緋色の空 ひいろのそら

月待

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伝うぬくもり

つゝまれたから

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怒りも


悲しみも


憤りも


淋しさゝえ



泣き崩れるわたしに触れる君の手で



雲散霧消





それは夢でも



わたしには現実まこと




寒さにガタガタ震えてた心が


その手の温もりに包まれたから















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