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21 ラリー side

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 温泉も開放感溢れる露天風呂付きの部屋にして、料理もお酒も彼女が気に入りそうなものを頼んでおいた。
 そしてお風呂から帰ってきた館内着に身を包んだリサの姿を見て、心臓が早鐘を打った。

 袂から覗く白い肌とその豊満な胸の谷間、キュッと結ばれたリボンから見て取れるくびれた細い腰。今まで見たことのない彼女の姿にドキドキしっぱなしだった。


 食事をして窓際で外を見ながらお酒を飲み始めたが、リサは今までにブランデーを飲むことはなかったみたいで、気に入ったのか何杯もお代わりをしている。
 美味しそうに飲むその顔を見ていると、ついつい注いでしまった。


 話をしながら飲み進めるうちに、リサの顔が酔っているのがわかるほど頬が赤くなってきている。
 胸元の白い肌もほんのりと赤く色づいているのがわかる。

 そろそろ休むか?と聞くと、飲みすぎたみたいだと言って席を立つが、どうみてもフラフラで危なっかしい。
 そのままリサを抱き上げてベッドまで連れて行った。


 俺が聞くことに素直に答えてくれるのを承知で、俺をどう思うか聞いてみた。

 そして好きだと言われ、思わず『結婚しないか』と言ってしまった。だが、いいわねという返事にもう我慢が出来なかった。

 そのまま彼女を抱きしめ、唇をふさいだ。リサとの唇はとても甘かった。



 リサの館内着の腰のリボンを解き、緩くなった袂から覗く彼女の白い肌と豊満な胸の谷間に引き寄せられるように口付けを繰り返す。

 彼女の肩から着衣を滑らせるようにすると、美しい彼女の裸体が俺の目の前に晒された。
 想像していた以上の白い肌、豊満な胸、細くくびれた腰、長くすらっと伸びる脚、そのすべてが俺をとらえて離さない。

 愛していると囁くと、リサは優しい微笑みを浮かべて彼女からキスをしてきた。俺の理性の箍が外れるのに時間はいらなかった。


 俺の名を呼ぶ彼女の声は麻薬のようにとても甘美な響きで、ただただ、彼女の体を貪った。

 彼女の白い肌に赤い花をいくつも散らし、彼女が初めてだったにもかかわらず眠りにつくまで何度も何度も抱いた。

 そして彼女を自分の腕の中に閉じ込めたまま自分も眠りについた。


 愛している。こんな気持ちになるとは思いもしなかった。

 俺は、彼女が側に居てくれるだけで、それだけでいい。


 
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