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第四章 幸せに
新米侍女 侍女ベスSide(1) ※
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私はまだ若い新米侍女で、毎日学ぶ事が沢山ある。美しい城で働くことができて、私は本当にふわふわと夢の中にいるような日々を送っている。
王族にお仕えするのは憧れだった。田舎者の私がこんな栄誉にあずかれて、とても毎日が幸せだ。運よく、フォーチェスター城のフラン様つきの侍女になることができて、ここ半年はバタバタでも幸せなで充実した毎日を送っている。そして、フラン様は今日からフラン妃になられる。
私がフォーチェスター城で働き始めたのにはある経緯がある。私の名前はベスという。
私は辺鄙な村で育った。美しい田園が広がる村で、田舎者たちの集まりで話題になることときたら、それほど多くはない。誰それがいつ結婚するとか、誰それのところにいつ子供が生まれるとか……。
私は昔から高貴なお方に仕えたいと思っていたが、私の育った村にはあまり伯爵様は訪ねてこない。それに私の育った村一体を治める伯爵様は既にかなり年老いていた。
あるとき村に、ロニオンの街にある公爵様の家に仕えていたという若い侍女が帰ってきた。ロニオンは何代か前の王様が国の中心に定めたい街だ。女王陛下もそちらにいらっしゃるのだろうか。
彼女は悪い奴に言い含められた罪で牢屋に入れられたらしい。でも、彼女としては雇い主があれほど恐ろしい行動に出るとは思わなかったという。どんな恐ろしい行動かは聞くのが怖かったから彼女には聞いていない。とにかく彼女に赦しが下り、二度と村から出ないという約束で実家のある私たちの村に戻ってきたという。
だから、いまだに彼女が問われたのがどんな罪かは知らない。
でも、ある時彼女と水車小屋で二人だけで作業をしていた時に教えてくれたのだ。
昔仕えていた大きなお屋敷のそれは大層綺麗なお嬢様が、婚約者と情事に夢中になっているところを見たという。
「情事って?」
「ベス、あのね。だから、互いに服を脱いでこんな風なことをするの」
彼女はベッドのようにした大麦の上に横たわり、「あぁんっ」と言った。
「え?」
私は興味津々なことだったが、大人の男女が行うという『情事』が分からず、ぽかんとした。
「だからね、ほら、ベスがここに横になってご覧なさい」
彼女は実践してくれると言う。
私は大麦の上に喜んで横になった。今後の参考になるのであれば、是非知りたいことだと思った。
教えてくれるのはありがたい。
彼女は少し頬を赤らめてこう言った。
「私が婚約者である男の役をやるわね。全くベスは何も知らないんだから。まぁ、うぶなあなたが知っていたら逆に怖いけれど……私も初めて見た時は腰を抜かしたわよ」
彼女は「行くわよ」とささやき、私の胸を揉んで、私の胸の先をギュッと摘んだ。
あぁっん……んっ
信じられないことに私から聞いたこともないような甘い声が漏れ出た。
「そう、そうなるのよ。そういう声が出ちゃうでしょう?これを裸の男性が裸のお嬢様にやっていたの」
「えっ!」
私はびっくりして声を上げた。
「そうなの……ベスがお嬢様だとしてねぇ……ほらっこんな風に足を広げて「きゃっ、恥ずかしいぃわ、あっんっ」そうなのそうなの、とても恥ずかしい姿なのよ……」
あっぁっんっあん……
「でしょう?そういう声が出るわよね」
信じがたいことに、私は大きく足を広げられてスカートの中に手を入れられてあそこを触られた。同時にもう一つの手が胸を揉み、胸の先を刺激して……よく分からない初めての刺激で下半身が疼いて悶えた。自分から出たことのない声が出てびっくりした。
「何んですか?今のは……こんなことをお嬢様が?」
「そうなの、そうなの。これを裸でやってお嬢様が『あんっ』と仰られて今のあなたみたいに乱れて喘いでいたの」
私は呆然とした。
――高貴な美しいお嬢様もそんなことをするの?本当なのかしら……
「本当よ。見てしまった時はびっくりしたわよ」
彼女も頬を赤らめて私にそうささやいた。
「こうやってね、胸を舐めていたの。そしたらさらにお嬢様が喘いで乱れたのよ」
彼女は頬を真っ赤にして、私の胸を服の上から舐めた。
きゃっんっ
私は驚きと感じたことのない刺激のあまりに身をくねらせた。
――私もそういうお嬢様にお仕えしてみたい。私の生涯を捧げたい。
私はその水車小屋で過ごした午後、固くそう思った。憧れと、実際に貴族の方がこの世のどかにいらっしゃるという高揚感を強く感じた。私は村を出る決心がついた。貴族の方のお屋敷で働き口を探そうと思った。そこで、女王様が住むというロニオンにやってきたのだ。
偶然、ロニオンの街でフォーチェスター城で急な侍女の募集があると聞いた。紹介されてはるばるフォーチェスター城を訪ねたところ、採用されるという栄誉に預かった。
「なぜ、急な募集を?」
私はこっそり侍女頭に聞いた。
「なんでもね、スルエラのスパイが見つかったんですって。あなたも妙なことを考えてはダメですよ。あんな消えかかった国に仕えるより、勢いがある我が国の女王陛下の方がよっぽど仕えがいがあります。バカな者がいるものね」
侍女頭は親切なお方で、村から出てきたばかりで右も左も分からない私なら遠い落ち目の国のスパイをするようなバカな考えは起きないだろうと私を信頼してくれたらしく、こっそり教えてくれたのだ。
こういうことで初日に私は一つ学んだ。
『スルエラは、消えかかった、かなり落ち目の国』
私は真面目に働こうと考えていた。熱心に働いたところ、しばらくして、フラン様と年も近いということで、フラン様の元に時々侍女として仕えに行かされるようになった。侍女が足りない状態だった。結婚式の準備で目も回るような有様だった。
フラン様はいつも穏やかでジョージ王子と仲良く過ごされているようだった。
そして、晴れて私はフラン様付きの正式な侍女となった。新米侍女で分からないことだらけだが、お嬢様を支えるという気持ちだけは誰にも負けないつもりだ。
王族にお仕えするのは憧れだった。田舎者の私がこんな栄誉にあずかれて、とても毎日が幸せだ。運よく、フォーチェスター城のフラン様つきの侍女になることができて、ここ半年はバタバタでも幸せなで充実した毎日を送っている。そして、フラン様は今日からフラン妃になられる。
私がフォーチェスター城で働き始めたのにはある経緯がある。私の名前はベスという。
私は辺鄙な村で育った。美しい田園が広がる村で、田舎者たちの集まりで話題になることときたら、それほど多くはない。誰それがいつ結婚するとか、誰それのところにいつ子供が生まれるとか……。
私は昔から高貴なお方に仕えたいと思っていたが、私の育った村にはあまり伯爵様は訪ねてこない。それに私の育った村一体を治める伯爵様は既にかなり年老いていた。
あるとき村に、ロニオンの街にある公爵様の家に仕えていたという若い侍女が帰ってきた。ロニオンは何代か前の王様が国の中心に定めたい街だ。女王陛下もそちらにいらっしゃるのだろうか。
彼女は悪い奴に言い含められた罪で牢屋に入れられたらしい。でも、彼女としては雇い主があれほど恐ろしい行動に出るとは思わなかったという。どんな恐ろしい行動かは聞くのが怖かったから彼女には聞いていない。とにかく彼女に赦しが下り、二度と村から出ないという約束で実家のある私たちの村に戻ってきたという。
だから、いまだに彼女が問われたのがどんな罪かは知らない。
でも、ある時彼女と水車小屋で二人だけで作業をしていた時に教えてくれたのだ。
昔仕えていた大きなお屋敷のそれは大層綺麗なお嬢様が、婚約者と情事に夢中になっているところを見たという。
「情事って?」
「ベス、あのね。だから、互いに服を脱いでこんな風なことをするの」
彼女はベッドのようにした大麦の上に横たわり、「あぁんっ」と言った。
「え?」
私は興味津々なことだったが、大人の男女が行うという『情事』が分からず、ぽかんとした。
「だからね、ほら、ベスがここに横になってご覧なさい」
彼女は実践してくれると言う。
私は大麦の上に喜んで横になった。今後の参考になるのであれば、是非知りたいことだと思った。
教えてくれるのはありがたい。
彼女は少し頬を赤らめてこう言った。
「私が婚約者である男の役をやるわね。全くベスは何も知らないんだから。まぁ、うぶなあなたが知っていたら逆に怖いけれど……私も初めて見た時は腰を抜かしたわよ」
彼女は「行くわよ」とささやき、私の胸を揉んで、私の胸の先をギュッと摘んだ。
あぁっん……んっ
信じられないことに私から聞いたこともないような甘い声が漏れ出た。
「そう、そうなるのよ。そういう声が出ちゃうでしょう?これを裸の男性が裸のお嬢様にやっていたの」
「えっ!」
私はびっくりして声を上げた。
「そうなの……ベスがお嬢様だとしてねぇ……ほらっこんな風に足を広げて「きゃっ、恥ずかしいぃわ、あっんっ」そうなのそうなの、とても恥ずかしい姿なのよ……」
あっぁっんっあん……
「でしょう?そういう声が出るわよね」
信じがたいことに、私は大きく足を広げられてスカートの中に手を入れられてあそこを触られた。同時にもう一つの手が胸を揉み、胸の先を刺激して……よく分からない初めての刺激で下半身が疼いて悶えた。自分から出たことのない声が出てびっくりした。
「何んですか?今のは……こんなことをお嬢様が?」
「そうなの、そうなの。これを裸でやってお嬢様が『あんっ』と仰られて今のあなたみたいに乱れて喘いでいたの」
私は呆然とした。
――高貴な美しいお嬢様もそんなことをするの?本当なのかしら……
「本当よ。見てしまった時はびっくりしたわよ」
彼女も頬を赤らめて私にそうささやいた。
「こうやってね、胸を舐めていたの。そしたらさらにお嬢様が喘いで乱れたのよ」
彼女は頬を真っ赤にして、私の胸を服の上から舐めた。
きゃっんっ
私は驚きと感じたことのない刺激のあまりに身をくねらせた。
――私もそういうお嬢様にお仕えしてみたい。私の生涯を捧げたい。
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