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命を救われたら(2)※
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ジョシュアが少し怒っているようにも見える。3年前ひどい裏切りを私はした。そのことでジョシュアが私を許せないのは分かる。けれども……。私はまたジョシュアが抱いてくれるのかもしれないという期待をどこかでしてしまっている。
私は浴室に向かった。湯で洗い流して浴槽に入って体をゆっくり伸ばした。温かくて気持ちが良かった。じんわり体がほぐれて行くのが分かる。
朝早くに夫の秘密の別荘からジャガイモだらけの荷台に乗って逃げて、ジョシュアに再会して、リリアに殺されて戻って呪文を使った。約束の見返りの契約をしてジョシュアの君主宣言に付き合った。王妃にしてもらってジョシュアに命を救ってもらった。
今日の一日を振り返ってみて、途方もない一日だと思った。呪文を使って一瞬死んだと思った時は、神様にもう一度ジョシュアに抱いて欲しかったと願ったことを思い出した。
――死ななかったけれども、もう一度抱いてもらえるのなら……。
ジョシュアが浴室に静かに入ってきた。何も着ていない。
後ろから抱きすくめられて、首筋に舌をはわされながら、両胸を揉まれた。震えるような快感に甘い喘ぎ声が漏れ出た。
やぁっあぁっ……んっ……はぁ……っんっ
悶えて喘ぐ私にジョシュアはささやいた。
「立って壁に手をついてくれる?」
私は目をつぶった。ジョシュアに背を向けて立って壁に手をついた。そのまま、後ろから抱きかかえられた。後ろから太ももの間にジョシュアの手が伸びてきて、ジョシュアの温かい手が私の中心を優しく包み込むように触れて愛撫を始めた。私はピクンと体を震わせて嬌声をあげた。
ジョシュアは私の太ももの間の茂みの間に指を入れて、私の体に快感を与え続けて私を身悶えさせ続けた。背中に口付けをされながら、後ろから左手で胸も揉まれて甘い声が漏れ出る。
あぁっ……んっ……はぁ……んっ
いやぁっんあぁっんあぁっんっんっあっぁっんっ
「あいつの方が良かったの?グレース?」
私の背中でジョシュアの泣きそうな声がした。そのまま右手は私の太ももの間を優しく愛撫している。ジョシュアの左手は胸ね先を摘んで、私の体をさらなる快感が貫き、私はのけぞって身悶えした。
あぁっ……んっ!
「教えてグレース。あいつの方が俺より良かったの?」
私は喘いでしまっていてうまく答えられない。するとジョシュアは、私の太ももの間の手の動きを早くした。
私はさらに身悶えした。あまりの快感の波におかしくなりそうだ。思わず壁についた手を離して悶えて逃げようとすると、「ダメそのままでいて。たっぷり濡れてるから」とジョシュアに耳元でささやかれた。
あぁ……っ
私は私のお尻の方に押し付けられたジョシュアの固くなったそれに触れて、そっと撫で上げた。ジョシュアはうめいた。
うぅ……っ
「もうお願いだから入れさせて。我慢できない」
ジョシュアはそうささやくと、私の中に固いそれをグッと入れてきた。私は夢にまで見た最愛の人に再び抱かれている。
後ろから力強く腰を捕まえられ、体を固定されたように身動きできないようにされて、力強く後ろから突き上げられた。私の胸は揺れ、あまりの気持ち良さに私は我を忘れて嬌声をあげて喘いだ。
いやぁんっ!あぁっ!んっあぁっ!あぁっんっあぁっんっあぁっん……っ
私は壁に手をついたまま後ろから胸を揉まれて、胸の先を刺激され、後ろから入れられて、激しく突き上げられた。
「グレース、質問に答えて。あぁっ……」
「ノアはぁっ……私にぃっ……近づかぁなかったぁ……のぉ……」
あぁっんっあぁっんっ
その時、私の声を聞いたジョシュアは激しく突き上げるのをぴたりとやめた。
「なんだって……?もう一度言って……」
くるりと向きを変えさせられた。ジョシュアの瞳には涙が光っていた。
あぁっ……んっ
ジョシュアと向き合って立ったまま、また入れられた。私の両胸の先を口に含み、刺激しながらどんどん上に突き上げられて、私は胸を揺らした。乱れに乱れて甘い喘ぎ声を漏らす。
ぁぁあぁんっあぁんっ
「ノアぁとは、しぃてぇなぁっあぁっいぃ……っ」
んんっ……
「していない?」
はぁはぁと息を吐きながら、ジョシュアは動きを止めた。
「どういう意味?」
ジョシュアは真剣な表情で私を見つめている。動きを止めてくれた。私は息を大きく吐きながらジョシュアの瞳をしっかりと見つめて、真実を伝えた。
「『あの男の顔がチラつくからイヤ』と言って……彼は私を抱かなかったの……ノア皇太子は私に近づかなかったのよ。あなたが私を抱いて以来……私が男性に抱かれたのは今が初めてなの……」
そう言いながら、私はキュンときてしまった。またジョシュアに抱かれていると言う事実に私は感じてしまっている。
――私は本当にばかだわ。ジョシュアは私に仕返しをすることしか頭にないみたいなのに……
「そんなに締めつけないで……あぁっ……」
ジョシュアは私の唇にキスをした。
私は浴室に向かった。湯で洗い流して浴槽に入って体をゆっくり伸ばした。温かくて気持ちが良かった。じんわり体がほぐれて行くのが分かる。
朝早くに夫の秘密の別荘からジャガイモだらけの荷台に乗って逃げて、ジョシュアに再会して、リリアに殺されて戻って呪文を使った。約束の見返りの契約をしてジョシュアの君主宣言に付き合った。王妃にしてもらってジョシュアに命を救ってもらった。
今日の一日を振り返ってみて、途方もない一日だと思った。呪文を使って一瞬死んだと思った時は、神様にもう一度ジョシュアに抱いて欲しかったと願ったことを思い出した。
――死ななかったけれども、もう一度抱いてもらえるのなら……。
ジョシュアが浴室に静かに入ってきた。何も着ていない。
後ろから抱きすくめられて、首筋に舌をはわされながら、両胸を揉まれた。震えるような快感に甘い喘ぎ声が漏れ出た。
やぁっあぁっ……んっ……はぁ……っんっ
悶えて喘ぐ私にジョシュアはささやいた。
「立って壁に手をついてくれる?」
私は目をつぶった。ジョシュアに背を向けて立って壁に手をついた。そのまま、後ろから抱きかかえられた。後ろから太ももの間にジョシュアの手が伸びてきて、ジョシュアの温かい手が私の中心を優しく包み込むように触れて愛撫を始めた。私はピクンと体を震わせて嬌声をあげた。
ジョシュアは私の太ももの間の茂みの間に指を入れて、私の体に快感を与え続けて私を身悶えさせ続けた。背中に口付けをされながら、後ろから左手で胸も揉まれて甘い声が漏れ出る。
あぁっ……んっ……はぁ……んっ
いやぁっんあぁっんあぁっんっんっあっぁっんっ
「あいつの方が良かったの?グレース?」
私の背中でジョシュアの泣きそうな声がした。そのまま右手は私の太ももの間を優しく愛撫している。ジョシュアの左手は胸ね先を摘んで、私の体をさらなる快感が貫き、私はのけぞって身悶えした。
あぁっ……んっ!
「教えてグレース。あいつの方が俺より良かったの?」
私は喘いでしまっていてうまく答えられない。するとジョシュアは、私の太ももの間の手の動きを早くした。
私はさらに身悶えした。あまりの快感の波におかしくなりそうだ。思わず壁についた手を離して悶えて逃げようとすると、「ダメそのままでいて。たっぷり濡れてるから」とジョシュアに耳元でささやかれた。
あぁ……っ
私は私のお尻の方に押し付けられたジョシュアの固くなったそれに触れて、そっと撫で上げた。ジョシュアはうめいた。
うぅ……っ
「もうお願いだから入れさせて。我慢できない」
ジョシュアはそうささやくと、私の中に固いそれをグッと入れてきた。私は夢にまで見た最愛の人に再び抱かれている。
後ろから力強く腰を捕まえられ、体を固定されたように身動きできないようにされて、力強く後ろから突き上げられた。私の胸は揺れ、あまりの気持ち良さに私は我を忘れて嬌声をあげて喘いだ。
いやぁんっ!あぁっ!んっあぁっ!あぁっんっあぁっんっあぁっん……っ
私は壁に手をついたまま後ろから胸を揉まれて、胸の先を刺激され、後ろから入れられて、激しく突き上げられた。
「グレース、質問に答えて。あぁっ……」
「ノアはぁっ……私にぃっ……近づかぁなかったぁ……のぉ……」
あぁっんっあぁっんっ
その時、私の声を聞いたジョシュアは激しく突き上げるのをぴたりとやめた。
「なんだって……?もう一度言って……」
くるりと向きを変えさせられた。ジョシュアの瞳には涙が光っていた。
あぁっ……んっ
ジョシュアと向き合って立ったまま、また入れられた。私の両胸の先を口に含み、刺激しながらどんどん上に突き上げられて、私は胸を揺らした。乱れに乱れて甘い喘ぎ声を漏らす。
ぁぁあぁんっあぁんっ
「ノアぁとは、しぃてぇなぁっあぁっいぃ……っ」
んんっ……
「していない?」
はぁはぁと息を吐きながら、ジョシュアは動きを止めた。
「どういう意味?」
ジョシュアは真剣な表情で私を見つめている。動きを止めてくれた。私は息を大きく吐きながらジョシュアの瞳をしっかりと見つめて、真実を伝えた。
「『あの男の顔がチラつくからイヤ』と言って……彼は私を抱かなかったの……ノア皇太子は私に近づかなかったのよ。あなたが私を抱いて以来……私が男性に抱かれたのは今が初めてなの……」
そう言いながら、私はキュンときてしまった。またジョシュアに抱かれていると言う事実に私は感じてしまっている。
――私は本当にばかだわ。ジョシュアは私に仕返しをすることしか頭にないみたいなのに……
「そんなに締めつけないで……あぁっ……」
ジョシュアは私の唇にキスをした。
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