2 / 25
どっちもどっち
しおりを挟む
一体どういうことなのだろうか。
いつから私の家はファンタジー感満載のメルヘン空間になってしまったのだろう。いや、ついさっきまでお城がどうとか考えてニヤニヤしてしまっていた私に言えたことではないか…。
ぐるぐると走馬灯のようにどうでもいいことばかりが頭の中を駆け巡る。現実逃避をせずにはいられないだろ、こんなの。あまりの光景に固まってしまっていると、二足歩行の犬がラーメンどんぶりをテーブルに置いてこちらに向かってくる。
何、何です!?
「聞こえてんのか?…泥棒にしちゃ大荷物だし、間抜けだな。」
「…はぁ!?」
泥棒。
泥棒だって!?私が!?どこをどう見たらそんな風に見えるんだ!くたくたになって帰ってきてみれば、二足歩行の犬に家に上がられているし、そいつに家主である私が泥棒扱いされて。挙句の果てに間抜けだってぇ!?泥棒なのはそっちだろ!呑気にラーメンなんか作りやがって!私のラーメンだぞ!
「どうやって鍵を開けたのかは知らんが、空き巣するにしてもこの家を選んだのが運の尽きだったな。これからはもう少し下調べをしっかりしろよ。ま、これからなんてないけどな。」
「…言わせておけば…!空き巣なのはそっちでしょうが、このワンコロが!あんたがラーメンすすってる間に警察に通報してやるわ!」
疲れもあったのか、勢いに任せて盛大に啖呵を切ってスマホに手を伸ばす。緊急通報はロックを解除しなくても繋がるはず。見てなさいよ、ものの数秒であんたなんかお縄に、いや保健所行きにしてやる!
「ほー、自首するってのか。感心感心。」
「バカじゃないの!?あんたを警察に突き出すに決まってんでしょ!人の家に上がり込んどいて、何をのうのうと…!」
「ここはオレの家だ。」
「はぁ!?言い訳すんならもっとマシなのにしなさいよ!家主に向かってその言い訳で乗り切れると思ってんの!?」
「オレの家だ。」
「私の家!」
何こいつ。あまりにも堂々としすぎてる。普通警察呼ぶって言ったら、もう少しビビるもんじゃないの?それか、強硬手段に出ようとするとか…。深く考えないで警察を引き合いに出しちゃったけど、その可能性もあったな。こいつが錯乱するタイプじゃなくてよかった…。でも、私だってできることなら警察のご厄介ににならないで済むならそれに越したことはない。さっさと飛び出して逃げてくれればよかったのに…!予想していなかった相手の反応に、なかなか警察への通報ボタンが押せず睨みあっていると、向こうがため息をつく。
「…部屋間違ってんのか?あんた、何号室?」
「間違えるわけないでしょ。203号室でしょ、ここ。」
「住所最初っから言ってみて。」
何なの。部屋を間違えたのではないかと勘繰っているのか、二足歩行の犬は私の家の住所を確認し始めた。…まぁ確かに、現実的に起こり得そうな間違いではあるだろうけど。だけど今の私はそんな間違いを起こすような精神状態ではないのだ。至福の休日を満喫するために、かつてないほど集中力は研ぎ澄まされているのだから!そもそも犬がジャージ着て二足歩行して、人間の言葉を話すって何!?着ぐるみにしたって…なんで?って感じだし。覆面姿の強盗犯と一緒にしてはいけないぐらいに理解できないチョイス。不審者の極み!
ともかく、淀みなく住所を伝えた私の言葉に二足歩行の犬は顔を曇らせる。犬の表情なんてよく分からないけど。
「…ここの住所だな。」
「当然でしょ、自分の家なんだから。さ、いい加減不法侵入のコソ泥は自分だって認めたらどう?今だったら、このまま帰ってくれれば見逃してあげるけど?」
「だから、ここはオレの家だって。」
お互いにここが自分の家だと一歩も譲らない。というか、私の家なのは動きようのない事実なんだからさっさと明け渡しなさいよ!見え見えの嘘なんて、ついたって無駄じゃない!
ぐうぅぅ…。
玄関で押し問答を続けていると、ふいに空腹を告げる音が響く。
「…。」
「…あ、あんた!こんな真剣な時に何お腹鳴らしてんの!?立場ってもんを分かってないの!?」
「いや、オレじゃねぇよ。お前が」「私じゃない!!」
「…。」
「…。」
「まぁ…、とにかく上がれば。」
「…そうする。」
上がればって、ここは私の家なんだから当然!…見え見えの嘘ついてるのは、私も同じか。はぁ…頭が痛い気がする。おなかすいたなぁ。
いつから私の家はファンタジー感満載のメルヘン空間になってしまったのだろう。いや、ついさっきまでお城がどうとか考えてニヤニヤしてしまっていた私に言えたことではないか…。
ぐるぐると走馬灯のようにどうでもいいことばかりが頭の中を駆け巡る。現実逃避をせずにはいられないだろ、こんなの。あまりの光景に固まってしまっていると、二足歩行の犬がラーメンどんぶりをテーブルに置いてこちらに向かってくる。
何、何です!?
「聞こえてんのか?…泥棒にしちゃ大荷物だし、間抜けだな。」
「…はぁ!?」
泥棒。
泥棒だって!?私が!?どこをどう見たらそんな風に見えるんだ!くたくたになって帰ってきてみれば、二足歩行の犬に家に上がられているし、そいつに家主である私が泥棒扱いされて。挙句の果てに間抜けだってぇ!?泥棒なのはそっちだろ!呑気にラーメンなんか作りやがって!私のラーメンだぞ!
「どうやって鍵を開けたのかは知らんが、空き巣するにしてもこの家を選んだのが運の尽きだったな。これからはもう少し下調べをしっかりしろよ。ま、これからなんてないけどな。」
「…言わせておけば…!空き巣なのはそっちでしょうが、このワンコロが!あんたがラーメンすすってる間に警察に通報してやるわ!」
疲れもあったのか、勢いに任せて盛大に啖呵を切ってスマホに手を伸ばす。緊急通報はロックを解除しなくても繋がるはず。見てなさいよ、ものの数秒であんたなんかお縄に、いや保健所行きにしてやる!
「ほー、自首するってのか。感心感心。」
「バカじゃないの!?あんたを警察に突き出すに決まってんでしょ!人の家に上がり込んどいて、何をのうのうと…!」
「ここはオレの家だ。」
「はぁ!?言い訳すんならもっとマシなのにしなさいよ!家主に向かってその言い訳で乗り切れると思ってんの!?」
「オレの家だ。」
「私の家!」
何こいつ。あまりにも堂々としすぎてる。普通警察呼ぶって言ったら、もう少しビビるもんじゃないの?それか、強硬手段に出ようとするとか…。深く考えないで警察を引き合いに出しちゃったけど、その可能性もあったな。こいつが錯乱するタイプじゃなくてよかった…。でも、私だってできることなら警察のご厄介ににならないで済むならそれに越したことはない。さっさと飛び出して逃げてくれればよかったのに…!予想していなかった相手の反応に、なかなか警察への通報ボタンが押せず睨みあっていると、向こうがため息をつく。
「…部屋間違ってんのか?あんた、何号室?」
「間違えるわけないでしょ。203号室でしょ、ここ。」
「住所最初っから言ってみて。」
何なの。部屋を間違えたのではないかと勘繰っているのか、二足歩行の犬は私の家の住所を確認し始めた。…まぁ確かに、現実的に起こり得そうな間違いではあるだろうけど。だけど今の私はそんな間違いを起こすような精神状態ではないのだ。至福の休日を満喫するために、かつてないほど集中力は研ぎ澄まされているのだから!そもそも犬がジャージ着て二足歩行して、人間の言葉を話すって何!?着ぐるみにしたって…なんで?って感じだし。覆面姿の強盗犯と一緒にしてはいけないぐらいに理解できないチョイス。不審者の極み!
ともかく、淀みなく住所を伝えた私の言葉に二足歩行の犬は顔を曇らせる。犬の表情なんてよく分からないけど。
「…ここの住所だな。」
「当然でしょ、自分の家なんだから。さ、いい加減不法侵入のコソ泥は自分だって認めたらどう?今だったら、このまま帰ってくれれば見逃してあげるけど?」
「だから、ここはオレの家だって。」
お互いにここが自分の家だと一歩も譲らない。というか、私の家なのは動きようのない事実なんだからさっさと明け渡しなさいよ!見え見えの嘘なんて、ついたって無駄じゃない!
ぐうぅぅ…。
玄関で押し問答を続けていると、ふいに空腹を告げる音が響く。
「…。」
「…あ、あんた!こんな真剣な時に何お腹鳴らしてんの!?立場ってもんを分かってないの!?」
「いや、オレじゃねぇよ。お前が」「私じゃない!!」
「…。」
「…。」
「まぁ…、とにかく上がれば。」
「…そうする。」
上がればって、ここは私の家なんだから当然!…見え見えの嘘ついてるのは、私も同じか。はぁ…頭が痛い気がする。おなかすいたなぁ。
0
お気に入りに追加
7
あなたにおすすめの小説
子ども扱いしないでください! 幼女化しちゃった完璧淑女は、騎士団長に甘やかされる
佐崎咲
恋愛
旧題:完璧すぎる君は一人でも生きていけると婚約破棄されたけど、騎士団長が即日プロポーズに来た上に甘やかしてきます
「君は完璧だ。一人でも生きていける。でも、彼女には私が必要なんだ」
なんだか聞いたことのある台詞だけれど、まさか現実で、しかも貴族社会に生きる人間からそれを聞くことになるとは思ってもいなかった。
彼の言う通り、私ロゼ=リンゼンハイムは『完璧な淑女』などと称されているけれど、それは努力のたまものであって、本質ではない。
私は幼い時に我儘な姉に追い出され、開き直って自然溢れる領地でそれはもうのびのびと、野を駆け山を駆け回っていたのだから。
それが、今度は跡継ぎ教育に嫌気がさした姉が自称病弱設定を作り出し、代わりに私がこの家を継ぐことになったから、王都に移って血反吐を吐くような努力を重ねたのだ。
そして今度は腐れ縁ともいうべき幼馴染みの友人に婚約者を横取りされたわけだけれど、それはまあ別にどうぞ差し上げますよというところなのだが。
ただ。
婚約破棄を告げられたばかりの私をその日訪ねた人が、もう一人いた。
切れ長の紺色の瞳に、長い金髪を一つに束ね、男女問わず目をひく美しい彼は、『微笑みの貴公子』と呼ばれる第二騎士団長のユアン=クラディス様。
彼はいつもとは違う、改まった口調で言った。
「どうか、私と結婚してください」
「お返事は急ぎません。先程リンゼンハイム伯爵には手紙を出させていただきました。許可が得られましたらまた改めさせていただきますが、まずはロゼ嬢に私の気持ちを知っておいていただきたかったのです」
私の戸惑いたるや、婚約破棄を告げられた時の比ではなかった。
彼のことはよく知っている。
彼もまた、私のことをよく知っている。
でも彼は『それ』が私だとは知らない。
まったくの別人に見えているはずなのだから。
なのに、何故私にプロポーズを?
しかもやたらと甘やかそうとしてくるんですけど。
どういうこと?
============
番外編は思いついたら追加していく予定です。
<レジーナ公式サイト番外編>
「番外編 相変わらずな日常」
レジーナ公式サイトにてアンケートに答えていただくと、書き下ろしweb番外編をお読みいただけます。
いつも攻め込まれてばかりのロゼが居眠り中のユアンを見つけ、この機会に……という話です。
※転載・複写はお断りいたします。
【完結】夫が愛人と一緒に夜逃げしたので、王子と協力して徹底的に逃げ道を塞ぎます
よどら文鳥
恋愛
夫のザグレームは、シャーラという女と愛人関係だと知ります。
離婚裁判の末、慰謝料を貰い解決のはずでした。
ですが、予想していたとおりザグレームとシャーラは、私(メアリーナ)のお金と金色の塊を奪って夜逃げしたのです。
私はすぐに友人として仲良くしていただいている第一王子のレオン殿下の元へ向かいました。
強力な助っ人が加わります。
さぁて、ザグレーム達が捕まったら、おそらく処刑になるであろう鬼ごっこの始まりです。
婚約破棄された検品令嬢ですが、冷酷辺境伯の子を身籠りました。 でも本当はお優しい方で毎日幸せです
青空あかな
恋愛
旧題:「荷物検査など誰でもできる」と婚約破棄された検品令嬢ですが、極悪非道な辺境伯の子を身籠りました。でも本当はお優しい方で毎日心が癒されています
チェック男爵家長女のキュリティは、貴重な闇魔法の解呪師として王宮で荷物検査の仕事をしていた。
しかし、ある日突然婚約破棄されてしまう。
婚約者である伯爵家嫡男から、キュリティの義妹が好きになったと言われたのだ。
さらには、婚約者の権力によって検査係の仕事まで義妹に奪われる。
失意の中、キュリティは辺境へ向かうと、極悪非道と噂される辺境伯が魔法実験を行っていた。
目立たず通り過ぎようとしたが、魔法事故が起きて辺境伯の子を身ごもってしまう。
二人は形式上の夫婦となるが、辺境伯は存外優しい人でキュリティは温かい日々に心を癒されていく。
一方、義妹は仕事でミスばかり。
闇魔法を解呪することはおろか見破ることさえできない。
挙句の果てには、闇魔法に呪われた荷物を王宮内に入れてしまう――。
※おかげさまでHOTランキング1位になりました! ありがとうございます!
※ノベマ!様で短編版を掲載中でございます。
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
〖完結〗その子は私の子ではありません。どうぞ、平民の愛人とお幸せに。
藍川みいな
恋愛
愛する人と結婚した…はずだった……
結婚式を終えて帰る途中、見知らぬ男達に襲われた。
ジュラン様を庇い、顔に傷痕が残ってしまった私を、彼は醜いと言い放った。それだけではなく、彼の子を身篭った愛人を連れて来て、彼女が産む子を私達の子として育てると言い出した。
愛していた彼の本性を知った私は、復讐する決意をする。決してあなたの思い通りになんてさせない。
*設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。
*全16話で完結になります。
*番外編、追加しました。
天界の花はただ一人のために愛を歌う
吉華(きっか)
恋愛
地上からはるか彼方の地にある天界。そこに住まう仙女・桐鈴(とうりん)は歌で病を治す専門家、歌癒士(かゆし)になるべく修行を積んでいた。
登竜門となる試験はあと二か月後。この調子でいけば筆記も実技も問題なしと太鼓判を押されているが、桐鈴の気は晴れないでいた。存在は知っていても詳細が分からないでいる、特別な一曲の事が気になっているのだ。今は気にしている時でないと分かっているものの、桐鈴の心の片隅にはその歌の事がずっと引っかかっていた。
そんな中、半年前に嫁いでいった桐鈴の姉・麗鈴(れいりん)が帰省する。喜んだのもつかの間、大好きな姉は旦那のためにあの歌を習っていると聞き、桐鈴は寂しさとも焦りともつかない複雑な感情に襲われた。
姉が婚家に戻っても悶々としたままだったため、桐鈴は気晴らしを兼ねて地上の湖へ水浴びに行く事に。綺麗な水の中に潜り泳いだ事で気分も上向いたので、天界に帰ろうとする。しかし、木の枝にかけていたはずの天の衣が跡形もなく消え去ってしまっていた。
衣を探すため近場を歩き回る桐鈴だが、野生の犬と遭遇してしまう。襲われそうになったその時、桐鈴を助けてくれたのは地上の男・弦次(げんじ)であった。
カクヨムに投稿してある話と基本同じですが、こちらに投稿するにあたって細かい表現等を変更している部分があります。
【掌編集】今までお世話になりました旦那様もお元気で〜妻の残していった離婚受理証明書を握りしめイケメン公爵は涙と鼻水を垂らす
まほりろ
恋愛
新婚初夜に「君を愛してないし、これからも愛するつもりはない」と言ってしまった公爵。
彼は今まで、天才、美男子、完璧な貴公子、ポーカーフェイスが似合う氷の公爵などと言われもてはやされてきた。
しかし新婚初夜に暴言を吐いた女性が、初恋の人で、命の恩人で、伝説の聖女で、妖精の愛し子であったことを知り意気消沈している。
彼の手には元妻が置いていった「離婚受理証明書」が握られていた……。
他掌編七作品収録。
※無断転載を禁止します。
※朗読動画の無断配信も禁止します
「Copyright(C)2023-まほりろ/若松咲良」
某小説サイトに投稿した掌編八作品をこちらに転載しました。
【収録作品】
①「今までお世話になりました旦那様もお元気で〜ポーカーフェイスの似合う天才貴公子と称された公爵は、妻の残していった離婚受理証明書を握りしめ涙と鼻水を垂らす」
②「何をされてもやり返せない臆病な公爵令嬢は、王太子に竜の生贄にされ壊れる。能ある鷹と天才美少女は爪を隠す」
③「運命的な出会いからの即日プロポーズ。婚約破棄された天才錬金術師は新しい恋に生きる!」
④「4月1日10時30分喫茶店ルナ、婚約者は遅れてやってきた〜新聞は星座占いを見る為だけにある訳ではない」
⑤「『お姉様はズルい!』が口癖の双子の弟が現世の婚約者! 前世では弟を立てる事を親に強要され馬鹿の振りをしていましたが、現世では奴とは他人なので天才として実力を充分に発揮したいと思います!」
⑥「婚約破棄をしたいと彼は言った。契約書とおふだにご用心」
⑦「伯爵家に半世紀仕えた老メイドは伯爵親子の罠にハマり無一文で追放される。老メイドを助けたのはポーカーフェイスの美女でした」
⑧「お客様の中に褒め褒めの感想を書ける方はいらっしゃいませんか? 天才美文感想書きVS普通の少女がえんぴつで書いた感想!」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる