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番外編2
幸せなクリスマスの夜
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クリスマスの夜、晴房は雪の部屋でベッドに入り、二人向かい顔を見つめて幸せいっぱいな気分を味わう。
けれど、雪は意外なことを言った。
「瑠香さんって綺麗な神様よね」
雪は思い出したように言った。
「瑠香に気があるのか?!」
と気色ばむ。
ヤキモチか、もやもやした気持ちが湧いた。
ふふふっ婚約指輪した手を口元に添えて、いたずらっ子のように雪は笑う。
「あらためて晴房さんが一番と思ったの」
晴房をキラキラした瞳で見て言う。
晴房と瑠香は綺麗な神様だけど、タイプが違う。
太陽と月のよう。
雪は明るい太陽のほうが好みだと思った。
「嬉しいこと言ってくれるではないか。」
そう言われると、晴房はニカッと子供のような笑顔をして、満足気に微笑む。さらに、好きだと言ってもらいたい。
「私のどこが好きだ?」
「体かしら?」
雪は即答だった。
「体目当てなんだな雪は……」
悪い気はしないが、もっと内面も見てほしい。言って欲しかった。
「では、今日は私の美しい体を重ねてやらぬ」
と冗談で言う。
言うわりにおでこをコツンと雪にぶつけて制裁して、笑って見つめ合う。
「そうね。しばらくはおあずけね。
お腹に子供もいるし。」
最初のプロポーズの宣言通り子どもを孕ませてしまった。
出会って三日。
お互いのことを深く知るよりも逢瀬を重ねた。
しばらく睦あえないかわりに、雪をこれからもっと知りたい。
愛したい、心から、雪の存在を……
「私は雪のすべてが好きだぞ。」
「わたしも体だけじゃなくて晴房さんの存在すべてを好きよ。」
愛しさを伝えるように唇を重ねる。
幸せだ……
最高な幸せ気分。
雪を優しく腕に抱いて、お腹で育っている二人の愛の結晶を守るように眠った。
けれど、雪は意外なことを言った。
「瑠香さんって綺麗な神様よね」
雪は思い出したように言った。
「瑠香に気があるのか?!」
と気色ばむ。
ヤキモチか、もやもやした気持ちが湧いた。
ふふふっ婚約指輪した手を口元に添えて、いたずらっ子のように雪は笑う。
「あらためて晴房さんが一番と思ったの」
晴房をキラキラした瞳で見て言う。
晴房と瑠香は綺麗な神様だけど、タイプが違う。
太陽と月のよう。
雪は明るい太陽のほうが好みだと思った。
「嬉しいこと言ってくれるではないか。」
そう言われると、晴房はニカッと子供のような笑顔をして、満足気に微笑む。さらに、好きだと言ってもらいたい。
「私のどこが好きだ?」
「体かしら?」
雪は即答だった。
「体目当てなんだな雪は……」
悪い気はしないが、もっと内面も見てほしい。言って欲しかった。
「では、今日は私の美しい体を重ねてやらぬ」
と冗談で言う。
言うわりにおでこをコツンと雪にぶつけて制裁して、笑って見つめ合う。
「そうね。しばらくはおあずけね。
お腹に子供もいるし。」
最初のプロポーズの宣言通り子どもを孕ませてしまった。
出会って三日。
お互いのことを深く知るよりも逢瀬を重ねた。
しばらく睦あえないかわりに、雪をこれからもっと知りたい。
愛したい、心から、雪の存在を……
「私は雪のすべてが好きだぞ。」
「わたしも体だけじゃなくて晴房さんの存在すべてを好きよ。」
愛しさを伝えるように唇を重ねる。
幸せだ……
最高な幸せ気分。
雪を優しく腕に抱いて、お腹で育っている二人の愛の結晶を守るように眠った。
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