンドイッチ各種 大銅貨二枚
菓子
ショートケーキ 大銅貨二枚
チョコケーキ 大銅貨二枚
プリン 大銅貨二枚
プリンアラモード 大銅貨二枚と銅貨五枚
飲み物
水 無料
コーヒー
カフィー 銅貨一枚
蒼山 銅貨五枚
紅茶
アプトル 銅貨一枚
ルフェナ 銅貨三枚
ディンブー 銅貨五枚
お茶
玉露銅貨五枚
「随分と飲み物の種類が豊富なんだな」
「それに値段も差がある。 水、カフィー、アプトル以外は、初めてだ……」
「……店主、アンパンと蒼山を」
「かしこまりました」
「お主、もしやオアシスの副料理人かのお」
「はい。 リオルクと言います」
「商業ギルドのギルドマスターが、王家御用達の証を回収したという話を聞き、噂のパンを確認しに来ました」
「真面目で素直じゃな」
「はい、注文の品です」
オアシスっていうと、高級レスランの……。
「神の恵みに感謝を」
リオルクさんは祈りの言葉を唱えた後アンパンを食べ、例のごとくカッと目を開き表情を変えずに黙々と食べ進めた。
途中、蒼山を飲み食事をものの数分で終えた。
隣りの席に座るアイリスさんは、何故かずっとニヤニヤしていた。
「店主、閉店時間はいつ頃だろうか」
「閉店は、十九時を予定してます」
「では、失礼する」
リオルクさんは、大銅貨二枚ちょうどを置いて店を出ていった。
ポカンとしていると、アイリスさんが、「閉店後も店内に残っておると良い。 直談判しに来るじゃろうからな」と、立ち上がりながらのんびりと言う。
「さて、わしらも帰るとするかの」
大銅貨四枚と銅貨一枚ちょうどを置いて、アイリスさんとリアさんは、店を出ていった。
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