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類友は異世界まで呼ぶことができるのか②
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「ん?え?い、異世界人?誰が?私が?」
「まぁ僕たちからしてみたらね。ユキさんからしてみれば、僕たちが異世界人。ここはユキさんの住んでいた世界からしたら別の世界。」
「…?」
「簡単に言えば、ユキさんは住んでいたところとは別の世界に飛ばされちゃったってこと。」
「はぁ!?なんで!!」
「うわうるさっ。」
一体全体、どうやったらそんなことが可能になるというのか。私が一体何をやらかしたというの神様。
というか。
「…異世界なんて、本当にあるんだぁ…。」
「あるんだなぁ、これが。まぁそもそも、僕たちの故郷といえばそうだしね。」
「故郷!?…郡司さんも?」
「まぁ、一応そうなるな。」
「…はぁー…。」
これはなんとも、カルチャーショック…で済ませていいものなのかも分からないが、異世界なんてものが身近にあるなんて、私の感覚では夢物語、創作作品の中に飛び込んでもいないと味わえない感覚だろう。だって自分が存在する世界とは異なった世界だから異世界なんだよ?そんな場所とどうやって行き来するっていうの。
「ちなみに方法さえ知ってたら案外簡単に行き来できるよ。」
「嘘でしょ!?」
「行き来が難しかったら、僕たちどうやって里帰りするのさ。」
「…いや異世界の里帰りの習慣とか、知らないから…。」
「簡単とはいっても、そうそう手軽にできるもんじゃないぞ。人間が一人で行くなんてまず無理だ。…ナインだからこう言っているだけだから。」
「あ、そこはやっぱりそうなんだ。」
「納得されるってことは、僕がすごい人物だって認められてるからってことでいいんだよね?変人判定だからじゃないよね?」
この場に郡司さんがいてくれて、本当に良かったと思う。
「まぁいいけどさ…。一応訂正しておくけど、ユキさんの住んでいた世界と僕たちの故郷である異世界は別物だからね?僕たちが里帰りできるからって、ユキさんが元の世界に帰れるとは安易に考えない方がいい。」
「…ん?」
「ユキさんの世界は…なんていうか、もっと異世界という存在との関係が希薄っていうか、切り離されているっていうか…。」
「ちょっとちょっと、話が違うじゃない。異世界って簡単に行き来できるんでしょ?だったら、私を帰すのだって…!」
「それが問題なんだよね。…説明するから、とりあえず座ってよ。」
「…。」
なんだか雲行きが怪しくなってきた。異世界との行き来が簡単なんだったら、何かの拍子に私が巻き込まれてうっかり異世界に!あーごめんごめん、ちょっとした事故でね!今元の世界に帰すから!で済む話になるんじゃないの?別物の異世界って何!?こちとら異世界という存在自体をまだ飲み込んでいる途中なんですけど。
「本来世界っていうのは、他の世界と紐づけられているものなんだよ。」
「ひもづけ…?」
「そう。神話で言うところの第何世界とか、なんちゃらの国、みたいな。日本だったら、黄泉の国とか高天原とか。」
「…聞いたことはあるかも。」
「そういった世界は、大体生者と死者の住み分けが中心に描かれているけど、古くから別種族間での住み分けもあったわけなんだよね。神聖な空間を好む種族とか暗闇と好む種族とか。別にそれは差別とかじゃなく、各々好きな場所に定住した結果みたいなものなんだけど。」
「…ふーん。」
「まぁそこまで深く考えなくてもいいや。生者と死者の世界、種族毎の世界と神の世界があることぐらいをざっくり知っておいてくれれば。んで、そういった世界ってのは元々地続きで、行き来できるような位置関係にあったりするんだ。」
「へーそうなんだ…ん!?ちょっと待って、神!?」
「え、うん。神様。」
「神様って…いるの?」
「いるよ。いないの?」
「いや、いないのっていうか…。」
あまりにもあっさりと神様の世界なんて言うもんだから、危うく流してしまうところだった。神様って…あの神様?神話とか、宗教とかで出てくるような?あの?…いるかいないかで聞かれると、なかなか繊細な問題だからノーコメント、ということにして…。日本では八百万の神様がそこかしこに宿っているとか何とか言われてはいるが、少なくとも、私は見たことない。
「まぁ神様といっても、とんでもない力を持った化け物みたいな存在だからね。人々が信仰する神聖な存在かどうかは置いておいて。」
「ちょっ…そんなこと言っていいの!?」
「え、どうして?」
「どうしてっ…神様って、どこからでも話を聞いてそうじゃない。天罰とか、ないの?」
「うーん、気が向いたらするかも。」
「気が向いたらって…。」
何とも適当な、いや人間臭い…だめだ適切な表現が見当たらない。とにかく、私が思っているような「愚かな人間よ…」みたいな神様だけではなさそう。
「でも気が向いたときに大洪水を起こすなんてのはもうしないでほしいよねー。あははっ。」
「いったいどんな気が向いたら洪水起こすの!?」
「どんなって…久しぶりに部屋を見回したら思った以上に散らかってて、片づけついでに模様替えするかーって気分じゃない?」
そんな気軽に災害を起こさないでほしい。
「神様ってのはそんな感じだよ。他の種族へ共感が少ないっていうか…自分たちが何でもできちゃうから、できない人に対して理解ができないっていうか。ほら、頭いい人に勉強教えてもらったら教え方下手だったみたいな。」
確かにそういう経験あるけども。勉強できる人ってできない人がどこで躓いているのか分からないっていうか、躓く意味が分からないって感じなところあるもんね。…だんだん神様像が神々しいものから変わってきてしまっている気がしないでもない。
「…でも力はとんでもないくらい持ってるからな。この世界で神の存在を疑うやつはいない。」
「え、そんなに?…大丈夫かな私。」
「まぁ一人一人神を信じるか聞いて回るほど、神様みみっちくないよ。…多分。」
「多分!?」
そこはぜひ確実であっていただきたい。…ふいに不敬か何かで罰が当たったりしないだろうな。
「まぁ僕たちからしてみたらね。ユキさんからしてみれば、僕たちが異世界人。ここはユキさんの住んでいた世界からしたら別の世界。」
「…?」
「簡単に言えば、ユキさんは住んでいたところとは別の世界に飛ばされちゃったってこと。」
「はぁ!?なんで!!」
「うわうるさっ。」
一体全体、どうやったらそんなことが可能になるというのか。私が一体何をやらかしたというの神様。
というか。
「…異世界なんて、本当にあるんだぁ…。」
「あるんだなぁ、これが。まぁそもそも、僕たちの故郷といえばそうだしね。」
「故郷!?…郡司さんも?」
「まぁ、一応そうなるな。」
「…はぁー…。」
これはなんとも、カルチャーショック…で済ませていいものなのかも分からないが、異世界なんてものが身近にあるなんて、私の感覚では夢物語、創作作品の中に飛び込んでもいないと味わえない感覚だろう。だって自分が存在する世界とは異なった世界だから異世界なんだよ?そんな場所とどうやって行き来するっていうの。
「ちなみに方法さえ知ってたら案外簡単に行き来できるよ。」
「嘘でしょ!?」
「行き来が難しかったら、僕たちどうやって里帰りするのさ。」
「…いや異世界の里帰りの習慣とか、知らないから…。」
「簡単とはいっても、そうそう手軽にできるもんじゃないぞ。人間が一人で行くなんてまず無理だ。…ナインだからこう言っているだけだから。」
「あ、そこはやっぱりそうなんだ。」
「納得されるってことは、僕がすごい人物だって認められてるからってことでいいんだよね?変人判定だからじゃないよね?」
この場に郡司さんがいてくれて、本当に良かったと思う。
「まぁいいけどさ…。一応訂正しておくけど、ユキさんの住んでいた世界と僕たちの故郷である異世界は別物だからね?僕たちが里帰りできるからって、ユキさんが元の世界に帰れるとは安易に考えない方がいい。」
「…ん?」
「ユキさんの世界は…なんていうか、もっと異世界という存在との関係が希薄っていうか、切り離されているっていうか…。」
「ちょっとちょっと、話が違うじゃない。異世界って簡単に行き来できるんでしょ?だったら、私を帰すのだって…!」
「それが問題なんだよね。…説明するから、とりあえず座ってよ。」
「…。」
なんだか雲行きが怪しくなってきた。異世界との行き来が簡単なんだったら、何かの拍子に私が巻き込まれてうっかり異世界に!あーごめんごめん、ちょっとした事故でね!今元の世界に帰すから!で済む話になるんじゃないの?別物の異世界って何!?こちとら異世界という存在自体をまだ飲み込んでいる途中なんですけど。
「本来世界っていうのは、他の世界と紐づけられているものなんだよ。」
「ひもづけ…?」
「そう。神話で言うところの第何世界とか、なんちゃらの国、みたいな。日本だったら、黄泉の国とか高天原とか。」
「…聞いたことはあるかも。」
「そういった世界は、大体生者と死者の住み分けが中心に描かれているけど、古くから別種族間での住み分けもあったわけなんだよね。神聖な空間を好む種族とか暗闇と好む種族とか。別にそれは差別とかじゃなく、各々好きな場所に定住した結果みたいなものなんだけど。」
「…ふーん。」
「まぁそこまで深く考えなくてもいいや。生者と死者の世界、種族毎の世界と神の世界があることぐらいをざっくり知っておいてくれれば。んで、そういった世界ってのは元々地続きで、行き来できるような位置関係にあったりするんだ。」
「へーそうなんだ…ん!?ちょっと待って、神!?」
「え、うん。神様。」
「神様って…いるの?」
「いるよ。いないの?」
「いや、いないのっていうか…。」
あまりにもあっさりと神様の世界なんて言うもんだから、危うく流してしまうところだった。神様って…あの神様?神話とか、宗教とかで出てくるような?あの?…いるかいないかで聞かれると、なかなか繊細な問題だからノーコメント、ということにして…。日本では八百万の神様がそこかしこに宿っているとか何とか言われてはいるが、少なくとも、私は見たことない。
「まぁ神様といっても、とんでもない力を持った化け物みたいな存在だからね。人々が信仰する神聖な存在かどうかは置いておいて。」
「ちょっ…そんなこと言っていいの!?」
「え、どうして?」
「どうしてっ…神様って、どこからでも話を聞いてそうじゃない。天罰とか、ないの?」
「うーん、気が向いたらするかも。」
「気が向いたらって…。」
何とも適当な、いや人間臭い…だめだ適切な表現が見当たらない。とにかく、私が思っているような「愚かな人間よ…」みたいな神様だけではなさそう。
「でも気が向いたときに大洪水を起こすなんてのはもうしないでほしいよねー。あははっ。」
「いったいどんな気が向いたら洪水起こすの!?」
「どんなって…久しぶりに部屋を見回したら思った以上に散らかってて、片づけついでに模様替えするかーって気分じゃない?」
そんな気軽に災害を起こさないでほしい。
「神様ってのはそんな感じだよ。他の種族へ共感が少ないっていうか…自分たちが何でもできちゃうから、できない人に対して理解ができないっていうか。ほら、頭いい人に勉強教えてもらったら教え方下手だったみたいな。」
確かにそういう経験あるけども。勉強できる人ってできない人がどこで躓いているのか分からないっていうか、躓く意味が分からないって感じなところあるもんね。…だんだん神様像が神々しいものから変わってきてしまっている気がしないでもない。
「…でも力はとんでもないくらい持ってるからな。この世界で神の存在を疑うやつはいない。」
「え、そんなに?…大丈夫かな私。」
「まぁ一人一人神を信じるか聞いて回るほど、神様みみっちくないよ。…多分。」
「多分!?」
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