上 下
15 / 29
2章.学園

1.5話.気になる双子の姉妹

しおりを挟む
今日もいつものように群がってくる令嬢達を適当にあしらって生徒会室に行く。


「はあー疲れた」

「いい加減諦めてはどうですか?シアン」

「他人事のように言ってさ、毎日囲まれてみたらどれだけ僕が疲れているか分かるよ
ところで、ヴィンスはそんなところで何やっているの?」

「ああ、シアン来てたのか
今ミアとリナが来ているのか見ているところだ」

「ミアとリナって、いつも『可愛い』って自慢している妹のこと?」

「そうだ、今年から学園に通うんだ」

「ふーん、そうなんだ」


どうせヴィンスの妹達だって、他の令嬢達と一緒だろ


「シアン、ヴィンスそろそろ時間ですよ」


「はあー、じゃあ行こうかヴィンス」






「えー、ただ今から第百六十回フェアリル魔法学園入学式を行います。生徒会長リュシアン・フォン・モルターナさん!」

あー、行きたくないな

「はい」


キャー


まただキャーキャーうるさいな
適当に視線でもおくっておこっかな


あれっ、なんか全然僕に興味無しって感じの双子がいる


「静粛に、新入生の皆、入学おめでとうーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」


て言うか僕が挨拶してるときに片割れの子が寝てたし本当に僕に興味がないんだ
始めてかも僕に興味がない子


そういえば、ジル先生が言ってたかも規格外の双子の姉妹が来たって
たしか名前はミリアーナ・シルビオとリリアーナ・シルビオだったっけ
あれっ、ヴィンスの本名ってたしかヴィンセント・シルビオだったよね
もしかして入学してきた規格外の双子の姉妹ってヴィンスの妹?


そういえば、生徒会の庶務の役だけまだ空席だったよね
フフッおもしろくなりそうだな








しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

アンチ悪役令嬢の私がなぜか異世界転生して変人王子に溺愛される話

#zen
ファンタジー
〝カクも美しく〟という執筆サイトに小説を投稿している高平景《たかひらけい》はプロに憧れながらも、悪役令嬢や婚約破棄というジャンルが鳥肌が立つほど嫌いだった。  ある日、友人に〝カクも美しく〟に投稿することをすすめる景だったが、気づくと友人は悪役令嬢でヒットを飛ばしていた。  その悔しさから街をふらふらと歩いていたら車にはねられてしまった景。  目が覚めたら、大っ嫌いな悪役令嬢に転生していて——!?

このやってられない世界で

みなせ
ファンタジー
筋肉馬鹿にビンタをくらって、前世を思い出した。 悪役令嬢・キーラになったらしいけど、 そのフラグは初っ端に折れてしまった。 主人公のヒロインをそっちのけの、 よく分からなくなった乙女ゲームの世界で、 王子様に捕まってしまったキーラは 楽しく生き残ることができるのか。

転生幼女の怠惰なため息

(◉ɷ◉ )〈ぬこ〉
ファンタジー
ひとり残業中のアラフォー、清水 紗代(しみず さよ)。異世界の神のゴタゴタに巻き込まれ、アッという間に死亡…( ºωº )チーン… 紗世を幼い頃から見守ってきた座敷わらしズがガチギレ⁉💢 座敷わらしズが異世界の神を脅し…ε=o(´ロ`||)ゴホゴホッ説得して異世界での幼女生活スタートっ!! もう何番煎じかわからない異世界幼女転生のご都合主義なお話です。 全くの初心者となりますので、よろしくお願いします。 作者は極度のとうふメンタルとなっております…

悪役令嬢の慟哭

浜柔
ファンタジー
 前世の記憶を取り戻した侯爵令嬢エカテリーナ・ハイデルフトは自分の住む世界が乙女ゲームそっくりの世界であり、自らはそのゲームで悪役の位置づけになっている事に気付くが、時既に遅く、死の運命には逆らえなかった。  だが、死して尚彷徨うエカテリーナの復讐はこれから始まる。 ※ここまでのあらすじは序章の内容に当たります。 ※乙女ゲームのバッドエンド後の話になりますので、ゲーム内容については殆ど作中に出てきません。 「悪役令嬢の追憶」及び「悪役令嬢の徘徊」を若干の手直しをして統合しています。 「追憶」「徘徊」「慟哭」はそれぞれ雰囲気が異なります。

侯爵家の愛されない娘でしたが、前世の記憶を思い出したらお父様がバリ好みのイケメン過ぎて毎日が楽しくなりました

下菊みこと
ファンタジー
前世の記憶を思い出したらなにもかも上手くいったお話。 ご都合主義のSS。 お父様、キャラチェンジが激しくないですか。 小説家になろう様でも投稿しています。 突然ですが長編化します!ごめんなさい!ぜひ見てください!

ぽっちゃり令嬢の異世界カフェ巡り~太っているからと婚約破棄されましたが番のモフモフ獣人がいるので貴方のことはどうでもいいです~

碓氷唯
ファンタジー
幼い頃から王太子殿下の婚約者であることが決められ、厳しい教育を施されていたアイリス。王太子のアルヴィーンに初めて会ったとき、この世界が自分の読んでいた恋愛小説の中で、自分は主人公をいじめる悪役令嬢だということに気づく。自分が追放されないようにアルヴィーンと愛を育もうとするが、殿下のことを好きになれず、さらに自宅の料理長が作る料理が大量で、残さず食べろと両親に言われているうちにぶくぶくと太ってしまう。その上、両親はアルヴィーン以外の情報をアイリスに入れてほしくないがために、アイリスが学園以外の外を歩くことを禁止していた。そして十八歳の冬、小説と同じ時期に婚約破棄される。婚約破棄の理由は、アルヴィーンの『運命の番』である兎獣人、ミリアと出会ったから、そして……豚のように太っているから。「豚のような女と婚約するつもりはない」そう言われ学園を追い出され家も追い出されたが、アイリスは内心大喜びだった。これで……一人で外に出ることができて、異世界のカフェを巡ることができる!?しかも、泣きながらやっていた王太子妃教育もない!?カフェ巡りを繰り返しているうちに、『運命の番』である狼獣人の騎士団副団長に出会って……

旦那様、前世の記憶を取り戻したので離縁させて頂きます

結城芙由奈@12/27電子書籍配信中
恋愛
【前世の記憶が戻ったので、貴方はもう用済みです】 ある日突然私は前世の記憶を取り戻し、今自分が置かれている結婚生活がとても理不尽な事に気が付いた。こんな夫ならもういらない。前世の知識を活用すれば、この世界でもきっと女1人で生きていけるはず。そして私はクズ夫に離婚届を突きつけた―。

【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?

みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。 ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる 色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く

処理中です...