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第二部:1章:お騒がせ新学期
144話:死神鴉のとっておき大作戦
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次の日の朝。
ネルカは自身の寮室のクローゼットを開き、侍女のメリーダとともに掛けられた服を選んでいた。しかも、わざわざ置く側から引っ張り出し、彼女がまったく着ない『カワイイ系』の服を選んでいた。
「お嬢様を着飾れる日が来るなんて…うぅっ!」
「フフッ…誘惑できるようにお願いね。」
ちなみに、アルマ学園には制服が用意されている。
しかし強制というわけでもないため、普通科で実際に着ている人は二割ほどしかいなかったりする。ネルカも入学当初は普通科なのに騎士科の制服を着て過ごしていたし、去年の夏が過ぎてからはメンシニカ夫人から提供された服だけを着ていた。
「しかし、お嬢様も酷な作戦を思いつきますね。」
「仕方ないわ。ダーデ御義兄様は研究棟から滅多に出ない、引き籠りだもの。私が動かなければいけないのよ…ハァ、妹の苦労ってやつだわ。」
「お嬢様の手に掛かれば…想像するのも恐ろしい…。」
彼女が慣れぬことをするのには理由がある。
それはマリアンネから男を奪い取るためだ。
彼女に向けられている目を、すべてネルカがかっさらうのだ。
ちなみに、ダーデキシュをどうこうするのは諦めた。
「マリ、あなたのファンを奪い取るようで申し訳ないわ。フフッ。」
彼女はドヤ顔で廊下へと出た。
失敗など微塵も思っていない表情だった。
ネルカは夜会の一件の際、ハニートラップに成功したことがあり、それは彼女にとって自信につながっていた。私には異性としての魅力がある――そんな自信を持っていたのだった。しかも、ネルカのファン一号を自称するメリーダが大賛成したのだから、なおさらに後押しされてしまったのだった。
― ― ― ― ― ―
ネルカは直に騎士科へと向かった。
そして、一番初めに見つけたのは、汗を拭きながら談笑している四人の男生徒だった。彼女の記憶によれば高位側の貴族子息たちばかりで、特にマリアンネに対して熱い視線を送っている四人だ。
彼らはネルカを見つけると、目を大きくかっ開いた。
まるで、魔物を見つけたかのような反応だ。
そんな彼女は――腰をしならせて投げキッスを放った。
「あら、暇そうね。私と遊ばない? うふ~ん。」
「「「「…………。」」」」
(おい、何か言いなさいよ!)
投げキッスを避けた彼らは、互いに目を合わせあうとこくりと頷いた。その後、視線をネルカへと戻すと、逸らしも瞬きも許さぬままジリジリと後退していく。ちなみに、大型動物と遭遇した時の対処法マニュアルどおりの行動だ。
距離はどんどん離れていく。
気付けば、彼らの呟きが聞こえない距離だ。
「お、おい、ネルカ嬢だよな? 変なキノコでも食ったか?」
「嫌な予感がするぜ。戦士の勘が告げている。」
「魅力はあるけど…腰に来ねぇ。不思議だ。」
「馬鹿言うな! 死神だぞ! そんなもん感じる暇もねぇよ!」
触らぬ神に祟りなし――触らぬ死神に祟りなし。
彼らは急に方向転換すると、猛ダッシュで去って行った。
今日のネルカの恰好では追いつくことが出来ない速度だ。
「ど、どうしてなの…。」
現実は非情である。
あの夜会の日、仕掛けた相手――ジェイレン・ファーガソンは彼の学生時代に、悪友の手によって性癖を暴露されたことがあった。その内容は『筋肉質で、高身長で、低めの声で、スレンダーな女性』である。割と貴族界隈では有名な暴露話だ。
その特徴、完全にネルカと一致しているのだ。
そう、色仕掛けが成功したのは、相手がジェイレンだったから。
決してネルカが万人に対して成功させれるわけではないのだ。
そうじゃなかったら、立案者のデインもネルカなんてハニートラップに使うこともなく、マルシャあたりを起用していたに違いない。そのことをネルカは知らなかったのだった。
もちろん、彼女は非常に整った顔を持っている。
似合っているかどうかなら、意外にも似合ってはいる。
だが、鑑賞としての魅力と、異性としての魅力は話は別。
カワイイ系を着ているのに、やはりどこか凛としているのだ。
((((似合ってるのに、物足りないんだよなぁ…。))))
つまり、彼女がハニートラップを仕掛けることができるとしたら、同性か、ジェイレンのような性癖持ちか、コールマン家の使用人またはエルスターぐらいしかいないのだ。
「ま、まさか…私は…異性として魅力が無かったの…?」
彼女のプライドはズタズタに引き裂かれた。
― ― ― ― ― ―
その日の昼前、ネルカは中庭でうなだれていた。
ベンチに座り、ただ独りで力尽きてしまっていた。
今日はマリアンネがダーデキシュの手伝いに行く日であり、エルスターはゼノン教関連で調査のため休学しているため、彼女に近づくことができる者など居はしない。
否――一人だけいた。
「コルネr…じゃなかった、ネルカ様。大丈夫、ですか?」
ロズレア・カレンティ伯爵令嬢。
アイナの取り巻きの一人だった令嬢だった。
しかし、かのグループは現在、無くなってしまった。
アイナとベティンは卒業。
追ったコルナールは中退。
では、彼女が寂しい思いをしているかと言えば、そうでもない。
彼女は(男同士の恋愛話が好きという)趣味の人たちを集め、楽しい楽しい妄想談議に花を咲かす日々を送っているからだ。むしろ、今の方が活き活きしているかもしれない。ちなみに、スケッチブックの中には、騎士同士による友情的かつ恋愛的な物語が描かれている。
「ハッ! コルネル様の恰好! 女装系薔薇モノ…閃いた!」
「あなたは元気みたいね…。」
「えっと、その、コルネル様、お元気がないようで…。」
「そうね、元気はないわ?」
「あの、私で、避ければ、相談に乗り…ます。」
元恋愛好き・現貴腐人であるロズレアの話術はかなり高く、がっくり来てしまっているネルカから話を聞くのは容易なことだった。
マリアンネに対する色目を回収すべく、色仕掛けをおこなおうとしたこと。失敗してしまい何とも言えない表情で逃げられたこと。そして、そのことに対しショックを受けてしまったこと――すべてをネルカは話してしまった。
さらに、打ち明ける――本音。
「私にも女性としての矜持があったのね…と最初は思ったけど、でも何度思い直しても『エル以外には』って答えになっちゃうのよ。じゃあ、私は何に対して傷ついたのか…これが分からないのよ。それが悔しくって、もどかしくって…。」
本人ですら分からない感情。
だが、ロズレアは分かってしまった。
(愚、愚腐腐。コルネル様は――)
――ネルカは女として見てもらいたいわけではない。
では、なぜネルカはショックを受けてしまったのか?
彼女の傷ついたプライドとは――人気者としてのプライドだ。
異性だろうが、同性だろうが、魅了して当然というプライドだ。
彼女は英雄であり、イケメンであり、美しい人間なのだ。
なら話は早い。
「私に――良策、あります。愚腐腐腐…。」
腐った悪魔は不敵に笑った、
ネルカは自身の寮室のクローゼットを開き、侍女のメリーダとともに掛けられた服を選んでいた。しかも、わざわざ置く側から引っ張り出し、彼女がまったく着ない『カワイイ系』の服を選んでいた。
「お嬢様を着飾れる日が来るなんて…うぅっ!」
「フフッ…誘惑できるようにお願いね。」
ちなみに、アルマ学園には制服が用意されている。
しかし強制というわけでもないため、普通科で実際に着ている人は二割ほどしかいなかったりする。ネルカも入学当初は普通科なのに騎士科の制服を着て過ごしていたし、去年の夏が過ぎてからはメンシニカ夫人から提供された服だけを着ていた。
「しかし、お嬢様も酷な作戦を思いつきますね。」
「仕方ないわ。ダーデ御義兄様は研究棟から滅多に出ない、引き籠りだもの。私が動かなければいけないのよ…ハァ、妹の苦労ってやつだわ。」
「お嬢様の手に掛かれば…想像するのも恐ろしい…。」
彼女が慣れぬことをするのには理由がある。
それはマリアンネから男を奪い取るためだ。
彼女に向けられている目を、すべてネルカがかっさらうのだ。
ちなみに、ダーデキシュをどうこうするのは諦めた。
「マリ、あなたのファンを奪い取るようで申し訳ないわ。フフッ。」
彼女はドヤ顔で廊下へと出た。
失敗など微塵も思っていない表情だった。
ネルカは夜会の一件の際、ハニートラップに成功したことがあり、それは彼女にとって自信につながっていた。私には異性としての魅力がある――そんな自信を持っていたのだった。しかも、ネルカのファン一号を自称するメリーダが大賛成したのだから、なおさらに後押しされてしまったのだった。
― ― ― ― ― ―
ネルカは直に騎士科へと向かった。
そして、一番初めに見つけたのは、汗を拭きながら談笑している四人の男生徒だった。彼女の記憶によれば高位側の貴族子息たちばかりで、特にマリアンネに対して熱い視線を送っている四人だ。
彼らはネルカを見つけると、目を大きくかっ開いた。
まるで、魔物を見つけたかのような反応だ。
そんな彼女は――腰をしならせて投げキッスを放った。
「あら、暇そうね。私と遊ばない? うふ~ん。」
「「「「…………。」」」」
(おい、何か言いなさいよ!)
投げキッスを避けた彼らは、互いに目を合わせあうとこくりと頷いた。その後、視線をネルカへと戻すと、逸らしも瞬きも許さぬままジリジリと後退していく。ちなみに、大型動物と遭遇した時の対処法マニュアルどおりの行動だ。
距離はどんどん離れていく。
気付けば、彼らの呟きが聞こえない距離だ。
「お、おい、ネルカ嬢だよな? 変なキノコでも食ったか?」
「嫌な予感がするぜ。戦士の勘が告げている。」
「魅力はあるけど…腰に来ねぇ。不思議だ。」
「馬鹿言うな! 死神だぞ! そんなもん感じる暇もねぇよ!」
触らぬ神に祟りなし――触らぬ死神に祟りなし。
彼らは急に方向転換すると、猛ダッシュで去って行った。
今日のネルカの恰好では追いつくことが出来ない速度だ。
「ど、どうしてなの…。」
現実は非情である。
あの夜会の日、仕掛けた相手――ジェイレン・ファーガソンは彼の学生時代に、悪友の手によって性癖を暴露されたことがあった。その内容は『筋肉質で、高身長で、低めの声で、スレンダーな女性』である。割と貴族界隈では有名な暴露話だ。
その特徴、完全にネルカと一致しているのだ。
そう、色仕掛けが成功したのは、相手がジェイレンだったから。
決してネルカが万人に対して成功させれるわけではないのだ。
そうじゃなかったら、立案者のデインもネルカなんてハニートラップに使うこともなく、マルシャあたりを起用していたに違いない。そのことをネルカは知らなかったのだった。
もちろん、彼女は非常に整った顔を持っている。
似合っているかどうかなら、意外にも似合ってはいる。
だが、鑑賞としての魅力と、異性としての魅力は話は別。
カワイイ系を着ているのに、やはりどこか凛としているのだ。
((((似合ってるのに、物足りないんだよなぁ…。))))
つまり、彼女がハニートラップを仕掛けることができるとしたら、同性か、ジェイレンのような性癖持ちか、コールマン家の使用人またはエルスターぐらいしかいないのだ。
「ま、まさか…私は…異性として魅力が無かったの…?」
彼女のプライドはズタズタに引き裂かれた。
― ― ― ― ― ―
その日の昼前、ネルカは中庭でうなだれていた。
ベンチに座り、ただ独りで力尽きてしまっていた。
今日はマリアンネがダーデキシュの手伝いに行く日であり、エルスターはゼノン教関連で調査のため休学しているため、彼女に近づくことができる者など居はしない。
否――一人だけいた。
「コルネr…じゃなかった、ネルカ様。大丈夫、ですか?」
ロズレア・カレンティ伯爵令嬢。
アイナの取り巻きの一人だった令嬢だった。
しかし、かのグループは現在、無くなってしまった。
アイナとベティンは卒業。
追ったコルナールは中退。
では、彼女が寂しい思いをしているかと言えば、そうでもない。
彼女は(男同士の恋愛話が好きという)趣味の人たちを集め、楽しい楽しい妄想談議に花を咲かす日々を送っているからだ。むしろ、今の方が活き活きしているかもしれない。ちなみに、スケッチブックの中には、騎士同士による友情的かつ恋愛的な物語が描かれている。
「ハッ! コルネル様の恰好! 女装系薔薇モノ…閃いた!」
「あなたは元気みたいね…。」
「えっと、その、コルネル様、お元気がないようで…。」
「そうね、元気はないわ?」
「あの、私で、避ければ、相談に乗り…ます。」
元恋愛好き・現貴腐人であるロズレアの話術はかなり高く、がっくり来てしまっているネルカから話を聞くのは容易なことだった。
マリアンネに対する色目を回収すべく、色仕掛けをおこなおうとしたこと。失敗してしまい何とも言えない表情で逃げられたこと。そして、そのことに対しショックを受けてしまったこと――すべてをネルカは話してしまった。
さらに、打ち明ける――本音。
「私にも女性としての矜持があったのね…と最初は思ったけど、でも何度思い直しても『エル以外には』って答えになっちゃうのよ。じゃあ、私は何に対して傷ついたのか…これが分からないのよ。それが悔しくって、もどかしくって…。」
本人ですら分からない感情。
だが、ロズレアは分かってしまった。
(愚、愚腐腐。コルネル様は――)
――ネルカは女として見てもらいたいわけではない。
では、なぜネルカはショックを受けてしまったのか?
彼女の傷ついたプライドとは――人気者としてのプライドだ。
異性だろうが、同性だろうが、魅了して当然というプライドだ。
彼女は英雄であり、イケメンであり、美しい人間なのだ。
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「私に――良策、あります。愚腐腐腐…。」
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