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第二章 恋
ミカエルの籠絡 リサSide(1) ※
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なぜこんなことになったのだろうか。私は処女だ。
私が寝ていると、誰かがバルコニーの窓に小石を投げたように思って私は目を覚ました。夕食前に一度眠っているので眠りが浅かったようだ。若い男性の姿がバルコニーにあった。
ひどく驚いた。ロベールベルク公爵邸はそんなに簡単に忍びこめるものなのだろうか。幾何学模様にきちんと刈り込まれた庭園は寝静まっている。大きな屋敷中が夜の帷の中で静かな呼吸をしているようだった。何もかもが寝入っている。
その男性はとても魅力的なのにも気づいた。
「フラン、僕だ。ミカエルだよ。ここを開けてくれる?」
彼はそう言った。私はネグリジェ姿のまま覚悟を決めた。今はフランなのだから、ミカエルは私にとって婚約者ということになる。戸惑いながらもバルコニーの窓を開けた。
――誘惑をここでするの?
私の心臓は飛び出しそうなほど跳ね上がった。平常心を保つのが難しい。頬が赤らむ。私がネグリジェ姿だ。彼が窓から入ってくる瞬間に彼に背を向けてネグリジェの上のボタンをすばやく外した。
――彼を籠絡して、父の領地を守るのよ。盗みをやめさせてみるのよ。
私はできるかどうか分からないことをする瞬間のように、どこか高いところから飛び降りるような思い切ったことをする気持ちでいた。
唇をきつく結んで離す。一気に唇が色づいたと思う。私は振り向いてミカエルにふわっと抱きついた。洗ったばかりの髪が広がり、良い匂いがミカエルを包むことを祈る。
抱きついたまま私はミカエルを見上げた。綺麗な瞳だ。彼の中に純粋な光を認めて私は意外に思った。
ミカエルの視線が私の胸元に素早く落ちたのを見た。彼が息を飲むのがわかった。
――もし、本物のフランならば、彼女はもっと純情で純粋だから彼に自分からこのようなことはきっとしないわ。誘惑されても、そういうことは結婚してからとやんわりと、でもしっかりと断るだろう。
私は自分から彼の唇にそっと自分の唇を重ねた。自分の腕を彼の首に回した。彼は薄着だった。春の夜にしては寒いほどの薄着だった。私の大きなりんごのような大きな桃のような2つの丸いものが彼の体に押し付けられて動くさまがミカエルにも分かったはずだ。
桃の果実の花言葉は我が国では「あなたの素質はあなたの魅力のように比類がない」だ。花の花言葉は「私はあなたの虜」。隣国では果実は「妨害は私の情熱を燃え立たせる」で花は「あなたを見れば見るほど、私はあなたを好きになる」だ。大国では「私はあなたの愛を捉えることができる」だ。
遠い昔に砂漠の道を通ってペルシアに持ち込まれて、アレキサンダー大王と共にローマとギリシャにやってきた桃。魅惑的なモノをたとえる時に使われたりもする。
彼の指が私の胸に本能的に伸びて大きな手のひらが私の桃のような胸をしっかりと捉えた。私は初めての感覚に「あっ、んっ」と思ってもみない声をあげてしまった。私の桃のような胸は形を変えて弾けるように彼の手の中で動いた。昔から誘惑の手段に用いられる私の桃は、フランの婚約者であるミカエルに気に入られたようだ。
彼はますます堪らないと言った表情で私の唇を見つめたと思うと、そのまま貪るように私の唇に口付けをした。ただの口付けではない。舌が入ってきて、私は腰のあたりがじんわり蕩けるような思いを生まれて初めて味わった。
頭がよくまわらない。
――私が誘惑するつもりなのに、私が誘惑されているようだわ……
私は呆然とする思いだった。彼が私の胸の先を指で摘み、私が思わず甲高い甘い声で喘いでしまい、彼の瞳に欲望が溢れ出すのを感じた。
完全に私のコントロールから逸脱している。もうこれは私の欲望の暴走を伴う状態だ。
彼の下半身が私の体に押し付けられている。彼は耐え難いと言った瞳で私を見つめて、私の体を優しく撫でた。私の瞳をのぞきこみ、私が欲望に喘ぐ様をしっかり見極めているようだ。
そのままネグリジェを頭から脱がされた。自然な動きだった。私も応じるように脱がなければこんなにすんなりは脱げない。つまり、私も望んでいるのだ。誘惑を超えた境地に踏み込む自分に気づいていて、頭のどこかでは警鐘が鳴っている。でも私はそれを自分で無視した。
大きな果実が彼の瞳の前に現れ、彼は嬉しそうに口角を上げた。思わぬご褒美が目の前にあったというように新鮮な驚きを伴っていたと思う。思ってもいない体が自分の前に差し出されたように彼は感嘆のため息をついて、そのまま私の果実の頂を口に含み、舌で転がした。
あぁっんっ
私はのけぞり、悶えた。ますます彼の中のスイッチが入った。両手で果実を揉み、舌と指で私の敏感な頂を刺激して私がブロンドの髪を振り乱して反応する様に興奮が極度に達しようとしているかのようだ。
私は結婚適齢期のど真ん中だ。むしろ適齢期を過ぎる方にさしかかっている。これまで守ってきた貞操をフランの婚約者のミカエルに捧げようとまでこの時は思った。籠絡にそれが伴うならば致し方なしと思っていたけれど、今は違う。彼に進んで全てを差し出したかった。
私は彼に自分を好いて欲しかった。抱いて欲しかった。私に夢中になって欲しかった。彼に愛されたかった。私が彼に夢中になり始めていたのだ。
あっんん……っあっんっ……んっ
私の淫らな甘い声が豪華な部屋に響き、彼の手は私のよく張り出したお尻を撫でた。細いウェストからよく張り出たお尻に彼は目を細めて堪らないと言った表情をしている。
そのまま優しく軽々と抱き抱えられて、天蓋付きベッドに運ばれた。
2は20:10頃です。
私が寝ていると、誰かがバルコニーの窓に小石を投げたように思って私は目を覚ました。夕食前に一度眠っているので眠りが浅かったようだ。若い男性の姿がバルコニーにあった。
ひどく驚いた。ロベールベルク公爵邸はそんなに簡単に忍びこめるものなのだろうか。幾何学模様にきちんと刈り込まれた庭園は寝静まっている。大きな屋敷中が夜の帷の中で静かな呼吸をしているようだった。何もかもが寝入っている。
その男性はとても魅力的なのにも気づいた。
「フラン、僕だ。ミカエルだよ。ここを開けてくれる?」
彼はそう言った。私はネグリジェ姿のまま覚悟を決めた。今はフランなのだから、ミカエルは私にとって婚約者ということになる。戸惑いながらもバルコニーの窓を開けた。
――誘惑をここでするの?
私の心臓は飛び出しそうなほど跳ね上がった。平常心を保つのが難しい。頬が赤らむ。私がネグリジェ姿だ。彼が窓から入ってくる瞬間に彼に背を向けてネグリジェの上のボタンをすばやく外した。
――彼を籠絡して、父の領地を守るのよ。盗みをやめさせてみるのよ。
私はできるかどうか分からないことをする瞬間のように、どこか高いところから飛び降りるような思い切ったことをする気持ちでいた。
唇をきつく結んで離す。一気に唇が色づいたと思う。私は振り向いてミカエルにふわっと抱きついた。洗ったばかりの髪が広がり、良い匂いがミカエルを包むことを祈る。
抱きついたまま私はミカエルを見上げた。綺麗な瞳だ。彼の中に純粋な光を認めて私は意外に思った。
ミカエルの視線が私の胸元に素早く落ちたのを見た。彼が息を飲むのがわかった。
――もし、本物のフランならば、彼女はもっと純情で純粋だから彼に自分からこのようなことはきっとしないわ。誘惑されても、そういうことは結婚してからとやんわりと、でもしっかりと断るだろう。
私は自分から彼の唇にそっと自分の唇を重ねた。自分の腕を彼の首に回した。彼は薄着だった。春の夜にしては寒いほどの薄着だった。私の大きなりんごのような大きな桃のような2つの丸いものが彼の体に押し付けられて動くさまがミカエルにも分かったはずだ。
桃の果実の花言葉は我が国では「あなたの素質はあなたの魅力のように比類がない」だ。花の花言葉は「私はあなたの虜」。隣国では果実は「妨害は私の情熱を燃え立たせる」で花は「あなたを見れば見るほど、私はあなたを好きになる」だ。大国では「私はあなたの愛を捉えることができる」だ。
遠い昔に砂漠の道を通ってペルシアに持ち込まれて、アレキサンダー大王と共にローマとギリシャにやってきた桃。魅惑的なモノをたとえる時に使われたりもする。
彼の指が私の胸に本能的に伸びて大きな手のひらが私の桃のような胸をしっかりと捉えた。私は初めての感覚に「あっ、んっ」と思ってもみない声をあげてしまった。私の桃のような胸は形を変えて弾けるように彼の手の中で動いた。昔から誘惑の手段に用いられる私の桃は、フランの婚約者であるミカエルに気に入られたようだ。
彼はますます堪らないと言った表情で私の唇を見つめたと思うと、そのまま貪るように私の唇に口付けをした。ただの口付けではない。舌が入ってきて、私は腰のあたりがじんわり蕩けるような思いを生まれて初めて味わった。
頭がよくまわらない。
――私が誘惑するつもりなのに、私が誘惑されているようだわ……
私は呆然とする思いだった。彼が私の胸の先を指で摘み、私が思わず甲高い甘い声で喘いでしまい、彼の瞳に欲望が溢れ出すのを感じた。
完全に私のコントロールから逸脱している。もうこれは私の欲望の暴走を伴う状態だ。
彼の下半身が私の体に押し付けられている。彼は耐え難いと言った瞳で私を見つめて、私の体を優しく撫でた。私の瞳をのぞきこみ、私が欲望に喘ぐ様をしっかり見極めているようだ。
そのままネグリジェを頭から脱がされた。自然な動きだった。私も応じるように脱がなければこんなにすんなりは脱げない。つまり、私も望んでいるのだ。誘惑を超えた境地に踏み込む自分に気づいていて、頭のどこかでは警鐘が鳴っている。でも私はそれを自分で無視した。
大きな果実が彼の瞳の前に現れ、彼は嬉しそうに口角を上げた。思わぬご褒美が目の前にあったというように新鮮な驚きを伴っていたと思う。思ってもいない体が自分の前に差し出されたように彼は感嘆のため息をついて、そのまま私の果実の頂を口に含み、舌で転がした。
あぁっんっ
私はのけぞり、悶えた。ますます彼の中のスイッチが入った。両手で果実を揉み、舌と指で私の敏感な頂を刺激して私がブロンドの髪を振り乱して反応する様に興奮が極度に達しようとしているかのようだ。
私は結婚適齢期のど真ん中だ。むしろ適齢期を過ぎる方にさしかかっている。これまで守ってきた貞操をフランの婚約者のミカエルに捧げようとまでこの時は思った。籠絡にそれが伴うならば致し方なしと思っていたけれど、今は違う。彼に進んで全てを差し出したかった。
私は彼に自分を好いて欲しかった。抱いて欲しかった。私に夢中になって欲しかった。彼に愛されたかった。私が彼に夢中になり始めていたのだ。
あっんん……っあっんっ……んっ
私の淫らな甘い声が豪華な部屋に響き、彼の手は私のよく張り出したお尻を撫でた。細いウェストからよく張り出たお尻に彼は目を細めて堪らないと言った表情をしている。
そのまま優しく軽々と抱き抱えられて、天蓋付きベッドに運ばれた。
2は20:10頃です。
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