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其の六
嘘つけないから
しおりを挟む本日は曇天模様也。体調は悪くない。春はどうしてこんなに眠いんだろう…。
まだ寒いけど冬の寒さじゃない。でも気が緩むとあっという間に風に元気を奪われる。春の風は泥棒。ついでに余分な私欲も盗んで行って欲しいのにな。
一番伝えたい想いを雲のように様々な形で、君まで続く空に毎日綴れたらいい。
寂しくないって思ったところで、寂しさってものを心は知り尽くしてしまっている。
喜怒哀楽がね、言葉や行動には出さないようには出来ても、顔に出てしまう人です、私は。
**********
心で思ったこと感じたことに嘘つけないから、さんざんそれで痛い思いしてきて、それで心を裏切って来た。
今は心とは向き合わないようにしているけど、眺めている。
私の笑顔は処世術のひとつ。
好きなこと、好きな人には無条件で笑顔になるけど時にそれすら、真っ黒な厚手の遮光カーテンで覆ってしまうことがある。
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