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2章.学園

14話.顔合わせ

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「ふぅーお風呂に入ってスッキリしたね!」

「ご飯は向こうで食べてきたから、寝よっか!」

「そうだね!今日はどっちの部屋で寝る?」

「んー、リリーの部屋はどうかな?」

「私の部屋?んー、いいよ!」

「じゃあ早速行こ~」


バタバタ


バタンッ


「とーうちゃーく!」

「うーん、寝るのはいいんだけどまだ時間が速すぎて、眠気が無いよ~」

「ふっふっふ、こんなこともあろうかと持ってきたよ!簡易映写機!」


ババン


「ワアーさすがリア!用意がいい!」

「今日は何を見る?」

「んー?どうしよっかな~」

「決められないなら、私が決めてもいい?」

「いいよ!」

「じゃあ、今日はこのわた恋の実写版を見よう!」

「ええー!そんなのあったの?」

「作って見たの!登場人物の分身を作って、ストーリー通りに動かして、かなりリアルに再現できていると思うよ!ルート別で見られるから、今日はどのルートを見る?」

「すごい、すごいよリア!え~と、今日はヴィンスお兄様のルートにする!」

「え~本当にそれでいいの?」

「うん!まずは身近な人から!」

「うんわかったよ、ではスイッチオン!」


ポチッ


♪~


「始まったよ!」

「ワクワク」










「ふわぁ、どうだった?」

「ゲームは動かないけどこれは動いてて面白かったよ!」

「えへへ、頑張ったんだ!本人の動きをリアルに再現してね!
これで少しは眠くなった?」

「うん、ありがとう!もう寝れるよ!」

「じゃあ、おやすみリリー」

「おやすみリア」


💤💤













チュンチュン


「う~ん!ふわぁ、よく寝た~
あれっ、リリーまだ寝てるんだ、起きて!リリー、朝だよ~」

「う~ん、ムニャムニャ、んう?」


パチッ


「ふわぁ、おはよう、リア!」

「おはよう、リリー!さあ、学園に行く準備をしなくちゃね!」


パチンッ


「うわぁ、相変わらずすごい魔法だね!指パッチン一つで着替るって」

「だってこの方が楽じゃない?」

「まあそうだけどさ~、やっぱりリアは凄いよ!」

「ふふっありがとう!さあ、ご飯を食べに行こ!」

「うん!行こう!」



ガチャ


「「おはようございます!お父様、お母様、ヴィンスお兄様」」

「「「おはよう、ミア、リナ」」」


「さあ、皆席に着いたね、では、いただきます」

「「「「いただきます」」」」


モグモクモグモクモグモク


ゴックン


「「「「「ごちそうさまでした」」」」」

「あっ、お父様、お母様!今から出ても時間が間に合わないので転移で行ってもいいですか?」

「ああ、わかった、本当は大勢に見られるのは避けたいが仕方ない、行ってもいいぞ」

「ありがとうございます!ヴィンスお兄様、手を繋いでください!」

「わかったよ」


ギュッ


「「「お父様、お母様、行ってきます」」」

「「行ってらっしゃい」」

「「校舎裏まで“転移”!」」



シュンッ



「ミア、リナ、今日は仕方がなかったけどこれからは絶対に人前で転移を使用してはいけないよ」

「「はい、ヴィンスお兄様
でも、なんでダメなんですか?」」

「転移魔法は失われた魔法と言われているんだ、だから使える人がいれば貴族は自分の家に取り込もうとする、だから人前で転移を使用してはいけないんだ、わかった?」

「「わかりました、転移を使用するときは人がいないところで使用します!」」

「わかってくれたらいいんだ、じゃあまたね放課後の練習の時に」

「「うん!放課後の練習の時に」」







そして放課後の魔法館


「皆揃ったね、練習を始めるよ!と、その前にミアとリナは初めて会っただろうから、風紀委員の皆、自己紹介をお願い!」

「俺からだな、俺はオリオール・レイソン、風紀委員長だ、よければリオールと呼んでくれ」

「次は私ですね、私はソフィアン・ランドル、風紀副委員長を努めています、よろしければフィンと呼んでください」

「次はわたくしですね、わたくしはユキエール・レイソン、風紀委員幹部の一人です、よろしければユキと呼んでください」

「次は私だね、私はリーフィア・エドモンド、風紀委員幹部の一人だよ、よかったらフィアって呼んでね」

「最後はぼくですね、ぼくはレオンハルト・エドモンド、風紀委員幹部の一人です、よかったらハルトって呼んでください」

「私はミリアーナ・シルビオ、生徒会庶務です、よければミアと呼んでください」

「私はリリアーナ・シルビオ、生徒会庶務です、よければリナと呼んでください」

「「よろしくお願いしますリオール先輩、フィン先輩、ユキ先輩、フィア先輩、ハルト先輩!」」ニコッ

「「「「「よろしく、ミア、リナ」」」」」







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